大好きな欅の新緑(甲州街道)。
秋の黄色に色付いた欅も大好きだが春はまた格別。
地震でも津波でも原発でも不況でも。
日ハム・ヤクルトともに開幕二連敗でも春はやって来る。
また原発の話だ。
原発事故についての東電・政府の発表は贔屓目に見てもよくわからない、というところだ。
3月15日にレベル7の事故になったらしいが、何故それが一ヶ月も過ぎて発表になるのか。
何で5が急に7に飛び級なのか。
そしてメディアや御用学者の反応は驚くほど似ている。
測ったようなタイミングで朝日・読売・日経がチェルノブイリと全く異なる、
毎日がチェルノブイリ級ではない。
皆んな同じっておかしいでしょ。
シナリオがあるのね。
レベル7っての有ったんだけどそれは一か月前で、今は大分下がってきましたよ。
政府・東電が情報を意図的に操作してそれに報道が協力する。
大戦時の大本営発表体制をメディアは反省したと教科書に書いてあったが。
最近は暫定基準というのがマスコミ公認になっていてこれを下回れば安全だ、
騒ぐのは風評だというトーンだ。
チェルノブイリ事故後、99年にベラルーシ政府が定めた摂取基準値は、水10(Bq/kg)、牛乳100(以下同じ)、
根菜・野菜100、果実40、じゃがいも80と、今の日本の暫定基準値の数分の1から数十分の1。
水で言えば日本は30倍。
何時の間にやら日本の基準は相当緩くなったがメディアは一切無視だ。
これにしたところで根拠は国際放射線防護委員会(ICRP)。
「内部被爆が与えるダメージは外部被爆の1000倍」というベトカウ理論を無視している立場。
これに対してヨーロッパ放射線リスク委員会の(ECRR)は、ベトカウ理論を認めているそうだ。
当ブログには何が正しいのかさっぱり分らない。
放射能被害そのものが事故件数が少ない上、高度に政治的で研究資料が少ないのだろう。
良く言えば分らない。
悪く言えば隠されている。
そして政府・メディアの言い方は直ちに健康に支障がないという奴だ。
当たり前だ。
甲状腺がんとか白血病が発症するのは10年後。
そのときは因果関係も分らなくたっているだろう。
災害や事故による死者も一人二人ならニュースだ。
十人、二十人になると大事件。
しかし千人を超すともう単なる数字だ。
津波の死者が2万が3万人になったところで気にする人は関係者だけだ。
放射能被害も十人、二十人なら補償の対象だが何万にもなれば資金が足りなくなる。
カネは天から降って来ない。
所詮は税金、納税者のお金だ。
チェルノブイリでもポーランドなど周辺国で甲状腺の持病を抱える女性が多いらしいが、
政府は絶対に認めない。
補償できないから。
つまり被害者は泣き寝入りだ。
今、家庭内では女房・子供が放射能の心配するとお父さんが水道水を飲んで見せたり、
健康被害に至らない放射線量について解説したりとかで会話が噛み合わないらしい。
勘が悪いのはしがらみの強いおじさんたちだな。
尤も、成人男子は甲状腺がんに限っていえば殆ど心配ないらしい。
だったらあんたたちが女・子供を守らないでどうする。
文部科学省は、校庭など、幼稚園や学校の屋外で子供が活動する際の放射線量の基準を示す方針を固めた。
どうやら基準は、児童生徒の年間被曝(ひばく)許容量を20ミリ・シーベルト。
これは乱暴だろう。
大人だって危険だという学者はたくさんいる。
さっきのベラルーシの基準値、あれは大人だ。
子供は37Bqが上限。
これに対し日本は500ベクレル。
しかし無批判の野党、メディア。
少子化が問題とか言うのだったら子供は全力で守るのがスジだろう。
そして今度はストロンチウムが検出され、文部省は「極めて微量で仮に土を1キログラムを吸い込んだとしても、健康に影響はない」
と言っているらしい。
どうせ補償しないなら解らない事をさも科学的みたいな言い方はしないほうがいい。
犠牲者(が出るとしたら)と悲劇の数を増やすだけだ。
人気の女性大臣も福島のイチゴを食べるようなパフォーマンスは止めるべきだ。
自分の子供に食べさせるわけがないだろ。
何れにせよ、チェルノブイリのときは針小棒大に人類の危機だと煽っておいて、
自分の国では政府と結託して安全連呼のマスコミって何なのか。
地方に住んだ事はないが、ニュースを見ているとしがらみがあるようだ。
共同体の中で仲間を置いて自分だけ避難することに躊躇いがある。
飯館村とか見ていると何故子供のいるお母さんが避難しないのか、と考えてしまう。
おじいさんとかが絶対動きたがらない。
協同体そのものの人生なのだろうか。
そんなおじいさんを置いて自分たちだけは逃げられない息子。
子供は屈託なく笑っているが、それでいいのか。
やはり原発に近い葛尾村。
震災直後、ネットを停電の暗闇の中で駆使して情報を収集。
政府から指令が来る前に尊重の判断でいち早く「自主避難」を決めた。
心配しすぎで丁度いい。
原発周辺の住民は乳幼児と若い女性を避難させるべきだ。
健康被害が10年後に出ても誰も責任を取らない。
苦しむのは家族だ。