国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

北海道オリオンファーム(週末の動画)

2009-10-31 01:00:00 | 週末


今年の9月、門別競馬場の重賞レース、フローラルカップの勝者はオノユウだった。
圧勝ですね。
そしてしばらく後の中央競馬との共催レースのエーデルワイズ杯では武豊騎手が騎乗、またも優勝。
こちらは賞金も高い。

この馬のオーナーがお友達のオオタニさん。
石油トレーディングの世界では有名人だったんですが若くして足を洗い、
故郷の北海道で12頭の繁殖牝馬を持ち、競走馬を生産する牧場を経営している。

生産者であると同時に競走馬のオーナーでもある。
エーデルワイズ杯は昨年のアンペアに続き2連覇とか。
オオタニさん実力だけでなく運も持っているようだな。

6月には牧場を見せていただいた。

オリオン牧場と大好きなオオタニさん夫妻についてはいずれまた書きます。



追悼中川昭一さん

2009-10-30 01:00:00 | 政治外交
中川さん。
ちょっとシャイでナイーブそうで、でも言う時は言う。
そんな感じの政治家だったんじゃないでしょうか。

持病のヘルニア痛に悩んでいたとか。
マイケルジャクソンと同じように強い鎮痛剤を常用していたのか。
残念なことです。

これが他殺とかいうわけではない。
しかし、何故米国に逆らった人は急な失脚とか不慮の死とかするのか。
あまりにも多いような気がする。

ソ連に肩入れしすぎたパパ中川さんの「自殺」。
ペルソナノングラータつまり要注意人物とCIAに認定されていた。

中国に接近しキッシンジャーを激怒させた田中角栄の失脚と脳梗塞。
極東軍事裁判並みの「有罪ありき」の裁判だった。

CIAとの強い繋がりが定説になっている岸さん。
その流れが森さん、小泉さんなどの清和会。
で、清和会ライバルの大平さんの心筋梗塞。

田中さんの流れの経世会は小渕さん、梶山さん、橋本さんの突然死。

親露、鈴木宗男逮捕。

広島、長崎原爆投下はアメリカの国家犯罪だと公言したこともあり、2007年経済危機にあたり米国債
の購入に反対した昭一さんのヘロヘロ会見。

例のイタリアで見つかった13兆円の米国債。
もし日本政府が絡んでいるならキーパーソンでもある。

さて、小泉さんの後、必ずしもアメリカの言いなりにならなかった首相たちはどんどん退陣させられた。

長期政権は、佐藤栄作さん、中曽根さん、小泉さん。
ブレアさんはブッシュのプードルと言われたのでこちらは「ポチ」。

佐藤栄作さんは長期政権を全うしノーベル平和賞までもらった。
非核三原則が受賞理由らしいが、持込みの密約があったわけだからインチキですね。
わかっていて受賞させる。

実に怪しい賞です。
ゴアとか、IPCCとかの原子力ロビー。
この時小泉さんも候補になったとか。
小泉さんはさすが感覚が鋭敏で受賞推薦にのらなかったらしい。

アメリカの覇権が終わり多極化が進む時勢。
「やっぱりな」みたいな情報公開の時がいつかくるのか。
ただの思いすごしか。

悪習、押し紙のタブーが破られる日

2009-10-29 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育


正義の新聞、ジャーナリスト宣言。

かっこいいですが商売は厳しい。
いや、ますます厳しくなっている。

不景気で広告収入が減り、また情報源としてネットに大きくシェアを奪われつつある。
日本の新聞は非公開企業ですが朝日を除いて借金経営らしい。
どうでもいいニュースを収集するワイアーサービスから抜け出ることができず
人間ばかり抱えている。

「ジャーナリズム崩壊」にあるとおり3000人で30ページ(9月30日、10月1日ブログ)。
生産性は質を計算に入れないでもNYタイムズの10分の1。
内容はストレートニュースでスポンサー、官僚に弱い。
政治家だけは強気で批判する。

そういえば著者の上杉隆さん最近テレビの露出減っているかも。
マスコミ批判しましたもんね。
頑張れ。

そして販売ですね、今問題になっているのは。
このシステム、以前から
「新聞はインテリが作って、ヤクザが売っている」
といわれてます。

確かに中にはちょっと目つきの鋭い人がしつこく強引に老人から契約を取る。

本当に。
私の母親が毎日新聞の販売員のしつこい勧誘に困り果てて三か月の契約をさせられた。
販売店にねじ込んだが「クーリングオフはすぎている」の一点張り。

毎日の本社にクレームしたら逆切れされて怒鳴られた。
結局三か月分の代金だけ払って配達はその日から止めてもらった。

新聞業界には押し紙という悪習があると言われて久しい。
週刊新潮が6月に取り上げたが今始まった話では全然ない。

要は新聞販売店に無理やり押し付けることで見かけの部数を増やす。
売れ残りも販売とみなすわけです。
前に書いたセブンイレブンのロスチャージと同じだ(7月1日ブログ)。
広告料は当然部数が多ければ高くなるのが道理。

なんとなんと、読売、朝日、毎日、産経の公表部数の4割が押し紙とか。
明らかな詐欺行為がまかり通っていることになる。

不況の中、スポンサーもそうそう甘い顔はしていられない。
代理店経由で広告料減額交渉に入っている。

というか新聞を定期購読している層がどんどん少なくまた高齢化して、そもそも
新聞広告に効果があるのかという議論もある。

海外メディアも最近この問題に注目し始めていて、これが株主による訴訟要求につながるおそれもある。

大体再販維持で独禁法の適用を除外されている新聞。
所轄官庁が知らないはずがない。
官僚に弱みを握られているのね、つまり。

世界一の発行部数を誇る読売新聞。
1000万部?ウソッ。
ギネスもちゃんと検証したほうがいいと思うが。





JAL続報(傷を深める前に解体するのが国益?)

2009-10-28 01:00:00 | 経済投資
先々週だったか、朝のニュースショーを見ていたら小倉某とかがJALを救えみたいなことを熱く語っていた。

前原大臣の「自民党があちこちに要らない空港を作り、JALを飛ばさせ、また法外なランディングフィー
の負担を押し付けたと」との発言を受けてのことです。

ご説ごもっとも。
しかしそのかわり長年にわたりそれこそ法外な航空運賃を国民に払わせていたことはお忘れか。

それが証拠に新規参入が出てきて一気に経営悪化が加速した。
9月の中間決算は過去最大の赤字、社債の金利スプレッドは800BP、8%の金利を上乗せしないと
民間から資金調達ができない。

民主党もそんなJALの救済は既定路線なのか。
それとも整理に追い込む高等戦術か。

前にも書いたが(6月26日ブログ)これGMと同じですね。
レガシーコストが高すぎてそこをご破算にしないと経営健全化はない。

まず組合が8つもあって時代遅れの「内ゲバ」をやっている。
組合のことはよく知らないが、民主党や社民党系のところもあるのだろう。

あと、退職者の年金が民間の一般企業に比べて異様に特に高い。
公務員と同じ。

GMもそうだった。
車1台あたり90万円とか。勝てるわけないですね、それじゃあ。
公務員も国家が赤字なのに。
赤字会社(国家)が年金を垂れ流す同じ構図。

ネットの意見でOB年金の一部を「JAL再建ファンド」として支給してはというアイディアがあった。
なるほど、JAL再建がインセンティブになる人が増えるのは結構な事。

潰れたらパーですから当然監視の目も強まる。
既得権益抵抗勢力の活用法ですね。
いいんじゃないかな。

既得権益者には気の毒だがそれも私的な事。
自分たちで解決するしかない。

経済的合理性がないことに国民の税金はつぎ込むべきでない。
医療、教育、介護、身障者救済...おカネの使い道はたくさんある。
JALのレガシーコストはご破算に願いたい。

債務超過2500億円とか言われますが経営を立て直すには年金半額とかしないと
どうにもならない。
できるんでしょうか、そんなこと。

銀行さえも潰した方がいいんじゃないかという今日この頃。
ダメになった普通の商業会社を救済するのはどういうロジックか。
この人たち待遇面で偏差値がウンと高いんじゃないの?
救うなら、困っている人を救えよ、正義の味方の民主、社民、国民。

いずれにせよ国民の税金2300億円が政策銀行を通してすでに入れられている。
だらだら支援を続ける愚はやめてもらいたい。

JALを救済してもやることは従業員を減らすだけ。
景気対策にもならない。
非成長分野に資源をつぎ込んではいけません。

この会社というシステムがもうワークしないことではないか。
選手交代だと思う次第です。
日本の経済政策に欠けているのは新しいプレーヤーがノビノビやれる環境作りだと思う。

国交省の対策チームは100人に及び10数億の経費はJAL持ち。
外国航空会社との提携話や企業年金改革は停止。
方向違うと思うけど。

天下りを供給してきた国交省、そこから利権を奪いたい経産省が性懲りもなく縄張り争いをする官僚根性。
それに振り回される政治家。
あまり好きな言葉でないがリセットしてもいいんじゃないかい?

つまりがJALの日本郵便化ですかね。
民から官へ。
もともと社会主義的な日本がますます社会主義化する。

国交省の落とし所(うっ、縁起悪ーい)はANAとの合併で(アホだね)、小田嶋隆によるとネットではすでに
「ANAL」という新社名が笑い話になっているらしいです。

グアムに行く方が九州より安いという現実をしっかり見つめて本当の改革をしましょう。
JALを助けてもトゥーリストが国内旅行をしなくなったら前原さんの言う観光立国に矛盾すると
池田信夫も指摘していた。








木が好き

2009-10-27 01:00:00 | 生活、人生、ペット
自然の力ってすごいなあと時々思う。

東京では最近あまりないが、冬にたまに雪が降る。
きれいで好きですが後が大変。

雪かきをサボると門の前とか氷になって固まってしまう。
こうなるともう何をやってもお手上げ。
シャベルでたたいても突っついてもどうにもならない。

しかし晴れて太陽が出てくるとそれこそあっという間にアスファルトのシミにもならないくらい溶けてしまう。
地球上の生物は太陽のエネルギーで生かされていることを実感する瞬間です。

木を見るのが好きです。
昔、よく自転車で深大寺植物公園に行って、木の名前を憶えた。
東京の木は大分わかります(分かっていた)。

地方とか外国とか行くと全然違う事が多い。
それぞれのニッチを守っている。

木は植物。動物でないから移動できない。
街路樹や植林のようにみたいに人間の手でほどよい間隔で植えられれば成長しやすいが
自然の環境ではそうもいかない。

人間が管理してなければ水は自分確保しなければならない。
動けないから、水が無くなれば根を伸ばす。
そこの水も吸いつくしたらさらに根を伸ばす。
こうやって根を張った木は台風が来てもびくともしない。

昔住んでいたシンガポールでは木はたくさんあるが風が吹くと簡単に倒れる。
水が豊富にあるから根を張っていないんでしょうか。

水だけでなくCO2から炭水化物を合成するために日光がいる。
つまりが光合成。
雑木林で木が密集していると動けない木同士の日光確保合戦が始まる。
皆が少しでも上へ横へと枝を伸ばそうとするから枝がこんがらかってうねる。

例え1センチも移動できない植物。
水と太陽の光を確保し生き延びるためには自分が成長するしかない。
黙々と頑張っている木に生命の強さを感じます。

本当はもっと恵まれた環境で大きく育ちたいのだろうが仕方がないから
与えられた条件で頑張っちゃうんですね。
中には自分探しの旅に出たいと思う木もあるかもしれないがそれもできない。

そしてどんな環境でも自分で成長して長い時間を生き抜く。
そんな姿に人間は神を見たのかもしれませんね。

日本人だからかなあ、そう思うのは。
自然に対する畏れというか、植物、動物にも心とか魂とか仏性があると考えがち。
昭和天皇は雑草と言う植物は無いと言われた。

鯨やイルカは頭がよくて可愛いから殺しちゃいけないという考え方とは大分違います。

木の話でした。
でも、子孫はもっと違った環境で伸び伸びやらせてあげたいと思うのでしょう。
種を動物とか風にはこんでもらう親心。

昔の農家の人たちが日々働きながら子供には教育を受けて都会で頑張ってきて
もらいたいと思ったの同じでしょうか。

健気だなあ。

野村監督胴上げと男の嫉妬

2009-10-26 01:00:00 | 野球、その他スポーツ


野村監督の退団が決まったようだがこれを「男の嫉妬」と一刀両断にしているのが俳優の津川雅彦さん。

チーム浮上の大功労者で球界有数の人気者を切ったのは楽天オーナーの嫉妬なのか。
だとしたら、土曜日の日ハム戦、敗れた楽天野村監督を稲葉ら両チームの選手たちが
胴上げしたシーンをどう見たのだろうか(いいシーンだなあ)。

因みに、稲葉は野村監督が自分の息子カツノリの試合を見に行った神宮の法政の試合で
目に止まり、ヤクルトが指名した。
他のチームからの誘いはなかったと稲葉は告白している。

さて、嫉妬の話。
津川さんによると、自分の中にある嫉妬の感情を根深いコンプレックスに成長させ、
それを巨大なエネルギーに転換させた男が世の中の成功者、リーダーになるケースが多いそうだ。

男の嫉妬は女のそれより深く、おそろしい。

ゆえに経営者は孤独なのだと。
三木谷さん、自分の作り上げた栄誉を野村さんに横取りされるのが耐え難かったという見方です。

もしそうであれば名声をいくら集めたところでそれを尊敬には変換できませんね。
尊敬を伴わない名声など有れば有る程邪魔だと思うが。

しかし、一方で監督はスター選手が嫌いと言う定説もありますよ。
例外は長嶋、ジーコなどの超スーパースター監督。
恐れるものなしの無邪気さ。

野村さんはONの人気の陰で悲哀は十分味わっている。
ある意味、男の嫉妬をエネルギーにしてきたのか。

極貧で育ち高校時代は全く無名。
人気のない南海にホークスにブルペンキャッチャー並みの待遇で入り這い上がった。
嫉妬と言うのはあまりにも失礼だがコンプレックスをバネにした苦労人。

ホームラン王9回(一度は三冠王)の超一流選手。
しかも超クレバーなキャッチャーというとてつもない選手だった。

しかし巨人全盛時代。
ONが太陽なら野村は星か。
王や長嶋には野村流「ボヤキ」は似合わない。

エゴは誰にだってある。
梨田さんは野村さんも聴いていた試合後のインタビューで「自分が育てた(といってはなんですが)
岩隈、藤井のバッテリー」と言っちゃった。

しかし嫉妬までになるとこれは人間性の問題。
屈折っていうか。

これからCSと日本シリーズを闘う直前の解任って....
自分の球団の勝利より大切なものがあったのか。
よかった、この球団のファンじゃなくって、と思った。

津川さん、オセロをはじめ様々な骨太な文学作品にかかわった人だからこそのコメントと受け取りたいです。

自分のこともちゃんと話していますよ。

「身近な者同志ほど、愛憎は増大するものだと言う事だ。」

「役者の場合の最大のライバルも、同世代の同じイメージを持つ他人ではない。
実は兄弟同志の敵意程激しいものはないのだ。」

折しも南田洋子さんご逝去直後の更新です。

「遊び」ブログなのか。
うーん、重い。
しかし噛みごたえあるなあ。

津川雅彦「遊び」ブログから。
http://www.santanokakurega.com/





週末モード、フリーチベット映像がNYで映し出された。よりによって.......

2009-10-24 01:00:00 | 週末



中華人民共和国の建国60周年だそうで、米ニューヨークのエンパイアステートビルは9月30日夜、
赤と黄色でライトアップされた。

北京では盛大に軍事パレードもやったようだが、テロ警戒か一般人には公開されなかったらしい。

これに対抗し短い時間ではあったがニューヨークにフリーチベットの映像が映し出されたんですね。

怒ってるだろうな中国。





おいおい、斎藤次郎って

2009-10-23 01:00:00 | 政治外交
西川さんに変わる日本郵政社長。

利権の巣窟で魑魅魍魎が跋扈するこの政府系会社。
民間から手を挙げる人もいないとは思ったが。

官僚のボス中のボスじゃないですか。
細川政権で小沢と組んで国民福祉税を導入しようとしたあのひと。

民間に15年いた?
笑わせますねえ。
東京金融先物取引所理事長に天下っていたんでしょ。

こんな人を民間人だと詐称する民主党。
あえて異を唱えないマスゴミ。

郵政民営化見直し、高速道路無料化。
民主党のもとで官僚主導の大きな政府に回帰する。
大蔵省復権。

民から官へ。
財政投融資を使ったばら撒き政策の再来か。

しかもこの人事あの亀が決めた人事で鳩山さんは「おかしい」と思ったがあえて
反対しなかった。
指導力ないんだ鳩山さん。

亀さん、全国特定郵便局長会の票目当ての民営化反対でしょ。
もう郵便の時代じゃないですよ。

ユニバーサルサービスとかいって高い維持費を費やす必要があるのか。
近頃手紙による私信は殆ど受け取らないし出さない。
ポストに入っているのは頼みもしないダイレクトメールばかり。

紙の無駄だし、輸送はエネルギーを食う。
支払いだってネットかコンビニで簡単に済ませられる。

パソコンのできる人は電子メイル、できない人はファックスですよね。
荷物は全国にあるコンビニから宅急便で送れる。
手書きの触感は分かるが、時代に逆行するサービスのコストは国民の税金から払われることになります。

限られたおカネは教育とか、子育てとか、老人介護、弱者救済とかもっと大事な事に使うべき。
郵便局やJALは優先順位が低い気がするが。

官僚組織を温存して国民から税金をとることばかり考える旧大蔵省の復活か。

追悼海老沢泰久さん

2009-10-22 01:00:00 | 野球、その他スポーツ
またまた、マイナーな日ハムの話ですが、昨夜の対楽天戦は鳥肌ものでした。
圧倒的に楽天有利な展開をひっくり返した永井以降の楽天救援陣の乱調がターメルスレッジの
逆転サヨナラ満塁ホームランを呼んだ。

野村さん、佐藤コーチは大ショックでしょうね。
短期決戦はいいピッチャーが鍵。
去年の日本シリーズはナベキュウさんが岸を先発の後で救援にも使って巨人を倒した。

楽天は岩隈、マークンも残しているので昨日永井が投げ切っていれば絶対有利でしたね。
ハムはダル抜きで軸になるピッチャーがいない。
これで互角という感じか。

巨人は頼みのゴンザレスが打たれ、中日にはチェンと吉見が残っているので厳しいかな。

さて、「プロ野球が殺される」。辛口のスポーツコラム集。

著者であるスポーツ関係のノンフィクションライター、海老沢泰久さんが8月に癌で亡くなった。

1950年早生まれ。
私と同じです。

最近の野球に感情移入できないとか。
昔の野球はある意味ではメチャクチャだったが確かにとんでもないスターが出た。

西鉄の鉄人稲尾和久はシーズン42勝。
先発、ホールド、抑え全部やっちゃう。
ダルビッシュと去年のジェフウイリアムスそれに佐々木大魔神兼任みたいな。

対巨人日本シリーズでは一人で4勝した。
肩はボロボロですね。
実働8年。
やはり日本シリーズで4勝した南海、杉浦は実働7年。

これがいいというわけでは勿論ないがドラマが有りましたね。
江川あたりが中4日では投げたくないと言いだしピッチャーのスタイルが変わった。

今では15-6勝もすれば最多勝。
7-8勝で年棒1億とか。
選手の目が大リーグに向き、放映権が値崩れした今、年棒の上限は1億がいいところだそうだ。
難しい問題だが気持ちは理解できないでもない。

そんなプロ野球をよりつまらなくしているのがテレビの中継だという。
賛成!
うるさいですよね。
複数の解説者とアナウンサーの座談会。
言ってることは結果論とどうしようもない野球「セオリー」。

巨人OBのNハタさんとか。
右打者が右方向に打てばいいっていうものじゃあないと思うが。

そこへ行くとケーブルテレビの解説は質が高いと言ったのは日ハムの金子マック。
主催チームの先輩の解説です。
日ハムで言えば武田さん、岩本さん、芝草さん、片岡さんとか。
実際チームメンバーとよく話しているからよくわかってますね。

普段試合を見てない人の解説など意味がない。
そしてとにかくうるさい。
ピッチャーが投げた後も喋り続けているのは異常と海老沢さん。

それとジャリタレ。
どうせ番宣だろうが、余分な予算があるなら中継カメラをひとつ増やせばいいと。

サッカーですがフランスワールドカップ、オランダ、ベルギー戦で突然クライファートにレッドカードが出た。
キョトンとしている観客が納得したのは試合と全く関係ないところで彼が相手選手に肘打ちを食わせた
ビテオが流れた後。

前のプレーで反則で倒されたクライファートが報復するかも知れないとずっとカメラが追っていたらしい。

中継する方もプロですねえ。
こういうのがいいと思う。






オリンピック落選でしたね

2009-10-21 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
負け惜しみで行きます。

オリンピックなんぼのもんじゃい。

中学校3年の時に東京でオリンピックが開催された。
日本は世銀とかからおカネを借りて新幹線等のインフラを整備していた。

IMFの東京総会で池田首相が先進国に、皆様のおカネはちゃんといいことに使ってますよと
演説してお礼を言ったのがオリンピック開幕直前の1964年9月。
日本が敗戦から立ち直りいわゆる8条国というものになって世界金融システムにマイナープレイヤーとしてデビューした年です。

その思い入れからすると、前回の中国にも同様の感慨があったろうし、ヒオデハネイオ?のブラジルも同じでしょう。
歴史の必然ですね。

オリンピックの経済効果はそれほど高くなく収支はトントンか赤字。
中国やブラジルにとっては先進国の仲間入りという、国民が熱狂するシンボリックなイベントだろうし、
東京にしても石原さんの言うとおり国民に元気と夢を与えるという事だったのでしょう。

ソウルオリンピックもそうでした。
悔しさ100倍の北朝鮮はGDP並みの巨費を投じてピョンヤン祭典をやった。
そして大恥をかいた。

石原さんの場合は東京の元気の他に、地球環境の破壊に対する殆ど宗教的な懸念があるのではないでしょうか。
好んでするホーキンズ博士の地球は100年もたないという話に気持ちが表れている。
グリーンオリンピックには本気だったと思うしそこは鳩山さんと気脈が通じたのだと思う。

さて昔の話。

オリンピックとなると世界中から観光客が来る。
またカッコいいアスリートが来ると言う事で我が世田谷区立富士中学校の先生たちはとても心配していた。
中学生でも男子と違って女子は結構大人っぽい子もいましたから。

で、担任の先生。
「健全な肉体に健全な精神が宿ると教科書には書いてあるが」、
「実は、宿らないことも結構あるんです」
と教えてくれました。
健全そうなアスリートについていっちゃダメですよ、という注意。
妙に納得して45年も前の話なのによーく憶えています。

ところで、今のオリンピックで面白いですか?
私にはあまりにも商業的で他の世界大会となんら変わりがないような気がする。
昔はアマチュアだけで高校野球(これも昔の)のような牧歌的な雰囲気があった。

そう考えるとどうでもいいですね。
好きな野球はオリンピックなんかしてくれても少しもうれしくない。
WBCだっていらないくらいだ。
アメリカは本気でないし、日本のチームでもシーズン優先が本音ですから。
(イチローがイムチャンヨンからヒットを打った時、鳥肌が立つくらい興奮したことは一応棚に上げて)

大体IOCて何なの?
単なる私的なスポーツ団体じゃないですか。
サッカーのFIFAと同じ。
どういうわけか委員になれば巨万の富を築けるというのも同じ。

サマランチとアベランジュの商業主義には同じ臭いを感じる。
巨額のTV放映権で小さな国では見られない。
私がいたシンガポールでは長野オリンピックはニュースの静止画面だけだった。

怪しげな人ですよ、このIOC前会長。
フランコ独裁政権の閣僚でしょ。
胡散臭いね。

リオはオリンピックだけでなく、2014年のサッカー、ワールドカップも取った。
というか取りにいったんでしょうね。
確かにインフラ整備は一回で済むから赤字も小さい。

泣く子も黙るBRICですからおカネはあるし、ダーティーはお家芸。
中国、ロシア、インド、メキシコ、イタリアと並ぶ汚職大国ですから工作には抵抗ないし。

東京やシカゴではなかなかそうはいかないですね。
というか、そんなことに変なお金は使わなくていい、と負け惜しみでなく思います。

陰謀説は楽しい

2009-10-20 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
昨日は東京は秋晴れで少し汗ばむくらいでしたね。
六本木の欅の葉も色づき始めました。

陰謀の話。
合理的な常識人は未来予測が下手だといいます。
おりこうさんですから、枠を外した発想ができない。
決まり切った正解の確度を競う勉強が主ですから。

社会的出来事はその時点では不正解な事が多い。
ソ連崩壊もユーロの誕生も日米同盟も、劇的な変化を想像することは普通の人にはできない。

でも世の中には独特な見方で鋭い分析をして近未来を予測するタイプの人も結構いて常識人としては
大いに啓発されることが多い。

いろいろ陰謀論みたいなものもあり、トンデモ話と言われるが何らかの真実をとらえた側面が
あるから無視できません。

それに、もしはっきりとした共謀が無くても利益を享受する側につながる人たちが語らない
論理が見えてきて結構参考になることが多い。

見方によっては政府やマスコミによる事実歪曲に迫ろうとする人を意図的に「陰謀論者」と呼び
一般人の関心から遠のけるのかも。

いずれにせよ、国家を超えたレベルでの「意思」みたいなものがあるのは事実で、そうでなければ
オバマさんが演説しただけでノーベル賞という怪しい賞を貰っちゃうなんて説明できない。

軍産複合体があちこちで無理やり戦争を起こしてカネ儲けするというスタイルはもう終わりだよ
というメッセージなのか、あるいは同賞を受賞した怪しいゴアの時と同じ原子力推進グループなのか
(オバマさんの場合は原子力の平和利用という流れか)、わかりませんが。

陰謀論のストーリーを作り上げる執念と知的好奇心、想像力には敬意を表します。
だからあまり詳しくはないが陰謀論とか黒幕論はわりに、というか結構大好き。

しかし、知られざる陰謀が長い間世界を牛耳っていたこと言われると、何故か「そうかなあ」と思ってしまします。

だって、そんなにうまいことやってたら誰かしゃべりたくなる人が出てきません?
私だったら話したくなる。「ここだけの話...」みたいな。

最近目にした記事から引用します。

女性は秘密を守るのが苦手だそうだ。

英国の研究機関が18歳から65歳までの女性3000人を対象に行った調査の結果、女性が
「他人にしゃべってはいけない秘密」を黙っていられる時間は約48時間しかない。

3000人のうち最も長く秘密を守った女性の記録は47時間15分。
「女性に教えた秘密は約2日で世間に流布する」ということになるらしい。

回答者の約40%が「守らなければならない秘密だとわかっていても、誰かに話したいという衝動を
抑えることができない」と認めた。
回答者の過半数が「お酒を飲むとペラペラしゃべってしまう」と言った。

対象者の女性は1週間のうち平均3つの話を他人に伝えている。

その理由として「秘密を教えたいという欲求から」が30%、
「他人に話すことでスッキリしたかったから」が約半数。

話を伝えた女性の3分の2が「その後罪悪感を覚えた」としているが興味深いことに回答者の75%が
「自分は秘密を守れる」と答え、83%が「自分は信頼に値する」と断言するんだそうだ。

また、「友人の秘密は無関係の第三者にならしゃべってもいい」と考えている女性が40%を超えているらしい。

幸いなことに、回答者の27%が「秘密を聞いた翌日にはその内容をすっかり忘れている」と答えている、とのことでした。

陰謀を女性に話したらダメみたいですね。

ついでに男性は?

やはり英国の研究所によると、男は1日平均で6回嘘をつくらしい。
そしてこれは女性の2倍。

男女共通で一番多いウソが「大丈夫」。
健気ですね。

続いて男に多いウソ。
「最後の一杯」。うーん、ですね。確信犯。

あと女性との買い物で「その服ヒップが小さく見えるよ」とか。
続いて「携帯電波の届かないところにいた、とか電池が切れていた」。

女性は新しい服なのに「ずっと前に買った」「そんなに高くない」「バーゲンで
買った」。
あと「今そっちに向かっている」。蕎麦屋の出前か。

結局、陰謀論の核心に迫れない罪のない話になってしまいました。







略奪というグローバリズム、17世紀スペイン、イギリスそしてアメリカ

2009-10-19 01:00:00 | 政治外交
花水木の葉も大分落ち、金木犀の可愛い花も散っていよいよ秋も深まってきましたね。

今日は中公新書「黄金郷(エルドラド)伝説」の紹介です。

著者の山田篤美さんは神戸製鋼に勤務するご主人とともにベネズエラで3年を過ごし、
その後研究を続けてこの本を書かれた。
すごい。

オリノコ川に河畔のエルドラドを中心にする帝国探検主義の物語。
スペイン、英国、米国と主人公は代わる。

そこには自分のルール、すなわち武力をスタンダードとするグローバル主義の
徹底的な搾取があったようだ。

最初の主役は新大陸を発見したコロンブスのスペイン。
この人イタリアはジェノアの人だがもとはユダヤ系スペイン人だったという説もある。
いずれにせよ雇い主はスペイン女王。

南米で彼らが最初に発見したのが真珠。
略奪、殺戮そして原住民の誘拐(奴隷として)が徹底的に行われた。
容赦ないですね。
人間だと思ってないし。

イスラム征伐の「サンティアゴ」を守護神とするコンキスタドーレス。
グラナダからアラブ人追い出したあの栄光の名のもとでの露骨な侵略。

スペイン、ポルトガルのイエズス教会はキリストの名のもとに異教徒を征服し支配する軍事集団だったそうで、
日本も危なかったわけですね。

九州のキリシタン大名に神社仏閣を破壊させ長崎を要塞化しようとした。
ヨーロッパでもケルトやゲルマンの土俗信仰は根絶やしにされた。
ハロウィンとかにわずかに残されるのみ。

これがキリシタン弾圧と非難された事につながる。
鎖国しながらオランダ人とだけ付き合って列強の情報を得ていたのでしょう。
よかった。

南米などで略奪と殺戮の限りをつくした彼ら、500年たってはじめてヨハネパオロ
(ポーランド人でしたっけ?)が悔い改めた。
中部メキシコだけで神の名のもと2500万人を殺戮したと言われています。

この辺は小滝透の「おめでたい日本人に教える虐殺の歴史」に詳しい。

日本もよく戦時中の残虐行為を非難される。
こういう時、南京の人口は10万人なのに30万人が虐殺されたのはおかしいとか
正論で行くと、じゃあ10万になら殺していいのかと突っ込まれる。

敵の論点に合わせると議論は負けです。
相手のことをそれとなく言ってやればいい。
みなスネに傷ありだから。

但し先の戦争の総括を日本人はきちんとやっていない。
負けたんだからよく調べ、反省すべきは反省すべし。
難しい問題、過去の失敗には触れない、考えないは悪い癖。
反省したいと思う。

本書に戻ります。
ピサロはインカ帝国を発見するなり、いきなり「サンディアゴ」と言って殺戮しペルー総督となった。

ヨーロッパにもちかえられた真珠に食指を動かしたのがエリザベス一世の英国。
スペインの富を奪うために公認の海賊行為をしてドレークにサーの称号を与えた国です。

実利のプロテスタントですね。
カトリックの法令に従う気などなかったんでしょう。

英国探検帝国主義の始まりです。

要は、遠くにあり異教徒が住む未開の土地は最初に見つけたキリスト教徒のものという
勝手気儘なルール。
原住民?そんなもん人間じゃないもん。
コロンブスは西インド諸島で最初に会った現地人について「彼はいい召使になりそうだ」と臆面もなく記している。

英国のデフォーによる「ロビンソンクルーソー」も最初に発見した現地人をフライディと命名し即日召使にした。

この「ロビンソンクルーソー」、英国人のオリノコ入植推進のためのプロパガンダ本
だったというのが山田さんの考え。なるほど。

これが火付け役となって英国南海会社の株が急騰、経済史に名高い南海泡沫(バブル)崩壊の話です。

そして英国はスペインを追い出し、地図作成という作業を通して領地を拡大しようとした。
ベネズエラもこれに対抗した。
オリノコの産金地エルドラドはその前線基地となった。

ここに刑務所がありフランスのビシー政権(仏領ギアナ)下、囚人となりそこから脱出した英雄がかのパピオン。
我々の世代の人にはスティーブマックィンの同名映画でお馴染。

そうです。
フランスも植民地主義代表の一つ。
しかも、植民地化を「文明化」と表現する狡猾さ。
よくまあ、チベットの事を非難できたねえ、サルコジさん。
ドゴールのアルジェリア弾圧とかも全然負けていない。

さて、拡大を続ける英国ソールズベリー政権にストップをかけたのが米国クリーブランド大統領。
アメリカ大陸によそ者が介入すべきでないというこれまた勝手な理屈で自分が介入した。
これがモンロー主義とか言われている物の正体。

ドイツの脅威にさらされていた英国は妥協せざるを得ずアメリカに帝国主義の覇権を譲ることになった。
ということらしい。

圧倒的な力を背景に自分に都合のいいルールを作り、ボーダレスの競争で富を増やす
グローバリズムと言う事になるのでしょうか。
このやり口は全然変わっていなかったんだ。

黄金伝説に引き寄せられた大航海時代の征服者たちが、真珠、蘭、鉄鉱石、ダイアのために
ベネズエラを500年にわたって蹂躙した歴史でした。

面白かった。




7年後下北沢完成図(週末、画像のみ)

2009-10-17 01:00:00 | 週末
そうか、こうなるのか。
小田急線下北沢駅地下化で駅はこう変わるらしい。
でも正直、「なんかなあ」という感じですが。

しかし、地元住民にとってみれば開かずの踏切が早くなくなって欲しいとか、
あの狭い商店街、火事になったらどうなるんだろう、消防車も入れないし、
とかで駅の地下化による再開発は歓迎したい。

一方、闇市の北口マーケットとか無くなるのは残念な気もする。
長く住んでいるといろいろ思い出あるんですよ。

まとめて一住民としての個人的意見としてはちょっとがっかりしつつ7年後が待ちきれないというところか。

下北好きの自称「文化人」たち、気に入らないなら反対ばっかりしてないで対案出してみたら?

ダウ10,000ドル突破

2009-10-16 01:00:00 | 経済投資
CNBC TV - CONRAD'S CLASSIC PROMO COLLECTION - DOW 10,000


映像は1999年3月ダウが初めて10,000ドルを超えたニュース映像だそうだ。
いったん下がったが2003年ごろから上昇を続け2007年には14000ドルまで上がった。

そして2007年からの大暴落。
今年の3月に大底をつけてから半分戻した。

いよいよ10,000ドルの大台に乗ってしまいましたね。
超ベアの当ブログとしては「うーん」と唸るしかありません。
うーん。

まあ、大崩壊シナリオと言うのは後を絶たないわけで、北朝鮮が無くなるとか、中国が大分裂する、
英国が財政破綻する、アメリカが州単位に分裂する、ドルが紙屑になるとかいろいろありますが
なかなか、そうならない。

そういえば、1997年7の月とかいうノスちゃんの予言も当たらなかったし、Y2Kの大惨事もなかった。
危機を騒ぎ立てると言うのはある種のエンターテイメントなのでしょうか。

株も商品も下がらないじゃないかと言われると「そうですねえ」というしかない。

で、どうなるの?
どうなるんでしょうか。

私には英米政府が巨大な「飛ばし」をしているだけとしか見えない。
9月のアメリカ消費は前月より下がった。
自動車とか住宅の補助金が終わったから。

「偽りの夜明け」だったということか。
一方、自動車を除いた消費はほんのわずかであるが増えた。
最悪期は脱したの?

アメリカの商業不動産は底なしともいえる下落の真っただ中。
しかし個人住宅は、一部サンディエゴとかは底値買いの殺到で在庫薄とか。

経済は複雑系でなかなか人間の考えるようにはいかないですねえ。
複雑系、便利な言葉です。

そんな株高、商品高のなか、アメリカの金融業界では高額ボーナスが復活して総額は2007年の
記録を塗り替える勢いとか。
おいおい、この原資はFRBが乱発してるあの緑色の紙でしょう。

アメリカ国民の借用証書。
言い方によっては英国ロスチャイルド系の私企業であるFRBの株主が持ち逃げしているような。
この人たちが作っているマーケットに見えるのは私だけ?

大体、いくらお金を刷っても実体経済に行かず、ゼロ金利を利用して商品投機に走らせる原因になっている。
石油、金属、食料の高騰は翻って実体経済を痛めつける。
救済されるのは銀行だけ。

グリンスパンの「理由なき熱狂」とどこが違うんでしょうか。
世界が出口戦略を取れば一気に潮目が変わりそう。

強気のコンセンサスが90%を超え続ける現状。
これ危ないと思います。
3月の強気はわずか2-3%だった。
何が変わったのか冷静に考える必要があるのでは。
余計なお世話ですが。




衆議院選挙総括!(大げさでした「雑感」です)

2009-10-15 01:00:00 | 政治外交


小泉郵政選挙の自民圧勝に続く惨敗で終わった先の衆議院選挙。
随分ブレますね、国民。

精神科医の和田秀樹さんによると「日本人はピンクレディー世代以降勝ち馬タイプになって
周囲の空気を読み同調するようになった」んだそうだ。

その気質がファミコンなどのメガヒットを生んだのだと。
確かに韓流ブームとか、何もそこまでみんなが....というのが多いかもしれない、近年。

いずれにせよ自民党議員の3人に2人が失業した。
厳しいですね、この業界も。
それでも政治家になりたい人はいくらでも出てくる。
後悔先にたたずでなく、後を絶たずのくちでしょうか。

目を引いたのは宗教関係。
元トーメンのサラリーマンが始めたとか言うあの「科学」です。
比例得票数45万票。

結構マトモっぽいことも言っていたので断定はできないが、これは信者の数でしょうかね。
一人が教祖様の本を20冊買うとして900万部の大ベストセラー。
金額的にも一冊千円、一人2万円、これだけで90億円ですからすごいですねえ。

預託金なんて痛くも痒くもないですね。
どうせお布施ですし。
しかし全敗は打撃でないはずは無い。
なにか戦略があったんでしょうけどうまくいかなかったということか。

一方公明党の800万票は全投票数の10%を超える。
そうなんだ。うーん、多いですね。
結構いるんだナントカ学会。
悪口は慎んだ方がいいか。

共産党が500万票。
かつては共産主義も宗教といわれたが。
まあこれは「確かな野党」路線を支持する人が結構いたということですかね。

二大政党制という英米押し付けのプロパガンダに違和感を持つ人は多い。
わたしもこの制度は単なるガス抜きで現状維持で行きましょうということだと思う。
常に選挙の焦点は矮小化され、焦点がぼかされる。

大きく世の中を変えちゃうのは実はそんなにいい事とは思わない。
でもこの制度はエスタブリッシュメントには都合がいいと思います。

自民党も「確かな野党」になるんでしょうか。
大敗が飲み込めずにどうしていいかわからない腑抜けになっているような気がします。
分解か。
小泉ジュニアくらいしかいないのかな、商業的にセクシーなのは。

さて圧勝の民主党。
私は入れなかったがこうなったら頑張って欲しい。
ダム建設中止問題とかいろいろ騒がれていますが。
八ツ場ダムの地元でも勝っている。

あまりまわりに気を配っているとマスゴミや官僚に取り込まれるしバカにされる。
思い切っておやりなさい、と言いたいです。
失敗したら改めればいいじゃないですか。
選挙公約に拘束されずに堂々と変節したらいい。

やらないと甘く見られるぞ。
今回の選挙、別に民主党が選ばれたわけでなく、自民党が信認を失ったわけですね。
それも世界的な経済危機で特に自民に責任があるわけでもない。
しかし、危機に自民ではダメかもみたいな感じでしょうか。
今までのお約束を反故にする新しいアプローチが求められている。

東アジア共同体=通貨統合とか、羽田空港ハブ化とかよい芽も出ている気がする。
地方分権も含め、小沢さんの考えは大分固まってきたのか。

ちょっと、日教組教育とか、アジア外交(日中韓共通教科書ってなんだい)でイヤーな雰囲気も
「予想通り」ありますが、弊ブログもしばらく民主党と蜜月で行きますか。