国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

3-4日、シンガポールへ行ってくるだよ

2011-02-26 01:00:00 | 週末



この記事が出る頃は既に機中だ。

以前合計12年程住んだことがある。
カジノで賑わっているらしい。

国鉄フライヤーズはカジノに一切興味なし。
残念ながら、バクサイ無しだ。

既に、前にいたシンガポールの石油業界で何十億以上のカネをスった人がいるとか。
お金持ちは大丈夫。
また復活する。

日本のパチンコのような貧困ビジネスのほうがたちが悪い、と以前も書いた。
二年ぶりかな、シンガポール。

面白いこと見つけたら書きますね。

ダメじゃん、菅さん(しかし、官僚の怪しいリークかもな)

2011-02-25 01:00:00 | 政治外交
月一度の赤坂ライブ終了。
高校時代の親友で香料会社の社長をしている脇君が来てくれた。
大学のゼミで一緒だった松木君も。
倉地さん、松本さん、桑原さん。
マイケル山口ジャクソンさん。
有難う、今夜も幸せ。

位を極めた人でも余り幸せで無い夜もある。
そんな人の話。

週刊朝日の記事を平野浩という人がツイートした。
下に引用しますので見てください。
本当ならセンスないですな、菅さん。
政治家として千載一遇のチャンスが.....

しかし、外務省と前原さんが正しい人達になっているのが気にかかるなあ。
本当だろうか。
支持率をキープできない首相では消費税もTPPも手がつけられない。
お払い箱だ。
官僚とアメリカ様はいよいよ菅を見限り前原首相に向け始動か。
きっとそうだ。

このところ先鋭な週刊朝日をリークネタで餌付けしたとしたら技ありだりだな。

いずれにせよ、用心しようね。

引用
菅首相がダボス会議に行ったのは1月28日。
実はそのときエジプトでは約500人の邦人がカイロ空港で足止めされていた。
そこで外務省が政府専用機を邦人救出に使おうと提案したところ菅首相がキレた。

専用機はオレが使う。
勝手にエジプトに行った奴をなぜ助けるのか、と外務省関係者の言。
「国民を切り捨てるなんて首相として許しがたい。他国では救援機を送っている。
一体何のための飛行機で費用はどこから出ていると思っているのか」と。
これが市民派宰相、菅直人の正体である。

困った外務省は前原外相と相談。
外相は首相を説得したが、首相は聞き入れず、28日夕に出発し、30日午後に帰国。
ここで許せないのは「勝手に外国に行った奴を政府専用機まで使ってなぜ救うのか」という発言。
一国を代表する宰相の言葉とは信じられない。

ついでにもうひとつ。
政府専用機は2機あり、不測の事態に備えて1機は空のままついて行く。
これを使ってダボス会議の帰りにエジプトに立ち寄り邦人を救出できたはずである。
そうすれば話題になり、支持率も向上したと思われる。
しかし、菅首相の頭の中には邦人救出の4文字はなかったのである

中野剛志のよくわかるTPP解説

2011-02-24 01:00:00 | 経済投資
中野剛志先生のよくわかるTPP解説―日本はTPPで輸出を拡大できっこない!


なんなんだよTPP。
突然出てきて菅さん、前原さんやる気まんまん。
メディアは一斉に「開国か鎖国か」とわけのわからぬフォロー。
しかしその実態については全く報道しようとしない。

日本は鎖国していたの?

大体、幕末の開国ってそんなに素晴らしい事だったの?
列強の圧力に屈した日本。
武力による威嚇だ。

その結果が不平等条約。
これを改正するのにどのくらいの苦労があったか。
治外法権と関税自主権の放棄。
1911年までかかってこれを取り戻した。
ちょうど100年後の今、自ら放棄するんだって、アキ菅政権。

TPPのどこがそんなに素晴らしいのか。

「バスに乗り遅れる」と日独伊、三国同盟に入れ込んだ。
煽るのはいつもマスコミだ。
そして今、TPP。
「世界の孤児になるな」みたいな論調が新聞紙面に踊る。

そうなの?
結論を言ってしまえば、力を失い覇権を返上し、ワン・オブ・ゼムになるアメリカ。
そこにゴマを磨ろうという話だ。

この協定に参加すれば、地方の公共事業の入札書類も英語版が必要になると聞いて
「そういうことか」と思ったものだ。
アメリカに日本市場を解放するということだ。
知らなかった?

アメリカにとってはダメもと。
それをジャパン・ハンドラーズと言われるアメリカの日本利権者、
そして外務省を始めとする官僚やアメリカのみが後ろ楯という菅さん、
前原さんのような政治家。
そして野党である自民党清和会があっち側なのが何とも困るなあ。

つまりアメリカ利権で食っている人達が持ち上げる。
国益はどこに行った。

彼らのオモチャがTPP。
こんなものワシントンで知るひとは少ない。
特定少数の利権ごっこだ。
さて、この利権ごっこは国民にとって看過できるものか。

中野剛志の解説を聞いてみよう。

本質は一点。
TPPはアメリカにとって都合のいいシステム。
目的はズバリ日本の市場。
農業だけではない。
参加国で内需があるのはアメリカと日本だけ。

そのアメリカが輸出を伸ばし自国産業を復活させたい。
いくらQE2で株価を釣り上げても失業率はちっとも改善しない。
そのための手段だ。

どうやって?
敷居を低くして一気にドル安に持ち込む。
何れにせよ今の通貨発行量が減らせない限り何時かドルは暴落する。
その後を見据えているんだな。
アメリカは自国の国益を追求する。
それが日本の収奪であってもフォローしちゃう人が出てくる。
辺境国ならではの悩みだ。

内需ベースでTPP参加国10国のGDPの95%が日本とアメリカ。
これからはアジアの時代だ、みたいなことがこの環太平洋連携条約のプロパガンダだが、
日米豪を除くアジア諸国の内需はわずか0.1%(笑)。
「TPPでアジア市場を取り込め」と言う人は無知か嘘つきだ。

日本が農業部門を犠牲にして得る輸出先はアメリカのみだ。
しかしドル安を仕掛けられればこちらも望み薄。
今でも自動車生産は大部分が現地だ。
だから中国も韓国も参加しない。
当たり前だ。

この協定ではそもそも「コメだけは(例えば)例外で」という交渉ができない。
銭湯みたいなもので先ず素っ裸でいらっしゃい、と。
モノだけではない。
ヒトやサービスも全て開放という過激な協定だ。

というか全てがアメリカン・スタンダード。
少なくともそれがアメリカの狙い。
遺伝子組み換え食品を拒否できない。
日本の農薬規制は厳しすぎる。
自動車の安全基準をアメリカ並みに緩和せよ。

皆さん、それがお望み。
よく考えたほうがいい。

アメリカだって一枚岩ではない。
ニュージーランドやオーストラリアの脅威を感じるアメリカの畜産業者は反対している。

日米以外の参加国は過度に外需依存か、農業・鉱業等の輸出国で内需小国。
日本と似たタイプの韓国、台湾そして地域は違うがヨーロッパ諸国はいない。
つまり共同戦線を張る仲間がいない。

そんなところに全裸で出かけていくって。
行くことがそもそもの間違いでしょ。

日本の平均関税は農業部門を含め決して高くない。
中野氏によるとEUより低いそうだ。

モノ、カネ、ヒトの過度な自由化はデフレの輸入だ。
食料価格や鉱物価格は上昇しているがQE2による余りカネが投機に回っているだけ。
賃金は下がる実質デフレに悩まされる世界。
既にデフレの日本にこの上デフレを輸入してどうする。

見て損はない、この動画。






笹川良一「悪名の柩」を読んだ

2011-02-23 01:00:00 | 本、映画、イベント
日本船舶振興会CM 昭和54年放送 (2)



「戸締り用心、火の用心 」
「一日一善 」
「お父さんお母さんを大切にしよう 」

我々の世代にはお馴染みのあの変なオジサンの話だ。

ギャンブルの胴元、ムッソリーニと会見したA級戦犯。

しかし公営ギャンブル自体は違法でないし、戦犯も容疑だけだ。
起訴されずに釈放された人を戦犯呼ばわりするのは推定無罪の原則に反する。
菅さんたちのように人格を疑われる(笑)。

アヤシイ人ではあったが、赤い赤い朝日(当時)やサヨクが攻撃するので
私は何となく応援したい気持ちもあったかもしれない。

この本に書かれているが総評議長で日教組委員長でもあった槙枝元文 は
笹川攻撃の急先鋒だった。
その槙枝が後に自分の名誉職「日中技能者交流センター 」が資金難になったとき
笹川財団から助成金を貰ったと。
しかもその後も笹川の悪口を言うとは(笑)。

ギャンブルの汚れたカネ。
笹川の競艇はいけなくて、闇の違法ビジネスであるパチンコについては攻撃しない。
日本のサヨクはご都合主義だな。

さて まさに「悪名」の宝庫笹川良一。
ダークサイドばかり強調するのは如何なものか。
ということで、その良いところだけを書いた(?)のが本書。

帯にあるのは

並外れた才覚と精力で金を繰り人を動かし。
昭和の激動を東奔西走。
”政財界の黒幕”と呼ばれた男の「カネ」と「女」と
国家観を描ききる。

メザシを愛し、風呂の湯は桶の半分まで。
贅沢を厭い、徹底的な実利思考と天賦の才で財を成すも、福祉事業に邁進し
残した財産は借金ばかり。
家庭を顧みず、天下国家、世のために奔走。
腹心の裏切り行為は素知らぬ顔でやり過ごし、悪口は”有名税”と笑って済ませた。
仏壇には、関係した女の名が記された短冊を70以上並べ、終生色恋に執心した。
日本の首領の知られざる素顔。

ということで、結構いい人ですよという人物論でした。
痛快人物伝と言ってもいい。

しかしやはり物足りないのは日本船舶振興会設立のくだり。
真相を知る関係者はなくなっているという趣旨の記述で、非常にあっさりとしている。
それおかしいでしょ。

一緒に巣鴨プリズンから出た正力松太郎や児玉誉士夫、岸信介は占領軍の手先となって、
自民党を作り日本を反共の砦としたCIAエージェントと言われる。
その岸らのサポートがあっての競艇事業だ。

一時は2兆円の売り上げで700億が財団に転がり込む巨大利権。
綺麗ごとではできません。
そして交付金の多くは笹川ファミリーと運輸省ファミリー。
真黒だ。

そしてこの事業を笹川に変わって運営したのが配下で元右翼ゴロの藤吉男。
しかし彼が笹川に反旗を翻した矢先に都合良く突然死。
財団は三男の笹川陽平に世襲される。
ううん、できすぎじゃね?

カネの使いっぷりは確かにいいようだが、この本では巨額の資金を「先物の相場で儲けた」
の一言で片づけている。
文鮮明や田岡一雄らのブラックな人たちと交流があり、大阪鉄道買占めで恐喝容疑で
4年間収監(但し最後は無罪)されていた笹川さん。
清廉潔白はちょっと説得力ないか。

そして東条に逆らい開戦に反対したらしいが、笹川の「国粋大衆党」。
スローガンは「満州国即時承認、暴支膺懲、国際連盟脱退、
国体明徴、親独伊、汪兆銘南京政府承認、南洋進出」
ということで間違いだらけじゃん(笑)。

まあしかし、おもろいオッチャンではある。
裕福な育ちだが学業に興味なく飛行機乗りの修業をして空路ムッソリーニに会いに行く。
おねえちゃん好きで「下半身の人格は別」と公言する愛嬌者。
東洋のマタハリこと川島芳子とも浮名を流した。
騙されてナヒモフ号の秘宝ロマンに大金をはたいたり。

児玉誉士夫や文鮮明と袂を分かつのはやはり生まれ持っての育ちの良さがさせる業か。
この人には明るさがあるね。

悪名の中和ということで、読んでみても損はない。



「悪名の柩」
工藤美代子著
幻冬舎


民主化要求で非米化(中東の民主化は非民主主義のイスラム化)

2011-02-22 01:00:00 | 政治外交
Update: Clashes in Bahrain


(今度はバーレンか。シーア派の国に少数のスンニ派王室。
どうやら支配層がスンニ派というところがキイワード。これについたは又書こう)


しかし、面倒臭いタイトルだなあ。
私なら多分読みません(笑)


「米政府は中東の民主化を支持すると言うが、
彼らは、自分たちが言っていることの意味を理解していない。
中東を民主化すると、米国を敵視するイスラム過激派の国ばかりになってしまうのに、
米政府はいつまでもそのことに気づかない」

ムバラクさん辞任前の愚痴だ。
勿論、そんなことは分かっていて自分を捨てたアメリカへの恨み節だが、
民主主義の代表と自認するアメリカ。
しかし民主化ー>アメリカ化とはいかないようだ。

中国やミャンマーの非民主的政府、人権問題には喧しいが、世界中で非民主的
傀儡政権を作ってきたのも英米覇権主義だ。
人権もダブルスタンダード。

オバマが閉鎖を約束したグアンタモナ軍事監獄。
人権も何もあったものでないが、約束は反古だ。

「アメリカは2007年8月時点で、拷問・他の残虐な、非人道的な又は品位を傷つける取扱い
又は刑罰に関する条約(CAT)の加盟国であるが、アフガニスタン、
イラクにおける軍事作戦で身柄を拘束した捕虜をキューバのグアンタナモ基地、
および、ヨーロッパのアメリカ軍基地のどこかに所在する捕虜収容所に、
合法性が不明・身分不詳の状態で拘束を続け、捕虜に対する尋問の方法として
拷問を広範に利用している。」
(ウィキペディア)

アメリカ先住民、日本、ドイツ、ベトナムでも非戦闘員を無差別に虐殺している。
これは「ジェノサイドの処罰と予防に関する条約」違反だ。
岡田資陸軍中将はB29パイロット26人を処刑して自分が東京裁判で断罪された。
「民間人の大量虐殺である焼夷弾攻撃はハーグ条約違反で、彼らは捕虜でなく
戦犯だ」と主張した。

人権だ、民主主義だ、と理想を掲げるのは結構だが、世の中理想通りには行かない。
建前と現実をごっちゃにすると、日本でかつて流行った「非武装中立」とか
「地球市民」のような思考停止に陥ってしまう。

30年前のイラン革命。
傀儡のパーレビが見捨てられた時だ。
アメリカは民衆が蜂起してイラン国王を追放することを「民主化」として支持したが、
結果はホメイニ師らイスラム主義勢力がイランの政権をとって親米的なリベラル派や
軍幹部を粛清し反米イスラム主義政権になった。

アメリカはイラクに親米政権を作りイランと戦わせた。
まあ、サダムも結局はアメリカに引っ掛けられてクエートに侵攻して叩かれ、
その後大量破壊兵器の濡れ衣で粛清された。

イラン革命の成果はアメリカの軍需産業に還元されてきた。
悪の枢軸というお得意さんですな。

また、ブッシュ政権時の2005年、「中東民主化」としてパレスチナで民主的な
選挙を行わせた。
民主主義の旗手アメリカ。
しかし結果はハマスの大勝だ。
これでガザはハマスのものになった。

エジプトでも軍部はイスラム化に反対なはずでムバラクかその後継者政権が望ましい
ところだが、ネットで扇動された民衆の力に押されて反政府化してしまった。
フェースブックの裏にはドールドマン・サックスとかがいて必ずしも大衆運動と
言えないところがミソだ。
これと米政府の民主化要求がシンクロして見える。

現に反米のシリアではイスラエルのモサドやCIAがフェースブックでの反政府運動を
企てたがネットの普及率が低く成功しなかった。
皮肉だ。
親米のエジプトでは猛威を振るったネットだったが。

エジプトで今後(アメリカの好きな)民主的選挙が行われればイスラム同胞団傘下の
宗教政党が躍進しそうだ。
今は革命が成功し国民は陶酔状態だが、現実は厳しい。
ムバラクがいなくなっても国民生活は改善しない。
これからが本番だ。

又、日本のカネが狙われるだろう。
アメリカ頼りの菅さんや前原さんの言動は要チェック。
むしられないようにね。

中東の親米政権は皆独裁的王政か終身大統領。
これがドミノ倒しになればイスラエルは孤立する。
アメリカ(一枚岩では無い)はイスラエルを見捨てたのだろうか。

追い詰められたイスラエルは窮鼠猫を、の喩え通りイランに向け核攻撃をし、
報復を受けて消滅するのか。
そこにまたアメリカが軍事介入するのか。

何れにせよ、イラン革命に始まった中東のイスラム化。
親米世俗のトルコが宗旨替えをし、今やエジプトやヨルダンの親米政権は風前の灯火。
サウジの王室が生き残るためには反米路線にでも行くしかない。

中東全体がイスラムブロックとして北米、中南米、EU,東アジア+アセアン、
のような多極の一角をなしそうな勢いだ。

アメリカはいくつかのの極の一つになり覇権を返上することになる。
ドルも単独基軸通貨の地位を降りる。いいことは?

イスラエルに引っ張られてイラク、アフガンと泥沼に足を突っ込んだアメリカが
解放されるのだろうか。








今回もブルーノート東京にエスペランザを聴きに行った

2011-02-21 01:00:00 | 音楽
Esperanza Spalding Live in Copenhagen


グラミー賞を受賞したばかりのエスペランザ。
今回の東京公演では駆け込みで予約が殺到したらしい。
満員の盛況だった。
これで実物を拝むのは三度目。

ストリング入りの室内楽演出で曲もちょっと難しい。
おじさんたち爆睡してました(笑)。

それでもMC一切なしで怒涛のパフォーマンス、流石です。
最後にメンバー紹介のみ。

日本人シンガーがやたらに喋るのに違和感を感じる国鉄フライヤーズ。
お笑いじゃないのにね。
もっと音楽を聴きたいと思ってしまう。
勝負どころが違うのでは。
(でも皆さん、お笑いが上手だ)。

動画は2年前のライブ映像。
この頃、日本のビルボードで初めて彼女を見た。
ベーシストの山田さんのお薦めだった。
楽しい、格好いい。
5拍子の「ボディー・アンド・ソール」いけてますな。

オリジナル曲も皆素晴らしい。
豊かな才能は僕らを幸せにしてくれる。

可愛いし(笑)。


ホワイト・ハウスでも演奏したんだ。
トニー・ベネットもいいですねえ。
スティービーのオハコを演奏する二人の天才。
スティービーも観客席に。

Esperanza Spalding LIVE at The White House. Really amazing.



中国の伊達直人はケタチだ

2011-02-18 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
高調濟貧vs.助r富?陳光標五億鉅款跨海匯



成長している国。
バブル真っ盛りの国。
ならではの豪快、痛快バラマキオジサン。

「全部やるわ。すぐまた儲けられるから」というのがこの人の口癖で
旧正月、台湾滞在6日間だけでも1700万ドル(14億円)のアンパオ(お年玉)を
道行く他人にばら蒔いたとか。
コツコツ働いたカネではなかなかばら撒けない。
転がり込んできたカネなのだろう。

1968年7月生まれというから今年43歳の陳光標氏。
建物解体の廃材再利用業を起こしたのが8年前。
大成功を納め今まで寄付した金額だけで168億円とか。

その稼ぎっぷりって、どうゆーことよ。
有り得ませんな、他の国では。
大体、所得税とかどうなってるんでしょうね。

まあ、しかし中国の金持ちは凄いね。
日本も含め、世界中の高級デパートはみな中国人頼りらしい。
しかし一人当たり国民所得は僅か4000ドル。

先富政策という格差容認社会。
アメリカに次ぐ真面目な(笑)資本主義だな。
現在の中国では上位0.4%の富裕層が国民所得の約70%を得ている。
(日本は上位1%が10%ということでまだ格差は小さい)
0.4%と言っても人数に換算すれば約500万人だから素晴らしいよね。

しかし残りの13.55億人で30%だと、国民の99%以上のGDPは一人当たり1200ドル。
北朝鮮並だ。
これが大国の内情か。

さてこの陳さん、自分の全財産を投じて台湾海峡にトンネルを通し、
新幹線を走らせるんだと。
さすが大風呂敷もスケールが違うね。
まあ、風呂敷と言うのがいかにも日本人っぽいスケールですが(笑)。

<オレのカネで台湾海峡にトンネル
をChen Guangbiao and Taiwan Strait Tunnel
2011.02.10(Thu)  谷口 智彦 >




自由報道協会(仮称)

2011-02-17 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育


自由報道協会(仮称)
Free Press Association of Japan

まだ始まったばかりの試み。
小沢一郎とかホリエモン、そしてsengoku38がここで記者会見をした。
脱記者クラブの動きとなるか。

同協会が作成した比較表。
日本の記者クラブのガラパゴス的異様さが際立っている。

自由報道協会を批判するのは勝手だが、本当の問題は記者クラブだ。
記者クラブ改革(あるいは廃止)提案を伴わないヤジは目くらましで有害だ。



<「自由報道協会」(仮)
fpaj.exblog.jp
のホーム・ページ>



まだ続く清和会対経世会(隠れ二大政党制)

2011-02-16 01:00:00 | 政治外交
小沢一郎は二大政党制が理想だという。
つまり政権交代だ。
今、実際に二大政党制が残っているのはアメリカ位か。

イギリスも保守党、自民党の連立政権。
自民党の影が次第に薄くなり支持率が下がっているとも聞く。
保守党、労働党の二大政党制に戻る可能性もあるのか。

しかしアメリカを見ていると民主党も共和党も大方同じだな。
大雑把すぎるか。
共和党の中でも茶会(ティー・パーティー)あたりはかなり原理主義で正論を主張する。
だが茶会と言ってもポール親子のようなりバタリアンだけの集団ではない。
ネオコンもかなりいる(サラ・ペイリン?)ので要注意だ。

日本の戦後政治における悲劇は野党の不在だと田中良紹が言っていた。
社会党は絶対に過半数に至る候補者を擁立せず、政権を狙わなかった。
その意味では自民党の延命装置である反面、無責任のゴネ政党だった。

田中角栄は社会党を「野党でなく労働組合」と喝破していたが、一方で
官房機密費をせびる「総会屋」でもあったのだな。

そんな中で二大政党制的なものといえば「清和会」と「経世会」だろうか。
官僚とアメリカという戦後の支配層の利益を代表する清和会。
一方、角栄、小沢等の国民目線、ポピュリストが経世会。
脱官僚であり、アメリカとは距離を置く人達だ。

ポピュリズムというと日本では人気取り、衆愚政治という連想が植えつけられている。
民衆主義だからエリート中心の官僚主義の対極。
連邦政府の中央集権化に抵抗する茶会はポピュリスト政党とも言える。
小さな政府、新自由主義(小泉、みんなの党)というのもポピュリズムなのでややこしい。
この人たちはエリート・ポピュリズムかな。

さて、09年の政権交代。
実質小沢政権は経世会的マニフェストを掲げた。
当ブログでも批判はしたが「子供手当」「高校授業料無料化」「農家の戸別補償」等の
バラマキは官僚の最も嫌うところだ。
官僚は政治家が使い道を決めた税金には反対だ。
集めるだけ集めて勝手に使う、という形にこだわる。
国民不在だ。

無節操なバラマキ、国家財政危機というメディアの論調は官僚のシナリオだな。
そして東アジア協同体構想、とか第七艦隊小沢発言などでアメリカの虎の尾を
踏んでしまった。
何のことはない小沢・鳩山下しには自民党の役目はなかった。
官僚、アメリカとその走狗のマス・メディアとの闘いだった。

そして菅政権と七奉行だっけ?
この人たちはアメリカ隷属、官僚主導の戦後体制に逆戻させようとする人たちの傀儡だ。
つまりが清和会の亜流。
どうやら「みんなの党」も清和会別働隊のようだ。

菅政権のTPP推進の応援団は竹中平蔵、太田弘子、田中直毅、北岡伸一ら
小泉政権ブレイン。
小泉「構造改革」路線を批判して政権交代したはずなのに、メディアも指摘しない。
第二次小泉内閣だ。

日本の「隠れ二大政党制」は健在だ。
現代日本の政治的対立軸。
小沢ももう若くない。
続く者はいるのか。

余談
小沢裁判の裁判長に決まった大善文男氏は無罪判決を一度も出したことのない人とのこと。
いやあ、検察関連も人材豊富ですなあ(笑)










草食系男女か(ウオール・ストリート・ジャーナルが記事に)

2011-02-15 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
January 13, 2011, 7:28 PM JST.
No Sex, Please, We’re Young Japanese Men.
ウォール・ストリート・ジャーナル記事


AKB48等アイドルに目がない日本の若い男子。
女のコ、好きなんだよねえ。
しかしWSJによると

”日本の若い男性の興味の対象は多様化しているが、ある点では一致しているようだ。
それは「実生活でのセックスへの関心のなさ」である”

そうだ。
そうなのか?

厚生労働省研究性生活調査によると、16~19歳の男性の36%がセックスに「関心がない」
または「嫌悪感がある」と答えている。
これは08年の前回調査結果より19%近く増加したらしい。

えっ、そんなものなのか(-_-;)。

わが身を振り返ると、この当時は「やりたい盛り」(笑)。
しかしチャンスは滅多にやって来るはずもない。
頭の中には、いつもモヤモヤした妄想が有った様な気がするな。

それに対し所謂草食系男子というやつか。
しかし草食系の動物でも繁殖はするわけで。

驚くのは、女性はセックスに対してそれ以上に消極的らしい。
16~19歳でセックスに「関心がない」または「嫌悪感がある」と答えた女性は59%。
これも08年より12%ほど増えた。

少子高齢化と人口減少に頭を悩ませる日本に追い打ちをかけるような数字だ、とWSJ誌。

しかし捨てたものじゃない。
この2年でセックスへの関心が高まったグループがある。
30~34歳の男性でセックスに関心がないとの回答はわずか5.8%。
08年には8.3%だった。

寿命が延びて日本人はオクテになったのか。

既婚者のセックスレスというのも増えているらしい。
50歳以下の既婚者の約4割がこの1カ月性交渉(家庭内ということだろうな)
がなかったと回答。
2年前より4%、04年からは10%近く増えている。

結婚は人生の墓場と言われる。
「夜は墓場で運動会」というわけでもないらしい。

「仕事とセックスは家庭に持ち込まない」とかいう猛者もいましたな、そう言えば。


続サイパン(「日本領サイパンの一万日」)

2011-02-14 01:00:00 | 生活、人生、ペット


野村進著
「日本領サイパンの一万日」


日本の南、フィリピンの東に点在するマリアナ諸島。

この熱帯の楽園に文明(?)の嵐が押し寄せるのが16世紀。
おっと、スペインだ。
16世紀にマゼランが上陸。
すぐさま領有権を宣言。
武力とイエズス会の宗教パワーで島民は弾圧され多くが虐殺された。
中南米で起きた数々の悲劇と同じパターンだ。
うん、発見された相手が悪かった。

原住民のマジョリティであるチャモロはスペインと混血した。
結果、フィリピンみたいな感じか。
しかし今回滞在中話しかけた相手は全てがフィリピンからの出稼ぎ労働者だったなあ。
結局チャモロも、もう一つの種族カナカとも話すチャンスが無かった。

日本統治時代にも原住民4000人弱ということで、スペインに発見された後は
常に外国人が主役だね
さて「日本領サイパンの一万日」に沿ってサイパンと日本人の事を紹介しようか。

トラファルガーで無敵艦隊が破れ(この艦隊が無敵だったのは戦う前だけ、
とどこかで聞いたな)、国力が衰えると島は底値でドイツに売り渡された。
買ったものの流刑地ぐらいにしか使わなかったドイツ。
再犯島か(南国なのに寒いギャグだ)。

そして第一次世界大戦でドイツが敗れる。
日英同盟を結んでいたため殆ど犠牲なしで世界五大戦勝国の仲間入りを
したのが日本。
棚ぼた式にサイパンを占領した。
グアムは米西戦争の戦果品でアメリカ領だったので日米の最前線。

日本は清国、露西亜、アメリカと戦争をすることになったが、この三国は明治維新以来の
仮想敵国だ。
強力な三つのパワーに囲まれる、というのが地政学的な日本の宿命だ。
この宿命の中で辺境国(養老先生風に言えば)としてうまく立ち回れるか、
というのが日本外交の全てではないかと思うが、日本はその答えを
まだ出せていないのかもしれない。

ロシアという帝国主義国家を幸運にも破った日本は力を失った旧宗主国中国の
分捕りに走った。
西欧列強の頚木からアジアを開放するという綺麗事が通用したのはごく例外で
要はロシアの代わりに帝国主義を推し進めた。
オリジナルのアイディアは余りない日本。
理念で出来上がったアメリカなどとは対極にある。

秀吉の朝鮮征伐も繰り返された中華を巡る覇権争いと同じパターンだ。
秀吉日本は元王朝のモンゴルや清の満族のように中原に鹿を逐ったが
叶わなかったということだろう。
善悪でなく、そういうことだ。

一方世界は殺人兵器の飛躍的な進歩でそれまでの戦争と桁違いの多くの死傷者がでた。
第一次大戦のヨーロッパのこと。
帝国主義の分捕り合戦に代わる世界秩序が模索された。
その時に参入した後発帝国主義日本。
今考えるとKYだったんだなあ。
後知恵だ、仕方ない。

さて火事場泥棒的に領有したサイパンは彩汎と呼ばれることになった。
戦後の1920年には国際連盟の委任統治領となり、同島には南洋庁サイパン支庁が置かれ、
サイパン島は内地から南洋への玄関口として栄え朝鮮人を含め3万人が定住した。

一万日にわたる日本統治の始まりだ。

この30年間を地道に聞き取りをして一冊に纏めたのが本書。
山形県出身の食いっぱぐれだが山っけもガッツもあり当地で成功者となる男。
同じく山形県出身の実直な農民。
数々の不運を乗り越え一家がそこそこの暮らしができるようになる。
日本の貧農よりは大分マシだった。

結論から言ってしまえば二人とその家族は敗戦で全てを失う。
一人は命まで。
もう一人は生き延びるが、自分が呼び寄せた同郷人の家族に謝罪してまわるという
余生を送ることになる。

食えなかったんだね、わずか90年前の日本。
全ての問題は人口過多。
狭い国土に増え続ける人口を養うだけの資源がなかった。
少子化による人口先細りが最大の問題とも言われる現代からは想像するのも難しい。

今、革命進行中のエジプト。
イスラエルが必死に支えてきたがムバラクは逃げ出した。
フィリピンでオトコと一緒らしい(違うか)。

あの国は平均年齢24歳で今後30年で人口が30%増える予想とか。
失業、食糧不足。
人口過多にアメリカ発の不況、食料品高騰が原因だ。
日本は食料自給率がどうとか言うが、オカネがあれば不足はしないな。

メディアはフェースブックがどうとかばかりだが、枝葉末節だ。
問題山積の非産油途上国。
一方この頃の日本にはまだ周りにフロンティアがあった。

この辺が生活史から垣間見られる実感としての歴史観だ。
説得力抜群と言っていい。

本書のエピソードにあるがサイパンで製糖事業を展開した国策の殖産会社は
国土と資源不足を解消するためにオランダからニューギニアの半分を買い取ることさえ
計画した。
それが日本の置かれた状況だったわけだ。

山形を始めとする貧しい東北の農民がこの島の主役だ。
不思議な(しかし興味深い)ことにこの人達が成功をおさめる時彼らをトップとする
ヒエラルキーが形成される。
彼らの下層階級は「沖縄出身者」、その下が「朝鮮人」だ。
労賃とかではっきり差別があったようだ。
その下が現地人だがその中でもスペインと混血したチャモロはより土人っぽい
カナカより良い待遇を受けた。

悲しい人間の性だ。
しかし現実の効率性もあるのかも知れない。
今の観光業を見る限り産業の担い手はフィリッピンの出稼ぎ労働者のようだ。
現地人採用枠もあるらしいが「あいつら怠け者で」というのがフィリピン人の言い草だ。
そうなのだろう。

沖縄に関しては戦争、基地など日本の犠牲者という面が強調される。
その通りだろう。
一方、今でも高校大学、進学率、学力が全国最低。
逆に失業率、所得、給食費・年金・介護保険料・NH受信料K未納、飲酒事故、風俗営業数、
DV、離婚率、出生率、肥満率が全国で最高とか。
音楽とかゴルフや野球などスポーツでは豊かな才能を持つ。
本土とは明らかに違う文化だ。
違うということは日本では差別の対象だが仕事の効率も南洋的だったのだろうか。

さて戦前の苦闘と戦中の悲劇がこの本の前後半を構成しているが移住者の戦後という
重いテーマも扱われている。
ブラジル移民の間で敗戦を受け入れた「負け組」と心情的に受け入れられない
「勝ち組」の対立は知られているが、マリアナ諸島でも同じことが有ったらしい。

徹底抗戦を続ける狂信的軍人に感化された「勝ち組」の人達。
神国日本の敗戦を信じたくない。
頑迷と言ってしまえばそれまでだ。

しかし最後の一人まで戦うと言っていたものがすぐ勝者に迎合する。
この変り身の速さは日本人の遺伝子上にある特質かも知れない。
昨日まで熱い気持ちで感謝していた軍人や神と仰いだ天皇を手のひらを返すように
悪く言う豹変ぶりに違和感を覚える人たちの心情も理解不能ではない。
仮想敵国アメリカに隷属する層に憤りを感じる気持ちも今と同じだ。
俺か(笑)。
うん、憤ってはいないが残念とは思う。

かくして情報から隔離されたサイパンやテニアンで勝ち組による負け組襲撃が起き、
日本人同士で血みどろの戦争が続きいた。
やりきれない悲劇だ。

そして軍人の殆ど、民間人の半分を失った移住者たちが帰還して見た日本は。

浦賀にも戦争の傷跡は残っていたが、道行く女は美しく化粧をし、パラソルを差し、
男も子供もきちんとした身なりでトラックに詰め込まれた引き揚げ者たちを
異人でも見るように見上げる。
沿道の人家も焼かれた様子もない。

故郷で食いっぱぐれ日本から見捨てられた人達の話。
読みごたえ有り。
読みたい人。上げます。


住民投票と民主選挙の結果が「河村独裁」って

2011-02-13 10:41:42 | 社会、マスゴミ、教育
テレビばかり見ていると馬鹿になるよ、って子供に注意したことある人。

本当に馬鹿になっちゃいますよ。

新報道2001に河村名古屋市長が出演したそうだ。
そこで、平井解説員(小沢のインタビューで「政治とカネ」を持ち出し小沢に約束違反
と指摘された人)が河村氏に、市議会解散は独裁にならないか?

だって。

住民投票の民主主義をバカにした質問をして、河村氏に怒られたそうだ。

そう言えば、あの鳥取県知事、片山さんも総務大臣になって随分変わったらしい。
「名古屋選挙を流行り病と暴言した。愛知県民を愚弄するものだ」と大村知事。

いっそのこと民主主義止めない?


斎藤祐樹効果

2011-02-12 01:00:00 | 週末


(アルルの男・ヒロシさんツイットより)。


祐ちゃん効果で収入が増え、もう交付金はいらないということらしい(笑)。

祐ちゃん、遼君、藍ちゃん、真央ちゃん。
カワイイ認定か。
裕理ちゃんとは言われなかったな、「不動選手」。

「ちゃん」とか「君」とか言われている間はスポーツは女・子供の領分だ。
まあ、いいけど。

ローテーションの一角を担え斎藤祐樹!