国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

レアメタルを使わない太陽電池基板か(ポスト原発)

2011-05-31 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育

全く収束の予測が絶たない原発事故。
放射能汚染は東京に住む身にも他人事とは言えなくなった。

地震大国日本での原発はムチャだという思いが日ごとに強まる。
安全対策をしっかりすれば大丈夫と「現実的」なおっつぁん達は言う。

何が現実的なものか。
設計、施工、維持管理上のエラーや怠慢が事故につながる人災だ。
福島の場合は電源確保という極めて基本的な重要事項が軽視された。

電気が来なくなれば4時間で燃料棒が露出して16時間でメルトダウンする。
今考えるとこんな当たり前な事。

「コスト」の話だ。
カネの前では安全性は二の次になりがちだ。
「ま、いいか」と目をつぶっちゃうのが人間。

原子力の平和利用70年の歴史。
実用化され競争が始まるとカネの話になる。
設計、建設、運転上で安全性を追求する人は会社から排除される。
イエスマンばかりが残る。

それが資本の理論だ。
新自由主義的な「現実」なんてそれだけのものだ。
過信はただの思考停止だ。

原発に係わるヒューマン・エラーは必ず再発する。
遅かれ早かれという話だ。

勿論、火力発電も地震には影響を受ける。
でもリスクは計算できる。

原発の場合いったん事故が起きた場合の環境負荷は膨大で計測不能だ。
コントロールできないリスク。
取ってはいけないリスクだと思う。

原子力を全廃。
そんな極端な状況でも当面は火力エネルギーと節約で乗り切れるようだ。
「そんなことをしたら経済が持たない」とおっつぁん達。
次元が違う話をごっちゃにする。
パラダイムの変化に気付かない、或いは気付かないフリをする。

中沢新一が福島の20キロ圏を全て太陽光発電基地にする復興計画について語っていた。
復興、つまりルネッサンスだ。
原発もルネッサンスと言われた。
それに代わる大きなビジョンの話だ。

アメリカの忠犬(笑)コイズミさんが原発反省を言い出した。
先日紹介した内田樹の「米国国益のための日本脱原発」という憶測は当たっているのか。
脱原発だったら日本自前のビジョンを持つべきだ。
他人のビジョンに乗ってはムシり取られるだけだ。

中沢さんは日本版「緑の党」を提唱している。

現実では、社民党が脱原発を打ち出している。
私はこの人たちを頭から疑ってかかっている。

言う事はいい。
しかしずっと裏で自民党と談合を続けたガス抜き野党の社会党。
そのDNAとたっぷり持っている。
今回もガス抜きだと確信した。

緑の党、いいかもね。


太陽発電。
何とコストが100分の1という夢のような話。
希望は大切だ。

低コストで太陽電池 金沢工大教授が開発




(おでこでも発電できそうなお二人)

無気力になってはいられない(放射能との長い闘い)

2011-05-30 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育

(今日も放射能日和)

原発事故から2ヶ月以上経った。
事故の全貌や汚染の状態を隠し続ける政府(官僚、政治家)、東電、マスコミ。
怒るのにもスタミナがいるな。

気持ち的には諦めに似た虚無感が襲ってくる。
「放射能なんか気にしてたら生きていけない」みたいな人に
「気にしないと生きていけないよ」なんて反論するのも疲れた人も多いのでは。

未だに「風評被害」なんていう悪質なキャンペーンがメディアに溢れている。
矛先が原子力ムラから少しでも逸れるようによう、被災地と消費地を分断を図る。

長島一茂クンが男を上げたらしい。

基準値ギリギリの野菜を
ー出演者「美味しそうですね~」
ー長島一茂「俺は食べない。
 安全かどうかはっきりわからないものをカメラの前で食べて視聴者に安全だというメッセージを送りたくない。
 これを食べて本当に農家のためになりますか?」
ー出演者「……。」
ー司会「…ええ、さあ続いてのニュースは」

南相馬から避難する人が増える一方、飯館村に帰っていく人もいる。
放射能汚染のことは百も承知だ。
でもカネが続かない。
政府や東電からの支援は殆どない。

皆んなが日赤とかに寄付した義援金は必要な人のところに届くとは限らない。
届くとしてもずっと後だ。
汚染地区東京にいる人が襲われるのが虚無感だとしたら、高度汚染地区にいる人は絶望感に覆われている。
国に棄てられた人達。

先日参議院の行政監視委員会がユーストリーム中継された。
参考人として京都大学原子炉実験所助教授の小出裕章さん、芝浦工業大学非常勤講師の後藤政志さん、
神戸大学名誉教授の石橋克彦さん。
それにソフトバンクの孫正義さんが参戦。
画期的な質疑内容だった。


(原発推進でないので助教授のままの小出先生)

しかしNHKは中継せず。
谷垣、菅の下らない質疑を中継。
この二人はスピン要員だった(笑)。
東京新聞とか頑張り始めているのにNHKの逆行ぶりには呆れるしかない。

そこで小出さんがとても気になる発言をしていた。
「現在1時間当たり何マイクロシーベルトの数値が公表されている訳ですが、それは外部のガンマ線の線量だけを言っているだけです。
私は先程東京で1時間吸入したら20マイクロシーベルトになった。それはいわゆる内部被爆です。
それを吸入したその場所の外部被爆線量は1時間当たり2マイクロシーベルトでした。
つまり内部被爆は外部被爆より10倍多い訳です」

孫さん。
「内部被爆の方が恐い訳ですね。
内部被爆の方が遥かに恐いのに、一番怖い内部被爆の数値を線量として発表しないと言うのが何か意図があるのかボクには分からない。
今日この場で先生方(参考人の)がチェックしなくてはならないのは何故内部被爆を議論しないのか。
それを議論するに適当であるアルファ、ベータ―線の線量も併せて計測し公表すべきなのではないか。
因みにそれらを測定するような計測器が税関で500台止まっている。
これだけ線量計が足りない足りないと言われ、売り切れ状態なのに税関で事故以来500台止まったままだ。実に勿体ない話だ。」

つまり政府はガンマ線量だけ発表しているが実は内部被曝に係わるアルファ線、ベータ線の数値は隠されている。
そして企業や個人が輸入したガイガーカウンター500台が税関で止められている。

勿論こればかりでない。
先日福島瑞穂の質問に対し経産省の役人がシドロモドロになった件。

米国防総省の放射線線量計31,000枚他、フランス、ロシア、イギリス等世界各国より
支援物資としてガイガーカウンターが送られた。
この殆どを官僚たちは配布しないで倉庫に隠していた。

相も変わらず国民を愚民扱い。
パニックになりますから、かい?
正当な心配だろ。

放射線は見えない脅威だ。
急激な被曝でない限り何が体内で起きているか分らない。
心配も風化しがちだ。

だから尚更線量計を至る所に配備して可視化することによって国民の健康が守るられることになる。
それを隠すとはなんちゅう奴らだ。

メルトダウン、大気、水質、土壌、食物汚染。
皆同じだ。
国民が怒ったり、心配したりするのに疲れた頃にぼろっと出す。
既にダメージはダンだ。

自衛しかないな。

この人は幸福なのか(科学してますか)?

2011-05-27 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育



あの科学。
総裁補佐、副総裁で「文殊菩薩」や「ナイチンゲール」の生まれ変わりだった(らしい)
きょう子夫人。

びっくりするようなクサい比喩だが信じる人がいるのか。
あれだけのお金が集まるところを見るといるんだね。
信じられない。

宗教法人という名の常習脱税団体(日垣隆)。
そろそろ金まみれの宗教に天の鉄槌が下らないのだろうか。
「お布施はお気持ちだけです」とか「戒名に値段があるわけではありません」と言いながら、
値段に応じてきっちり大きな差別をしている多くの日本式仏教(同上)も同じ穴の、だ。

さて「科学」
文殊菩薩と副総裁に挟まれたナイチンゲールもさぞや驚いたろう。

その生き神様がいきなり一信者に格下げされた。
文殊菩薩がお釈迦になった(広瀬隆)。
神様は一人でいいということだ。

(12月21日ブログ「だいじょうぶか?日本の宗教団体非課税」)

どうやら、きょう子さんの反撃が始まった。
しばらく前だが、文春や新潮で大川隆法氏の私生活を暴露したらしい。




それに対して科学の方は教団幹部がきょう子氏の守護霊を呼び出し尋問して、
記事がでたらめである証言を得たとか。
守護霊が白状しちゃった。

えっ、どういうこと?
これに比べたら、前田検事の証拠捏造などカワイイものだ。

それを受け今度は夫人が訴訟を起こすとか。

何が何だかわからんが、カルトが自滅する姿が笑える。

<大川きょう子氏、新潮・文春でまた教団の内情暴露&訴訟宣言 >

(やや日刊カルト新聞)



こちらはインドのカルト・リーダー。
39人の妻と94人の子供、33人の孫。
4階建て100室の家で共同生活をしているとか。
いやはや。




Man has 39 wives, nearly 100 children
Feb22 Reuters


そして真打ち、T教会。
跡目相続争いでしょうか。
大金が絡む宗教ビジネス。
いろいろあるんでしょうな。
しかし18億ってちょっとショボい様な。

統一教総裁の3男、母を相手に238億ウォンの訴訟>


官僚は賢い。河野太郎の公務員改革骨抜き批判、お笑い経産省(記者クラブメディアも変ってきた)

2011-05-26 01:00:00 | 官僚



原発問題で俄然存在感を増している河野太郎。
彼がブログ、で公務員改革の法律がが官僚のワル知恵により事実上骨抜きにされている実態を告発している。
4月5日に民主党政権が発表した「国家公務員制度改革の『全体像』」だ。

民主党政権が官僚にいいようにされている、と指摘。

天下りチェックは監視委員会がサボタージュされ、又「出向」、「人事交流」という仮面がまかり通る。
エネ庁石田長官の東電天下りもチェック無し。

首相官邸で官僚人事を掌握することを目的として設立された内閣人事局の他に
「公務員庁」「人事公正委員会」という別組織を設立し権限を分散させようとしている。
おまけに幹部ポストは増える「焼け太り」。

民主の政治主導確立法案は、国家戦略局を官房長官の下に設立する。
国家戦略担当大臣は法案のどこにも位置づけられていない。
指揮命令系統を不明にして、力を削ぐという官僚のサボタージュに瞞されている。

今回の『全体像』では、人事院は廃止され給与は労使協約でということに表向きなっているが、
新設される公務員庁が民間の給与水準を調査研究することになる。
これではこれまでの人事院勧告と同じように、意図的に高い水準を出す制度になる。
本当に官民の比較をするならば、国税庁のデータを利用すればよいだけ。

『全体像』では、労働基本権拡大を最優先したいようだが、今、直すべきは、官邸の機能不全と天下りの是正。
官邸が司令塔となってきちんと各政府組織を使い切るためには、強力な内閣人事局と国家戦略スタッフが必要であり、
幹部人事が一般職とは別のルールで、降格もできるし、抜擢もできるようにすべきだ。
天下りを規制する再就職等監視委員会は、法律で設置できるのだから、民主党政権は、そのとおりにやるべきだ。
結局、震災のどさくさにまぎれて、官僚が都合のいい改革をやろうとしている。

骨抜きにされる公務員制度改革
2011年05月14日 12:10|
影の行政刷新・公務員制度改革担当相
(河野太郎ブログ)






引用終わり

原子力ムラの主管官庁、経産省が面白い。

長谷川幸洋(東京新聞)という人の記事。
オフレコという自尊心を擽る手口でメディアを洗脳する官僚。
確かにインサイダー情報を貰うと自分もインサイダーになった気になる。
コントロールされているわけだ。
しかし一度意に反す記事を書くと.......

実名でチクられる高級官僚。
やはり311以降、パラダイムは変わった。
まあ、こんな風にばらされちゃうって言うのも稚拙だな。
官僚も劣化しているのか。


チクられた成田さん。
前に批判した外務省の薮中、斉木両氏に負けず劣らずの好印象。
確かに政治家のほうが悪党面が多い(笑)。
河野さんの写真思いっきりいいのを選びました。

本人に直接言わず、上司に電話
「オフレコ破り」と抗議してきた経産省の
姑息な「脅しの手口」
「枝野批判」の情報操作がすっぱ抜かれ大あわて


おっと続編も書かれちゃった。

311パラダイム変換い気付いていない官僚。
賞味期限切れだな。
記者クラブインサイダーもここまで変わってきたのに。


「枝野批判」オフレコ発言をすっぱ抜かれ、
今度は東京新聞記者を「出入り禁止」にした経産省の「醜態」

必見・チェルノブイリの犠牲者は100万人というドキュメンタリー(字幕付きもある)

2011-05-25 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
この顔おぼえてますか?


官邸ホーム・ページにあったあのトンデモ数字を出した御用学者。
長崎大学名誉教授の佐々木康人センセイ。
チェルノブイリの死者が数十人というアレだ。
長崎大名誉教授。


「旧ソ連並み(官邸に巣食う御用学者は放射能被害は軽微だと)」
4月21日ブログ


風評とはこういうのを言うんじゃなの?
IAEAの公表死者4000人を大きく下回る出鱈目数字。

しかし今日はIAEAの数字そのものが大幅な過小推定だという話だ。
IAEAの調査団長はあの重松逸郎。
ろくな調査もしないで安全宣言を出したトンデモ学者だ。
さもありなん。

日本ではNHKのチェルノブイリ・ドキュメンタリーの再放送が延期されていた。
非難の声にBSで深夜に再放送というアリバイ工作。
まるで戒厳令モードだな。
しかしシガラミの無い海外メディアでは見られますよ、いろいろ。

日本中の親達に見て欲しい。

楽観論で思考停止して被曝量限度を上げる政府。
官邸を信じるのは勝手、とは言えない。
高汚染地域の子供たちを守るには避難しかないぞ。

政府も官僚も政治家も、ここに至っては貴方の事は考えられない。
酷なようだが自己責任。
福島だけじゃない。
国民全体が心すべきだ。
「てんてんこ」で身を守るべきだ。

以下は「ちほたん」という人がツイッターで紹介した動画。
とても重要で前に紹介したと思っていたら下書きに埋もれていた。

Chernobyl: A Million Casualties



チェルノブイリ事故25周年ということで放映された。
福島原発事故の直前だ。
字幕付きは下のリンクから見れる。
そっちを見たんだがうまく貼り付けられなかった。

「チェルノブイリ大惨事ー人々と環境への影響」という本を取り上げ
作者にインタビューしている。
毒物学者の見地だ。

少し長いので内容を紹介するが映像も見たほうがいいと思う。

この本では2004年までに98万人が命を落とし、その数は増え続けていると。
これは公開されたデータを元に算出された。
癌、心臓病、脳障害、甲状腺がんが主な死因だ。
多くの子供たち、胎児、それに先天性障害。

IAEAはたったの4000人。
英語の論文だけを取り上げ、現地聞き取りをしなかたからだ。
真実は故意に隠されている。

WHOも同じだ。
不思議な協定があってこの両者はもう一方の承諾なしに新しい発表ができない仕組みだと。
ひどい話だ。
世界保健機構がIAEAという原子力利用推進団体と同じベッドで寝ているということだ。
原子力ムラの談合は日本だけじゃない。

放射能汚染は人間だけでは無い。
全ての動植物、バクテリア、ウイルス、生態系の全てが変わる。
チェルノブイリにはミツバチがいない。
そして植物の授精が妨げられている。

ベラルーシの子供で健康なのはたったの2割。
スカンジナビアでさえこの時期生まれた子供は知能の発達が遅れ、
高校進学率が低い。

セシウム137と心臓病の関係を発表した学者が投獄された。
かなりヤバイという証拠だろう。

生物学の理解がない技術者のみで開発が進められてきた原発。
原子力ルネッサンスの美名の下、多くの新しい原発が建設されようとしている。
チェルノブイリの教訓をよく考えるべきだ。

ヨウ素は甲状腺に、ストロンチウムは骨や歯に蓄積する。
セシウム137は心臓と筋肉に、というように単純だ。
これらによる汚染で想定通りの重大な健康被害被害が出ている。
胎児への影響は多大で手足が無かったり水頭症の子供が産まれた。

IAEAの死者4000人説は史上最大の大嘘だ。
WHOをIAEAから分離することが先決だ。
アメリカの原子力規制委員会(NRC)も放射能の悪影響を故意に過小評価している。

著者は1952年当時、前身の原子力委員会(AEC)インサイダーなので断言できる。
長年に亘り米国民にも秘密と嘘が貫かれた。
カネが安全に優先する。

ここに来て日本では原子力学会がNRC日本版を作れと提案している。
おいおい、税金無駄遣いの悪知恵だけは尽きることのない泉だな。

チェルノブイリで何が起きたか、何がまだ進行中か知ることが重要だ。
原発事故は人為的エラーで再発は時間の問題だからだ。

このインタビューが福島事故の6日前に収録されたというのは暗示的。
全ての原発を廃止すべきだ、と司会のカール・グロスマン。



Chernobyl: A Million Casualties
(字幕付き版)














内田先生の想像(脱原発の理路)

2011-05-24 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育



脱原発の理路
内田樹の研究室


昨日のブログで、汚染水海洋投棄と浜岡原発停止はどうやら進駐軍の指令と書いた。
浜中の停止は実質的に廃炉。
新規建設は中止。
古い順からスクラップ。
となるよね。

日本の脱原発に舵が切られた?
官僚の思惑は違うかもしれない。
原発を継続推進するための目くらまし。

しかしそうなるか。

なにも私が考えたわけでない。
浜岡アメリカ指令の件は青山繁晴がそう言った。

政府も、メディアも沈黙。
反対もしない。
世の中が忘れてくれるのを待ちましょう、というスタンスだなと感じた。
「風化」が解決策だ。
それだけのこと。

汚染水の海洋投棄もアメリカの指令。
これはインサイダーの近くにいるオリザさんがボロッと言っちゃった。
インサイダーの間では常識なのか。
でも表立って言ってはいけないことだなと思った。
つうか、ネットでは前から言われていたこと。
それだけ。

そうしたら、内田先生が説得力のありそうな解説をしてくれた。
私と同じ歳だが敬愛する学者で物書きだ。
トンデモ扱いする人も多いが私は好き。

アメリカにとって今や日本の脱原発はウイン・ウイン・ウイン・ウインだそうだ。
何も根拠があってのいことではない。
ヒラメキですな。
私にとっては腑に落ちた。

「日本列島の「脱原発」化は、軍事的にOKで、石油資本的にOKで、原発企業的にOKで、クリーンエネルギー開発企業的にOKなのである。」

反原発も又アメリカの国益、という毎度の話でした。

自分で新しいパラダイムを作れない国。
良い、悪いではなくてそういう国民性。
俺も。
それだけ。

内田センセイのベストセラー(多作のヒト)。
まだの人は「日本辺境論」は読んで損がない、と思う。






山本太郎、覚悟のメッセージ、 遠野凛々香さん「甲状腺と私」

2011-05-23 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
【オペレーションコドモタチ】山本 太郎 メッセージ02


「高濃度汚染地域東京から山本太郎です。
超高濃度汚染地域福島・東北にお住まいの皆さんこんにちは。」

山本太郎が芸能界追放の覚悟で悲痛な訴えをしている。
覚悟「だった」。
ここに来て、大分様子が違うな。
そんな気がする。
メディアの論調が変わってきた。

オリザさんバラしちゃった汚染水海洋投棄指令。
青山さんが言ったとおりの唐突な浜岡停止といい、官邸にいる進駐軍の采配だろう。
官邸が機能停止しているのは自明。
又敗戦だ。

そして、何らかの理由で日本は脱原発で行くことになった。
宗主国のお達しだ。
そうなれば世の中、総転向かな。
(内田樹の「想像」が面白いので改めて紹介します)。

山本さんの訴えだった。

「未来の子ども達へバトンを繋ぐため」に子供達を疎開させて下さい。
僕もこのまま汚染が続くなら、今の職業あきらめて疎開しようと思っています。

国の殺人行為。
どうせ賠償できないので被災者は見捨てられている、と。

その通り。
100人の死は悲劇だが100万人は統計だ、と言ったといわれるのがナチのアイヒマン。
本当かどうかは分らない。
ちょっとユダヤの創作っぽいが。

しかし放射能被害者は統計からも抹殺される。
痛ましいことだ。


以下は、長崎被爆3世の連続ツイート「「甲状腺と私」。

放射能被害は解らないことばかり。
いまだにチェルノブイリ死者は30人、なんて言う長崎大学名誉教授もいる。
ナガサキからの声に耳を傾けてみよう。

今後無視し続けられる放射能被害者が爆発的に増えそうだ。
因果関係は証明されず、被害は子孫に。
止めるのが現代日本に生きる我々の使命だ。


遠野凛々香さん








「因に、鹿児島生まれの祖母は、高血圧以外、なんも無し。たまにボケ。
その他全員、癌、甲状腺疾患など。みーーーんな病気さ。」


引用

高校留学出発直後、母が甲状腺癌と子宮癌で手術入院したと知った。
英国の研修先に1本のテープが届いた。

甲状腺癌の手術で声を出す神経がもしかしたら傷ついて声が出ないかもしれないと、テープに淡々と母は語った。
留学決定後、母が例えば病気でも留学行くかと聞いて来た時、行くと答えたのは私だった。
何も気付いていなかった。
母の身体に癌細胞が暴れているのに。

ナガサキ原爆投下後、祖父がナガサキで入市被爆したため、母は被爆2世だ。
幼い頃は、それが代々繋がるものだと思っていなかった。
自分の子どもにも。
母で終わるものだと思っていた。
おしまい。だと。終戦の様に。

母の手術は成功したが、声は変わってしまった。
低いガラガラ声になってしまった。
声を失わずに良かったと思ったが、首もとの筋肉までもがえぐられた感じになって、
「着物も着れないな」と母は笑って言った。
傷はやけどのあとの様。
ひやりとして、つねっても何も感じないそうだ。

母の顔半分は、筋肉がえぐられて、瞼が少し落ちている。
心配していただけの私にバセドウ病が襲いかかって来たのは20歳を越えた時。
美容院に勤めていたが、足が過度にむくみ、立てなくなった。
診察結果、原因不明だった。
ストレスかな、と気分の落ち込みを訴えたら、軽い安定剤を貰った。

24歳。
アナフィラクトイド紫斑病というものが現れた。
飲食店でバイトしていた私の足が2倍にむくみ、紫斑で気持ち悪くなった足にびっくりした。
腎臓が悪いのではと生検で足の皮膚一部を切り取られ、10日ほど寝たきり入院したが、やっとの所でバセドウ病だと分かった。
妊娠も分かった。

バセドウ病の数値は非常に高かった。
投薬したが、なかなか値が落ち着かなかった。
妊娠は諦めた。
バイトと並行で通っていた大学も辞めた。
辛かった。
動悸がする。
疲れて、疲れて、しょうがなかった。
小さな命を殺したと、自分を責めた。
だらだら、バイトと自宅の往復をした。
単調に生きた。

知人の紹介で甲状腺専門医院に病院を変える。
将来の事(仕事と妊娠)を考えて、アイソトープか手術かを選ぶことに。
首の傷に恐れて、アイソトープを選んだ。
26歳になっていた。
まだ戦わないといけないのかと日々何かを考えていた。
記憶が余り無い。
ヨード剤は正露丸の様だった。

アイソトープ治療後2年で妊娠可能となった。
そして、いつの間にか甲状腺低下症になった。
数値は低くなり過ぎて、今度は甲状腺ホルモン剤を飲む事になった。
欠かさず飲まなければならない。
バセドウの辛さよりマシだと思うが、飲む量は、母の2倍だった。
身体が冷える。気分障害もある。

再度妊娠し、産院でこう言われた。
「甲状腺機能低下症は妊娠しにくいのに、よく妊娠したな」と。
複雑な気持ちになった。
難産でも無事に出産。
その1年数ヶ月後、大震災が起こり、ヒロシマ/ナガサキ被爆3.5世となった息子は、
チェルノブイリを越える悲劇に遭遇しなければならなかった

ヒロシマ被爆2世で医師である息子の父親は、私は被爆3世だから甲状腺が悪くなったわけではないと言う。
海藻食い過ぎたんだろうと。
どこに正確な証拠があるのか?今でもそう思う。
そして、私の20代を奪った病気はやはり憎い。
だから、今現在が苦しい。
前に進む力が無くなっている。

入院を繰り返していたので、進路を変える事になった。
もっと楽しい筈の20代は楽しさが半減されて、治療費にお金がかかった。
30歳で、まともなスタートラインは切れない。現在は疎開の事で揉めてる。
震災前には戻れない。
20代は終わったのだ。
そして原発事故は起ってしまったのだ。

この事故で誰かが単に甲状腺癌になるだけ、と思う人も多いだろう。
どこか遠くの国で、惑星で起っていると感じる人もいるだろう。
ナガサキだから、敏感なのだと指摘もされた。
ナガサキはナガサキだけの問題になってしまったのか?無念でならない。
日本はそういう国になったのか。

都心でマスクをする人は少ない。
子どもでマスクをする子も少ない。
嫌がってしまう。
新生児はマスクが出来ない。
10代の近くの女子中高生を見ると、悲しくなってしまう。
そして、願わずにはいられない。
甲状腺などの疾患で、いくつもの事をあきらめる事が無いように。

今の大人の役割とは何だろうか。
私は出来る限りの情報収集と判断、そして自分の経験を知らせる事だと考える。
家族の絆、友人との絆と自分
母親/ナガサキの人間として、動く。
犠牲者は女性や子どもであるという歴史を今一度遡ろうではないか。



福島原発から200キロ圏内の住民が避難しない場合。
こんな試算をECRRが出している。
目を瞑っても問題はなくならない。

欧州の放射線委員会が福島原発事故の予想死亡者数を40万人以上と発表



遠野凛々香さん「甲状腺と私」

2011-05-23 00:50:00 | 備忘録
100人の死は悲劇だが100万人は統計だ、と言ったといわれるのがナチのアイヒマン。
しかし放射能被害者は統計からも抹殺される。
痛ましいことだ。


以下は、長崎被爆3世の連続ツイート「「甲状腺と私」。

放射能被害は解らないことばかり。
いまだにチェルノブイリ死者は30人、なんて言う長崎大学名誉教授もいる。
ナガサキからの声に耳を傾けてみよう。

今後無視し続けられる放射能被害者が爆発的に増えそうだ。
因果関係は証明されず、被害は子孫に。
止めるのが現代日本に生きる我々の使命だ。


遠野凛々香さん








「因に、鹿児島生まれの祖母は、高血圧以外、なんも無し。たまにボケ。
その他全員、癌、甲状腺疾患など。みーーーんな病気さ。」


引用

高校留学出発直後、母が甲状腺癌と子宮癌で手術入院したと知った。
英国の研修先に1本のテープが届いた。

甲状腺癌の手術で声を出す神経がもしかしたら傷ついて声が出ないかもしれないと、テープに淡々と母は語った。
留学決定後、母が例えば病気でも留学行くかと聞いて来た時、行くと答えたのは私だった。
何も気付いていなかった。
母の身体に癌細胞が暴れているのに。

ナガサキ原爆投下後、祖父がナガサキで入市被爆したため、母は被爆2世だ。
幼い頃は、それが代々繋がるものだと思っていなかった。
自分の子どもにも。
母で終わるものだと思っていた。
おしまい。だと。終戦の様に。

母の手術は成功したが、声は変わってしまった。
低いガラガラ声になってしまった。
声を失わずに良かったと思ったが、首もとの筋肉までもがえぐられた感じになって、
「着物も着れないな」と母は笑って言った。
傷はやけどのあとの様。
ひやりとして、つねっても何も感じないそうだ。

母の顔半分は、筋肉がえぐられて、瞼が少し落ちている。
心配していただけの私にバセドウ病が襲いかかって来たのは20歳を越えた時。
美容院に勤めていたが、足が過度にむくみ、立てなくなった。
診察結果、原因不明だった。
ストレスかな、と気分の落ち込みを訴えたら、軽い安定剤を貰った。

24歳。
アナフィラクトイド紫斑病というものが現れた。
飲食店でバイトしていた私の足が2倍にむくみ、紫斑で気持ち悪くなった足にびっくりした。
腎臓が悪いのではと生検で足の皮膚一部を切り取られ、10日ほど寝たきり入院したが、やっとの所でバセドウ病だと分かった。
妊娠も分かった。

バセドウ病の数値は非常に高かった。
投薬したが、なかなか値が落ち着かなかった。
妊娠は諦めた。
バイトと並行で通っていた大学も辞めた。
辛かった。
動悸がする。
疲れて、疲れて、しょうがなかった。
小さな命を殺したと、自分を責めた。
だらだら、バイトと自宅の往復をした。
単調に生きた。

知人の紹介で甲状腺専門医院に病院を変える。
将来の事(仕事と妊娠)を考えて、アイソトープか手術かを選ぶことに。
首の傷に恐れて、アイソトープを選んだ。
26歳になっていた。
まだ戦わないといけないのかと日々何かを考えていた。
記憶が余り無い。
ヨード剤は正露丸の様だった。

アイソトープ治療後2年で妊娠可能となった。
そして、いつの間にか甲状腺低下症になった。
数値は低くなり過ぎて、今度は甲状腺ホルモン剤を飲む事になった。
欠かさず飲まなければならない。
バセドウの辛さよりマシだと思うが、飲む量は、母の2倍だった。
身体が冷える。気分障害もある。

再度妊娠し、産院でこう言われた。
「甲状腺機能低下症は妊娠しにくいのに、よく妊娠したな」と。
複雑な気持ちになった。
難産でも無事に出産。
その1年数ヶ月後、大震災が起こり、ヒロシマ/ナガサキ被爆3.5世となった息子は、
チェルノブイリを越える悲劇に遭遇しなければならなかった

ヒロシマ被爆2世で医師である息子の父親は、私は被爆3世だから甲状腺が悪くなったわけではないと言う。
海藻食い過ぎたんだろうと。
どこに正確な証拠があるのか?今でもそう思う。
そして、私の20代を奪った病気はやはり憎い。
だから、今現在が苦しい。
前に進む力が無くなっている。

入院を繰り返していたので、進路を変える事になった。
もっと楽しい筈の20代は楽しさが半減されて、治療費にお金がかかった。
30歳で、まともなスタートラインは切れない。現在は疎開の事で揉めてる。
震災前には戻れない。
20代は終わったのだ。
そして原発事故は起ってしまったのだ。

この事故で誰かが単に甲状腺癌になるだけ、と思う人も多いだろう。
どこか遠くの国で、惑星で起っていると感じる人もいるだろう。
ナガサキだから、敏感なのだと指摘もされた。
ナガサキはナガサキだけの問題になってしまったのか?無念でならない。
日本はそういう国になったのか。

都心でマスクをする人は少ない。
子どもでマスクをする子も少ない。
嫌がってしまう。
新生児はマスクが出来ない。
10代の近くの女子中高生を見ると、悲しくなってしまう。
そして、願わずにはいられない。
甲状腺などの疾患で、いくつもの事をあきらめる事が無いように。

今の大人の役割とは何だろうか。
私は出来る限りの情報収集と判断、そして自分の経験を知らせる事だと考える。
家族の絆、友人との絆と自分
母親/ナガサキの人間として、動く。
犠牲者は女性や子どもであるという歴史を今一度遡ろうではないか。



福島原発から200キロ圏内の住民が避難しない場合。
こんな試算をECRRが出している。
目を瞑っても問題はなくならない。

欧州の放射線委員会が福島原発事故の予想死亡者数を40万人以上と発表



週刊現代「原発マネーに群がった政治家・学者・マスコミーこの国は電力会社に丸ごと買収されていた」

2011-05-20 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育


政府の原子力関連予算が、1年間で約4556億円。
主に原子力関係の促進・研究などに使われる電源開発促進税の税収が、年間およそ3500億円。
福島第一原発がある福島県に、1974年から2002年までに支払われた交付金の累計が、約1887億円。
敦賀原発と高速増殖炉「もんじゅ」がある福井県に出された交付金は約3246億円(1974~2009年)・・・。

原発は儲かると読んだ正力松太郎は正しかった。
この巨大利権に群がり、いつの間にか54基の原発を稼働させた人達。
一基3000億の、1-3%が有力政治家の懐に入るといったのは内橋さん。
1600億から4800億。
たいしたおカネですなあ。

原発に反対するようになって冤罪で逮捕されたと言われる佐藤栄作久元福島県知事の弁。
「日本の原子力政策は、次のようなロジックで成り立っています。
『原子力発電は、絶対に必要である』『だから原子力発電は、絶対に安全だということにしなければならない』。」

週刊現代ネットが切り込んだ。

正力松太郎
中曽根康弘
田中角栄
竹下登
渡部恒三
小沢一郎
与謝野馨
亀井静香
大畠章
菅直人
仙谷由人(笹森清元連合会長は元東電労組)
前原誠司
らの大物政治家だけではない。

経産省がその他政治家に金を振り分け自分も接待漬けとか。
仲間内では、接待漬けで電力会社寄りになった奴を『感電した』、
逆にガス会社寄りの奴を『ガス中毒になった』と言って区別していた(笑)?

「たとえば自民党の電源立地調査会というのがあるのですが、経産省内では調査会の議員を原発推進への貢献度に応じ、A~Cにランク分けをしていました。
 選挙の際にはランクに応じて、Aの議員なら50万円、Bなら20万円という具合に、電力会社から〝政治資金収支報告書に載せなくていいカネ〟を届けさせる。
そういうことをする官僚は電力会社の接待漬け。
完全に〝あっち側〟に行ってしまい、有力議員に頼まれ、その息子のパリ旅行に際して、電事連(電気事業連合会)のパリ事務所にアテンドさせたりしていました」

過去50年に68人の官僚が電力会社に天下り。
感電?それとも官電?
東京電力に天下った石田徹前資源エネルギー庁長官は4月末に辞任したが、
現在も13人が役員や顧問として電力会社に在籍。

経産省だけではない。
文科省もズブズブ。

班目春樹原子力安全委員会委員長(元東大工学部教授)を始めとする御用学者。
原発批判をする学者を危険思想と尾行する警察(いつの時代の話だ)。

原発バブルで潤った浜通4町等の地元。

原子力ムラ住人のバッシングが始まったか。
(原発ムラ、とたびたび書いてきたが「原子力ムラ」が一般的なようだ。)

あれ、マスコミのことが書いてない(笑)。
本誌には書いてある?


週刊現代
「総力特集 原発マネーに群がった政治家・学者・マスコミーこの国は電力会社に丸ごと買収されていた」













チェルノブイリは厳しく追跡した民放も「原発ムラ」の住人・放射能を減らす料理法

2011-05-19 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
【原発事故】安全宣言のカラクリ そして子供になにが起きたか追跡


よその国の原発事故には鋭い大手メディア。

桜井さん若い。
しかし彼女もこの動画をもう一度見直したほうがい。
先だって産経新聞の一面で浜岡停止批判をしていたが、あまりの支離滅裂さに
批判する気にもなれない。

この時は原発事故を糾弾する方だったメディア。
しかし自分の国の原発批判はタブーだ。
タブーでないとしても極端に腰が引けている。
原発ムラのインサイダーということだ。

「原発ムラ」は

電力業界と癒着した自民党。
選挙協力だが、その他に東電役員が個人献金をしていた。
偽装故人献金、毎年3500万円。
電力会社役員の給与が馬鹿に高いと思ったら献金分が上乗せされていた。
それで、よく民主を批判するよね。

労組に頭が上がらない民主党。
(笹森元連合会長は東電労組出身)
まあ、元々民主と自民は同根だが。

天下り、電力からの技術者天上がりでべったりの官界。

経済的恩恵を享受する財界団体。
「少しの放射能は健康にいい」と発言した加納時男は、東電副社長(原子力担当)を経て、
第18回参議院議員通常選挙に経団連の組織内候補として自由民主党公認で比例代表区に出馬、
当選した経団連候補(金子勝)。

広告宣伝費で口止めされたメディア。
東電は年間250億の広告費を合理化の対象にするかどうかのコメントさえ拒否。
お詫びや節電広告という賄賂と貰い続けるメディアって....

業界に飼われる御用学者と委員会。

誘致の法外な助成金で潤う地元。

地元もカネに目が眩むとひどいな。
内橋 克人が伝えた元敦賀市長高木孝一の講演。

「まあそんな訳で短大は建つわ、高校は出来るわ、50億円で運動公園は出来るわね。
火葬場はボツボツ私も歳になってきたから、これも今、あのカネで計画しておる、といったようなことで、
そりゃあもうまったくタナボタ式の街づくりが出来るんじゃなかろうか、と、
そういうことで私は皆さんに(原発を)お薦めしたい。
これは(私は)信念を持っとる、信念!

……えー、その代わりに100年経って片輪が生まれてくるやら、
50後に生まれた子供が全部片輪になるやら、それはわかりませんよ。
わかりませんけど、今の段階では(原発を)おやりになった方がよいのではなかろうか…。
こいうふうに思っております。どうもありがとうございました。(会場、大拍手)

完全に狂っておりますな。
カネに目が眩んだ。
しかし一旦事故が起これば補助金が貰えない隣の市町村にも放射能は来る。
他人迷惑この上ない。

この後、内橋さん政治家についても語っている。

「今回のテーマについて、これ以上何の説明も要らないでしょう。
ひとつだけ付け加えるなら、原発に限らずこうした事業を誘致した政治家が懐に入れるリベートは、
投資金額の1~3%と言われています。原発1基3000億円とすれば、リベートは30~90億円と言うことです」。

道理で現状維持と言いながらいつの間にか54基の原発が林立するわけだ。
大間原発建設の続行を早々と宣言した岡田幹事長。
疑っちゃうよ。

これらのカネは一般国民や企業が支払う電気代が原資だ。
電気代はコストの積み上げの上に「適正利潤」が加えられる。
楽勝だな、寡占企業。

しかし原発ムラへの支出。
これらはいずれも原発発電コストからは巧妙に外されている。
何が安いものか。

キロワット辺り5円という原発コストは捏造だ。
補助金を入れただけで10円。
もろもろを加え、今回の事故関係の賠償額を入れたら太陽エネルギーよりも高い。

寡占企業だ。
政治献金や広告費に制限を設けるのが筋だろう。
競争がないのに湯水のように宣伝費を使うのはマスコミ懐柔しかない。

制限を付けないのなら広告宣伝費等はコスト算定から除外したらいい。
偽装献金は厳しく処分すべきだが、そう言う声は不思議と上がらない。

原発ムラ。
鉄壁だ。
そしてムラ八分にされているのが一般国民だ。

福島のお父さん、お母さん。
福島だけではない東京も汚染地域の仲間入りをしたようだ。
子供を守るのは自分たちだけ。

幅広く情報を取るべきだ。
そして各々自衛するしかない。

地元の市町村に土壌や大気、食品の放射能汚染を独自にやってもらおう。
私の場合は期待される革新区長保坂世田谷区長のツイッターにしつこくコメントしている。
校庭や園庭の土壌検査のお願い。

しかし完全黙秘だ。
残念(笑)。

今できることをやろう。
後悔先に立たず。
私の場合は後悔後を絶たず、だが(笑)。




IAEAのチェルノブイリ調査団で根拠のない安全宣言を出した重松逸郎は
広島系の医者とか。
数々の公害裁判で国と企業を一方的に支持してきた。

チェルノブイリ死者が数十人と言った佐々木康人は長崎大名誉教授。
捏造といってもかなりタチが悪い。
出鱈目でしょ。

ご当地学者のブランドで世の中を欺いてきた御用学者らしい。
そうだとしたら嫌な話じゃない?
原爆被害者に顔向けできるのか。

産業中心の男社会は限界かもな。
女性の知恵が活かされるとき。

ベラルーシ在住の日本女性によると子供が被曝する原因の90%は食品からとか。
放射能を減らす料理法だそうだ。


「自分と子どもを放射能から守るには」
調理方法編

女性週刊誌参戦、浜岡原発姉歯的耐震偽装疑惑(中国な見出しー意味は無い)

2011-05-18 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育



ネットでは有名な話だが浜岡原発の耐震数字捏造疑惑。
女性セブンが取り上げた。

男も頼むぞ。

しかし大手メディアは今頃になって、
「1号機、津波の4時間後に炉心溶解で16時間後にはメルトダウン」とか言い始めた。
東京と福島との時差は2ヶ月かい。
これ程馬鹿にされて、聞いている方も無感覚だ。
喜怒哀楽の「怒る」だけが悪者扱いを受ける草食ジャパン。
政府・東電・メディアその他の対してマジに怒ってみても罰は当たらないと思うが。

地元もあてにならない。
革新派で期待されているの世田谷区長さんのTwitterに、区としての放射能計測(大気、水、食品、校庭・園庭等)を
お願いしているが反応なしだ。
尤も100ミリシーベルト以下なので大丈夫、と堂々の「安全宣言」を出している練馬区や千代田区よりはマシということか。
子供達を守るために「怒り」の声を上げよう。

浜岡。
停止したのはよかったが問題が解決したわけではない。
福島だって電源が失われる前に制御棒が機能して運転は止まった。

しかし電気が来なくなって炉心を冷却できなくなればメルトダウンだった。
電源は津波の前に、つまり地震だけでダウンしたみたいでもある。
ということは福島の惨事が浜岡で起きない保証は無い。
冷却し続けないとたったの4時間で炉心溶解は始まる。
16時間でパーだ。

福島に続いて浜岡が逝くと東京は長年に亘って人間が住めなくなるだろうな。
原発は人間のエラーあるいは背信が破局に直結する。
エラーも背信も必ず繰り返される。
遅かれ早かれ、必ず。

世界の20%の地震が起きる日本。
原発持つ価値ある?


以下引用


浜岡原発元設計士「耐震強度データに偽装があった」と告発

「技術者が不完全なものを造るわけにはいきません。しかもあれほど危険なものを平気で造ることなんて…」

目に涙を浮かべてこう話すのは、千葉県在住の元エンジニア谷口雅春さん(69)。
東芝の子会社である「日本原子力事業」の技術者として、谷口さんは30年以上も昔、
浜岡原子力発電所2号機の設計に携わった。
1970年ごろから神奈川県横浜市にある東芝の工場に出向し、原子炉の炉内構造物の設計を担当。
当時、建設中の浜岡原発2号機については「炉心支持構造物」という原子炉の中枢部分の設計にかかわり、
耐震計算に必要な重量データを集計していた。

“事件”が起きたのは1972年5月だった。
数十人の設計者のうち代表3人だけで開かれた会議に谷口さんも出席していた。
そこで代表者のうちの1人がこう打ち明けたのだった。

「いろいろ計算したがダメだった。この数値では地震が来ると2号機はもたない」

担当者がダメだという最大の理由は岩盤だった。
浜岡辺りでは200年周期でマグニチュード8クラスの大地震が起きているため、岩盤が極めて脆かったという。

「浜岡の地盤はそもそも岩どころか、握りつぶすことのできる砂利の集まったシャーベットのような状態でした。
さらに、大地震による断層や亀裂ばかりでぐちゃぐちゃになっていたんです」(谷口さん)

さらに原子炉建屋と核燃料集合体の「固有振動数」が、想定される地震の振動の周期に近いことがわかった。
固有振動数と同じだと揺れが何倍にも大きくなる「共振現象」を引き起こし、地震のリスクが激増してしまう。

あまりにショッキングな報告に「建設中止もやむをえないか…」と思った谷口さんの目の前で、
先ほどの担当者がこう言った。

「データを偽装して、地震に耐えられることにする」

2号機は通産省(当時)に設置許可申請を出す直前だった。
谷口さんが振り返る。

「担当者は“岩盤の強度を測定し直したら、福島原発並みに岩盤は強かったことにする”
“固有振動数はアメリカのGE社が推奨する値を採用し、共振しないことにする”などと
次々と“対策”をあげていくんです」

堂々の“偽装宣言”を耳にした谷口さんは、良心の呵責に苛まれた。

「事故を起こしたら大変なことになるのは明白でした。
技術者として、そんな危険な原発を造るなんてできるわけがありません。
悩んだ末、私が辞めることで何かしら警告になるのではないかと思い、会社を去ることにしたんです」(谷口さん)

上司に辞意を伝えて自分のデスクに戻ると、耐震計算の結果がはいった3冊のバインダーがなくなっていた。

「隠ぺいが漏れないようにということからか、関連会社の仕事をいろいろ斡旋され慰留されました。
でも、続けていても飼い殺しになるだけ。
きっぱり辞めることを決めました。
しかし残念ながら私の退社はまったく警告になることなく、彼らは原発建設を強行してしまったんです」(谷口さん)

※女性セブン2011年5月26日号



東電救済は国民に対する裏切り(東京新聞が舵を切ったか)

2011-05-17 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
民主党は福島の重要データを非公開に。
細野さん、
「今は申し訳ないが国の方でデータを管理、避難指示したい。
ある時期が来たら公表し自主判断に任せたい」って。
恐ろしいこと言いますね。

ヤバいんだったら早めに言う方が判断しやすいと思うが。
国民の安全は二の次っていう見方は意地悪?
批判しないメディアって何なの、と思ってしまう。

そんな危機の中。
何やらいつの間にか成立しそうな救済案。
問題は誰が救済されるべきか、だ。
被害総額がどのくらいになるのか、事故そのものに収束の見通しが立っていない段階で、
加害者東電の決算を心配するとは。

電力寡占体制の維持と原子力推進の継続。
経産省や文科省の官僚に丸め込まれる現政権。
ガラパゴスの維持で電力供給の合理化は先延ばしにされること請け合いだ。

先ず送電と発電を分離。
欠陥車(発電)を売る人が道路(送電)を持ってちゃあ何も変わらない、と言っている人がいたがその通り。
先ず送電網を取上げることだ。

さて、賠償。
株主責任と債権者責任果たさせ(100%減資と債務帳消し)、東電の財産を保全し余計な支出を禁じ資産を売却する。
100%減資で2.5兆捻出できる。
債務帳消しで数兆円。
企業年金にも数千億。

さらに原子力環境整備促進・資金管理センターにある積立金2.9兆円。
原発の使用済燃料の再処理と最終処分に係るコストに備えたもの。
六ヶ所村や世紀の大怪物である高速増殖炉「もんじゅ」のために我々の電気代から貯めたもの。

これらを充当する。
それをやらないで国民負担や電力料金値上げってどういうセンスなんだ。

国民負担を減らす為には被害者への補償を値切るしかない。
救済されるべきは東電利害関係者か被害者か、明々白々だ。
被害者を救済し国民負担を最小化するには東電から絞るだけ絞り出すしかないよね。

東電自体が補償の原資が足りないと明確に言っている。
つまりは債務超過だ。
経営判断の失敗で倒産した会社とその株主、債権者。
当の東電役員とマネージメント。

去年の12月に7メートルの津波で電源喪失、と指摘されていたそうだ。
原子力安全基盤機構の「地震に係る確率論的安全評価手法の改良=BWRの事故シーケンスの試解析=」というレポートだ。

「本解析条件のもとでは、津波の波高が一定値以上(防波堤の効果を考慮しな
い場合には約7m、考慮した場合には約15m)の場合に条件付炉心損傷確率がほ
ぼ1.0 となり、炉心損傷頻度(相対値)は津波発生頻度(相対値)とほぼ同一
となる。これは、それぞれのケースでこの波高を超えた場合に海水ポンプが機
能喪失すると仮定していることによる。」

解析はたった一つの、実に簡単なことを書いています。津波波高が7メートル
に達したら福島第一原発に望みは無かったのだと。そして実際に津波が来てし
まったこと、そして波高が7メートルを超えていたこと。それが全てだったの
です。防波堤の効果は、期待は出来ません。なぜならば福島第一の防波堤は
5.7メートルしかなかったからです。7メートルを超えれば全て同じというこ
とになります。

(山崎久隆)

2007年頃からずっと言われ続けてきたことだ。
想定外でもなんでもない。
原発事故は自然災害ではなく人災ということだ。
そんな彼らを守るために被害者である国民が負担するということだ。

被害者と富裕層、利益を上げ続けて経営が安定している銀行のどちらを優先的に救済するか。
日本は資本主義であり、法治国家だったはずだ。

東電は必死だ。
被害者救済ではなく自分たちの保身にだ。

河野太郎によると、

東電が原子力損害賠償紛争審査会に賠償限度への配慮や算定基準の明確化などを求める要望書を提出した件で、
記者から要望書の公開を求められた東電は、紛争審査会事務局との合意で、要望書は公開しないことになっていると答えた。
そのような合意は存在しなかったと文科省は明確に否定している。

東電はウソをついたのだ。
東電の誰がそうしたウソをつかせたのか、メディアは追及していない。
震災直後のCNNのインタビューで、東電は官僚的な体質で情報公開が遅いが、
彼らはウソはついていないと思うと、僕は答えた。
今や、それは間違いだったことがはっきりした。
東電は、ウソをつく体質なのだ。そして、日本の大手メディアはそれを知っている。

日本の大手メディアは、東電の誰が指揮をして、ウソをつかせたのかをきちんと追及する責任がある。

引用終わり

東電が社員・元社員や家族、株主やパートナーを守ろうとするのは当然。
しかしそれより前に守られなければいけない人たちがいる。
資本主義と法律の範囲内で粛々と義務を果たしてもらう。
それをさせるのが政府やメディアの役目だ。

しかしここへ来てさすがの大手メディアも論調が変わってきたようだ。
電力会社からの鼻薬は期待できないからね。
カネの切れ目が、だ。

先頭を切った東京新聞。
こういう転向者を非難するのではなく応援しよう。
敵陣を崩すのは寝返り者を増やすのが一番だ。

引用

 東電をつぶせば電力供給が止まるわけでもない。
燃料代など事業継続に必要な運転資金を政府が保証しつつ、一時国有化する。
政府の監督下でリストラを進め賠償資金を確保しつつ、発電と送電を分離する。
発電分野は新規事業者に門戸を開く一方、旧東電の発電事業は民間に売却する。

引用終わり


【社説】
原発賠償案 これは東電救済策だ


そして節電の欺瞞についても鋭く突っ込んでいる。
ほんと、計画停電とともに原発擁護の猿芝居だ。

夏の節電 見逃せぬ東電の不誠実

いいぞ、その調子。









アメリカ国民にもアホが多いようだ(ビンラディン殺害だって?)

2011-05-16 01:00:00 | 政治外交



ビンラディン殺害についてのギャラップ世論調査。
「殺害するという軍事行動を支持するか否か」支持93%、反対5%。
「殺害か生きて逮捕か」殺害60%、生きて逮捕33%。

アメリカ国民は狂喜しているように聞こえる。
政府のプロパガンダに騙されるのは日本人だけではないようだ。

本物のビンラディンであるわけないっしょ、どう見ても。
本物だったら、何故丸腰の容疑者(犯人じゃないよ、容疑者)を殺害するの?
撃つにしても、何で余裕があるのに顔面を撃つの。
何で死体を海に捨てるの?

作戦を遂行中その人物に対面して本物でないことが分かり慌てて証拠を隠滅した。
或いは最初から分かっていて「ビンラディン殺害」という事実をでっち上げた。

そのくらいしか思い浮かない。

大体、911テロはアルカイダの仕業でないし、ビンラディンの関与もないんじゃないの?
アルカイダ=CIAという説もあるよね。
911を契機としてアメリカの軍産複合体はイラク・アフガン戦争を始めた。

ビンラディン容疑者殺害=911テロに対する勝利。

これってトリックでしょ。
ビンラディンの容疑って何?

ビンラディンはFBIの10大悪党の一人だが、その容疑は、1998年のケニアとタンザニアの米大使館に対する同時多発テロ。
日本でも報道されたが何故か皆無視。
911関連では容疑者にさえなっていないだよ。

万一、今回の死者が本物のラディンで911に関わっているとすれば身柄を確保して取り調べればいい。
関連が証明できないから消したんでしょ。

ファイナンシャル・タイムズは「ビンラデンは米国納税者に2兆ドルかかった」と報道した。
イラク戦争、アフガニスタン戦争、国内テロ対策費用等合計試算が2兆ドル。
これでも控え目かも知れない。
タイムズの試算ではイラクだけで3兆ドルだ。

これだけの金を投入し多くの米国人の若者を犠牲にし、それよりずっと多いイラク、アフガンの
シビリアンを殺戮した。
だけどビンラディンのせいじゃない。
ビンラディンの名の下にだ。

イスラエルの国益と軍産複合体の利益のために深入りした戦争でアメリカは没落しようとしている。
オバマはイラク完全撤退を決め、アフガンからの撤退も進めている。
もうカネがないっすよ、アメリカ。
今後12年間で5兆ドルの軍事費削減が必須。

つまりは負け戦でしょ。
それを「ラディン殺害で”勝利”」と勝手に宣言している。
撤退の理屈付け。
イスラエル・ロビーや戦争屋に対する言い訳だな。

ヒラリーおばさんは「ビンラディンが死んでもテロとの戦争は続く」と言っている。
「アルカイダによる報復テロは必至」と物騒な予言をする人たちもいる。
自作自演の報復テロなら予言でなくて予告だ(笑)。
パキスタンの若者が大義の為と思って自爆テロをしたらカネの出処はCIAだった、と聞いても驚かない。
不憫だよね。

しかしアメリカが軍事、通貨の覇権を失う過程が予定通り進んでいる。
象徴的なのがサモア。
ここでは今までアメリカの日付が基準だった。

今日付を一日先送りしようとしている。
サモアの人たちは一日分年を取る。
でも誕生日が無い人もでるか(笑)。

アジア・太平洋の仲間入りをしようということだ。

日本の官僚は相も変わらず対米従属のようだが。