国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

河野太郎が警告していた核燃料サイクル(怪文書にされた「19兆円の請求書」)

2011-03-30 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
淡路にいると震災は遠いところのことのようだ。
地震はないし物資も豊富だ。
唯一、ペットボトルの水は品薄。
自販機では売り切れを目にすることが多いし、スーパーでも500ミリリットル
しかない(購入個数は6個まで)。

東に行っているのだろう。
地元の寿司屋のオヤジの話では三陸の代替で瀬戸内の魚が首都圏に
流れ価格が上がっているらしい。

寿司屋と言えば明石のタコが異様に美味かった。
オヤジによると天然物でも95%は底引き網。
釣りと壺の5%は格段に元気がよく身がしまっている。
本来は香りも格別なこの5%のみを「明石のタコ」というそうだ。
日本人の食に対する感性を再確認。

明日は何と「はっちゃんが」東京から参戦。
楽しいことになりそうだ。

やっと出た、プルトニウムの話。
初期段階では東電、政府、記者クラブメディアが一体となり
完全秘匿。
フリーや海外メディアに突っつかれ、「測定していない」
「測定するかどうか分からない」。

さらに追及され何と「測定装置がない」。
そして「やっぱり測定してみたら極く少量有りました、でも現在の
レベルでは当面健康には影響なし」

そして次は?
国は信用できないな。
残念ながら我が政府、大手メディアは国民を守る気がないようだ。
よく覚えておこう。

さてプルサーマルと日本では呼ばれる核燃料の話。
2008年6月の記事らしい。
自民党の河野太郎議員のブログだ。

「政治は何をやっているのかと言えば、自民党の電力族と経済産業省べったりの政治屋どもは
民主党の電力総連の息がかかった議員どもと一緒に、電力の自由化が叫ばれているこの時代に、
原子力発電は国策と位置づけようと必死になっている」

「19兆円の請求書」というPDFファイル。
核燃料サイクルの問題点がよくわかる。
中止されている国が多い中日本では逆に推進されてきた。
間違いにキビシイ日本社会。
官僚の無謬性神話が撤退を妨げ負け戦にのめりこんでいく原因の一つだった。
デジャブだなあ。

一読の価値あり。

ウランを燃やすこととプルトニウムを燃やすことは、問題の次元が全く違う。
プルトニウムを貯めこむ核燃サイクル。
六ヶ所村の再処理工場が暴走すれば北半球に人類が住めなくなるとという話。
以前はまさか、と聞き流していたが。

相次ぐ問題で運転が止まっている高速増殖炉「もんじゅ」。
ナトリウムの温度を下げるために今でも一日5000万円の電気代がかかってるという
ツイートがあった。
電力供給が止まったらどうなるのか。
想像するのも恐ろしい気。

今までの認識不足を反省。
まずは知ることから始めたい。

再び河野太郎さん

「かつて六カ所の再処理工場を稼働させるかどうかという原子力政策の分かれ目があった。
通産省内では事務次官の黙認の下、世論に訴える「19兆円の請求書」という快文書
(怪文書じゃないよ)が作られたが、マスコミに黙殺された。
除名されかかった私を救ったのが宮城県連の村井県知事や秋葉代議士だった」

5分で読める。
是非。

19兆円の請求書


少し元気になる記事

2011-03-29 01:00:00 | 経済投資
心配が段々現実的になってきた。
福島第一原発(Dai-ichiは既に英語として定着してきた)3号機。
プルサーマルという和製英語のオブラートで包まれた強毒性MOX燃料。
6%のプルトニウム汚染だ。

原発事故全体について、
メディアは当初からの「大したことない」から「事態は予想外に深刻」に
トーンが変わってきた。
残念ながら予想通りだ。

しかし知る限り、プルトニウムのプの字も報道しないようだ。
各社横並びの大本営発表なら一社でたくさんだ。

政府・東電は「測定装置がない」みたいな馬鹿情報で不安を増幅する迷走状態。
半減期24000年というこの怪物。
暴走を止めないと後世に大きな負の遺産を残すことになる。

今日本に生きる我々はプルトニウム世代と言われることになるのか。
現場の必死の戦いにエールを送り、献金を続けるくらいしかない。

淡路での最初の目覚めはトイちゃんの海に浮かんでいるようなマンションから見る
空と海。
休暇を楽しもう。

つらいニュースも今日はお休み。







日本製のナビゲーションとエアコンの在庫が10日分しか残っておらず、工場が操業停止になる可能性を
発表したボルボ。

シボレーコロラドやGMCキャニオンを組み立てているルイジアナ州シェリーブポートの従業員数923人の工場を、
日本製の部品が不足しているために閉鎖すると発表したGM。

半導体の回路を焼き付けるステッパーは、3分の2がニコンかキャノン製。
携帯端末やラップトップパソコンに使われる樹脂「BTレジン」の約90%、
世界のコンピューターチップに使われるシリコンウェハーの60%は、日本から輸入されている。

今まで誰も気にしたことがないような製品、例えば小型マイクやメッキ素材、高性能機械、電子ディスプレイ、
それにゴルフクラブやボーイングの新型旅客機ドリームライナーの羽に使われる炭素繊維など、
すべて日本だけで作られているか、または主に日本で作られている。

アメリカが被災しても世界は困らない。

1985年のプラザ合意で日本は劇的な円切り上げを容認することになり、
円は最終的に対ドルで100%も上昇した。
この円高と、91〜92年にかけての不動産と株式市場のバブル崩壊は、
日本の成長の足かせとなり90年代の「失われた10年」を生み出した。

その一方、アメリカは90年代に入りインフレなき高成長を謳歌した。
日本の停滞とアメリカの繁栄を比較すると、いかにもアメリカは日本を打ち負かしたように見えた。
アメリカ人は口々に、なんで日本に抜かれる心配などしたんだろうと言い合った。

だがアメリカでもITバブルとサブプライム・バブルが崩壊してみると、
90年代のアメリカの高成長もまた見かけ倒しだったことがはっきりした。

今、国際的な部品調達網に日本が与える影響の大きさをアメリカのそれと比較すれば、
グローバル競争の本当の勝者はアメリカではなく、日本だったことは明らかだ。



震災でわかった日米の競争力格差
Japan Rules Global Supply Chain

日本製部品はさほど重要ではなくなったという見方と同様、
経済競争でアメリカが日本に勝利したという見方も嘘だった

2011年03月25日(金)16時44分
クライド・V・プレストウィッツ(米経済戦略研究所所長)




原子力が無ければ停電というシナリオと自称B級アイドルの素晴らしいブログ

2011-03-28 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
息抜きに淡路まで。
孫も一緒に。
避難というわけでもないが。
関西に来ると雰囲気が違うな。

原発問題は先が見えない。
煽るな、悲観的にすぎる...と言われていたことが段々現実に。
安全風評だったか。

随分前に牛乳が汚染されていると報道された。
牛の内臓が汚染されているっていうことじゃないの。
人間は?

Fukushima I Nuclear Power Plant Reactor 3 explosion on March 14, 2011 福島第一原子力発電所



東電は全く実効性に欠ける計画停電をやっていた。
23区の中でも都市部は警告だけで停電なしだ。
結局不都合があったのは周辺部。

最初に停電になったのが被災地でもある茨城というのは悪い冗談だった。

河野太郎によると企業との契約、大口需要家には割引がある。
確かに供給する側のコスト・メリットもあるのだろう。
これがいけないとは思わない。

しかし、これらの契約では割引と引き換えに、電力需要が逼迫した時に
電力利用を削減する義務があるそうだ。
国民に計画停電をするなら大口契約者に対する供給抑制がどの程度行われているのかを
公表する義務があるだろう。

しかし経産省は、

「これだけの計画停電を国民に強いておきながら、この需給調整契約は東京電力と契約者の民間契約なので、
この契約に基づいた供給抑制については公表できないなどという。
需給調整契約の内容の詳細の説明すら、経産省は民間の契約だからと拒み続ける。」

と河野太郎。

「実際には、現在の計画停電では、超大口の需要家は対象から外していることを東電と経産省の両方が確認している。
社会的な影響を考慮してということだそうだ。だが、どこが対象外になっているかは公開されていない。」

ううん、そういうことか。
つまり大口の需要家には契約にある削減をせず、電力需要の大きい都市部は巧みに計画停電を避ける。
足りてるんじゃん、電力。

では、何故周辺部で停電?
あまり節電効果はないだろうに。
メッセージなのだな。
或いはアリバイ作り。

原発が止まると電力は足りなくなる。
夏場には電力需要のピークが来る。
需給の更なる逼迫だ。

だから、
結局原子力でしょ。
日本のような石油資源に恵まれない国。
クリーンで安価な原子力エネルギーをやめてはいけない。
という文脈で読むのが正解か。

しかしちょっと待てよ。
原子力の売りだった「クリーン」と「安価」は全否定されたはずだ。
みかけのコストの裏にある巨大なリスク。
とてもではないが一民間会社が取れるリスクではない。
HIDDEN COST というやつだ。

孫崎さんのツイートによると
米国内原子力発電推進に対する世論調査(PEW)で日本の事故後支持急落、促進賛成39%、反対52%
賛成は2010年2月の52%を頂点に45%周辺で推移していた。
男女で態度異なり男性支持53%、女性26%、支持高い年齢層は65歳以上で45%、共和党支持者は支持49%。

そうか、年寄りは目先の効率か。
安い電気を使って核分裂生成物や核廃棄物は後世に残す。
福島原発は石棺にして次世代に考えてもらう。

これからエスタブリッシュメントはメディアを使って原発推進キャンペーンを
はるはずだ。
電事連の2000億円は伊達ではない。
大学にもたっぷり行っているので反原発では教授になれないとか。
テレビでコメントするセンセイは概ね御用学者か。

しかしそれでいいのか、おっさんたち。
また食い逃げと言われるぞ。

(原子力資料情報室の記者会見から)
「どんなに安全な原子炉を設計することが出来たとしても、
人類には使用済み核燃料を完全に処理する技術はない。
10万年もの時間をかけて管理していかなくてはならない危険物を大量に生み出してまで、
原発を持たなくてはならない理由があるのか」

(NHK科学文化部より)
「今行われているのは1~4号機で原子炉やプールにある核燃料を水で浸すための応急措置です。
作業員の被ばく、その前日の黒煙など想定外のトラブルが相次ぎメドが立たない状況です。
事態の収束には数ヶ月から場合によっては年単位にわたる長期に及ぶ可能性もあります。」

(市川定夫埼玉大学名誉教授「新・環境学3」)
チェルノブイリ事故による死者数の推計、アメリカ合衆国原子力規制委員会(NRC)によると、
旧ソ連で一万、ヨーロッパも含めて一万四千、ゴフマン博士によると旧ソ連で三十万、全世界で四十五万。

一度止まって考えよう。
原発は全てモラトリアムでいい。
東電には4兆円の内部留保を吐き出させ解体。
原発以外の電力事業は東京ガスにでも買わせる(同じ田舎大名の役人体質だが)、とか。

そして震災増税、TPPによる農産物輸入自由化で農業壊滅、健康被害。
そんな二次災害を避ける英知を持ちたい。

最後にB級アイドル(自称)藤波心さんの素晴らしい記事を読んでください。
私の記事すっ飛ばしても読むべき。
15歳とか。
本当に自分で書いたのなら脱帽。




「批難覚悟で・・・・」


どさくさに紛れてよからぬ事を考える人たちに警戒しよう(増税・原発・TPP)

2011-03-25 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
東京の水汚染。
不安になるなと言う方が無理。
買いだめは止めろと言われても乳幼児や妊婦は深刻だ。

各国政府の警告を見ると40歳以下に注意を呼び掛けている。
40歳以上は汚染されても多分寿命の方が早く来るということだ。
わかった、水道水は我々が飲もう。




「飲み食いで日本を元気に!運動」に次ぐ団塊向け第二弾。
「ペットボトルは若い人(特に乳幼児・妊婦)に譲ろう!」

ご賛同期待。

さて火事場泥棒に気をつけよう。
被災地に転がる手提げ金庫を持っていってしまう人ではない。




米倉経団連会長:
「時限的な措置として、被災地以外での所得増税も議論していくべきだ」
「エネルギーを安定確保するには日本は原発に頼らざるをえない」

ビジネスの事ばかりで人間的な深みのなさそうな人だな(知らないが)。

現場では命がけの闘いが続いている中、なんだこの発言は。
笑うしかない。

そして東北産農産物汚染。
これも「チャンス」と捉えているのだろう。
TPPだよ。

アメリカからの緊急輸入、なし崩しの遺伝子組み換え食品受け入れ。
いつの間にかTPP参加という道筋見えない?

見えますな。
米倉さんの住友化学はTPP待望だ。


先日のブログをご参照ください。
<TPPとモンサントと経団連と住友化学>


気をつけよう。

やっぱり気になるプルサーマルの3号機

2011-03-24 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育



東京の夜はまだ灯が消えたようだ。
下北沢や三茶あたりはそれでも少し賑わい始めた。
付近の人がぼちぼち外食を始めたからだ。
バーや居酒屋はまだまだなのだろう。

都心の盛り場は大変だろうな。
昨夜は赤坂のジャズバー「アルバトロス」に地震後初めて行ったが
街自体が閑散としている。
もともと夜間人口が少ないところだ。
家賃も高いので経営的にギリギリのところまで来ている店も多いだろう。

年金がギリギリ貰えると言われる団塊。
「食い逃げ世代」とも言われる。
今こそ外食に出かけよう。
そして食って貢献しよう。
日本は美味しいぞ。
そんな日本を元気にしよう!!

というわけで外食が続きお腹がポッチャリし始めた。
二次災害だ。

しかし23区に住んでいると停電も殆ど無い。
周辺部の人たちが犠牲になっている。
福島の原発だって都会のためだ。
ひるんではいられない(笑)。

さて先日紹介した広瀬隆の「ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」」。
反原発派急先鋒の意見として参考にしてもいいと思う。
世の中「煽るな」の声の下、事態が収拾されつつある報道が多い気がする。

しかし街で人々が話している事はちょっと違うな。
大手メディアの報道を鵜呑みにする人の数は明らかに減っている。

引用

東京電力が23日、東電福島第一原発の原子炉建屋の約1.5キロ・メートル西にある正門付近で、
これまでに2回だけ計測されたとしていた中性子線が、12ー14日に計13回検出されていたと発表したと、
読売新聞(電子版)が23日、報じた。
観測データの計算ミスで見落としていたという。

引用終わり

優しいねえ、メディアは東電に対し。
まあ、そのうち大バッシングになると思うが今のところは電事連の2000億が利いているようだ。

科学者の意見もマチマチ。

科学的であるべき放射性ヨウ素の基準値。
厚労省は3月17日に「これを300 Bq/kg」へ修正した。
WHO基準の「10Bq/L」は平常時で、危機になると基準値が変わる。
一挙に30倍か。
ルール変更はスポーツの世界だけではなかった。

そしてすぐにこう来る。

引用

東京都「210ベクレル/リットル(ヨウ素131)を葛飾区の浄水所で検出。
乳幼児は摂取を控えるように。
濃度は直ちに影響がないが、年間に渡って摂取すると影響があるという程度」(NHKニュース)

引用終わり

それと、おかしいでしょ。
誰かが言っていたがメディアで3号機のプルサーマルの話は一切出ない。
プルサーマルは放送禁止用語かと。

東電の会見ではネットやフリーの記者から当然突っ込まれている。

東電「プルトニウムは測定していない、測定するかどうかは検討中」
記者「プルサーマルを開始した責任として、現在プルトニウムの危険はないという証明をすべき」
東電「プルトニウムが出ていない事を証明するデータは明日の会見で」

隠しているの決まってるよね。
プルトニウム漏えいと言う事になれば日本の原子力行政は壊滅という見方もある。
猛毒のMOX燃料。
この人類初体験の汚染リスクがあるからアメリカは50マイル避難を勧告したのかもしれない。

ということで避難するかどうかは自己判断、自己責任。
必要があっても半径50マイルの日本人がそう簡単に疎開できるはずもない。
ましてや東京は世界一のメガロポリス。
行くとこありません。

煽るな、と言いたい気持ちもわかる。

しかし「安心デマに注意。まだ危険デマの方がマシ!」とは上杉隆。
内田樹も「危機の時には心配し過ぎの方が生存率が高い」みたいな事言ってた。
両論を検討して自分と家族を守るしかない。

以下は広瀬隆の意見に対する北村晴彦東北大学名誉教授のコメントだ。
真っ向から否定するのではなく「そこはちょっと」みたいな修正意見で好感が持てる。
ちょっと古いが参考にしてもいいかと思う。

私も広瀬氏はちょっと極論かな、と思った。
広瀬さん。
多分筋金入りのサヨクで骨の底から反原発だ。
しかいこの人の本を2冊ばかり読んだがすごい。
アメリカの閨閥の話だがジャーナリスト、ノンフィクション作家と言うより
むしろ研究者だ。
この人の最大のテーマ、原発も参考にしていい。


<広瀬隆氏『ニュースの深層 福島原発事故 メディア報道のあり方』
での発言へのいくつかの修正(2011年3月17日放送) >



<「退避すべきかとどまるべきか」放射線被ばくを深く心配されている方々へ
(2011年3月17日午後時点の情報を踏まえて) >




必読・メア氏講演内容を知ってますか?

2011-03-23 01:00:00 | 政治外交
地震に関するニュース漬けでいろいろな事を忘れていた。
少し落ち着いて振り返ってみるか。

憶えてますかメア発言。
例の沖縄「ゆすり・たかり」論だ。

沖縄県民に対する侮辱だと騒いでみせるメディア。
実際は栄転なのに更迭とまたもや隠蔽報道だ。
グルですな。

全文を読んでみたらいい。
これはアメリカの日本に対する姿勢だし、対米従属の自民党、菅政権、官僚・報道の
公式見解に近い。
というか彼らの本音だ。

だから問題を矮小化して全部を伝えたがらないわけだ。

日本の夢想的な非武装中立という「いないふり作戦(笑)」にも痛烈だ。
沖縄県民について書いてあることは確かに失礼だが的を得ている(失礼なのはオレだ)。
こういう言い方を日本の既得権者たちはアメリカとしていたってことだ。
日本の「合意社会」や「本音と建前」に関するネガティブな見方も面白い。

そして最後のところを読むとアメリカの本音が出ている。
そう、憲法九条に基づく日米安保(どちらもアメリカが日本に押し付けた不平等条約とも言える)は
アメリカにとってグッド・ディールだ、と書いてある。
だから改憲はさせないって。

講演の一部だけを取り上げて馬鹿騒ぎをするのは勿体ない。
日本の置かれている立場を知る上で有益な内容だ。

日本は軍産複合体ジャパン・ハンドラーのシマだが彼らは全米代表ではない。
それとは対抗する勢力もあるわけで、前原・菅献金スキャンダルと同じ
流れで出てきた話かもしれない。

しっかり肝に銘じよう。
そしてそろそろ目覚めてもいいかもしれない。




メア氏講義メモ全文(日本語訳)2011年3月8日
 ケビン・メア米国務省日本部長(前在沖米総領事)が昨年12月、
米国務省内で大学生に対して行った講義を記録したメモの全文は以下の通り。


 私は2009年まで在沖米国総領事だった。
日本にある米軍基地の半分は、沖縄にあると言われているが、その統計は米軍のみが使用している基地だ。
もし日本の自衛隊と米軍が共同使用している基地を考慮すると、沖縄の基地の割合はかなり低い。
議論になっている在沖米軍基地は、もともと田んぼの真ん中にあったが、今は街の中にある。
沖縄人が、基地の周囲を都市化し、人口を増やしていったからだ。

 在沖米軍基地は地域の安全保障のために存在する。
日米安保条約下の日本の義務は基地のために土地を提供することだ。
安保の下での日米関係は不均衡で、日本にとっては有利だが、米国にとっては損失だ。
米軍が攻撃された場合、日本は米国を守る義務はないが、米国は、日本の国民と財産を守らなければならない。

 集団的自衛権は、憲法問題ではなく、政策の問題だ。

 海兵隊と空軍は、1万8千人ほど沖縄に駐留している。
合衆国は二つの理由で沖縄の基地を必要としている。
基地が既に沖縄にあるという点と、地理的にも重要な点である。

県民は米国よりも日本に怒り

 (東アジアの地図を指し示しながら)在日米軍は、東京に司令部がある。
物流中核の位置にあり、危機が発生した場合、補給と軍の調整ができる。
米国の基地として最もロシアに近い三沢基地は冷戦時に重要な基地だった。
岩国は韓国からたった30分だ。
その上で沖縄の地理的状況は、地域の安全保障に重要である。

 沖縄はかつて独立した王国で、中国に貢ぎ物を献上していた。
とはいえ、中国の一部では決してなかった。
米国は1972年まで沖縄を占領していた。

 沖縄県民は、米国よりも直接日本に対し怒りを持ち不満を募らせている。
民主党政権は沖縄を理解していない。
日本政府はコミュニケーションの「パイプ」を沖縄に持っていない。
私が沖縄県民にコンタクトを取りたいと依頼したとき、民主党の高官は「ぜひ! ぜひやってください」と言った。
まだ自民党の方が、最近の民主党よりも沖縄に通じていて沖縄の懸念について理解していた。

 3分の1の人たちが、軍隊がなければより平和になると信じている。
そのような人たちと話をするのは不可能だ。

 2009年の総選挙は、民主党へ力をもたらした。
それは日本政府の初めての政権交代だった。鳩山氏は左派の政治家だった。
民主党政権で、鳩山総理大臣だったのにもかかわらず、日本とアメリカは5月に2+2(ツー・プラス・ツー)合意を成し遂げた。
 (メア氏は教室を離れ、同僚2人が日米の経済関係について講義した。その後メア氏が戻って講義を再開し、2人は部屋から出て行った)

本土には受け入れる場所ない

 米国は、沖縄における軍事的負担を減らすため8千人の海兵隊を普天間からグアムへと移転させる。
この計画は米国が、地域での安全保障や抑止力を保つための軍事的なプレゼンスを維持するものになる。
ロードマップの下で、日本政府は移転に必要な資金を提供するとしているが、このことは日本側の明白な努力の証しだ。
民主党政権は計画の実行を遅らせてきたが、私は現行案を履行してくれるものと確信している。
東京は沖縄の県知事に伝える必要があるのだ。
「お金が欲しければ、(移設案に同意し)サインしなさい」と。 
ほかに海兵隊を配置する場所はない。
民主党は本土での代替施設を提案したが、本土には受け入れる場所がないのだ。
日本の「和(調和)」を重んずる文化は意見の一致に基づいている。
合意形成は日本文化において重要なものだ。
日本人はこれを「合意」と呼ぶ一方、それは「ゆすり」を意味し、彼らは「合意」の文化を「ゆすり」の手段に使っている。
合意を模索するとみせかけ、できるだけお金を引き出そうとするのだ。
沖縄の人々は日本政府を巧みに操り、ゆすりをかける名人である。

改憲は米国の利益にならない

 沖縄の主要産業は観光業だ。
農業もあるが、主要産業は観光業だ。
沖縄の人たちはゴーヤーを栽培しているが、他県の栽培量の方が多い。
沖縄の人は怠惰すぎて栽培できないからだ。

 沖縄は離婚率、出生率(特に非嫡出子)、度数の高い酒を飲む沖縄文化による飲酒運転率が最も高い。

 日本に行ったら本音と建前に気を付けるべきだ。
本音と建前とは、言葉と本当の考えが違うということだ。
私が沖縄にいたころ、「普天間飛行場は特別に危険ではない」と話した。
沖縄の人たちは、私の事務所の前で発言に抗議した。
沖縄の人たちは普天間飛行場が世界で最も危険な飛行場だと主張するが、彼らはそれが本当のことではないと知っている。
福岡空港や大阪伊丹空港だって同じように危険だ。

 日本の政治家はいつも本音と建前を使う。
沖縄の政治家は東京での交渉で合意しても、沖縄に帰ると合意していないと主張する。
日本文化があまりにも本音と建前を重視するので、駐日米国大使や担当者は真実を話すことによって常に批判される。

 米軍と自衛隊は思考方法が違う。
米軍は起こり得る展開に対し準備して訓練するが、自衛隊は実際の展開を準備せずに訓練する。
たいてい夜間に戦闘が起きている現代の戦争では夜間訓練は必要だが、地元の人は米軍の夜間訓練に反対する。
夜間訓練は抑止力維持に不可欠だ。

 私は、日本国憲法の9条が変わるべきだと思わない。
私は、そもそも9条が変えられることを疑問に思っている。
もし日本が米軍を必要としないことを理由に改憲したのなら、米国にとってよくないことだ。
もし改憲したら、米国は米国の利益のために日本の土地を使用することはできなくなるだろう。
日本政府が現在、支払っている高いホストネーションサポート(接受国支援)は米国にとって有益だ。
私たち米国は日本に関して非常によい取引を得ている。





リビア、部族長というシステム

2011-03-22 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
始まりましたいつの間にか、リビア空爆。

国連安保理の決議を経てなので、世界対カダフィ。
実質は中国、ロシア、ブラジル、インドのBRICSが棄権で攻撃に
加わらないということで西欧対カダフィ。

ドイツはBRICS側についた。
日本は地震のお陰(?)で得意の「いないふり作戦」だ。

今回張り切っているのはイギリスとフランス。
イギリスは反政府軍に食い込もうと諜報部員と軍事顧問を送り込んだが、
確か逮捕されて送り返されたと聞いていた。

ヨーロッパ勢の中での石油利権争奪戦の様相です。
ドイツはカダフィに乗ったのか。

アメリカもイラク、アフガンそれに日本の地震・原発問題を抱えて、
「死んだふり」作戦だったが国連決議、アラブ連盟決議と来てオバマさんも
軍産複合勢力に押し切られたようだ。

更にカダフィのジェノサイドを止めろと言う人権グループのプッシュもあった。
繋がってるのかな、軍産と人権。
腰が引けるアメリカだが段々と引っ張り込まれることもある。


最近の中東、北アフリカ政治不安。
反政府運動がフェースブックやTwitterによって組織、或いは増幅された。
何やら古い独裁政権が西欧的民主主義に変わるような錯覚を受ける。

どうやらそうでは無いようだ。
行き先は英米主導のグローバリズムや民主主義でなくてやはり地域独自のシステム。
地域に根付きDNAに刷り込まれたやり方はそう簡単に変わらないし、それでいい。
生物のように、人間社会も多様であるべきだ。

チュニジアやエジプトのアメリカ傀儡政権が倒れ、イランを中心とする
イスラム主義がこの地域を纏めて行くのだろうか。
しかしイランでも反政府運動は起こっているので一本道ではなさそうだ。
CNNはイラン政府軍の弾圧を連日非難していた。
イランの反政府運動の影にはイスラエルやアメリカの軍産複合体がいるのかもしれない。

リビアのカダフィさん。
思いっきりローカルだよね。
エリゼ宮でテントを張ったんだっけ?

彼が排除されても、その国が一挙に西欧的民主主義やイスラム原理主義に
なるとは思えない。
部族長が富を蓄えそれをうまい具合に分配するというシステムは残るだろう。
富の再分配と粛清の恐怖。
これが長期政権の基盤だった。

それがなくなったら国は内戦かな。
カダフィさんはいつ間にか分配の仕方が身内中心になって行ったのだろう。
主役交代の時期かも知れない。

そんなリビアにもソブリン・ウエルス・ファンド(SWF)があるそうだ。
SWFといえば有名なのはシンガポールのMASやDBS等。
政府の資金を運用する国家ファンドだ。
シンガポールでは高い運用実績を上げていた。
悪いときは業績発表はしないか(笑)。

この連中が政府の土地を保有しているので近年の土地バブルの
共犯者とも言われる。
バブルの軟着陸に頭を痛めているのだろう。

さてリビアのSWFはLIA(リビアン・インベストメント・オーソリティー)。
発案者はあのセイフ・カダフィ。
独裁者の次男だ。

要はカダフィ家の投資銀行であり、カダフィ家の工作窓口だ。
そのLIAが秋波を送り懐柔した(しようとした)中にファイナンシャル・タイムズの親会社
であるピアソンやロンドン・オブ・エコノミクスがあった。

元テロリストだが悔悛していい子だったカダフィ。
彼が再び悪役になり転落していく今、これらの投資先、寄付先はちょっと困った
シテュエーションに置かれているんだそうだ。

新聞社も学校も経営は大変だからリビアの投資や献金を断る理由はない。
運が悪かった。




えっ、灰色の煙!?福島3号機はプルサーマルという話は何故報道されないのか

2011-03-21 17:21:37 | 社会、マスゴミ、教育
必死の冷却放水が続く福島原発。
現場は必死の闘いの最中だ。
健闘を世界が祈っている。

焦点は4号機と、3号機。
放射線が強く電源接続などの作業が遅れている模様。

特に3号機はプルサーマルのMOX燃料で汚染時の毒性が懸念されてきた。
ネットでは随分言われているがこの話、大手メディアでは出ないなあ。
説明してくれないと疑心暗鬼になると思うのだが。

小倉智昭は何故話題を切り替えたのか(見てませんが)。
本当なら教えて欲しい。

電事連年間広告費は2000億円とか。
電力会社に不利な事は隠す?


以下ネットから拾ってみた。


<福島原発3号機は、MOX燃料=猛毒プルサーマル燃料>




福島みずほ議員tweet
[東京電力は、福島第1原発3号機で、MOX燃料の
上部3メートル弱が水面から上に露出していると発表。
燃料棒が溶けている可能性が報道。MOX燃料は、プ
ルトニウムが入っており、毒性は極めて高い。
放出されたら大変であり、避難はさらに拡大すべき]

原子力資料情報室記者会見中継によれば、
プルトニウムにより被ばくの危険性は2倍になる。(要避難距離も倍)
しかも出力が他の号機よりも3号機は大きい。
チェルノブイリの経験からすると、高レベル放射性物質が雨雲に乗り移動して、
雨になって落ちるーホットスポットー広範囲(2~300Km首都圏含む)の汚染も可能性があり得る。
勿論、このまま冷却が確保され、安定収束に向かう可能性もある。
(後藤さん  東芝・元原子炉格納容器設計者)




福島第一原子力発電所3号機におけるプルサーマル開始について
                             平成22年10月26日
                             東京電力株式会社
                             社長 清水 正孝

 当社福島第一原子力発電所3号機につきましては、本日、経済産業省の総合負荷
性能検査を終了し、営業運転を再開いたしました。
 これにより、当社として初めてとなるプルサーマルを本格的に開始したこととな
ります。

 プルサーマルの実施にあたりまして、これまで、ご指導、ご支援をいただきまし
た関係者の皆さま、そして福島県民の皆さまに心から感謝を申し上げます。

 エネルギー資源に乏しい我が国において、エネルギーの安定供給を確保するため
には、プルサーマルを含めた原子燃料サイクルの確立が不可欠であり、その着実な
推進は、当社における経営の最重要課題であると考えております。

 本日、プルサーマルを開始いたしましたが、当社としては、今後も更に気を引き
締めて、安全を最優先に、原子力発電所を運営してまいります。

                                  以 上

プレスリリース 2010年|TEPCOニュース|東京電力

MOX燃料の軽水炉での燃焼に関わる部分
高速増殖炉と比べて燃焼中に核燃料の高次化が進みやすく、特にアメリシウム241が生成されやすくなる。
核燃料の高次化が進むと、反応が阻害され、臨界に達しなくなってしまい、核燃料として使用できなくなる。
上記と関連し、事故が発生した場合には従来の軽水炉よりプルトニウム・アメリシウム・キュリウムなどの超ウラン元素の放出量が多くなり、
被ばく線量が大きくなると予測される。
原子炉の運転や停止を行う制御棒やホウ酸の効きが低下する。[4]
燃え方にムラが生じ、よく燃えるところの燃料棒が加熱・破損しやすくなる。
もっとも、これは現行の方式ではコストを下げるために一部の燃料棒のみにMOX燃料を入れるから起きる現象で、
コスト面を犠牲にして全燃料棒にMOX燃料を入れるように変更すれば回避できる。
水蒸気管破断のようなPWRの冷却水温度が低下する事故や、給水制御弁の故障のようなBWRの炉内圧力が上昇する事故が発生した場合において、
出力上昇速度がより速く、出力がより高くなる。(燃料体の設計および原子炉内での配置を工夫することによって対処が可能[4])
MOX燃料そのものの持つ危険性
:MOX燃料を参照。
プルサーマル - Wikipedia

CNNアンダーソン・クーパーの原発報道(日本メデイアと随分違うぞ)

2011-03-19 03:57:10 | 社会、マスゴミ、教育
原発事故、外部電源とケーブルが繋がった?
危機は山を越すのか。
祈るばかりだ。

さて今回の事故、日本のメディアと海外メディアの違いが鮮明だ。


CNN Anderson Cooper Japan 9.0 earthquake Tsunami Reactors FukuShima


どこにでも飛んでいく行動派フィールドリポーターであるアンダーソン。
ハイチの地震では長期間に亘り現地にとどまった。
エジプトのデモを現地から伝えた時は政府軍に連行されるところまで中継したっけ。

そのアンデーソンは東京だ。
福島に飛んでいきたいところだろうが米国政府は80キロ圏内から退去支持ということで
フラストレーションがたまっているだろう。

彼のレポートを紹介しよう。

ヘリコプターによる海水散布作戦が行き詰っている状況を受けてだ。

番組に出演したMITの専門家はデスぺレートとも言える状況で心配なのは
いまヘリが水をかけようとしているのが第3号機であること。
そして彼の情報入手元は日本政府ではない。
IAEAのウエブサイトだと。

休止中の4号機の使用済み核燃料の水位が下がり温度が上昇している。
この核燃料を冷やす事が第一優先だと思われた(そう聞いている)が3号機にも明らかに
差し迫った問題があるようだと。

わが政府を代弁するならばそこは別に隠してないよ(笑)。

彼らが問題にするのはクレディタビりティ・ギャップ。
情報の信頼性だ。
つまりアメリカ政府の認識は日本政府の認識よりずっと深刻だと言う事。
そして日本政府だが、彼らの情報源は東電と言うプラントを操業する
民間会社であるという事。

政府の記者会見は全く内容がない。
国民に全てを知らせようと言う意思が感じられない。
政府への信頼感が失われることはこの先深刻だと。

仮に事態が収拾しても避難した人たちは政府を信用して福島に戻るだろうか。
(アメリカ人はそう考えるんだ)。

上の動画は終わってしまうがアンダーソンは政府の情報開示が十分ではないのではと続ける。
(興味のある人はアンダーソン360のポッド・キャストで見られます。)

国民がパニックを起こさないようにという配慮だろうが、情報が不十分だと
かえってパニックを引き起こす。
今まで話した日本人のだれ一人政府の発表を信じていない。

休止中の5号機でも水位が下がり温度が上がっている。
4号機には米政府情報では水は全く無い。
IAEAのウエブページには水位が毎日更新されている。

しかしその情報は日本政府から来ている筈だ。
そして日本政府が情報を得ている相手が一民間企業。
しかも何度も国民をミスリードしたので有名な東電(そうだった)。
だれが責任者なのか。

これは的を得ているかもしれない。
昨日紹介した広瀬隆の話では東電は原発の運転手。
発電所の構造や放射線、核分裂生成物の専門家ではない。
厳しい言い方をすれば素人集団だ(不謹慎かもしれないが敢えて)。
保安院はやはり役立たずの野次馬のようだ。
必要なリソース(専門家)を動員せず時間を無駄にしたのかもしれない。

IAEAは各国の専門家を招集できる。
要請があればだ。
一日一日が大切で戻ってこない日である現状。
それでいいのか、と続けるCNNのコントリビューター。
「状況が悪化してプラントに人が近づけなくなってからでは遅い!」。

確かにスリーマイルの貴重な体験を有効利用しない手は無い。
チェルノブイリを体験したロシアからの協力申し出でに多くの日本人は
「あんたの所とはレベルが違うよ」と鼻で笑った。
恥ずべき事だ。
これらの事故経験は人類が犠牲と引き換えに得た貴重な共通財産なのに。

首相のスポークスマンであるシカタさんに疑問をぶつけるアンダーソン。

ー誰が責任者なのか?

答え:我々は東電とジョイント・ヘッドクオーターを作った。


ーどういう意味ですか?あなたたちの情報は現場の政府関係者から来ているのか?

答え:その通り政府関係者は現地にいるし、東京の東電本社にもいる。


ー(沈黙のあと)では情報は電力会社から来ているという事か。

答え:そうとも言えるが一緒に情報を収集している。東電からの情報は逐一政府に伝わっている。
(アンダーソンの言うとおりだよ。菅さん「東電の馬鹿野郎、情報隠しやがって」って言ってた)


ー(沈黙)そういう体制ができたのは昨日?

答え:一昨日です。これは先例の無い事ですがわれわれは東電本社にHQを作って
政府関係者が常駐している。


ー米国議会の宣誓された発言では4号機の使用済み核燃料は完全に大気に晒されている。
これが日本政府からは発表されないのは何故なのか。

答え:米政府の事はちょっとわかりませんが、2時間前にオバマさんと菅さんが電話で対談し、
オバマさんは原子力専門家の更なる派遣など協力を約束した。菅さんは感謝した。


ー(長い沈黙)感謝していただくのはうれしいですが、私の質問はこの重要な問題を
日本国民はどうして米国政府経由でしか知りえないのですか?

答え:水位の判断は現段階では難しいのです。誰も断言できない。我々は海水投下、放水車
などの大規模作戦を遂行中です。
(大前さんの話では電源が無いので制御室に情報が入らない、17日上空のへりから水らしき
ものが見えたと東電情報。アメリカ情報が勇み足か東電情報が楽観に過ぎるか。危機に楽観はどうかな、
と思う国鉄フライヤーズ)


ー(長い沈黙)ここ東京では政府発表は曖昧で矛盾し誰も信じていない。事故直後の情報は
誤報ではないか。
答え:早朝から遅くまで会見をしてます。最大限の広報努力はしている。

ーでも会見を見る限り曖昧で内容が無い。昨日は作業員が避難したと言ったが何人
どういう作業員が避難したか、それが何故なのか発表がない。国民の信頼は得られるのか。

答え:最大限の努力はしていますが、情報分析に時間が必要な事を御理解願いたい。これから更に努力します。


ー(沈黙)ありがとうございました。

と全くかみ合わない。

長い記者クラブとの談合体質で政府の広報能力は退化したのか。

TPPなんかやってこのように英語で(彼らの論理で)攻められると厳しい事になりそうだ。

今は兎も角原発の事。
政府は考えられる全ての叡智を動員して難局に当たるのは当然だ。
うちうちで処理するやり方は、今回のケースでも裏目に出ているのかもしれない。

正すところは正し専門家の力を結集して欲しい。
前線で生命を賭して闘っている人たちに申し訳が立たない。













さよなら二郎さん

2011-03-19 01:00:00 | 週末
コント55号 机 1968



「戦後23年間.......」

誰もが大好きだったコント55号。
新鮮な笑いだった。
これが第一作らしいがよく覚えている。
その後欽チャンが「よい人」路線に行ってしまったのが残念だった。

戦後23年は高校生だった。
この年かな、武道館で生ビートルズを見たのは。

両方とも半分になってしまった。

号外・煽るな、と言う声が大勢みたいだ

2011-03-18 12:10:27 | 社会、マスゴミ、教育
ニュースの深層3/17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」1/3



賛成派にしても反対派にしても原発がらみの話には政治が介入している。
バイアスがかかっているわけだ。
ここにきて危機は去った、或いはもともと地域限定だという声が大勢になってきた。
私もそっちに傾いている。

今ネットで話題になっているのは反原発で有名な広瀬隆の解説だ。
1970年代から原発の危険性に警鐘を鳴らし続け、
昨年にはダイアモンド者から「原子炉時限爆弾ー大地震におびえる日本列島」
という本を出版したそうだ。

ドキッとするほどタイムリーだがマスメディアこはの人の話を取り上げる気配はない。
パニックを煽ると言う事だろう。
でも正しいパニックもあるはずだ。

彼の話の信憑性はわからない。

しかしショッキングだが我々が抱く疑問の腑に落ちるような話もある。
楽観論と逆のバイアスを持ったひとの話も聞いてみたいという人は是非。
そうでない人はパスしてください。


ー50人の現場で戦っている人たちは被曝による死を覚悟している。
ーしかし東電の現場の人は運転員であり原子炉の事は何も知らない素人集団。
 保安院は全く無能の役立たず。
 政治家も何も理解していない。
 東芝・日立のエンジニアのみが理解できるがもう高齢で引退している。
 素人で議論しても始まらない。
 技術者を総動員すべきだった。
ーテレビに出てくる似非学者たちも原子力発電所の事は何も知らない。
ーヘリコプターによる散水は気休め(そんな気がするなあ、他に打つ手がないということか)
 で有害。
ー電源回復して冷却水を循環するしかありえない。

話は続く。

健康被害について、「直ちに人体に影響が無い」という言い方には当ブログも違和感を感じる。
5年後に甲状腺癌や白血病になっても誰も補償してくれない。
構内での放射線量ばかり話題になるが、双葉厚生病院の屋上で救助を待つ人たちを
計測したところ1ミリシーベルトマックスの針が振り切れたのだそうだ。

太平洋プレートが動いている限りまた地震は起こる。
駿河湾直下型地震で浜岡原発は津波の前に崩壊するという広瀬氏。

原発が無いと日本の電力需要が賄いきれないと言うのは嘘だと。
真夏のピーク時でも火力・水力で十分。
今回の電力不足は地震で他の火力発電が影響を受けているから。
福島・柏崎を全部点検停止した際も停電はなかった。

ドイツは旧式原子炉7基の運転を停止、中国でさえ120基原発建設計画を
凍結した。
この事態に至っても中部電力は浜岡原発の運転を止めない。
これは私もおかしいと思う。

再び言うが原発問題は高度に政治的だ。
真実は見えにくいと言って間違いはないはずだ。

【2】ニュースの深層3:17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」2:3


【3】ニュースの深層3:17(木)「福島原発事故 メディア報道のあり方」3:3