国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

選挙が終わって、もやもやの一週間

2012-12-24 08:58:21 | 政治外交

(ムサシの票読み取り機。麻生政権時に導入されたこのシステムが独占。先の参議院選で国民新党の票が100万票消えたという説もあった。
証拠はありません)

選挙後の脱力感のせいもあったのか。
先週、どうやらノロウイルスを貰ってしまいました。

一日は完全休養。

ネットで電子書籍を見ていて「ダイナマイト・ダンディ~地獄のワニ蔵」というコミックに目が留まりました。
推薦文がいいですね。
「麻雀には人生の全てがある」みたいな。
そう麻雀漫画。
自分ではやらないけど、かつて麻田哲也の麻雀放浪記には嵌りました。

さて電子書籍、立ち読みという機能があって第一巻、第一章を無料でダウンロードできる。
撒き餌です。
立ち読みをしたら実にバカバカしく面白いわけです、「ダイナマイトダンディ」。
それで5巻を大人買い。
早速釣られました。
一気に読み切って続編が待ち遠しい状態です(どうも尻切れトンボっぽい第5巻で一応完結ということらしいですが勝手に続編希望)。

賭け麻雀プロという人種があるらしく、その世界で蠢く人たちの生活が垣間見れました。
自分と全くちがう人生を見る。
フィクションの醍醐味です。
そして登場人物がすべて凄いキャラの人たちばかり。
よくできています。

昔は漫画なんて、という風潮が有りましたが、今はそういう声はなくなりました。
逆に世界に誇る日本のソフトとかね。
スペイン代表のエースストライカー、トーレスさんのサッカー人生のスタートは「キャプテン翼」への憧れとか。
娘達のヨーロッパの友人たちは皆「アルプスの少女ハイジ」や「母を訪ねて三千里」、「ドラえもん」をテレビで見て育ったとか。
ヘーっという感じです。

話は変わります。
先週の選挙の投票率の低さには驚きがっかりしました。
(話、変わりすぎですね。)
有権者の41%が国民の権利を行使しないなんて勿体無いですね。
メディアによる争点隠し、「未来」隠しは露骨でした。
そして事前の自民党圧勝報道で諦観が広がったという面もあったですね。
無理やり「金融緩和」や「国防」という対立点を作り出した自民党の技アリでもあった。
本当の争点は消費税増税だったけれどぼやかされていまいました。

小選挙区制の一位総取りシステムが自民圧勝の主要因。
と言っても自民の得票が増えたわけではない。
比例区では有権者の僅か16%しか自民党に投票しませんでした。
それでも300議席。
無党派層で選挙に行かなかった人、後悔してませんか?
増税、原発再稼働を含む推進、TPP、憲法改正が信認された、とも言えます。

投票率の話。

全国49000ある投票所の30%で投票終了時間が切り上げられました。
不可解な話です。
得票率を下げたいという意図しか私には見えませんが説得力のある反論はあるのでしょうか。

ネットでは不正選挙が取り沙汰されています。
実感としては「そんなに投票率が低いの?」
「そんなに未来の得票が少ないの?」
という違和感を持った人も多かったのではないでしょうか。
各地の投票所で長い行列が出来ているという話も結構有った。

興味深いのは自民党の三原順子さんが自分の陣営で独自ので出口調査をしたそうです。
彼女のブログによると

引用

出口調査の結果があちこちから流れてきます。
自民党、、、厳しいです。
マスコミの流した情報はなんだったのでしょう、、、、
というくらい。
全然違う(;゜0゜)
まだ、あと30分。
どんな結果が出るのでしょうか。

引用終わり

票の読み取りシステムはムサシという会社が一手に扱っているとか。
そうであれば操作は割と簡単な気もしますね。
ソフトを書き換えるとか。
憶測でしかないですが。
アメリカの大統領選でブッシュがゴアに勝った時も不正選挙が取り沙汰されました。
読み取りシステムはユダヤ系の会社が寡占しているらしいです。

日本で不正選挙なんて。
考えたことも無かった。
そんなことを言うと「とんでも」の烙印を押されそうですね。
でも不正選挙は世界ではよくあること。
特に独裁国では。
日本には絶対有りえないという合理的根拠はないと思います。

しかし仮にそんなことがあったとしても、証明することは不可能。
大本営メディアは絶対に取り上げないし、あっという間に票の保管期限の30日は過ぎ証拠はなくなります。
次回選挙でそんなことが起きないよう問題提起をするしかありません。

さて安倍政権。
自公+維新、みんなの大政翼賛会がいよいよ始まるわけです。

しかしこの一週間を見る限り、自民は民主よりは大分いいな、という感じ。
少なくとも野田、前原、仙谷らの財務相、アメリカの犬が独裁を振るえる党ではない。
人材が比較的豊富で意見が多様、拙速感はないです。

インフレターゲットや金融緩和は当ブログでは以前から支持しているのでよかった。
これで円安傾向が続き、株価や不動産価格も当面持ち直しますね。
しかしトリクルダウンで中間以下の人に恩恵が回るのは、あったとしても一年後でしょうか。

この件、日銀がいつも悪者にされますが、デフレの本当の原因はグローバリズム。
日銀はスケープゴートかもしれません。

グローバル経済では、賃金の低い後進国との競争に晒されるので先進国では必ずデフレになります。
そして企業は生き残るためにコストを下げる。
人件費が圧迫され、景気は悪くなり、国家財政は苦しくなる。
大胆な財政出動はできない負の連鎖。
最後は焼けぱちの大公共投資である戦争、というのが過去のパターンのようです。

儲かるのは国籍を持たないグローバル企業。
彼らは税金を大して払わないのに国家に公共事業でインフラを整備させます。
そして原発で安価な電力を求め、公害規制を緩和させ、市場開放を迫る。
最後は法人税を下げないと出ていくぞと脅す。
そんなことを内田樹さんが言っていたと思います。
日本の経団連トップ企業はサムスンや現代になりたいんですね。
そこや、その下請けでは働く人たちは「コスト」にすぎない。
来る春闘ではベースアップという概念自体が有りえないと言っています。
国民経済には何も関心がない亡国集団に成り下がったようです。

さて、金融緩和・リフレは単なる問題の先延ばしで時間稼ぎ。
半年か、一年か二年か。
稼いだ時間の間に何をすべきか、その答えは今のところ解らないということのようです。
安部さんは呑気に「自由貿易」と言っていますが高度成長は小国でない限り保護貿易でしか達成されていないではないか。
むしろ無節制な自由貿易やグローバルな資本移動が実体経済に悪影響を与えてきました。

おっと。
最近、お前のブログは長くて理屈っぽいとお叱りを受けることが多いのでした。
取り留めないですが、続きは又。




日本の「未来」は惨敗

2012-12-17 06:25:36 | 政治外交

(日本を国民から取戻し、官僚とアメリカにお返しする。菅さん以降の民主もそうですが)

59%強の最低投票率。
驚きました。
投票所の今までにないような混雑ぶりからは「あれ?」という感じもしました。
これが全てですね。

ただでさえ、小政党には不利な小選挙区制。
無党派層が動き投票率が上がらないと勝負になりません。

一方、維新の躍進には目を見張るばかり。
石原さんと橋下さんが54人で小沢さんが9人。
これが現実です。

大本営メディアの偏向ぶりについては散々書いてきたので、今日は触れません。
過去20年間日本の政治の中心にいた小沢さんの時代は終わったのでしょうか。
やはり言葉で説得できない政治家には限界があります。
宇都宮さんもそうでした。

安部さんは選挙後半ではテンションがあがり、自党のマニフェストも無視。
原発は責任を持って全て再稼働するとか。

維新も早々と勝ち馬自民に便乗。
北朝鮮拉致被害者を戦争で取り返すそうです。
全身に54個のダイナマイトを巻きつけて戦争ですか。
しかも一本はまだ燃えているのにね。

原発、増税、TPP、憲法改正。
これが民意を代表しているようには私には思えません。
でも国民はそういう政党に信認を与えました。
メディアの妨害があったにせよ42%の有権者が見捨てた日本の「未来」は完敗でした。

ヤフーのアンケートでは選挙に行くと答えた人が97%。
支持政党一位は「未来」の42%。
ネットの世界はまだ異質な小宇宙なのでしょうね。
新聞やテレビも(批判的に)モニターしないと世の中から浮いてしまいます(ました笑)。

これで自公維新の偽愛国者大政翼賛体制が確立しました。
民主の対米従属ネオリベも参加するのでしょう。
自公で67%、民主と維新を加えると90%、更にみんなも加えると94%。

変な方向に行く嫌な予感です。
悲観しています。
絶望するわけにはいきません、自分の国ですから。

愛国者を偽装する対米従属のポチ保守

2012-12-13 01:00:00 | 政治外交

(石原さん、橋下さん、安部さんとの関係が深いと言われるUC)

安部さんや石原さんの景気のいい「愛国」言動が飛び交っています。
つられて日の丸を振って反中韓の「愛国」発言をする人たちもネット上でよく見るようになりました。

愛国結構、日の丸・君が代結構です。
でも違和感感じるなあ。

尖閣や竹島で一歩も譲れない。
譲ったら中韓はつけあがりどんどん日本の領海に進出してくる。

聞いたことありますね。
大東亜戦争の朝鮮半島や満州です。
日本の死線。
これが守れないとソ連などの脅威から国を守れない。

どんどんとインドまで行っちゃったのは日本軍でしたけど(笑)。

領土問題は取った取られただけではないはず。
譲歩の代わりに他のものを取るという外交戦略は語られません。
戦争は外交の一部ですが、知恵のない人にかかると戦争=戦闘になってしまう。
国民がカッカとしてはいけません。
政治家は国民を止められなくなります。

佐藤優さんによると、ナショナリズムは低コストで簡単に支持率をあげることができる劇薬、しかし後で経済と外交がボロボロになる。
人気取りで国士ぶる人の迷惑は国民が引き受けることになります。

大体、勇ましい石原さんも安倍さんんも戦争に行ったことも無ければ今後も行かない。
民主党にも前原さんとか長島さんとか玄葉さんとか、口だけ勇ましい。
行かされるのは若者。
息子を取られるのは母親。

アメリカでは70年代に徴兵はやめました。
金持ちのボンボンは戦争にいかない。
行くのは低所得者層。
そして、戦争に歯止めはかかりません。

日本もアメリカの様になれば、99%が従軍して1%が儲けるということになります。
若者、女性には是非選挙でエセ愛国者を落選させてもらいたいと思います。

あ、そう言えば石原さん、「文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものはババァ」「女性が生殖能力を失っても生きてるのは無駄で罪」 とも仰言ったとか(笑)。
日本の女性は抗議しないのでしょうか。
メディアが伝えないだけなのか。

不思議なのは日本の「愛国者」の人たちは戦後日本が抱える最大の領土問題には無頓着なことです。
沖縄を始め日本全土に存在するアメリカの領土、米軍基地。
無人の小島とは訳が違う。
しかも思いやり予算という「みかじめ料」まで税金から支払っている。

そして日本が結ばされた戦後最大の不平等条約である「日米地位協定」。
不思議なことにこの領土問題、不平等条約問題に異議を唱える愛国者ははサヨクと呼ばれる。
これには決して触れないネトウヨ、在特会。
安部さんらのタカ派議員さん。

ん、ウヨクって対米従属ってことですか。

対米従属の小泉さんは最後に靖国に参拝した。
領土問題と同じで譲歩が難しい話です。
なんで靖国参拝に他国の承認がいるのだ、ということ。
東アジアの腫物ですね。
わざわざ腫物に触れるのが賢明でしょうか。

「愛国」の後ろに見えるのはいつもアメリカです。
日ソが北方領土で二島解決に至ろうとしたのを抑え込み全島返還まで譲歩するな、
譲歩するなら沖縄は返さないと、日ソ間に楔を打ち込んだのはダレス国務長官でした。
右翼の街宣車、反ソデイ。
最近ではネトウヨの後ろにもアメリカがいるようです。

石原さんが尖閣買い取りを言い出したのがアメリカ軍産複合体のシンクタンクで冷戦シナリオを書いたヘリテージ財団。
東アジアでの緊張感を維持するのがアメリカの国益に叶うからですね。
他国の外交戦略だから我々がとやかく言うことではないですが。

でも、何度でも言いますが、日本が中国と戦争を始めてもアメリカが応援してくれるのは口だけです。
ジャパンハンドラーのカーティスやナイは自分がけしかけておいて、今では安倍さんや石原さんは、
愚かで危険だと言っています。
ね、梯子外されたでしょ。

アメリカは尖閣諸島に対する日本の占有権を認めたことは無いし、もし中国が占拠すれば米中で資源共同体開発を始めるでしょう。
アメリカにとって中国は潜在的敵国であると同時に最重要国でもあります。
冷戦中、アメリカは日本を育てた。
冷戦終了後は日本に蓄積された富を奪い返すことが政策課題だと言う気がします。

同じことが言えるのが中韓の「反日」。
アメリカの委員会で思い出したようなタイミングで「従軍慰安婦」決議が通される。
裏に中国がいるというのが一般のヨミでしょうが、私には軍産複合体の影が見えます。
「腫物」温存作戦。

日本におけるエセ愛国者と本当の愛国者のリトマス試験紙は「基地問題」「地位協定」への言及でしょうね。
言ってる人、結構少ないですよ(笑)。


おまけの小話(内田樹さんのツイートより)

朝ご飯食べながら自民党が右傾化しているねという話をしたら、奥さんが「自民党が模範にしている国って、どこ?」と訊くので、
人権が抑圧されていて、核武装していて、統治者が世襲で、階層二極化が進んでいて、金儲け第一主義で、近隣の国に強硬姿勢の国といったら・・・
「中国じゃない?」

内田夫妻に座布団3枚差し上げたい。

偏向世論調査に惑わされず投票所に行きましょう

2012-12-09 01:00:00 | 政治外交

(投票率80%で日本を変えられる)

ゴミ売りや朝日などの大本営メディアでは、もうすっかり安部自民党が圧勝して政権を握ったかのようですね。
この選挙で議席が激減する野田民主党。
しかし参議院での最大会派であることには変わりがない。

自民党としては政権に着いたとしても、民主にすり寄らなければ予算も通せない。
自公民+維新の大政翼賛会政権へという最悪のシナリオが現実的になってきた。
その時を想定して自分の身を守るために比例重複候補になったみっともない首相も出てきました

財政再建のために消費税をあげるというデマがまかり通っています。
実際は消費税増税で国民生活は窮乏し、税収は間違いなく落ちるので財政破たんの道も近づく。
喜ぶのは利権が拡大する財務省と、国債をもっと買ってもらえる米国政府。
そして輸出の消費税還付で大儲けする売国経団連。

実は高コストで危険な原発は温存され再稼働があちらこちらで始まります。
使用済み核燃料の最終処分はできないので六ヶ所村に中間貯蔵され続ける。
そのために架空の高速増殖炉が試験運転されるのでしょう。
世界中で放棄されたこの夢物語。
神国日本では可能らしい。

一方、トリックで国会の承認さえ受けていないインチキ原子力規制委員会の下、原発の安全性はないがしろです。
活断層の上にある原発の再稼働も止められない国に原発のような危険な精密機械をマネージする資格があるのでしょうか。
まさに「原発を止められない日本を止められない」状況です。

原発が止まっていてもちっとも電力不足にはなりません。
コストが上がるっていうけど、日本の電気料金がべらぼうに高い大きな要因が原発ですね。
国民は原発という負債を背負っているわけです。
だからと言ってぐずぐずと借金を続けてはダメ。
スッキリ廃止して、ガスのコンバインドサークルを推し進め省エネ技術に資源を投入する。
日本成長に役立つのは原発ではなく省エネ技術です。
そして田中康夫さんが言うとおり廃炉を公共事業にしたらいい。

一方、維新のキチガイ党首は核武装を明言しています。
そのために原発が必要とか。
自分の国内に50基以上の自爆装置を抱え、その防衛をなおざりにしてよく言いますね。

アメリカの軍産複合体(石原さんが尖閣買い上げをぶち上げたヘリテージ財団もその一部)の指揮下にある自公民+維新。
東アジア諸国との緊張感を高め、中国を挑発し続ける。
国防軍構想や憲法改正もその一環です。
どうやら日中で局地戦をしろというお達しのようです。

勿論、中国囲い込みをしながら米中関係を強化するアメリカ。
大事な市場だし、米国債を売られると自分が持たない。
日中間で戦闘があってもアメリカは参戦はしません。
極東の無人島をめぐる諍いに出兵するなんて、議会が承認するわけがない。

かくしてグローバリゼーションの必然の結果としての先進国でのデフレ。
その結果の不況による税収減で公共事業ができず景気回復が見えてこない。
そこで究極のヤケクソ大型公共事業である戦争、という何度か繰り返されてきたパターンが目の前に迫るというわけです。
そのグローバリゼーションを推し進める竹中一派の橋下さん、みんなの党。

日本国民は本当にそれでいいのでしょうか。

大本営メディアは自民への大政奉還を既定事実のように扱っています。
手法はいつもの世論調査。
昼間に固定電話に出られる層が国民の意見を代表しているとは言えない。
しかもメディアによる設問で誘導の恐れあり。
客観性は何もありません。
中には政党の選択肢に「未来」がないのもあるそうです。
世論操作と言った方がいい。

そんなアンケートに答える高年齢層でも今度の選挙では投票先未定が半分に達しています。
携帯電話しか持たず、新聞を購読しない若年層は尚更でしょう。
この無党派層が動くのが怖いのでしょう。

自民圧勝という刷り込みで無党派層に「諦め感」を蔓延させ投票所に向かわせないという作戦です。
しかし選挙民の意識は変わっています。
三重県桑名市長選、大阪豊能町長選挙、能勢町長選挙では、未来・生活の新人候補が大差で勝利しました。
テレビ・新聞でしか情報を取らない人には初耳かもしれませんが。

未来の党に期待しないが70%と報じたゴミ売り新聞。
未来の支持率1.7%と言った犬越健介の犬HKニュース無いン。
憶えておきまよ(笑)。

維新を牛耳る片山や園田、未来の小沢、亀井それに細川や武村などの寝技師が投票日までに、
色々と仕掛けて来る可能性あります。
立業のスタンド・プレイには限界があります。
選挙の動向は流動的でどう転ぶかはまだまだわかりません。
自民の人気も今がピークでしょう。

日本を救う手段は我々が握っている。
投票率が80%になれば大政翼賛の企みは粉砕されます。
選挙に行けばいいんですね、みんなが。
特に不当に割を食っている女性、若者。
覚醒する時です。

あ、都民には知事選もあります。
私は貸金の弁護士だった橋下さんと正反対で被害者救済に尽力した「東京なのに宇都宮」「弁護士なのにケンジ」さんかな。
脱原発の宇都宮さんががどれだけ票を集めるか。

あと最高裁判事の国民審判。
前回は元外務省次官だけXを付けたが今回は全員Xで行こうかと思います。
良心的な判事の方も2-3おられるとは聞いていますが、検察と癒着し冤罪を量産する裁判所に抗議したいと思います。




デモクラシー2.0イニシアティブ発起人で敬愛する田坂広志さんの言葉。

Call 5!
「投票に行こう!」と5人に声をかける行動を!

この総選挙は、政党と政党の戦いではない。

政治に無関心にさせられている国民と、
その無関心に安住している政治との戦い。

5人がさらに5人に声をかけるとき、
静かな革命が始まる。

面白くなってきましたね

2012-12-02 09:24:02 | 政治外交

(日本初の女性首相候補に推したい森ゆうこ未来副代表)

先週は自公民にみんなの党や維新、それに隠れ与党の共産党や社民党による大政翼賛会政治の事を書きました。
そして反消費税増税、原発廃止、反TPPの受け皿を小沢さんが作ってくれたらなあ、というとこまででした。

流石ですね。
橋下さんや石原さんは目立ちたがりのスタンド・プレイヤー。
小沢さんや亀井さんは密かに根回しを進める寝技師ですね。
政治家として最も重要な資質ではないでしょうか。
早くも未来の党のテレビCMが流れているとか。
鮮やかな用意周到ぶりです。

そして嘉田さんという看板を発掘すると小沢さんはさっと身を引く。
潔いですね。
あれだけ人格破壊されても言い訳しなかった。
この潔さが小沢さんの魅力に思えます。
信じないあなた、メディアに汚染されてませんか?

早速大政翼賛メディアの官房機密費漬け解説者たちは新党に小沢の影、とまるでばい菌扱い。
しかし嘉田さんや森ゆうこさんは「小沢さんの何が問題なんですか?一番力のある政治家に頑張ってもらえばいい」。
勝負ありですね。

ネットの投票では早くも未来の支持率44%というのもあるそうです。
勿論、大部分の新聞・テレビに汚染された人達の票は大政翼賛会に行くのでしょうね。
しかし無党派層や普段選挙に行かない若者を惹きつけそうです。

あの保守大国、山口の知事選で反原発の飯田晢也さんが35%の支持を得た。
無党派層が動くと山が動きます。

これから「未来」に対するネガティブ・キャンペーンがCIA週刊誌の文春や新潮によって繰り広げられるでしょう。
そして北朝鮮のミサイル発射。
やはり北朝鮮はアメリカの軍産複合体のツール、山本尚利さんの言う「お敵さま」だった。
大政翼賛会への援護射撃でしょう。

一方、カリスマに成長しそうな山本太郎さん。
立候補会見は感動的だったようです。
そして小沢さんの後継者に指名された感もある未来副代表の森ゆうこさんや社民党を見限った阿部知子さん。
若者や女性に期待したいです。

EUでは会社監査役の女性比率を40%以上にすることが立案されました。
日本の女性役員比率は先進国で最低の1%強。
日本より低いのはサウジアラビアなどのイスラム圏だけとか。
日本は男と年寄りが支配するカルト国家か(笑)。

そう言うと、最低女性比率を設けると逆差別だという声が聞こえてきそうです。
でも佐々木洋さんによると女性役員を増やした企業は業績が上がり株価が上昇する傾向にあるとか。
消費者の半分は女性。
女目線は必須だし、なあなあになりがちな役員会に緊張感が高まるらしい。

男女間、年代間の不公平是正の流れになって欲しいと思います。

政権与党は安倍自民党中心の連立になるのでしょう。
最も無能な党首です。
頭悪すぎ。

連立の微妙なバランスの中で首相の座が石原さんに転がり込む、なんて悪夢はやめてもらいたいですね。
しかしこの爺さん、政治家としては無能な部類ですが人ったらしのワルです。
首相になれば180度転換して中国と関係改善とか無きにしも非ず。
安倍さんよりはいいかも。
悪魔の選択ですが(笑)。

(京都に向かう新幹線にて)

総選挙、争点隠しまっしぐらの1-3極とメディア

2012-11-26 10:09:37 | 政治外交



(大手メディアでは影の薄い人たち)

大手メディアの小沢生活党、亀井反TPP党隠しがひどいです。
反増税、反TPP、原発ゼロを支持する選挙民の受け皿なはずです。
弱小政党ではありません。
小沢生活党に至っては議員数で第三位。
自公民の大政翼賛を脅かす勢力の筆頭です。

しかし14の政党が乱立し、テレビ・新聞が民主、自民、イタイ(維新・太陽)ばかり取り上げる中、生活党の影は薄いですね。
討論会でも橋下ばかりが指名されるようです。

このイタイ党は政策的には第三極ではないです。
消費税増税連盟の立派な一員です。
原発については核武装さえ口に出すオーム石原さんは原発断固推進。
極め付きの嘘つき橋下さんは、「2030年代原発ゼロ」をいつの間にか政策から外しちゃいました。

この橋下さんという人、大飯原発の再稼働でも「反対」を一転容認へ。
情報攪乱のスピン・マスターであることは間違いないですね。
重要政策であった「企業・団体献金全面禁止」も撤回。

一種のモンスターですね。
自分の出馬も700%無いとか2万%無いとか、破廉恥極まりない人です。
そしてとても陰湿なサディストです。

ツイッターで人を批判します。
そのやり方が異常で執拗です。
以前、反TPPの中野さんを攻撃しましたが、恐らくは一日で100ツイート。
徹底的な人格破壊でこの人の性格がわかりました。

弁護士時代の評判も極めて悪いですね。
闇金弁護士の過去があります。
市民派弁護士で被害者救済に尽力した都知事候補の宇都宮健児さんとは正反対、正義には興味が無いようです。

石原さんのことは今までにたくさん書いたので繰り返しません。
こんな連中に何故人々の関心が行くのか正直理解できない。
口達者のペテン師以上ではありません。

しかし口達者振りは天才的ですね。
ついつい話に引き込まれてしまいそうです。
ただ信念があるわけではなく、意見をコロコロ変える。
有能な悪徳弁護士ですな、橋下さん。

何れにせよイタイ党は政策的には自公民大政翼賛会と変わらない。
正体はばれているので躍進は無いと思いますが。

反対サイドですが、キチガイ右翼の幸福な宗教政党は論外として、社民、共産はどうでしょう。
なかなか良い事をいいます。
しかし個人的にはこの二つの政党は全く信用していません。
全くです。

アメリカが作った自民党を支え続けたのが社会党でした。
口先では与党を批判するが決して政権を取りにいかなかった。
つまりはガス抜きです。
共産党も、今回の選挙で小沢生活党を中心とする国民連合の提案を拒否、あくまでも全国300小選挙区で独自候補者を擁立するそうです。

社民も着々と生活党候補に刺客を送る。
つまりは大政翼賛会に反対する票を分散する作戦ですね。
旧社会党のDNAは立派に受け継がれています。
両党とも相も変らぬ自民党の別働隊ということです。
くれぐれもインチキ左翼にご注意を。
(地方政治の舞台ではチェック機能を果たしています)。

さて選挙の争点です。
脱原発、これはキチガイ都知事以外は一応は口にします。
ポイントは核燃料サイクルの廃止です。
これを即廃止し、文殊を廃棄すれば使用済み核燃料ネックで日本中の原発は止まります。
「トイレのいないマンション」状態が明らかになりますね。
そして電力各社は原発施設と中間燃料が資産から負債に変わり一挙にに債務超過におちいります。

ハードクラッシュですね。
ワンイッシューの反原発党以外はそこまでは踏み込めないようです。
(反原発や反TPPのワンイッシュー政党には躍進してもらいたいです)。
その中で生活党は10年以内の原発廃止を掲げる反原発政党です。
期限を明示しない脱原発はお題目ですね。
2030年代に全廃すべくすべての政策資源を傾けるとか。
何と虚しい響きでしょうか。

TPPに関しては内容が国民に知れ渡っていないことが問題です。
単なる農業問題だと思っている国民もまだ多いと思います。
ISD条項で企業は貿易上不利益を蒙ったと相手国を訴えることができますが、判断するのは世銀のなかの非公開仲裁委員会。
つまりはアメリカの意向が決め手となる一審制です。
治外法権の不平等条約になる恐れがある。

他にも非関税障壁を元に戻せないラチェット条項。
TPPの手本になる米韓FTAでは韓国にはこの逆進防止条項が韓国に適用され、一方アメリカはスナップバック条項で後戻り可。
更に違反がなくても訴えられるNVC条項など。
要は貿易ルールをアメリカが都合のいいように統一しようということ。

しかし重要な論点がメディアによって隠されているTPPは争点にはなりません。
ワン・イッシュウーの反PTT党は評価できると思いますが。

増税問題は明らかです。
2009年の公約を反古にして自公と野合した野田政権は、何と反対する議員を公認しないという暴挙に出ました。
ひどい話です。
鳩山さんを馬鹿にしている場合じゃないですよ。
これについいて国民の信を問うのがこの選挙の目的です。

増税についても過去に散々書いているので繰り返しませんが、国民の苦境に追い打ちをかけ、しかも増収分の多くがトヨタなどの輸出企業に還付される現状のシステムでは到底容認できません。
企業や高所得者の減税とセットになってきました。

世襲問題や、多党乱立。
TPPや脱原発で各党の違いをフォーカスするメディアは最重要争点隠しに邁進していると言っていいですね。
消費税増税連盟である1-3極はなるべくこの問題をぼかしたい。

そして憲法改正や国防軍。
これこそ大政翼賛が完成した上でしか国会の議論の俎上に上がりません。
(恐ろしいことにその可能性も徐々に大きくなっています)。
国会の四分の三の賛成など明らかに不可能。
消費税問題隠しのクセ球です。

小沢さんが反増税、脱原発、反TPPのワンイッシュー政党を糾合して第二極ができるのか。
最後の勝負かも知れません。

田中さんの明快な解説をどうぞ。

「第三極」か「第二極」か
田中良紹(たなか・よしつぐ)



 

大政翼賛、国民はまたメディアに騙されるのか

2012-11-20 08:46:27 | 政治外交
大政翼賛の歌


一票の格差は違憲です。
0増5減を国会で通したが選挙区の区割りは間に合わない。
政治家も、役人も、メディアも触れたがらないが今度の総選挙は違憲温存のままで強行される。
無効になるかもしれない選挙、それに付き合わされるのにはうんざりしませんか。

あの野田、安倍党首討論で突然のように出てきた解散劇。
違憲状態での選挙。
茶番ですね、明らかに。
誰か背後でシナリオを書いた人がいる。

横田幕府でしょうね。
天敵小沢の無罪確定にぶつける急展開。
前原テツオタと長島が渡米して打ち合わせたようです。
直後に前原が解散論をぶち上げた。
アーミテージやナイのようなジャパン・ハンドラーズも来日して指示を出したのでしょう。
民主、自民、公明、イタイ(維新と太陽)、みんなの党による対米従属大政翼賛体制です。

前原、細野、江田、安倍、石破、石原、橋下。
皆さんアメリカ軍産複合体ジャパン・ハンドラーズの言いなりですね。
そして何と減税日本まで合流してしまった。

1952年にサンフランシスコ講和条約が発効し、連合軍による占領は終わったと教えられました。
アメリカによるスティルス占領は続いているようです。

何やらきな臭い匂いがあちこちでし始めています。
イスラエルや軍産複合体の逆襲でしょうか。
イスラエルによるガザ爆撃。
イスラエルに批判的だったペトレイアスCIA長官はハニートラップで失脚。
据え膳食っちゃいました(笑)。
いずれにせよオバマ再選でイスラエルと軍産複合体は焦っているようですね。

中東で大きな戦争が勃発するのかもしれません。
第二プランが東アジア戦争。
日中戦争の主役にされるのかもしれない。
財政の崖もあり軍事予算の削減を進めるオバマ。
それなら日本人に日本のカネで戦争させようということです。

連日メディアでは第一極、第二極、第三極ばかりがクローズアップされています。
本当は2009年革命的な民主党政権を発足させた小沢の生活党が第三極、というか対抗軸です。
しかし無実の罪で小沢を人格破壊し、座敷牢に閉じ込める作戦に加担した大手メディアは謝罪をしない。
そればかりか今回の政局でも小沢を徹底無視するかのようです。

さて、この第三極という野合がくせものですね。
都知事選には絶対出ない、大阪市長選挙には700%でないとか。
確信犯の嘘つきで罪悪感の欠片も無い人達のようです。
脱原発も出したり引っ込めたり。
野田ちゃんといい勝負。

詐欺師だけあって弁舌さわやかですね。
テレビ受けするのでつられて投票する人も多いのでしょう。
残念なことですが。

今回の選挙は増税、TPP推進、原発継続推進、東アジアでの緊張を高め対米従属(というか軍産複合体従属)を続ける一、二、三極。
それに対して反増税、反TPP、脱原発、自立外交でアジア重視という大きな争点がある。
後者のグループが勢力を結集して対立点を明らかにするまでには至っていないのが残念です。
左派陣営にもスパイがゴロゴロいます。

メディアは争点隠し。
そして1-3極は三つの論点について口を濁しています。
ネットの世界では後者グループの小沢生活党が支持率一位とか。
まだまだメディアの茶番に騙される国民が多いので彼らの躍進は期待できそうにないです。

前の戦争では収拾を図る陸軍を弱腰と批判し大衆を扇動して悲惨な結果をもたらしたのが朝日新聞。
今回の主役は読売、朝日、日経の大政翼賛新聞と系列テレビ局。
国民はまた扇動され「やっちまえ」になるのでしょうか。

佐々木洋という人の意見に賛成です。
日本が変な方に行っているのが心配ではないですか?
軍産複合体の動きの陰でオバマ政権は中国重視に向かいます。

というか軍産複合体の属国、日本には興味がないようです。
再選後に20か国の首脳に電話をしたが日本は入っていなかった。
21番以下か。
とんだ「同盟国」ですね。
日中で騒ぎを起こしてもアメリカに梯子を外されるのはみえみえなのにね。

引用

★年内に解散総選挙をするようだが、メディアの言う1~3極の公約を要約すると

1極:全て我らに白紙委任してちょうだい。「約束を守る」という言葉は知らない。
2極:原発推進、後は白紙委任してちょうだい。
3極:TPP賛成、原発推進、徴兵制復活、後は白紙委任してちょうだい。

 どれを選んでも白紙委任が殆どで、選挙後に一緒になる可能性が高い事が分る。
 その中で、一番議席数が多くなりそうな2極の党首が首相の内閣となりそうだ。

 現在は、中国共産党大会開催中で、中国が最も敏感な時期だが、当該党首(注:安部さん)は
 あえてこの時期に日本の国会にダライ・ラマ氏を呼び入れた。

 是非は人それぞれの考えがあろうから問わないが、時期によっては別の意味
 を持つ。この時期にすることは、中国政府を挑発するにはもってこいだ。

 もし、選挙後に彼が首相になれば、今以上に中国と敵対することになる。
 尖閣問題に火をつけた前都知事を入閣させれば尚更となる。

 私の目には、何が何でも中国に軍事行動を起こして欲しいように映る。
 そうなれば、政治家は国防のためと言って、より好き勝手なことが出来る。

 現在の中国政府のトップは、直接的な国民の支持を得て就任したわけでないので
 政権基盤は弱い。

 そして、政府内で軍部の発言力が増している。その結果が、領土問題で強硬になり、
 インド、ベトナム、フィリピン等の問題が大きくなっている。

 中国は2020年までには経済規模で世界一になる見込みで、国民も相当自信を
 つけてきている。

 1989年の天安門事件以降は、愛国心強化と、日本から受けた屈辱の強調を
 教育の重点としてきており、日本への報復が正しいと信じて育った国民が多く
 なっている。

 軍部と世論に反対して、挑発を繰り返す日本と融和することは、政権トップの
 くびを意味する状況になりつつある。

 中国の軍事力は大したことないとか、米軍が反撃してくれる等と楽観的に考える
 人も多いようだが、中国のミサイルの1つでも、未防備な日本の西日本の原子力
 発電所に命中すれば、東京、名古屋、大阪のいずれからも避難する事態になる。
 運転停止中でも、使用済み燃料プールの破壊で大型臨界となるから。
 
 そうなるのは万一かもしれないが、現状を1つづつ積み上げてゆくと、有り得る
 事態でしかない。

 この方向に向かって日本が進んでいる事をあなたは否定できるだろうか。
 そしてあなたは、白紙委任をしますか。

引用終わり




石原さんもう消えてくれ

2012-11-12 01:00:00 | 政治外交

(オウムとの深い関係をハマコーに暴露された石原さん。この人の尽力で宗教法人に)

何でこの人の動きがいまだに話題の中心になるのかがわかりません。
バカ息子を首相にさせたくて前言を翻してまで立候補した都知事選。
今度も当分日の当たらない長男の希望をつなぐための国政再挑戦でしょうか。
それとも自分が首相になろうと思っているのでしょうか。
まさかとは思いますが。

この方、結構いいこと言うように聞こえます。
しかし大体は思いつきで、深く結果は考えていない。
「慎」太郎というネーミングに込められた親の望みは叶わなかった。
実務能力や政策作成能力はまるでなく、失敗します。

話題作りのスタンドプレイは得意。
しかし動き出すと怪しげな取り巻きに丸投げ。
そして失敗については口を濁して逃げまくる。

尖閣がいい例。
心情的には憂国の士。
そんな時期もあったのでしょう。

「ノーと言える日本」の頃です。
でもすっかり変わった。
今はアメリカの軍産複合体のエージェントですね(単純に利用されているケースも考えられます)。
彼らに生命まで脅されたのか、或いはオウムやその背後にいる宗教団体との繋がりで弱みを握られているのか。

尖閣に関する動きは国益に全く適っていません。
日本が実効支配しているのですから領土問題はない、と言っていればいい。
故意に中国を刺激したのは日中間の軋轢を必要とする連中に利用されているからですね。

冗談もほどほどにしてほしいですが、尖閣購入をぶち上げたのが米国滞在中。
しかも軍産複合体系シンクタンク、反共で冷戦を指導したヘリテージ財団での会見ででした。

ボー・シー・ライ事件で権力闘争が発生した中国はこれに飛びついた。
困ったときは「外敵」です。
それに「領土問題の存在」をわざわざ日本側から提示してくれたのですから張り切ります。

しかも念がいってますね。

その後の政府の買い取り発表が盧溝橋記念日。
買い取り日は満州事変の日。
中国に対する露骨な挑発です。

憂国の念にかられて尖閣資金を寄付しちゃった方。
わかってますか?
石原さんと同じ「思いつきの人」では国益は守れません。
それとも、あの小島のことで本当に中国と戦争する気なんですか?

まあ、こういう因縁の日をわざわざ選ぶのは日本人の発想ではないですね。
一連の動きに一貫して軍産複合体の関与が想像できます。
東アジアでの緊張感が高まれば武器が売れる。

万が一、戦争が始まれば大儲け。
ナイやアーミテージのようなごろつきジャパン・ハンドラーズは米軍が加勢をするようなことを言っていますが嘘でしょうね。
日米安保でアメリカが参戦するには議会の承認が必要です。
尖閣のためにアメリカ人が血を流すなんてありえますか?

よくても後方支援。
それどころか米中共同演習をする友好国。
バネッタ国務長官らのオバマ派は親中です。
米国としては日中両国を煽りつつ中立を決め込むことになりそうです。

中国では日本の動きの裏に米国がいることは常識とか。
日本では大手メディアに目隠しされた人が多い。

石原さんの功績を全否定するつもりはありません。
勿論新東京銀行の大失敗(1400億円の公金支出)やオリンピック誘致のムダ金使いは許せない。
しかし都のディーゼル規制や銀行に対する外形標準課税はある程度は評価してもいいと思います。

でもディーゼル規制もそうですが、石原さんがよく口に出す環境への嘆き。
素直に聞き流せません。
あと100年で地球文明は大危機を迎えるというアレです。
ホーキンズ博士の引用ですね。

しかしよくある構図でグリーン・エネルギー=原発。
この人の魂胆は原発推進です。
どうしても核兵器を持ちたいらしい。
安全保障のためらしいですが、本当に有効でしょうか。
カネがかかりすぎるということで英国は自分で放棄することを考えている。
オバマも廃絶の道を選び、これをサポートする勢力がノーベル賞を与えました。

それより原発こそが安全保障の弱点です。
311で明らかになった通り、電源を破壊すれば原子炉を冷却できなくなり大事故は簡単に起こせる。
福島では半日でしたっけ?
非核ミサイルを撃ち込むか、テロ攻撃で日本は「終了」です。
全国の海岸線に50以上も自爆装置を抱えているわけです。

どうやって原発を敵国の攻撃や反社会集団から守るの?
タカ派の人はちゃんと答えて欲しいですよね。
「考えたくないことは考えない」という国民性でしょうか。
安全保障を語る資格もないですね。

田中良紹さんの記事。
全面的に賛成です。

石原東京都知事辞職の憂鬱

引用はじめ

石原氏は政治家と言うより情緒や感情に流される「ただの人」にすぎなかった。
「ただの人」を東京都知事に選んだことは日本の不幸だと私は思った。

もとより石原氏は東京都が買う事など考えてはいなかった。
手続きが面倒だからである。
(中略)
石原氏は結果的に値段のつり上げに利用された。
そして予想通り中国の反日運動に火がついた。

私の知る右翼民族派は(中略)は石原氏の尖閣購入をただの「愛国ごっこ」に過ぎないと言う。
だとすれば「ごっこ」のために日本企業は襲撃され日本経済もマイナスの影響を被る事になった。

しかし石原氏の願いは外れ息子は自民党総裁になれなかった。
(中略)
このままでいるといずれ集中砲火の攻撃を受ける可能性がある。
「尖閣購入で国益を損ねた石原」のイメージを塗り替える必要がある。
それが今回の都知事からの転身である。
そこで昔のように「中央集権打倒の石原」のイメージに塗り替える事にした。

そのためには大阪維新の会の橋下市長を頼るしかない。
私の見るところ石原氏は懸命に橋下氏にすがりつこうとしている。
橋下氏は表向きつれないそぶりも出来ないだろうが、本当に提携する事になれば橋下ペースでの提携にならざるをえないと思う。
それでは石原氏にこれからの政局を動かす力など出せるはずがない。

永田町に戻っても都知事時代のような振る舞いが出来ない事は石原氏も良く知っているはずである。
しかし石原氏は戻らざるをえないところに追い込まれた。
すべては去年出るつもりのなかった4期目の都知事選に「息子の事情」で出馬し、そして今年の自民党総裁選挙で「息子を総裁」にするために尖閣問題を利用したところにある。
それは政治と言うより我欲の世界の話ではないか。

引用終わり



一方、石原を憂国の士と持ち上げる上杉隆。
なんだか石原に対して甘い人が多い気がしますな。
上杉隆にも軽い失望を覚えます。

新しい日本人たちへの決起を促した
石原慎太郎氏の都知事辞任と国政復帰宣言







尖閣諸島問題。どこまで続くぬかるみぞ。

2012-10-08 01:00:00 | 政治外交


尖閣問題のゴタゴタがまだ続いていますねえ。
状況は日本にとって不利になるばかりです。
東アジアの最重要国のと経済関係が阻害されてより困るのは日本の方、と先日書きました。
日本品不買、観光客の激減。
レアメタルにも影響が出る筈。

大体、尖閣領土問題は日中間の棚上げで日本が実効支配していたのだから何もするべきではなかったんです。
日清戦争の下関条約で日本に編入されました。
でも古文書の世界では中国にも言い分があって、彼らにとっては戦争のどさくさに「どろぼう」された、とも言えるわけです。
日本にも言い分があり領土問題にクリアカットな正解を求めるのは難しい。

いずれにせよ、日本にとっては都合のいい状況だった。
そこをわざわざ、二年前の前原さんに続き欲ボケ親ばか爺さんが都による買い上げでわざわざ話題を提供してしまった。
お二人ともアメリカの軍産複合体勢力に唆されたのでしょう。
対米従属政権は尖閣を国有化してしまった。

一方、国際的には実効支配していない方の国は事あるごとに問題を指摘しなければいけない。
この問題が長引けば長引くほど「領土問題の存在」が既成事実になります。
まずいんですね、これ。

大体、キッシンジャーのひっかけで巨大海底油田の話がでていましたが、ガスしかない。
資源的重要度はどうやらそんなに高くないみたいです。
ただ、中国はフィリピン、ベトナムと南沙諸島問題を抱えている。
こちらは海底資源が豊富です。
そして島ごとに各国が実効支配しているので複雑で一触即発。
ここでもアメリカがフィリピンやベトナムをけしかけて中国を挑発しています。
そんな事情なので尖閣でも中国は簡単に引き下がれない。

先日も書いたとおり、自然にこの問題が収束するという説は根拠のない楽観。
経済的に中国にとっての日本の重要度は日本にとっての中国の重要度ほどではない。
中国にとって必要な完成品も部品も大方欧州やアメリカから入ってきます。
ましてや円高、ユーロ・ドル安です。

ぐずぐずと引っ張られてお灸を据えられることになりそうです。
アメリカは尖閣が中国に軍事占領されても絶対に参戦しません。
二年前の宮台さんの説明が分かりやすいので参考にしてください。

それに安保での軍事介入は議会の承認が必要。
議会はアメリカの若者が尖閣のために血を流すことを認めるわけがない、と思いません?

軍産複合体の目的は東アジアの緊張感を高めアメリカのプレゼンスを保つこと。
そして日本などに武器を売りつける。
超高値の欠陥オスプレイもそのうち買わされるでしょう。
尖閣までカバーできますからね。

石原さん、前原さん、野田さん。
逃げ回っていないでなんとか言ったらどうでしょうか。
ナショナリストの仮面をかぶった売国奴と言ったら言い過ぎでしょうか。

冷戦が終わって20年もたつのにアメリカが日本を守ってくれるだの。
この20年の停滞で日本の経済的存在感が急降下していることも理解しない。
そんな人たちが「吹きあがって」しまうんですね。
怖い話です。



【宮台真司】尖閣諸島問題は中国が妥協してきた【日本人は知らない】


この問題では中国が譲歩してきた。
田中・周恩来の日中共同声明、トウ小平・大平のトウ小平声明、それを踏まえた日中漁業協定。
主権については棚上げにしよう、日本の施政権つまり実効支配は続けていい。
そして資源共同開発し領土問題は将来世代に解決を委ねる。

ルールは中国船入ってきたら停船命令でなく退去命令。
退去しなければ「停船・拿捕・強制送還」で「逮捕・起訴」を使わない。
外務官僚には常識なのに前原が主権を行使してしまった。


中国の方が古文書で早かった。日本が主張するなら中国も。
軍部は簡単に数時間で占領できると主張したが胡錦濤が反対。
その場合米軍は動かない。
何故か。
安保では施政権のある領土が侵害した時に効力を持つが、この場合実効支配は中国に移動している。
これは沖縄の人たちは皆知っている。
日本の激しい健忘症。
知らない人たちは巨大なフィクションの繭の中で夢を見ているひとたち。
丸山真男によれば先の大戦で吹きあがったのは軍部ではなかった。
ちょっとした感情の釣りに引っかかる層が「やっちまえ」状態になった。
朝日新聞に先導された政治無関心層。
政治・歴史に係る知識なく、知識のナットワークにアクセスなく、鬱屈している層が吹き上がる。
この人たちが興奮する時国益が失われる。




石原慎太郎都知事 独占インタビュー 
尖閣侵犯再び!「日本は戦争の覚悟を示せ」
政府が腰抜けばかりで国を守れるか


この爺さんと一緒に戦争しますか?





国民の生活が第一の基本政策検討案(2012年9月)

2012-10-01 01:00:00 | 政治外交


自民党総裁選、尖閣扇動じいさんの長男でなくて良かったとホッと一息。
しかしなんで話題は日中関係ばかりなんでしょうね。
自公民(自公橋?)三党合意とか、他にも大事なことがあるはずでしたが。
安部さんを支持するわけではないが、米官によって一度は政権から引きずりおろされた人。
一縷の望みは持っています(一縷だけ。石破さんがベターだったですね)。

いずれにせよ、野田さんと安部さんでは全然選挙の顔にならないのでまだまだ波乱があるかも、ですね。

さて、この騒ぎをいいことにメディアがほぼ完全無視したのがオザーさんの裁判。
26日の控訴審では、指定弁護士の証拠請求をすべて退けて一回で終わり、11月に判決。
常識的には無罪に向けた裁判所の取り組みです。

この事前情報を得ていた大手メディアは一斉に取り扱いを小さくした。
産経新聞など26面です。
「政治とカネ」と言って大騒ぎして、小沢の人格破壊をしていた頃が嘘のようですね。
どれだけ偏向すれば気が済むのでしょうか。
無罪になったとしても総理になるはずだった小沢さんを座敷牢に閉じ込め、悪人のイメージを植え付ける工作は成功しちゃいました。

このまま裁判が終息するかはわかりませんが、小沢新党が基本政策案を出してきました。
有識者の意見聴取、タウン・ミーティング、パブコメで政策を練り上げえ総選挙での公約にするそうだ。

政局の話ばかりでうんざりしている人には一読をお薦めします。
私は小沢さんにはシンパシーを持っているが最終的に支持するかは未定です。
あえて独善的意見無し(笑)でザクッと要旨を紹介しますね。

かなり革新的なのでまた米官報の反小沢工作が活発化するかもしれません。
この人は今の政治家の中では例外的に筋が通っている気がします。




国民の生活が第一
の基本政策 検討案



はじめに
「いのち」「暮らし」「地域」の3つを守ることを最優先課題としそのための三大改革として。
1.エネルギー政策を大転換して10年後を目途に原発をゼロに。「いのち」
2.消費税増税撤回。行政改革とデフレ脱却。「暮らし」
3.行政の権限と財源を地方に。「地域」
安心、安全で安定した生活を送ることにより国民も地域も自立、共生。国家として自立し自立した外交を展開する。

1.エネルギー政策の大転換
10年後を目途に原発ゼロ。2030年時点で水力10%、新エネルギー25%、天然ガスコンバインドサイクル45%、最新型石炭火力20%に。
ガス火力などの新技術、省エネによる電力需要抑制で石油依存を減らす。そして安全な発電所を都市近郊に建設し送電ロスを減らす。
送配電分離で新電力の参入を促進。
原発の再稼働を原則認めない。

2.国民生活の立て直し
デフレ脱却を最優先課題に。
地方主導の財政出動(地域経済ニューディール)。
脱原発にむけた積極投資。
農業戸別保障を法制化、食糧自給50%を目指す。
TPP反対。日本の国益に合った経済連携を推進する。
公共料金値下げ
雇用の創出と拡大。

3.地方が主役の社会
国や県の事務・権限と財源を大幅に地方の基礎に移す。
各省設置法を廃止し中央省庁の機能を「政策の方向性の大枠提示と情報公開」を中心としたナショナルミニマムに
幹部公務員の政治的任用を導入。

4.社会保障制度の維持・拡充
年金制度の抜本的改革(年金通帳、相続税等の資産課税・所得税見直しで財源、歳入庁設置、共通番号制度)。
後期高齢者医療制度廃止。
子育て支援、貧困者対策、障碍者支援の強化拡充。


5.教育、子育て支援
高校授業料無償化など堅持。
教育委員会制度の廃止。地方の責任。
教育免許更新制改正


6.自立した外交・安全保障の展開
「自立と共生」の理念のもと、世界の国々に事実をもって主張する対等な外交を展開。
国連主義
自衛のための武力行使。
集団自衛権は原理原則を議論してから
大規模災害、テロに備えた「国家非常事態対処会議」を設ける。
安全保障の根幹である日米同盟を我が国の主権に基づいた対等の関係で深化させる。
普天間の辺野古への移転見直し。国内外へ分散。
中韓、露、欧州との関係も強化
国際協力、ODAの省庁にまたがる組織を統合「国際平和協力庁」創設。
資源外交、ソフトパワー外交の展開。
原発ゼロから核軍縮の促進。









誰が勝者?尖閣騒動

2012-09-24 01:00:00 | 政治外交

(ネタバレ)

見たくなくても毎日流される尖閣ニュース。
中国を非難したり、中国の国内事情を分析したり。
中国首脳部は反日運動が反政府運動に発展することを恐れデモ収束に向かう。
中国でも良識派が暴力中止を訴えている。

一面の真理かも知れないが、外交問題での日本の「癖」ではないでしょうかね。
つまり「何とかなるんじゃない」という根拠なき楽観と「聞きたいニュースだけ聞く」という現実逃避。
前の戦争だけじゃなく原発事故と同じですね。
最悪の事態も想定する胆力に欠けている国民性と言えるような気がする。

中国を非難する論調が圧倒的ですが、日本の方はどうなんでしょう。
もともと騒ぎを引き起こしたのは日本ではないのでしょうか?
そう、あの困った都知事が発端です。

先日東京原発という映画を紹介しましたね。
天馬知事は原発に対する都民の無関心に警鐘を鳴らすために一芝居打つカリスマ都知事だった。
現実はそうはいかないですね、残念ながら三流役者。

最悪は日中間の武力行使。
国境紛争ですね。
緒戦では日本が有利だとの情報を流すメディアがある。
まるで真珠湾の山本五十六ですね、これでは。

領土土問題はそれぞれの国内政治に深く結びついているんですよね。
対立の種を残しておくことは政治のカード。
領土問題というのはお互いに絶対譲れない話。
知能の低い人たちが一気に盛り上がる、そして他の問題は一時棚上げできるという便利なカードということですね。
ただ、解決は武力行使しかないという危険なカード。

実効支配していればなんら行動を起こす必要ないわけです。
だから日本は尖閣では領土問題は存在しないと言ってればいい。
一方、竹島は韓国が実効支配しているから、日本は事あるごとに領土問題をリマインドしなければならない。

今回は逆でした。
実効支配している尖閣で挑発をしたのが石原都知事、そして国有化に踏み切った民主党政権。
竹島では韓国側。
変でしょ。
領土以外の政治的な目的があると考えるのが常識でしょうね。

李明博はレーム・ダック。
自分が退陣後に新政権に恩を売りたい。
実効支配しているのにわざわざ日本と問題起こしても何のメリットも国民にはない。
実際、日韓通貨スワップ協定という、危機時のウォンの延命装置を取り外そうという声が上がっているくらいです。
大統領の個人的な理由ですね。
退陣した後は逮捕されちゃったりする国ですから。

領土問題で騒ぐのは知的水準の低い人。
日本にもバカはたくさんいるが中国には10倍いる。
それより誰が得をするのか考えた方がいい。

尖閣騒ぎで損をするのは中国に進出した日本企業、在中邦人。
それだけではない。
日本製品不買運動が広がりつつある。
中国当局の検疫も遅滞し始めたとか。
胡錦濤さん怒ってるね。

需要不足のデフレの悩む日本経済にとっては大きな痛手ですね。
得をするのはアメリカやヨーロッパなどの競合企業。
日中紛争で困るのは中国経済の方だ、という現実逃避の希望的妄想が流行っているようですが、どうでしょう。
中国は今や日本にとって最大の貿易相手国です。
これに対して中国にとっての日本は3番目。
欧州、米国の方が大きい。

日中の貿易が縮小すれば武器だけでなく日本への農産物売り込みでもアメリカは有利になる。
TPPへの道もおのずと開けるわけです。

冷戦構造がとっくに終わっているのに西側陣営についていれば日本の安保と経済発展が保障されるとか。
経済の成長性から見て日本経済の重要性は相対的にどんどん下がっているのにその自覚がないとか。
思考停止状態ですね。

といって中国経済もプラスなわけではない。
コスト高などで工場の中国からの移転が始まっている。
この騒動はそんな動きに拍車をかけるでしょうね。

経済重視の現政権としても右派の守旧派からの批判をかわすために強硬な立場を取らざるを得ない。
また権力闘争のやり直しだ。
だから胡錦濤は野田に対して本気で怒っている。
これから数年間にわたって習政権での政治局員人事が固まっていくが軍事派が巻き返すチャンスにもなる。
それっていい話でですか?日本にとって。

日中、日韓で緊張が高まって一番利益を得るのは誰?
アメリカの軍産複合体でしょう。
つまりは人殺し兵器を売って金儲けをしている最低の連中ですね。
日本で言えば防衛利権関係者。

尖閣で譲歩するな、と煽るメディアは対米従属を続けたい官僚や政治家のの利害を代弁しているわけです。
政治的に多少日本よりしたたかな中国は日本びいきの台湾を尖閣問題で中国に取り込んだ。
日本は何を得たの。

石原さんの露出が増える昨今。
自民党総裁選がらみで息子への関心が集まるということのようですが。
バカ息子を首相にしたいようだがやめた方がいい。
バカだから首相に成れないというわけでもないが(笑)。
後で苦労するだけだ。
本人も国民も。
どうしようもいない親ばか、ということでしょう。

アメリカの公共事業である戦争。
中東でのイラン濡れ衣がバレバレで手詰まりの戦争屋が東アジアの緊張を高め日韓などに武器を買わせる。
欠陥オスプレイも買わされることになるのかも。
緊張が続けば沖縄基地存続願望が高まり、血税が米軍につぎ込まれ続けますね。

大体、石原さんが尖閣買い取りを言い出したのは軍産複合体の拠点「ヘリテージ財団」での話。
ネタバレもいいところだ。
息子主役での北朝鮮拉致被害者奪還の小泉劇場再演でも仄めかされたんじゃないですかね。
石原が人殺しで儲ける連中の家来なのか、あるいは彼らに利用される愚か者なのか。
有りえない「核サイクル」に固執して、プルトニウム製造装置である「もんじゅ」温存で日本の核保有を目指す危険人物。
石原の毅然とした態度を礼賛する人たち。
そこまで考えていていますか?

そして国有化を言い出した民主現政権は仙石、前原、野田の米国軍産複合勢力ポチ政権ですね。
誰が糸を引いているかは明らかな気がしますが。

でもアメリカは日中や日中の領土問題で戦争になっても絶対に参戦しない。
キャンベル次官補が尖閣は日米安保の適用範囲内、と言ったのもただのリップサービス。
日米合同上陸演習は罠だ。
中国を封じ込めつつも、今や日本より重要な国。
そして日米安保では議会の承認がないと出兵できない(ここ大事)。
NATOとは違うんです。
竹島に関してはブッシュ時代の懸命なロビイングで委員会レベルだが、竹島は韓国領とアメリカが認めてしまいました。
痛いミスですね、町村さん。

それどころか、パネッタ国務長官が敵国であるはずの中国を2014のリムパックに招待した。
仮想敵国のいない軍事演習って。
今年はロシアを招待しました。
中国封じ込め策は続けながら本気で中国らと対峙する気はないアメリカなんですね。
なんだかクリントン時代の米中接近を彷彿とさせます。

日本は中国封じこめの駒。
TPPで経済的に米国側に引き寄せるのも、対中包囲網と同時に日本からむしり取る算段。
軍事的にも自分で中国と対峙させる。
そして危機を高めて武器を買わせる。
万が一にでも武力衝突が始まれば中国の実戦能力が測れる。
近代的軍備を持った国とは戦争したことがない中国ですからね。
しかし議会の反対を理由にアメリカは参戦しない。

中国にとっても台湾を武力で統合するシミレーションになるのでやってみたい軍人勢力はいるはず。

国際政治はキツネと狸のばかしあい。
スポーツで言うと刻々変わる戦況をスタッフが検討して僅かな敵の作戦変更の兆しを察知して自軍のフォーメーションを変える。
あのアメリカン・フットボールの世界ではないでしょうか。
しかもあの大袈裟な防具。
小さな円の中で一瞬の勝負をする礼のスポーツである相撲の対極。
しかも褌一丁(笑)。
潔さは外交では欠点なんですね。
そして戦争は短期決戦では決着しない。

尖閣付近に眠る巨大油田というのはキッシンジャーの仕掛けたホラという説もある。
冷戦は終わり日本はアメリカにとっての育成すべき同盟国ではなくなっている。
政治家はバカな火遊びは止めた方がいいし、国民が自分たちの置かれている政治的・軍事的な位置を自覚する時です。
聞いた話ですがTBSのサンデイ・モーニングによると中国人の6割が尖閣騒動の裏にはアメリカがいると思っているそうです。
日本人も少し冷静に考えた方がいい。
領土問題で興奮して損をするのは我々日本国民ですから。


BBC、人権の嘘(ホウラ虐殺)

2012-06-15 01:00:00 | 政治外交


シリア情勢について、全く違う報道がある件。
先ずはアメリカと対米従属の日本メディア。
これが日本で一般的に信じられている事態。
アサド政権の弾圧に対して世界は立ち上がりシリアを民主化すべきだ、というプロパガンダだ。

米国務長官 アサド大統領は去るべき
NHK NEWS WEB


住民に対する虐殺が起きているシリア情勢を巡って、アメリカのクリントン国務長官は、アサド大統領がシリアを去るべきだと明言し、国際社会はアサド政権後をにらんで、反政府勢力が一つにまとまるよう支援していくべきだと強調しました。

クリントン国務長官は訪問先のトルコで7日、記者会見し、シリア中部の村で6日、アサド政権の部隊が女性や子どもなど80人以上を虐殺したとされる事件に触れ、「良心のかけらもない」とアサド政権を強く非難しました。
そのうえで「アサド大統領は権限を移譲しシリアを去るべきだ」と明言しました。
クリントン国務長官は、さらに、すべての国がシリアへの制裁を強化すべきだとするとともに、アサド政権後をにらんで、「シリアの反政府勢力が一つにまとまるように各国の連携を強めて支援していく必要がある」と強調しました。
アサド政権に対する制裁の強化や体制の転換を目指す動きに対しては、シリアとのつながりの深いロシアや中国などが慎重な立場を示しており、アメリカは、国務省でシリア問題を担当する高官をロシアに派遣して協議に当たらせるなど、働きかけを強めています。


一方シリア政府も声明を出しているが、大きく報じられることはない。
悪者だから嘘つきだという思い込みだ。
サダム・フセインの大量破壊兵器疑惑を思い起こさせる。

Albert Aji – Associated Press

シリア政府は27日、90人の死者を出したホウラでの襲撃事件はシリア軍によるものではなく、数百人の重武装したテロリストたちによるもので、彼らはその地域の軍に対しても攻撃をしたと発表した。

 ダマスカスでの記者会見で、シリア外務省のスポークスマンのジハド・マクディシは、シリアは「嘘の津波に曝されている」と語った。「我々はこの虐殺事件はシリア軍によるものでないときっぱりと否定する」とマクディシは述べた。

 
英米および中東メディアが一斉にアサド政権叩きをする理由は何か。
その前にBBCが偽の写真を使った捏造報道をした。
指摘を受けたBBCは何の説明もないまま写真だけ削除した。

BBC シリア・フーラ大虐殺やらせ捏造報道 イラクの写真を使用


背景は単純だ。
アメリカの自滅的な戦争の結果、軍産複合体は大儲けしたが中東ではアメリカの影響力が低下し、イランの影響力が拡大した。
シーア派勢力が少数のスンニ派を圧倒する勢いだ。

イスラエルがこの事態を最も心配しているが、スンニ派支配のサウジやカタールにとっても死活問題だ。
王室という世俗国家はイスラム世界での孤島になりつつある。
彼らを存続させているのはオイル・マネーで雇った米軍、つまり用心棒だ。
しかしサウジの油田地帯である東部地区やバーレンではイランの影響下にあるシーア派による反政府運動が起こっている。

この動きを食い止めるべくサウジはシリアにスンニ派政権を樹立を狙っている。
アサド政権打倒だ。
反政府運動と言っても別に人権ではない。
サウジやカタールから資金や武器を供与されたテログループだ。

「アラブの春」の続編。
民衆蜂起ー>内戦に見せかけた侵略行為と言っていい。

実行部隊はモサド、MI6やCIAかな。
語るに落ちるとはこの事だな、BBC。

人権とか民主化とかいう美しい言葉は英米グローバリスト(英米主義者)がご都合主義で使うプロパガンダだ。
気を付けようね。



首相に指揮権発動相談した小川敏夫退任、これで田代不起訴に?

2012-06-08 01:00:00 | 政治外交


虚偽報告書で無実の人間を政治的に抹殺しようとした検察。
組織ぐるみの関与がほぼ確実という事件をうやむやにしようとしている。
実行犯の田代検事を不起訴にする。
多少気になるのか、御用メディアを使い、盛んに風向きを観察中だ。

行政組織のトップである法務大臣が関与するのは当然だが、メディアは小川に批判的なようだ。
特に朝日と毎日の検察への諂いが顕著だ。

意外にも(失礼)骨のある政治家だったのか、小川敏夫。
しかし早速、クビですか(笑)。

後任の滝実新法相は、陸山会事件の「黒幕」と言われる黒川官房長と親しいそうだ(岩上安身)。
防衛相は対米ポチの森本。
はっきりしてますなあ、野田内閣。
まあ、最悪は前原や長島。
軍産複合体のエージェントである彼ら(?)に日中間で火種を作られるよりいいか。

人殺しで金儲けをしようという連中が一番許せないな。


小川前法相、首相に指揮権発動相談



 小川敏夫前法相は4日の退任記者会見で、小沢一郎民主党元代表の政治資金規正法違反事件で捜査報告書に虚偽の内容を記載したとして告発を受け、検察当局が進める東京地検特捜部の田代政弘検事(当時)に対する捜査が消極的だとして、今年5月に指揮権発動を検討したが、野田佳彦首相の了解が得られず断念したことを明らかにした。

 小川氏は会見で「首相に指揮権発動を相談したが、了承されなかった」と述べた。また、田代検事を不起訴とする方針を検察が固めたという報道が出たことに触れ、「検察が検察内部のことについて消極的な場合に積極的ならしめることは、国民から選ばれた法相の責務だ」と理由を説明。ただ、検討した指揮権の具体的内容は明らかにしなかった。 

[時事通信社]

相変わらず元気な日刊ゲンダイ。
暴動起きませんな、なかなか(苦笑)。

田代検事 不起訴なら暴動が起きるゾ
ゲンダイネット


「東京地検がやったことは、不祥事などというレベルではない。組織ぐるみの犯罪です。この問題を放置すれば民主主義の根幹が崩れてしまう。小沢さんだけの問題ではなく、国民一人一人にとっての重大事なのです。それなのに、まったく動こうとしない国会議員には憤りを感じている。議員が何もしないなら、われわれ主権者たる国民が声を上げるしかないと思って参加しました。会議では、法務省や検察庁に具体的な要請を行う緊急アピールを採択。その足で法務省に文書の申し入れに行きました」(参加した一般市民)




東アジアで緊張を演出したい人たち

2012-05-30 01:00:00 | 政治外交


どうやら「救う会」はネオコンか日本の外務省に乗っ取られているような印象だ。
一説には対米従属政権であった小泉人気の演出とも言われる蓮池薫さんらの帰国から10年。
泥鰌にTPPか消費税増税を通す力量があれば電撃訪朝で数人戻ってくるということもあったかもしれない。
北朝鮮が軍産複合体の支配下にあるという俗説を信じればだが。
しかし100歳近いデヴィッド翁はソ連は自分が作ったといっているらしいので「思考拡張訓練」としては面白い。

いずれにせよ北朝鮮に対する強硬一本やり政策からは何も生まれるわけもない。
会話路線を主張する蓮池透さんは「救う会」から2010年に追放された。
サヨク的な蓮池お兄さん、エセ愛国者(?)の「救う会」とは水と油だ。

残り時間の少ない横田夫妻の悲鳴にも似た政府・救う会批判に耳を傾けるべきだ。
東アジアでの緊張感を高めることによって米軍の存在感を増そうとするかのような人たちの犠牲者だ。

拉致被害者を奪還することが目的のはず。
会話のオプションを最初から除外するのは解決しようと思っていないということだ。
拉致被害者の家族は浮かばれないな。

横田夫妻がすべてを語った「政治家に利用されてきた」
(週刊朝日 2012年05月18日号配信掲載) 2012年5月9日(水)配信


話は変わり尖閣諸島。
戦争が公共事業のネオコンにとっての第一優先はイラン。
代替プランが東アジアだ。

ここでまた余計な騒ぎを起こす爺さんがいる。
尖閣問題ではアメリカは日本の味方はしない。
外務省は隠すが、すでに中立を表明している。
日本は一貫して領土問題は存在しないという立場。
実効支配しているから当然だ。

アメリカは狡猾だ。
中国にもいい顔しながら、久場島、大正島(国有地)の二島を日本から借り受け射撃訓練場として使っている。
しかし中国籍船の侵入には介入しない。
それがわかっているのが狸爺だ。
都による買い取りの対象は魚釣島、北小島、南小島の三島のみ。
久場島は何故か入っていない。

自分のバカ息子を首相にしたいらしいが危険な火遊びは国民のためにならない。
是非退場していただきたい。

この人、過去にはディーゼル規制とか銀行の外形標準課税とかいいことをやっていた(大銀行は国税に関しては去年まで15-8年間払わなかった)。
マハティールと「ノーと言えるアジア」を書いたころは大分まともだった。
マハティールはブレない。
自分が首相だったらPTTには参加しなかった、と最近でも発信している。

一方で、原発で核保有オプションという安全保障妄想といい、都民銀行という大失敗といい、今回の事例といい弊害が目立っているのが都知事だ。
ハマコーが暴露していたオウム真理教への多額の献金というのは事実なのだろうか。
石原が宗教法人認定をし、地下鉄サリン事件後に国会議員を辞職。

オウムを乗っ取った統一教会との人脈も垣間見られる。
石原の支持母体霊友会は統一と深い関係にあるらしい。
純粋な愛国者ではないだろうな。
愛国者だったが、アメリカに相当脅されたのだ老化(最後はオヤジギャグで)。
 



日本が大きくなったぜ

2012-05-07 01:00:00 | 政治外交


日本の大陸棚の拡張認定=沖ノ鳥島北方など31万平方キロ-国連委

引用

 政府は27日、国連の大陸棚限界委員会が、日本最南端の沖ノ鳥島の北方など太平洋の4海域約31万平方キロメートルを新たに日本の大陸棚として認める勧告を採択したと発表した。中国と韓国は、沖ノ鳥島の関連海域への大陸棚拡張に異議を唱えていたが、勧告は、同島北方海域の拡張を認定。ただ、同島南方海域については判断を先送りした。 
 国連海洋法条約は、大陸棚の取り扱いに関し、海底の地形・地質が沿岸国の領土と連続していれば、200カイリの排他的経済水域(EEZ)を超えても主権的権利を認めると規定。日本にとっては、レアメタル(希少金属)など海底資源の採掘権を主張できる範囲が広がることになる。
 政府は2008年、沖ノ鳥島や日本最東端の南鳥島などの周辺7海域約74万平方キロメートルを大陸棚として認めるよう同委に申請した。この申請をめぐり、中韓両国は、沖ノ鳥島は「岩」にすぎず、同島関連の2海域の大陸棚は認められないと主張。同島の関連海域を審査しないよう求めていた。
 今回同委は、沖ノ鳥島を基点とした北方海域に関する申請をほぼ全面的に認める一方、南方海域については「勧告を出すための行動を取る状況にない」と判断を先送りした。中韓両国への配慮も働いたとの見方が出ている。このほか、申請していた南鳥島周辺など2海域は認めなかった。
 政府は勧告の内容を精査した上で、今後申請があった場合に海域が重複する可能性がある米国などと協議し、大陸棚の限界を政令で定める方針。(2012/04/28-07:02)

引用終わり


3年前の麻生政権が出した申請だそうだ。
中韓の反対にも考慮しつつ日本の権利が認められた。
沖ノ鳥島が島として認定されたことで北方海域が31万平方キロ拡張した。

この図によると南硫黄島付近も日本の海域か。
感慨深いな。

満額回答ではないが、レアメタル、メタンハイドレートなどの海底資源採掘権を得た。

ここで公共事業しようじゃないか。

久々の明るい話だなあ。