国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

選挙が終わって、もやもやの一週間

2012-12-24 08:58:21 | 政治外交

(ムサシの票読み取り機。麻生政権時に導入されたこのシステムが独占。先の参議院選で国民新党の票が100万票消えたという説もあった。
証拠はありません)

選挙後の脱力感のせいもあったのか。
先週、どうやらノロウイルスを貰ってしまいました。

一日は完全休養。

ネットで電子書籍を見ていて「ダイナマイト・ダンディ~地獄のワニ蔵」というコミックに目が留まりました。
推薦文がいいですね。
「麻雀には人生の全てがある」みたいな。
そう麻雀漫画。
自分ではやらないけど、かつて麻田哲也の麻雀放浪記には嵌りました。

さて電子書籍、立ち読みという機能があって第一巻、第一章を無料でダウンロードできる。
撒き餌です。
立ち読みをしたら実にバカバカしく面白いわけです、「ダイナマイトダンディ」。
それで5巻を大人買い。
早速釣られました。
一気に読み切って続編が待ち遠しい状態です(どうも尻切れトンボっぽい第5巻で一応完結ということらしいですが勝手に続編希望)。

賭け麻雀プロという人種があるらしく、その世界で蠢く人たちの生活が垣間見れました。
自分と全くちがう人生を見る。
フィクションの醍醐味です。
そして登場人物がすべて凄いキャラの人たちばかり。
よくできています。

昔は漫画なんて、という風潮が有りましたが、今はそういう声はなくなりました。
逆に世界に誇る日本のソフトとかね。
スペイン代表のエースストライカー、トーレスさんのサッカー人生のスタートは「キャプテン翼」への憧れとか。
娘達のヨーロッパの友人たちは皆「アルプスの少女ハイジ」や「母を訪ねて三千里」、「ドラえもん」をテレビで見て育ったとか。
ヘーっという感じです。

話は変わります。
先週の選挙の投票率の低さには驚きがっかりしました。
(話、変わりすぎですね。)
有権者の41%が国民の権利を行使しないなんて勿体無いですね。
メディアによる争点隠し、「未来」隠しは露骨でした。
そして事前の自民党圧勝報道で諦観が広がったという面もあったですね。
無理やり「金融緩和」や「国防」という対立点を作り出した自民党の技アリでもあった。
本当の争点は消費税増税だったけれどぼやかされていまいました。

小選挙区制の一位総取りシステムが自民圧勝の主要因。
と言っても自民の得票が増えたわけではない。
比例区では有権者の僅か16%しか自民党に投票しませんでした。
それでも300議席。
無党派層で選挙に行かなかった人、後悔してませんか?
増税、原発再稼働を含む推進、TPP、憲法改正が信認された、とも言えます。

投票率の話。

全国49000ある投票所の30%で投票終了時間が切り上げられました。
不可解な話です。
得票率を下げたいという意図しか私には見えませんが説得力のある反論はあるのでしょうか。

ネットでは不正選挙が取り沙汰されています。
実感としては「そんなに投票率が低いの?」
「そんなに未来の得票が少ないの?」
という違和感を持った人も多かったのではないでしょうか。
各地の投票所で長い行列が出来ているという話も結構有った。

興味深いのは自民党の三原順子さんが自分の陣営で独自ので出口調査をしたそうです。
彼女のブログによると

引用

出口調査の結果があちこちから流れてきます。
自民党、、、厳しいです。
マスコミの流した情報はなんだったのでしょう、、、、
というくらい。
全然違う(;゜0゜)
まだ、あと30分。
どんな結果が出るのでしょうか。

引用終わり

票の読み取りシステムはムサシという会社が一手に扱っているとか。
そうであれば操作は割と簡単な気もしますね。
ソフトを書き換えるとか。
憶測でしかないですが。
アメリカの大統領選でブッシュがゴアに勝った時も不正選挙が取り沙汰されました。
読み取りシステムはユダヤ系の会社が寡占しているらしいです。

日本で不正選挙なんて。
考えたことも無かった。
そんなことを言うと「とんでも」の烙印を押されそうですね。
でも不正選挙は世界ではよくあること。
特に独裁国では。
日本には絶対有りえないという合理的根拠はないと思います。

しかし仮にそんなことがあったとしても、証明することは不可能。
大本営メディアは絶対に取り上げないし、あっという間に票の保管期限の30日は過ぎ証拠はなくなります。
次回選挙でそんなことが起きないよう問題提起をするしかありません。

さて安倍政権。
自公+維新、みんなの大政翼賛会がいよいよ始まるわけです。

しかしこの一週間を見る限り、自民は民主よりは大分いいな、という感じ。
少なくとも野田、前原、仙谷らの財務相、アメリカの犬が独裁を振るえる党ではない。
人材が比較的豊富で意見が多様、拙速感はないです。

インフレターゲットや金融緩和は当ブログでは以前から支持しているのでよかった。
これで円安傾向が続き、株価や不動産価格も当面持ち直しますね。
しかしトリクルダウンで中間以下の人に恩恵が回るのは、あったとしても一年後でしょうか。

この件、日銀がいつも悪者にされますが、デフレの本当の原因はグローバリズム。
日銀はスケープゴートかもしれません。

グローバル経済では、賃金の低い後進国との競争に晒されるので先進国では必ずデフレになります。
そして企業は生き残るためにコストを下げる。
人件費が圧迫され、景気は悪くなり、国家財政は苦しくなる。
大胆な財政出動はできない負の連鎖。
最後は焼けぱちの大公共投資である戦争、というのが過去のパターンのようです。

儲かるのは国籍を持たないグローバル企業。
彼らは税金を大して払わないのに国家に公共事業でインフラを整備させます。
そして原発で安価な電力を求め、公害規制を緩和させ、市場開放を迫る。
最後は法人税を下げないと出ていくぞと脅す。
そんなことを内田樹さんが言っていたと思います。
日本の経団連トップ企業はサムスンや現代になりたいんですね。
そこや、その下請けでは働く人たちは「コスト」にすぎない。
来る春闘ではベースアップという概念自体が有りえないと言っています。
国民経済には何も関心がない亡国集団に成り下がったようです。

さて、金融緩和・リフレは単なる問題の先延ばしで時間稼ぎ。
半年か、一年か二年か。
稼いだ時間の間に何をすべきか、その答えは今のところ解らないということのようです。
安部さんは呑気に「自由貿易」と言っていますが高度成長は小国でない限り保護貿易でしか達成されていないではないか。
むしろ無節制な自由貿易やグローバルな資本移動が実体経済に悪影響を与えてきました。

おっと。
最近、お前のブログは長くて理屈っぽいとお叱りを受けることが多いのでした。
取り留めないですが、続きは又。




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2 コメント

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Unknown (ゆうちゃん)
2012-12-26 15:01:03
ブログ主さん、こんにちは。

ダイナマイトダンディは『根こそぎフランケン』という麻雀マンガのスピンオフのふざけた版なので、フランケンを読んでから読むと尚面白いですよ~♪

因みに選挙なんですが、知り合いに聞いたところ、皆一様に今までで一番混んでいたといっています。東京の話ですが。

投票率自体も怪しいもんですかね…。
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Unknown (taku)
2012-12-28 06:22:02
根こそぎフランケンですか。おっと、危ない(笑)。
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