国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

美味しい週末

2010-05-29 01:00:00 | 食、グルメ
今週日曜日、都内某所で御馳走をいただいた。
割烹の板長さんが元寿司職人で一年に一度の寿司の会を開く。

日曜日は定休日、たった7人のために極上の材料を用意してくれる。
といっても値段はびっくりするくらい安いんです。

ハイライトは小樽産のの子持ち蝦蛄と塩水うに。
一年ぶりに再会した蝦蛄。
たまらん。


待ち切れず、写真を撮るのが最後になってしまった。
上はボタンエビ。

これが調理前の小樽産蝦蛄。
超貴重品です。


そして勿論ミョウバンの入っていない塩水ウニは解禁になったばかり。
初物。
小ぶりだが旨い。
醤油も何もつけずに(蝦蛄も)。


小樽のセリの写真を見せてもらう。

お造りは他に大きなボタンエビ、下関のマコガレイ。
そしてそして、阿寒湖の天然ヒメマス。
これも超レアだそうだ。
勿論初体験。

わずかにシメてあるのが素晴らしい。

それとギリシャ産天然マグロの中トロ。
後で赤身を握ってもらったがこれには感激した。


おっと、その前に付き出しは鯛の白子、じゃがいもの煮物、アユの南蛮。
レベル高いがビールとこれでお腹のキャパが少し心配。
先は長い、寿司の会。



お吸い物は淡路の鱧。


阿寒湖のヒメマスは塩焼も最高。



お寿司はもろもろ。



大法螺貝(大きなツブ貝)も。



煮あなご、釣り大イサキ、釣りアジ、小肌にマダコ。
あれもこれも、その他たくさん。

堪能しました。
東京はオイシイ!
というか美味しすぎる。

パルミジャーノのリゾット

2009-11-20 01:00:00 | 食、グルメ
好調の池ノ上カジュアルイタリアン ”ボン・ジョリーナ”。

このパルミジャーノ・レッジャーノ。
18か月熟成で重さが22キロとか。

真ん中に温かいリゾットを入れてチーズを削りながら混ぜて仕上げる。
削りたてだから風味がいいですね。

オーナーシェフの宮川さん、イタリア食旅行から帰ってきたばかり(写真はタツヤ君)。
まだお会いしていないが持ち帰ったウンブリアのエクストラバージンオイルと黒オリーブは
試食させていただいた。
この先何を食べさせてくれるか楽しみ。

東京の食の水準はすごいですね。
この辺りに他にもいい店は結構あります。

おいおい紹介します。

最近、大丸・松坂屋トップの奥田さんのお話を伺うチャンスがあったが、最近の消費者心理の
傾向で4つのキーワードをあげておられた。

そのうちの一番がカジュアル化だそうだ。

昔は正月に背広ネクタイで年始の挨拶に行ったし父兄会にお母さんたちはそれなりの格好で参加した。
今はハレの日がどんどん少なくなっている。

食べ物もあまりハレの日みたいなのは今の時代には合わないのかも知れませんね。
確かにお祝いに正装でトゥールダルジャンにお呼ばれなんて想像しただけで罰ゲーム
みたいな気がするのは私だけ?

家の近くに気取らない美味しいお店がたくさんあるなんて。
東京ってすごすぎる、と思う。

日本の食は安すぎる(2)

2009-11-10 01:00:00 | 食、グルメ
おっと、あぶない。

スーパーで売っている加工食品は結構怪しいのがあるらしい、なんて話をよく聞く。
ちゃんとした食材を選ばなくちゃ、なんて考える今日この頃。

ピンポーン。
出て見ると、信州志賀一という国産大豆100%、米麹12割の訪問販売。
「ほうほう」、思わず話を聞いてしまう。

値段をなかなか言わないんだな、この人。
何度か問いただしたところ4キロで12000円とか。
高い!
品物はいいか悪いか知らないが多額の販売経費と大きな利益が入ってるね。

「はっ」と思いだした。
そういえば老母が樽詰の味噌を買わされてたのを注意したのは私だった。

まずいです。
そのうち振り込め詐欺に引っ掛かるかも。

食品の話をまた。

宝島SUGOI文庫が「食品のカラクリ」と言う本で低価格食のテクニックを披露している。
最近食品ホラーストーリーが多い。
ちょっと食傷気味というかあまりの潔癖主義は性にあわない。
がエンタメとして。

安いもの好きな消費者のために業界はいろいろ工夫してくれていますよ。
「これはいくらなんでも」みたいのもあるが代用魚とかは魚資源の有効活用で
いいんじゃないと思うのもある。
ただ、正直に別のネーミングにしたらいいと思う。

「安いものには理由がある」ことが分かっていれば不当表示とか騒ぐ必要もなし。
しかし安いものほど着色、保存、成分風味調整用の添加物を食べていることは自覚したほうがいい。

そうなんです。安い加工品は食品添加物テンコ盛り。
長い間経たないと添加物の健康被害はわからない。
大切な家族のために良質な食事を心がけたい。
おかあさんたち、ファミレスやファーストフードはほどほどに。

国際食品素材、添加物展というものがあって最先端の添加物技術が披露されるんだと。
怖いけどちょっと見てみたい。

以下、羅列的ですが。

立ち食い蕎麦:
蕎麦粉は高いので小麦粉が殆ど。蕎麦らしく着色。
輸入の粉でも加工したところが信州なら「信州蕎麦」と名乗って言いそうだ。

回転寿司のトロ:
日本の商社が世界中で畜養といって若いマグロを捕獲して濃厚飼料で1カ月で出荷。脂が強い。

ハンバーガー:
いろいろな肉の横隔膜や屑肉と大豆かすを70種類の添加物でそれらしく仕上げる。
うっ、気持ち悪い。

食べ放題焼き肉:
硬い輸入肉にたんぱく質分解酵母薬剤を入れ、脂肪を注入し牛乳タンパクで固めて霜降りに。

人造イクラ
日本カーバイドが開発、魚卵は使わない。サラダオイルを固めたもの。

回転寿司のエンガワ、スーパーのシシャモ、フライの鱈:
殆どすべて代用魚。

惣菜コロッケ:
二度揚げで再利用。

チキンナゲット:
いろいろな屑肉を小麦粉と糊で固める。

牛丼:
米国産牛は集中肥育所で遺伝子組み換えのコウモロコシで太らせ合成ホルモンを注射(日本では禁止)。

ネギトロ:
イワシやサンマにマーガリンを練りこむ。

ファミレスの成型ステーキ:
各種屑肉を粘着剤で固め、一度冷凍してからスライスする。

お代わり自由コーヒー:
リン酸塩で3倍絞り出し、各種添加剤でコーヒーらしく味付けする。

蟹食べ放題ツアー:
タラバ蟹はアブラ蟹、毛蟹はクリガニ。

コーヒー用ミルク:
主原料は油。これに増粘多糖類を添加物で無理やり混ぜる。

キャビア:
安いものはホウボウ、トビウオ、タラ、ニシンを黒く着色したもの。

餃子の具:
大豆。水を吸収するので増量にもなる。味は添加剤。

スーパーの低塩梅干し:
中国製の塩蔵梅を流水で脱塩して、流れた風味、成分をさまざまな添加物で補う。

着色料無添加だが紅色のタラコ、明太子:
亜硝酸ナトリウムという発色剤。発がん性もある。崩れた卵はマーガリンなどを練りこんで瓶詰め「ウニ」に。

ペットボトルの緑茶:
中国産茶葉。保存のためカテキンなどの沈殿物は除き、かわりにエキス、石油系酸化防止剤と窒素充填。

ハム、ソーセージ:
さまざまな屑肉に塩漬液を注入。増量にもなる。

マーガリン:
植物油脂や魚油(内臓の再利用)を水素添加で固める。
魚油を絞った内臓のカスはインスタントラーメンのスープに。

ジャム:
台風で落ちたリンゴがタダ同然で引き取られリンゴジャムばかりでなく添加物でイチゴやアンズジャムになる。

ビタミンC錠剤(レモン50個分):
石油からできた合成物。活性酸素など余分なものが入っている。

減肥茶:
痩せます、何万リットルか飲めば。危険な食欲抑制剤が入っているかも。

ちょっと怖い話:
05年以前のパン窯にはアスベストが使われいて実際職人の健康被害があるらしい。陶芸の窯も。

うま味調味料:
なんと言い換えようと化学調味料です。

健康番組:
針小棒大。だが、「あるある」のヤラセくらいで文句言うのは大人げない気もする。
細木、江原、美輪の番組なんか全部ウソじゃん。















食について、また

2009-09-17 01:00:00 | 食、グルメ
先週、野辺山でちょっと休養してきました。

高原野菜も9月を迎えるとそとそろ終わり。
農家の人はどうするのかと聞いてみたら、
働きたいのはやまやまだけれど職がないらしい。

地方は所得面ではやはりきついみたいですね。
ただ、ゆったりとして物価も安いし食事はうまい。
貧しいという感じは今回も受けなかった。

日本の農業従事者の数は1960年の1200万から200万人に減っている。
しかもこのうちの多くが片手間あるいは農地転売待ちの兼業。
しかし生産量はむしろ増えている。
生産性が6倍以上上がっているんですね。

このうち売上1億以上の大規模農家はわずか5000、0.25%で売り上げの15%を稼ぎ出す。
90%の兼業農家はわずか売上100万円。5%の貢献。
ここに補助金がばら撒かれ、自民党(田中派は今民主)を支える票になっていた。

ここを変えて専業農家、農場、農業法人が力を発揮できるようになれば、
食料問題は随分変わりそう。

日本の農業って結構すごいんですよ、って知らなかったけど。
主要先進国のなかではアメリカ(1600億ドル)に次ぐ2位(800億ドル)。
なんとフランス、ロシア更にはオーストラリアより断然多い。

でも自給率が低いのは人口が多すぎるのかな。
人口を減らそう!といっても自分が減るのはいやですが。
典型的な総論賛成、各論反対でした。

さて八ヶ岳はいよいよキノコのシーズン。初物のジゴボウ、いいですねえ。
カラマツ林でとれるのでカラマツダケとかカラマツナメコとかもいわれるらしい。
私はイグチと憶えていた。

ヌメヌメした触感で大根おろしでシンプルにとか味噌汁にいれるととても美味。

今回一番の御馳走は清里の知る人ぞ知る(知らなかった)お蕎麦屋さん、草五庵。
ご主人の関沢哲男さんはこだわりの人で店のインテリア、器、照明など凝りに凝っている。

イタリアンレストランを何件も持っておられるらしいがもともとは発電関係の
エンジニア。
ということで電気工事からご自分でされた。

ここのご主人自ら手打ちした蕎麦、うどんはまさに絶品。

3年ぶりにたまたま再会した大会社のオーナーMさん夫妻に夜、連れて行っていただいた。
おまかせ料理のアジとセンスの良さに感激。
カモ鍋はこのジゴボウとやはり八ヶ岳の赤葱。この葱は甘くて柔らかい逸品だった。
翌日の昼に再訪。

ぶっかけ蕎麦(うどん)1500円がいろいろな地の素材が入って最高。

日曜の朝高速が混む前に朝摘みのトウモロコシを仕入れて帰ってきた。
美味しい旅でした。




食料について再び(日本は美味しい)

2009-09-04 01:00:00 | 食、グルメ
前回、食について書いた際、石油とか日本は自給できないのだから食料の自給だけ
心配しても仕方ないというコメントをいただいた。

そうかもしれないなあと考えてます。

しかし輸入食料が手に入らなくなったらどうなるのだろうか。
まあ、人口が減るとか、その前に農業が少し復活するとか、無駄を
省くととか、言ってみれば「なるようになる」のでしょうね。

でもねえ、世界に誇れる日本の食文化。それを支える国産の食材、是非とも
将来の日本を支える柱になって欲しい。

マクロにいえば食料はひっ迫して輸入品は必ず高騰します。

世界の人間の胃の数は現在毎年8千万個増えていて、60億個が2045年には90億個に
なるらしい。

一方、世界中で農業従事者は減っているんですって。
経済が発展するにつれ農業人口が、工業やサービス業に変わっていく。

他にも水の問題、土壌汚染の問題、バイオエタノール。
供給は長期的に減っていく。

不作によりインドやベトナムは米の輸出制限をしました。
欧州の小麦の輸出制限をしたことがある。
アメリカも過去に大豆輸出を一時停止したらしい。

ということは食料は貴重品、値段も上がる。
じゃあ自分で作ってソフトを発信するのもいいのでは。
アメリカや中国より水はあるし。

日本の食文化ががグローバルスタンダードに!
ならなくていいけど。

どこかで読んだがフランスのシェフが築地市場を訪れ
「いままでパリが最高の魚介類を独占していたと思っていたが、
パリには築地でハネられた魚しか無いとわかった」そうだ。

お目が高いのね、日本の料理人。あと活け〆の技術。
伝統野菜も美味しいですね。
肉も日本のものは素晴らしいのがたくさん。

日本人は器用で仕事が丁寧。それに「おもてなし」の心ですから
料理人の質はメチャクチャ高い。

増田悦佐さんだったか言っていたが、日本のグルメはアメリカのエンターテイメント、
フランスやイタリアのファッション、インドのITのように
一級品のソフト資源です。

写真は孫の遠足のお弁当(うまく回転できない)。
すそ野が広いです。
日本の日々の家庭料理は多分他の追随を許さないじゃないでしょうか。

世界に誇れる食文化です。



日本の食は高くなりそうだが、買い支えよう

2009-08-13 01:00:00 | 食、グルメ
日本の食料自給率がこのところ毎年1%ずつ上がって昨年は41%になったらしい。

これはカロリーベース。

確か昔は金額ベースだったのにいつからかカロリーベースに変わり
自給率が70%から40%まで下がった。

なんで変わったの?

なんか怪しくないですか。
調べてみたいと思います。

知っている人いたら教えてください。

しかしこのカロリーベースでの自給率上昇、この先の見通しは甚だ暗いというのが
以前に「日本の食は安すぎる」で紹介したヤマケンこと山本謙治さん。

改善の理由は国産サトウキビと大豆の生産が増えたことと輸入小麦の値上がりで
輸入量が減ったこと。

コメの消費は増えていないんだそうだ。

でもここに答えの一つがありそう。
カロリーの高い炭水化物は輸入小麦とかを減らしコメを食べればいいのか。

あと余計なカロリーは取らない。
ダイエットにもなるし。

さて今年ですが心配なのが日照不足と冷夏。
野菜の値段は既に高くなっているしコメの作況指数もかなり悪く凶作の予感。

前から言ってますが地球温暖化のほうが寒冷化よりずっといい。

その昔火山活動の影響で二酸化炭素濃度が今の数倍で気温も6度高かった。
中世代白亜紀の話ですが植物がどんどん育ち食料が豊富になったため、
ついに恐竜まで登場。

その後の寒冷化で絶滅しました。

温暖化と言うとすぐ北極クマが困っている映像が出るが彼らだって
何万年も前から地上にいるんですよねえ。

つい5千年まえの縄文海進のときはゴアが心配する温暖化並みに気温が
高かったのを生き延びたんでしょうから。
心配しすぎでは?

絶滅種が増えているのは単に石油文明になって人間が増えすぎたからじゃないの?

話がずれました。

不作になると消費者も大変だが農家のダメージははかりしれない。
今は国内産が高くなると安い輸入品が中国とかからどんどん入ってくる。

一般家庭ではまだ野菜など輸入食料品には抵抗があるが全体では大きく増える。

外食産業。

この業界、もともと少子高齢化とかの影響で市場規模は大きくならない。
一方手軽な投資であるため新規参入は後をたたないので競争が激しい。

うまくて安くしなければ生き残れないとなれば消費者の安全は後回し。
ここから現在輸入品への切り替えが進んでいるのだと思います。

「背に腹は」ですね。

しかしこれでは日本の生産者は守れない。
今年度の自給率低下につながる恐れ大ですね。

王様である消費者ができること。

安物買いを止めて国産品を買い支える。
良い国産材料で頑張っているレストランを食べ支えるしかないか。

写真は不作に喘ぐ家庭菜園。
ミュージシャンのヒラヲユミさんのブログから無断借用。

原因は天候ではなさそうですが。



ダッテリーノ種トマトのスパゲッティーポモドーロ

2009-08-12 01:00:00 | 食、グルメ
先週土曜日は東京湾花火大会。

勝どきのリッチな超高層マンション57階に住む友人宅に集合
花火とおしゃべりの楽しい時間を過ごしました。

グルメの皆さんですからお土産もいい加減なものでは。

ということで5月だったかホワイトアスパラの記事で紹介した
地元池ノ上のイタリアンレストラン「ボンジョリーナ」で
ご自慢の自家製玉ねぎのキッシュと我々のお気に入りのプロシュートを持参。

そのとき一緒に薦められたのが写真の大粒グリーンオリーブ。
La rocca社のものらしいがこれがとても肉厚でジューシー。

お店ではドライオレガノとオリーブオイルで出すそうですが我々は
この塩漬けオリーブをそのままでいただいた。

これはいけます。白ワインの消費量激増必至。
その後再来店して早速分けていただいた。

さて花火の日にやはり紹介されたがちょっと荷物になるので断念したのが
濃厚なダットリーノ種のホールトマト缶。
気になっていたので日を変えて家内、長女、孫娘とランチで試食してみた。

この嫌みのないとろっとした甘み、たまらん。
シンプルなスパゲッティーポモドーロ、ばっちり決まります。

いいですねえ。

一緒にいただいたのがこれも私の好物岩手産短角牛のグリル。
しっかりした肉の旨みが素晴らしい。

黒毛和牛もいいがあれはサシが多くて収率がいいのが上ランク。
言ってみれば肥満児ですね。

その点短角は運動させているから肉質が締まっていていて収率が低い。
どちらがお好みかはそれぞれだが私は後者。

そして最後に知り合いが送ってくれたというフレッシュミントの
ハーブティ。豊かな香りが家内や娘の心を鷲掴みでしたね。

ボンジョリーナ、面白くなってきた。






日本の食は安すぎるの?

2009-07-27 06:00:00 | 食、グルメ
ついに始まりましたね、日本の夏,キンチョーの夏。
食欲が落ちそうですが今日は食について。

近年、「激安」がマスコミでもてはやされているがそれって消費者にとっていいことなのだろうか。

題名が目に止まった。
山本謙治著「日本の食は安すぎる」。

作者は農業流通コンサルタントで全国を歩き回り、食べまくっているヤマケンこと山本謙治さん。
その様子は彼の「食い倒れブログ」で。
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/

日本中で良心的に高品質の食材を作っている謙虚な人たちの味方。
というわけでどちらかというと生産者の立場で「消費者も考えてください」
という内容。

ちょっと内容が散漫な気がしないでもないが私は十分啓発された。

牛肉偽装のミートホープは本当にひどい話だった。
しかし社長のいう「半額セールをよろこんで買う消費者にも問題がある」
という暴言(?)に真実はないのか。

消費者は実は弱者でない。
少しお金を余分に払ってもいいものを要求し実際に買うことで品揃えそして生産を変えられる。
低価格を過度に追求すれば偽装くらい出てきまっせ。

たとえば焼き鳥屋で一本300円以下の地鶏は怪しいそうだ。
秋田比内では一本200円で肉屋が卸しているので300円以下では赤字。

安い焼き鳥は串に刺さったのが冷凍で輸入されてくる。
一本10円だそうですよ。気持ち悪りぃ。

地鶏は血統だけでなく80日以上の飼育が義務付けられている。
コストがかかるんです。
消費者がもしそういうものを望むなら買い支えるしかない。

物価の優等生、卵の話。
スーパーでは上級品風な赤玉が並んでいる。値段はピンきり。
だが餌にパプリカを入れると簡単に赤くなるらしい。

安いものには理由がある。
米飼料100%で平飼いの美味しい卵はレモンイエローだそうです。
確かに見た目のインパクトない。

しかも一個100円。高いものには理由がある。
何を選ぶかは消費者の勝手。
でも飼料用の米を生産するのはいいかもしれない。緊急時の食用にもなるし。

日本の農業政策はおかしいですね。
食料自給率を上げようと言いながら減反。
加藤紘一や絆創膏大臣のような農水族議員が跋扈している。

やる気のある専業農家より農地転売待ちの兼業農家の票田が目当ての補助金政策。
280万の農家と言っても実は30万しかいない専業農家が実体ですね。
でもそれでは省もいらないし、票としてもイマイチですから。

加藤という人北朝鮮への米輸出利権で張り切っていた。
こういう人には早く退場してもらいたい。

外食、これがとっても危ないそうです。
悪意があってもなくても産地偽装、ブランド偽装など日常茶飯事。

メニューのネーミングの軽い気持ちで有機野菜とかナントカ牛とか。
一流料亭でもなければ問題にならない。
「すんません、間違えました」みたいな。

野菜と言えばよく「OOさんが作った」みたいなのあるけど全部誰かが作っているんですよね。

外食に戻ります。
飲食店ではざっと売値の3割が原材料費といわれる。
そうすると300円ラーメン、100円ハンバーガー。
一体どういう材料を使っているのか。

こういうとき味や量はごまかせないから食べる人の安全が犠牲になる可能性が高い。
だから手を出さないほうが自分のためということのようです。

激安グルメを煽るテレビ局、大丈夫か?
まあ、実はテレビ局は視聴者のオバカに合わせてるだけの確信犯ですが。

板長の誘惑

2009-06-03 09:45:30 | 食、グルメ
小樽の蝦蛄で紹介した新宿「りん」のハガ板長。
とても研究熱心な料理人でいろいろ教えてくれます。

今日は白子が激安で入ったのでどうですかとお誘い。
焼きで出して、残りは塩辛にするのだそうだ。3ヶ月後が食べごろと。

あと珍しい岩手県大船渡の鱒の介が今シーズン初入荷とか。
「介」は「大将」という意味で即ちキングサーモン。ハラミを刺身で。
近海ものは脂も上品だそうです。

そして、長崎の鱧(写真は淡路産)。アタマと骨で取ったダシで京都の水菜、
麩それに新玉ねぎを加えシャブシャブにするというアイディア。
新玉ねぎの甘みがよく合うらしい。
残ったダシで雑炊。

たまりませんな。行っちゃおうか。

トキシラズ(時鮭)も羅臼に抜けてシーズン終了間近。
日本の季節は駆け足です。

小樽の蝦蛄(食ネタ2)

2009-05-26 06:27:34 | 食、グルメ
何だかわかりますか?

ジュンサイの池に浮かぶ胡麻豆腐の岩。
そこにたたずむ空豆の蛙でした。
可愛いでしょ。

最近時々伺う、新宿は花園神社近くの和味「りん」。

今の時期、板長のイチオシは産卵を控えた蝦蛄だとか。
ガレージというのはしょうもない親父ギャグ。
かっぱ巻きはレインコートみたいな。

さて今回は小樽産です。
蝦蛄と言えば東京近郊の小柴が有名ですが最近は漁獲量が激減。
小樽ではしっかり禁漁期間を設け資源保護しているとか。

ぎっしり卵を持ったメスの食感。
絶妙の茹で方でホントに素晴らしい。
シャコってこんなに美味しかったんだ。
見方が変りました。
これから毎年外せない。

他に新鮮な小樽の塩水ウニ(ミョウバンが入ってない)。
蝦夷大法螺貝(つぶ貝)。
大分の城下カレイ(やっぱり旨い!)。
オーストラリアの天然生メバチ。

板長の芳賀さん、コダワリの仕入れと調理で
いつ行っても決して失望させません。

但し、小樽の蝦蛄は築地では手に入らない稀少品。
予約時にリクエストしないと出会えないかも。

HPをブックマークします。

ホワイトアスパラガス(食ネタ1)

2009-05-18 05:39:15 | 食、グルメ
旬のものを食べると長生きするとかいいますね。
この時期、ホワイトアスパラはやっぱ外せないっしょ、みたいな。
最近めっきり都会に出ることがすくなくなりました。
でも、うまいものは食べたい。
ということで歩いて3分、池の上のリストランテ”ボンジョリーナ”にお願いしました。
遮光して、土をかけるんだっけ?、緑にならないように育てるんですよね。
だからまろやかな味わいで毎年食べたくなる。
でも農家にとってはとても手間がかかる。
缶詰にしたやつはちょっとグジュグジュですね。
新鮮な太いもの。適度な歯ごたえがたまりません。
国産では岩手とかでつくっていると思いますが今回はペルー産。
バーニャカウダでいただきましたがそのままでも十二分いけます。

さて、ボンジョリーナ、他にもいろいろ美味しいですよ。
絶対外せないのがここのプロシュート。塩分控えめでいくらでもいけちゃう。
もちもちピザもとってもナイス。
オーナーシェフが静岡の清水に2号店を出し単身赴任中。
で、新鮮な海鮮類を現地調達するわけです。
先週いただいたカワハギのアクアパッツア、美味しかった。
料理するのが左の本田竜也さんと右の水戸大輔さん。
お二人とも宮城県出身で多分楽天ファン。
でも仙台の東北高校時代のダルビッシュをサイセリアでよくみかけたので愛着ありと話をあわせてくれた。
よし、好青年これでキマリ!
二人とも20代半ばですが頑張ってます。オーナーシェフも安心。
トライする価値ありと思います。
小さいお店なので絶対予約してください。
お店のホームペイジをブックマークしますね。