国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

東アジアで緊張を演出したい人たち

2012-05-30 01:00:00 | 政治外交


どうやら「救う会」はネオコンか日本の外務省に乗っ取られているような印象だ。
一説には対米従属政権であった小泉人気の演出とも言われる蓮池薫さんらの帰国から10年。
泥鰌にTPPか消費税増税を通す力量があれば電撃訪朝で数人戻ってくるということもあったかもしれない。
北朝鮮が軍産複合体の支配下にあるという俗説を信じればだが。
しかし100歳近いデヴィッド翁はソ連は自分が作ったといっているらしいので「思考拡張訓練」としては面白い。

いずれにせよ北朝鮮に対する強硬一本やり政策からは何も生まれるわけもない。
会話路線を主張する蓮池透さんは「救う会」から2010年に追放された。
サヨク的な蓮池お兄さん、エセ愛国者(?)の「救う会」とは水と油だ。

残り時間の少ない横田夫妻の悲鳴にも似た政府・救う会批判に耳を傾けるべきだ。
東アジアでの緊張感を高めることによって米軍の存在感を増そうとするかのような人たちの犠牲者だ。

拉致被害者を奪還することが目的のはず。
会話のオプションを最初から除外するのは解決しようと思っていないということだ。
拉致被害者の家族は浮かばれないな。

横田夫妻がすべてを語った「政治家に利用されてきた」
(週刊朝日 2012年05月18日号配信掲載) 2012年5月9日(水)配信


話は変わり尖閣諸島。
戦争が公共事業のネオコンにとっての第一優先はイラン。
代替プランが東アジアだ。

ここでまた余計な騒ぎを起こす爺さんがいる。
尖閣問題ではアメリカは日本の味方はしない。
外務省は隠すが、すでに中立を表明している。
日本は一貫して領土問題は存在しないという立場。
実効支配しているから当然だ。

アメリカは狡猾だ。
中国にもいい顔しながら、久場島、大正島(国有地)の二島を日本から借り受け射撃訓練場として使っている。
しかし中国籍船の侵入には介入しない。
それがわかっているのが狸爺だ。
都による買い取りの対象は魚釣島、北小島、南小島の三島のみ。
久場島は何故か入っていない。

自分のバカ息子を首相にしたいらしいが危険な火遊びは国民のためにならない。
是非退場していただきたい。

この人、過去にはディーゼル規制とか銀行の外形標準課税とかいいことをやっていた(大銀行は国税に関しては去年まで15-8年間払わなかった)。
マハティールと「ノーと言えるアジア」を書いたころは大分まともだった。
マハティールはブレない。
自分が首相だったらPTTには参加しなかった、と最近でも発信している。

一方で、原発で核保有オプションという安全保障妄想といい、都民銀行という大失敗といい、今回の事例といい弊害が目立っているのが都知事だ。
ハマコーが暴露していたオウム真理教への多額の献金というのは事実なのだろうか。
石原が宗教法人認定をし、地下鉄サリン事件後に国会議員を辞職。

オウムを乗っ取った統一教会との人脈も垣間見られる。
石原の支持母体霊友会は統一と深い関係にあるらしい。
純粋な愛国者ではないだろうな。
愛国者だったが、アメリカに相当脅されたのだ老化(最後はオヤジギャグで)。
 



河野太郎が正しい

2012-05-28 01:00:00 | 原発



当たり前だ。
こういう至極当然の議論がされないのはメディアが官僚の支配下にあるからだ。
消費税の免除継続、再販価格維持、クロスオーナーシップ、安い電波、記者クラブ。
全て官僚の言うことに従う見返りだ。
そしてスポンサー。
国民の方を向くわけがない。
個々の記者はそういうことにも無感覚。
何となく書いていいことと悪いことを社内の空気で嗅ぎ取る思考停止。
テレビでニュース番組を担当しているディレクター氏。
言論統制はありませんって言っていた。
その問題意識のなさこそが問題なんだよね。

国民負担を増やす東電救済は駄目だ
2012年05月26日 14:07|自民党役職停止中



政府と東京電力は、6月の東電の株主総会で、1兆円を投じて政府が東京電力の株を引き受けるという絵を描いている。

柴山昌彦代議士が、金曜日の自民党の会議で指摘したとおり、これは極めておかしな動きだ。

東京電力は、賠償金の支払いと廃炉費用の負担で、間違いなく債務超過になる。

そのため、経営陣が責任をとって退陣し、株主資本を100%減資し、債権者の債権をカットするという破綻処理が必要だ。これをやることによって、株主資本の減資分と債権カットした分、国民負担を減らすことができる。逆にそれをやらなければ、その分、国民の負担は増える。

株主総会で授権枠を増やし、7月にでも払い込みが終わってしまうと、おいそれとは破綻処理ができない。つまり、政府が1兆円を払い込んでから破綻処理することになれば、その1兆円も紙くずになる。つまり国民負担の1兆円が、紙くずになってしまう。

だから、政府が1兆円を払い込む前に破綻処理をして、その後、新しく政府がお金を入れて東電を100%支配下に置くべきなのだ。

政府が破綻処理をせずに、1兆円を入れると言うことは、その後は株主資本を減資することはない、そして株主資本が減資されない以上、金融機関の債権もカットされないというシグナルを送っていることになる。

つまり、金融機関にお宅の債権は保証するよというための1兆円の投入なのだ。

つまり、野田政権は、金融機関を守って国民に負担を余計に負わせることにしているのだ。


(政権交代が起きたときに、政府分の1兆円も含めて減資をする代わりに、その時点での金融債権をカットするということは理論的にあるかもしれない。1兆円を捨てても債権カットの額が大きければ国民負担は小さくできるかもしれないが、それはさすがにその後の安定性にかけるだろう。)

東電の値上げも同じことだ。消費者がそのまま東電に値上げ料金を支払ったのでは東電だけがいい思いをするだけだ。

まず、値上げが本当に必要なのか、きちんと検証する。どうしても必要だというならば、単なる値上げではなく、東電が持っている送電網を売却させ、その対価として、これまでの電気料金に上乗せをさせてもらうべきだ。

これによって送電網は東電の手を離れ、発送電分離が行われる。最後に、送電会社を上場し、その利益分だけ国民負担が減ることになる。


値上げによって、東電が潤うのではなく、国民が負担した分は、国民の資産になるようにすべきだ。


今回の値上げ計画は、とても承認できるようなものではない。化石燃料の購入は、経産省も合理的ではないと認めている。子会社も119のうち45しか売却をせず、残った子会社に役員達が天下り、随意契約で高い料金を支払い、消費者につけを回している。

プルトニウムの保管料やPNTLに支払った船積み運賃などは一切公開せず、しかし、その分を再処理積立金として消費者に請求している。

しかも東電は、子会社と共同でスペックを決めたTCP/IPも実装しないスマートメーターを入札させようとし、しかも、東電は自前に光ファイバーを設置しようとし...。

さらに配送電部門を社内カンパニー制度にして配送電分離の議論をごまかそうとまでしている。

そして経産省は、東電の利益の9割が家庭部門(規制部門)から捻出されていることを知っていた。自由化が始まったときから経産省は、電力会社にデータを出させていたのだから当然だ
。しかも、それを大臣にあげていなかったのだから、大臣がはじめてこの情報が公開されたと勘違いをして、間の抜けた発言をすることになってしまった。

原子力ムラだけでなく電力ムラにもしっかりとメスを入れなければならない。

ただ単に電力料金が上がって、それが東電の懐に入るなどという値上げを許してはならない。

(例の)イオンが福島産ごはんを2600万パック販売しているんだ

2012-05-25 01:00:00 | 原発


トップバリュ ごはん 福島県産 こしひかり 200g×3パック入

堂々プライベートブランドで販売。
いや、ちゃんと産地を表示しているので問題はない。

佐藤知事(原発懐疑派になったエイサク知事が無実の収賄、例の金額ゼロの収賄、で失脚した後の推進派のサトウさん)が安全宣言を出した後で
「暫定」基準値を超えるものが続々出た福島米。
美味しいお米なので農家もさぞ残念だろう。
我々も悲しい。

しかし暫定基準値そのものが世界水準から言えばトンデモだ。
ベラルーシもウクライナもびっくり。

買う人もいるんだな。
悪いといっているわけではないし、必ずしも害があるとは限らない。

一見したところ、独自で検査したとかの数値は書いてなさそうだ。
福島産と明記されていないものと同じ値段なので利益率は高そうだが何か福島の援助に使うのだろうか。
あるいは売れ残りを意識した価格付けなのか。
それとも岡田お兄さんは単に商売人なのか。

放射能被害は人類にとって未知の領域。
大量拡散は広島、長崎、チェルノブイリに次ぐたったの四回目。
まだ70年足らずの治験だ。

見えない脅威だから「安全派」と「危険派」の溝は埋まらない。
現時点では答えの見えない神学論争だ。
私にもわかるわけがない。

チェルノブイリでも放射能由来での最初の被害者(子供)が出たのは4年後の1990年。
当初、何の健康被害もないので安心していたのが仇になったのか。
ウクライナの大病院でのこの年の小児甲状腺癌の手術は60件。
勿論、甲状腺癌は通常、大人の病気だ。
2011年は700件だそうだ(事故当時の子供たちが被害者だ)。

長期戦だ。
影響が出る人と出ない人もいる。

基本的な情報開示や恣意的な基準値の変更など政府が信用できないとすれば、自分の本能のままに選択するしかない。
私はコワいから福島米は遠慮しておく。
少なくとも絶対に孫には食べさせない。
チェルノブイリの教訓は、どうやら外部より内部被曝積量(蓄積)に気を付けるべしということのようだ。

311で決定的に失墜したのが国の柱となっていた「national institutons」への信頼だ、とエコノミストが書いている(加藤祐子が紹介)。
つまりは政府、政党、政治、省庁、マスコミ、電力業界、大企業、大学教授といった権威だ。
当ブログがよく使う「原子力ムラ」「御用学者」などの言葉。
こういう単純化に違和感を感じないわけではないが、一度個人として「疑いの目」を持って世の中を見直す機会だと思う。

自助、自己責任だ。
自助の中から雄々しい企業家精神が芽生える。
イオンの話ではないよ(笑)。
一方、信頼を失墜したままではやがて国家の信用である国債を国民は買わなくなり、優秀な企業家や人材は海外に流出していくのだろう。

そのイオンだがこんなことでも注目されている。
なんだか、だね。

小沢潰しの“頭目”元検事総長がイオンに天下り




原発推進のために15年間冷遇された地熱発電

2012-05-23 01:00:00 | エネルギー


マル激トーク・オン・ディマンド 第576回(2012年04月28日)
原発大国から地熱大国へ
ゲスト:村岡洋文氏(弘前大学北日本新エネルギー研究所教授)


活発な火山帯にあって原発立地には適さない日本だが、逆に地熱発電には有利な条件だ。
世界中の地震の20%が日本で起きると聞いたことがあるが、それは火山の10%がこの列島に存在するからだ。
地熱源大国、日本。
アメリカ、インドネシアに続く第三位だが以下をグンと引き離している。
アメリカでは地熱は全発電の20%を占めている。

地熱用タービン技術は日本の独壇場で世界シェアの70%を占める。
しかし地熱による発電量は世界8位。
富士電機、三菱重工、東芝の地熱タービンの売り先はほとんどが海外市場だ。

それには経産省による地熱封じ込め政策が寄与している。
1997年エネルギー特措法により、原発推進に拍車がかかると同時にライバルの地熱発電が冷や飯を食う羽目になった。
なんと突然新エネルギーの範疇から外され研究開発をはじめとする補助金の対象外になった。

残ったのは不安定電源の太陽光や風力。
ベースロードにならないしエネルギー効率が悪いから原発の脅威にならない。
まさに原発挙国体制があったわけだ。

そして環境(エコ)だよ、また。
地球温暖化デマが原発推進プロパンだだということは既にバレた。
地熱開発を阻んできたのが国定公園。
国立・国定公園が国土の4%に及ぶ。
環境利権ということかな。

地熱源の82%がこの中にある。
環境庁の一局長が経産省とツルんで通達を出した。
これで地熱発電は大きな障害を抱え込むいことになる。
経産省というところがミソだ。

温泉協会が反地熱圧力団体。
湯量の減少を心配するわけだが、実際の枯渇原因は温泉の乱開発だ。
温泉は汲みっぱなし、これに対して地熱発電は蒸気だけ使いお湯は地中に戻す。

政府による反地熱政策でこの15年間、探査などの技術開発は停滞。
技術者、研究者は他部門へ流出してしまった。
村岡さんはトキ以上に希少な絶滅危惧種だった。

自然再生エネルギー買い取り法ができて地熱で発電された電力がを27-42円(規模による)で電力会社に買い取り義務ができると一挙に脚光を浴びそうだ。
太陽光や風力で儲けようという(あの)電波政商が跋扈しているのがなんとも不愉快だが、地熱には期待したい。
無資源国といわれてきた日本だが、日本海の海底付近にあるメタンハイドレートと共に希望の星だ。
夢があるなあ。
わくわくする。

数少ない生き残りの研究者である弘前大学の村岡教授の話が面白い。

マル激は有料(月額500円くらい)だが無料でも腹の立つ地デジより精神衛生上いい。
BSはベターだが残念ながら再放送とテレビ・ショッピングばかりだ。

テレビを見るたびに画面に向かって悪態をつくので家人に愛想を尽かされているのは私だけではないだろう。
ネットTVは家庭内平和にも役立つ。

最近では「噂の真相」元副編集長のタブーの話がとても面白かったですよん。


大分県の地熱発電所
河野太郎ブログ


九電の現行価格は1.2円/kw。
買いたたき放題の地方独占ですな。

神奈川県選出の河野君。
是非、箱根で地熱発電を。

大飯原発再稼働に走るチーム仙谷とアメリカからの暴露。田中宇は正しかった?

2012-05-21 01:00:00 | 原発
#原発 事故で東電へ影響無いようする #野田佳彦 国民生命守らぬ政府:米TV


野田メールの暴露は33分から。

これが田中宇の宇がった見方。
日本の原発は再稼働しない
2012年4月5日  田中 宇


原発は巨額のカネが絡むブラックボックスでありタブーだ。
原発推進、反対。
いろいろな勢力が蠢く闇の世界。

この一年、原発について皆が考えさせられた。
当ブログは大規模な原発には懐疑的だ。
需要がピークアウトした日本で、巨大なリスクを取る価値はないように思える。

ガス火力、地熱発電に節電。
小型でウランに比べ格段に安全性が高く廃棄物が少ないトリウム原発。
インドではすでに稼働している。
日本で研究するならこっちだと思うが。
カネにならんことには政治家も官僚もあまり興味ないらしい。


(ユーチューブに出でいたヴィデオの要旨)
* ガンダーセン氏の発言:
・福島第一原発の4号機プールは、当初から私が指摘した様に「チェルノブイリにステロイドを飲ませたように更に凶暴な脅威。」

・テロリストが、最上階の核燃料プールを手持ちミサイルなどで破壊し、水を貯めれない様にすれば、福島原発・4号機プールの脅威が、米国でも起こし得るのです。

・福島第一原発の4号機プールと建屋傾斜の危険性を多くの方が指摘するが、3号機の爆発は凄まじいものだったので、この建物の強度の方がもっと脆く、このプールには4号機­の半分くらいの大量の核燃料があり、非常に危険なのです。

・もし4号機でなにか起った場合は、米国西海岸の人たちも放射性プルームの行き先を観察して、疎開を考えた方がよい。

・米国・大手メディアの報道は、信用していない。CNNは、まだましな方だが..。福島原発事故を最初から、なるべく小さく見せようとしている。

・3.11当時の在日米国大使館の屋根の放射線数値データは、それは恐ろしいものだったが、公開していない。6か月後の大使館近所のビル屋上の放射能数値は、依然非常に高­い。

・3号機の爆発は、即発モデレート(緩和)臨界の爆発だった。40年前のテスト、BORAX爆発と同種。

・東京や鎌倉での土壌サンプルは、米国では放射性廃棄物とみなされる汚染度。主要メディアは、これを完全に無視している。

・セシウム137と134が両方発見されれば、福島原発しか有り得ない。原爆やチェルノブイリなら137だけだ。

・セシウムで汚染された食品は有毒で、特に成長中の子供には有害。チェルノブイリでは、セシウムが筋肉に蓄積され、心臓に穴が開いた子供が多数生まれた。また、発ガンの原­因にもなる。
・日本では家族、特に父親が、政府の安全広報を信じ、セシウム汚染された食物を取っている。政府は、その文化背景を利用している。だから、日本では、フクシマ関連デモの中­心は、女性たちなのです。


・東電は先週、4号機建屋の周りにカバーを建てると表明したが、あまりに対応に時間が掛かり過ぎる。

・日本では、政府が原発事業者の為に働いていた。米国でも同様な事があるが。

・野田総理は、#福島原発 事故当時、財務大臣として事故の3週間後に「何があろうともTEPCOに影響の無いようにする!」と発言していた。米国関係筋ソース。 国民を守ることより東電を守ることを優先させたのです。(新情報)

・自然による災害よりも強いテクノロジー、原発を作ることは、人類には出来ない。40年間かりに完璧に運営してきた原発でも、たった一度の地震と津波で、終わりになるので­す。


さて今日から友人のJBに会いに二度目の済州島へ。
大谷君も途中からジョイン。


(2年前、済州島で大谷さんとJBリー)


今週の更新は予定稿です。

マンチェスター・シティ優勝 ロスタイムの奇跡(NOT IN MY LIFETIME)

2012-05-20 01:00:00 | 野球、その他スポーツ
マンチェスター・シティ優勝 ロスタイムの奇跡


44年ぶりの優勝の瞬間。
アグエロ凄いですねえ。
凄すぎる。
奥さんはマラドーナの娘さん。
この二人の間にどんな子供が育つのか。

ファンとして諦めていた優勝。
NOT IN MY LIFETIMEのフラッグ。
1962年の東映フライヤーズ(現日ハム)日本一の興奮を思いだいた。


ついでと言っては失礼だが、まずは祝打ち上げ成功。
まだまだ課題があるようだが今後の健闘を期待。

海外の衛星搭載 H2A打ち上げ成功

H2Aロケット、打ち上げ成功 打ち上げを受注した韓国衛星も分離(12/05/18)





瓦礫に刻まれた人生(加藤祐子さんの記事から)といい話

2012-05-18 01:00:00 | 生活、人生、ペット


BEACHCOMBERといわれる人たちがいるそうだ。
海岸を文字通り櫛で梳くように探索して漂着物を探す、という趣味(多分)の人たちだ。

そんな人たちの一人がブリティッシュ・コロンビアの人気のない海岸で見つけた白いコンテナ。
その中には宮城ナンバーのハーレー・ダビッドソンが横たわっていた。

その後の調査で持ち主は宮城・山元町に住む横山育生さんだと判明。
津波で自宅を流され、家族3人を亡くし、今は仮設住宅で暮らしているとのことだ。

当ブログでは瓦礫の広域処理についていろいろと書いた。
被災地外での処理を全否定するものではない。
問題は被災者支援の美名のもとに行われる経済性を無視した利権争奪戦や子供たちを洗脳するNHKの大越健介。
嘆かわしいことだ。

しかし瓦礫は最初から瓦礫だったわけではない。
2月に被災地を回った時には流された車や船、倒壊した家とかを見てそこに有った生活に思いを馳せた。
瓦礫が全く見えないくらい津波に圧倒された陸前高田の異様な静けさには息を飲んだ。

それなのに瓦礫問題みたいな政治・経済の問題になると途端にそんな思いはどこかに飛んでいた。
瓦礫になった生活を思うとやるせない。
そして瓦礫という言葉に無感覚になっていた自分にちょっとガッカリだ。

このハーレー、約1年をかけて5000キロを旅してきたのだろうか。
震災を忘れないようにゆっくりと届けられたメッセージ。
そして被災者にとっては大切な人生の一部だ。
多くが持ち主に返されることを願いたい。

記事によると津波被災地からは150万トンもの漂流物が流れ出し、太平洋を移動している。
その多くは潮流の関係で、2013年から2014年ごろにアラスカやカナダのブリティッシュコロンビア沿岸にたどりつく見通しだ。

引用

ブリティッシュコロンビアの海洋博物館は4月25日、漂着物を記録する「Tsunami Debris Project(津波瓦礫プロジェクト)」をフェイスブックに立ち上げて、発見した人に写真や映像など情報提供を求め始めました。

漂着物をできるだけ所有者に返したいという思いに加えて、震災と津波というこの「出来事についてほかの人たちが学べるよう記録を残し、博物館としての使命を果たしたい」というのが狙いだそうです。

引用終わり

これがそのフェイスブック・ページ。

Tunami Debris Project - Maritime Museum of BC


そしていい話。

この記事はさらに、震災直後の被災現場で、警察や消防やレスキュー作業員たちが誰に言われるまでもなく、破壊の中に散らばったたくさんの写真を拾い集めたことに言及。それが今、ボランティア団体によって洗われ、整理され、「Exhibit of Photos Swept Away by Tsunami in Japan(日本の津波で流された写真展)」としてアメリカ国内を巡回していると説明しています。

「写真をゴミ扱いして泥の中に放っておくのはたやすいことだったろうが、救命活動に当たっていた人たちは、写真に人間性を見いだしたのだ」とコラムは書きます。なのであなたたちもどうか忘れないでほしいと、アラスカやカリフォルニアに至る北アメリカの太平洋岸でこれから砂浜を散策する人たちに呼びかけています。子供の靴やプラスチックの人形、木の櫛を、海辺で見つけたら、どうするかと。次に日本の漁船が霧の中から現れたら、どうするかと。

「敬意をもって扱ってほしい。何があったか、決して忘れないように」。

このコラムを書いたマーク・ヒュームという同紙の記者に、私は深く感謝したいと思います。
(紹介してくれた加藤祐子さんありがとう)。

日本から流れ着いたものをどう扱うか、それは人の持ち物なのだと

執筆者:加藤祐子 東京生まれ。シブがき隊と同い年。8歳からニューヨーク英語を話すも、「ビートルズ」と「モンティ・パイソン」の洗礼を受け、イギリス英語も体得。怪しい関西弁も少しできる。全国紙社会部と経済部、国際機関本部を経て、CNN日本語版サイト「CNN.co.jp」で 2000年と2004年米大統領選の日本語報道を担当。2006年2月よりgooニュース編集者。フィナンシャル・タイムズ翻訳も担当。英語屋のニュース屋。最新の訳書に「策謀家チェイニー 副大統領が創った『ブッシュのアメリカ』」(朝日新聞出版)。


debris
An estimated 1.5 million tonnes of flotsam believed to be headed to Canada

小沢を救ったのはプーチンか?

2012-05-16 01:00:00 | 原発

(ボンドを出し抜いたか)


検察審査会により強制起訴された小沢。
もともとどこにでもある形式犯で有罪にできるはずもない。
同様な収支報告書の修正は2011年だけで581件に上るという。

しかし無罪になったものの、三人の弁護士が控訴することにより小沢を座敷牢に閉じ込める工作が続いている。
いまや検察も、検察審査会の関与もなく、三人の弁護士が国民の代表を追訴するという異常事態。
検察による控訴はよっぽどのことで、アメリカでは認められないことも多い。
この弁護士たちは自分が検事役だということを忘れているのか。
それとも誰かにそそのかされているのか。
仙谷とか江田五月の名前が上がっているが真相は闇だ。

これに対し、小沢は真っ黒に近い灰色だの、説明責任だの言う輩は推定無罪の原則を理解していない。
というか知っていて政治的に歪めている。
都知事殿のバカ息子は自分の申告漏れに関しては知らんぷりだ。

そしてそんな極端な事実歪曲が通用するのはマスコミが談合して(談合の自覚もないから困ったものだが)反小沢報道を垂れ流しているからだ。
そういう意味ではメディアの責任が一番大きい。
というか悪質なマインド・コントロールに引っかかる国民の自業自得だ。
小沢は自分たちが選んだ国会議員のはずだ。

さて検察審査会の強制起訴決定だが、これは検察が組織ぐるみで捏造した捜査報告書によるものだった。
これで審査会の素人を騙したのね(審査会が実際に存在したと仮定してですが)。
裁判員裁判もこれと同じ問題点を抱えているわけだ。
話が逸れた。
今、その捜査報告書がネットに出回っている。

ゲンダイの記事では検察内の良識派の抵抗か、と好意的だ。
そうかもしれない。
そうかなあ。
そうだとすると、この三年間良識派は何をしてきたのだろう(笑)。

この捜査報告書、160ページに及ぶ大作で、元検事の郷原らの専門家によると本物、とのことだ。

興味深いのがこれらがロシアのサイトから出てきたこと。

小沢は危なく有罪になるところだった。
石川らの取調べで検察は自分の筋書きに合うところだけを拾って調書をでっち上げた。
常套手段といってもいい。
しかし石川が持ち込んだICレコーダーが流れを変えた。
これにより検察の嘘が明らかになり、裁判所は調書を証拠不採用と決定せざるを得なかった。

さてこのICレコーダー持ち込みを石川に強く勧めたのがあの佐藤優。
外務省のラスプーチンと言われた異色のロシア通。
検察による国策調査の被害者だ。

GHQは戦後、軍の隠匿物資を摘発しようとした。
日本政府が占領軍に見つからないように隠した埋蔵金だ。
この摘発のために作られたのが特捜部、国益よりも占領軍の意のままに動く部隊だ。
今でもアメリカで訓練、洗脳されるのが特捜エリート。

中国に接近した田中角栄を狙い撃ちにしたのも特捜部。
最近ではロシアとのパイプが太いムネオさんも佐藤優と共にやられた。

角栄のケースはキッシンジャーが告白している通りアメリカによる失脚工作だ。
内通して協力したのがあの「さわやか」堀田だ。
胸糞悪いタヌキおやじだ。
それ以降はどうなのだろう。

アメリカといってもいろいろだが、軍産複合体系にとっては小沢は目障りだ。
ジェラルド・カーティスの外国特派員協会での捨て台詞がまだ記憶に新しい。
ある程度の関与(助言とか)はあったに違いない。

しかしそれよりむしろアメリカの威を借りる国内の既得権益層によるものではないか。
対米従属利権ともいうべきか。
あまりにも行き当たりばったりで、これでは手口がバレて当たり前。

警察が悪人を捕まえるところなら検察は国家権力の敵を捕まえるところ(田中良紹)。
国家権力の敵が国民の敵とは全然限らない。
国民の代表を恣意的にパージするのなら検察は国家権力の味方でも国民の敵だ。

IC レコーダーといい、報告書リークといい小沢を救ったのはKGB筋?
英米覇権主義者によって悪宣伝されているプーチンだが(日本のメディアは英米新聞のコピー)、なかなかしたたかに成長戦略を練っているようだ。
多極化の雄の一つ、ロシアからの助け舟。

ロマンティックすぎますかねえ、私。

小沢事件内部資料ネット流出 これは検察内部の「権力闘争」なのか




元気が出る話

2012-05-14 01:00:00 | 生活、人生、ペット


歌手のジュンちゃんがFBに投稿していた話。
一度過去をきれいに清算、そして再生、新しい人生を手に入れた男の話。
なかなかできる事ではないな。

捨てることは難しい。
それ以上に、「やりたい事」を100項目リストアップして次々と実現したというのがいい。
前向きだからこそ、思い切ってリセットできるというわけだ。

勇気をもらった気がする。
リセットするつもりは今のところないが。


以下ロケットニュース24から全文引用。

みなさんは「人生を売った男」をご存じだろうか。
離婚を機に、家や車などの所有物から仕事や自らの友人(と友達になれる権利)まで、すべてをインターネットオークションで売り出したイギリス人男性だ。
2008年のこの出来事は世界中で注目を集め、大きな話題となった。

あれから4年。
彼のその後が伝えられて再び話題を呼んでいる。
なんと彼は「島」を手に入れていたのだ! しかも新しい恋人もいる! さらにハリウッドからのオファーまで!! 
いったい彼に何があったのだろうか……。

イアン・アッシャーさんは結婚後、妻とオーストラリアへ移住し平穏な日々を送っていた。
しかし、6年後に二人の生活は終わりを迎え、妻は彼のもとを去って行った。
離婚をきっかけになにもかも嫌になってしまったのか、彼はこれまでの人生すべてを手放す覚悟をした。

その結果彼がとった行動が、オークションですべての所有物を売るというものだったのだ。
こうして彼は過去とキレイさっぱり決別。
新しい人生を手に入れた。
ちなみに、このときのオークションで彼の「過去の人生」は約2500万円で売れたという。

そして48歳になった現在、彼は新しい人生を「これでもか!」というくらいに満喫していた。
本人の話によると、実はオークション後、手にしたお金で旅に出ていたそうだ。
アラブ首長国連邦のドバイに始まり、日本・スペイン・アメリカ・ジャマイカ……旅した国は数知れないという。

さらに彼は「やりたいことリスト」を作り、次々と実行していった。
その内容は、フランス語習得、小型機の操縦免許取得、クジラと泳ぐ、スペインの「牛追い祭り」で牛と走る、自叙伝の出版、ヴァージンレコードの創設者リチャード・ブランソン氏に会う……など。
自らの人生を売っただけあって、やりたいことリストにもユニークなものが並んでいる。

しかしそれだけでは終わらない。
なんと彼はカリブ海に浮かぶ「島」を購入した。
大きさは約9000平方メートルで東京ドームの5分の1ほどではあるが、確実に彼自身の島である。
現在は、旅先で出会ったカナダ人の新恋人と住むための家を建設中とのこと。

驚くべきことに、彼はリストアップしたやりたいこと100項目のうちすでに93項目を達成しているという。
なんという行動力だろうか。
さすがは人生をオークションにかけた男である。

彼のもとには、「これまでの人生を映画化したい」とハリウッドからの打診もあったそうで、今後彼はますます話題を呼ぶことになるのかもしれない。
過去の人生を売って新しい人生を手に入れた男の生き方に世界中から注目が集まっている。



「福島原発 内部告発」

2012-05-11 01:00:00 | 原発
福島原発 内部告発 [ 重要 ]



311よりはかなり前の放送のようだが、原発事故の原点が凝縮されている。
安全対策軽視、電力会社、原子炉メーカー、監督官庁が一体の隠ぺい。

オザーさんの秘書の記載ミスは10億の国費をかけてしつこく追及された。
そして検察審査会による強制起訴の結果が無罪となったのに控訴だ。
検察が起訴しようと散々粘ったもののできなかったものを起訴させるって?
これだけでも審査会の越権だと思うが、さらに今度は裁判所を審査するってか。
異常な頑張りだ。

感心している場合ではない。

一方、原発事故では犯罪捜査さえ始まっていないようだ。
全然収束していない福島事故処理をを東電に丸投げし、原因究明・責任追及はしない。
不思議な国だ。

そしてこの番組に登場する、社会的に葬り去られた人たち。
スガオカさん、冤罪で失脚させられたエイサク知事。
最後に外務省から追放されたアマキさんのコメントも。


武道

2012-05-09 01:00:00 | 野球、その他スポーツ
【新極真会】第10回全世界空手道選手権大会 男子準決勝 2


技も凄いが、この立ち振る舞いの美しさには感動を覚えた。
日本の武道畏るべし。

アメリカン・フットボールは防具を着込み、策略の限りを楽しむスポーツ。
一方、日本の相撲はマワシ一本で狭い円のなかでの真向勝負。
策略よりも様式美、潔さへの憧れ。
国民性ですな。

「ザ・インド人の日本語ブログ」さんが紹介。
このインド人面白い。
なぜか涙がこぼれそうになった

日本が大きくなったぜ

2012-05-07 01:00:00 | 政治外交


日本の大陸棚の拡張認定=沖ノ鳥島北方など31万平方キロ-国連委

引用

 政府は27日、国連の大陸棚限界委員会が、日本最南端の沖ノ鳥島の北方など太平洋の4海域約31万平方キロメートルを新たに日本の大陸棚として認める勧告を採択したと発表した。中国と韓国は、沖ノ鳥島の関連海域への大陸棚拡張に異議を唱えていたが、勧告は、同島北方海域の拡張を認定。ただ、同島南方海域については判断を先送りした。 
 国連海洋法条約は、大陸棚の取り扱いに関し、海底の地形・地質が沿岸国の領土と連続していれば、200カイリの排他的経済水域(EEZ)を超えても主権的権利を認めると規定。日本にとっては、レアメタル(希少金属)など海底資源の採掘権を主張できる範囲が広がることになる。
 政府は2008年、沖ノ鳥島や日本最東端の南鳥島などの周辺7海域約74万平方キロメートルを大陸棚として認めるよう同委に申請した。この申請をめぐり、中韓両国は、沖ノ鳥島は「岩」にすぎず、同島関連の2海域の大陸棚は認められないと主張。同島の関連海域を審査しないよう求めていた。
 今回同委は、沖ノ鳥島を基点とした北方海域に関する申請をほぼ全面的に認める一方、南方海域については「勧告を出すための行動を取る状況にない」と判断を先送りした。中韓両国への配慮も働いたとの見方が出ている。このほか、申請していた南鳥島周辺など2海域は認めなかった。
 政府は勧告の内容を精査した上で、今後申請があった場合に海域が重複する可能性がある米国などと協議し、大陸棚の限界を政令で定める方針。(2012/04/28-07:02)

引用終わり


3年前の麻生政権が出した申請だそうだ。
中韓の反対にも考慮しつつ日本の権利が認められた。
沖ノ鳥島が島として認定されたことで北方海域が31万平方キロ拡張した。

この図によると南硫黄島付近も日本の海域か。
感慨深いな。

満額回答ではないが、レアメタル、メタンハイドレートなどの海底資源採掘権を得た。

ここで公共事業しようじゃないか。

久々の明るい話だなあ。

あるジャパン・ハンドラーの退場

2012-05-04 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育


引用

小沢は指定弁護士が控訴しないことを見極めて会見を開くと言われている。
小沢に対する無罪判決が出たこと、因縁の外国特派員協会でジャパン・ハンドラーのカーティスが「醜態」をさらしたこと。
アメリカと日本の官僚連合体が、4半世紀以上前に「田中角栄に仕掛けた呪い」が解け始めている。
そして、これを解いたのは、竹下派7奉行の一人である小沢一郎本人だった。
小沢は「角栄の呪い」を自らが国策捜査の犠牲者になってまで、体を張って解きにかかった。

引用終わり

カーティスは鳩山・小沢の革命的民主党政権を倒し、菅、野田政権をおぜん立てしたとも言われている御仁だ。
米国日本州の州知事か(笑)。
カーチスの親分であるデビッド・ロックフェラーやヘンリー・キッシンジャーが高齢になり、
世界が英米覇権から明らかに多極化する中、カーティスの退場?は象徴的な流れかもしれない。
日本では「最近で最も賢明な首相」とアメリカのお墨付を賜った野田(表向きの首相)と実質首相の仙谷や勝の下、
時間が止まっているかのようだ。


ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報
ジェラルド・カーティスとそのCIA疑惑が問われたFCCJ講演会(加筆済み

「国鉄(ヤクルト)フライヤーズ(日ハム)男」稲葉2000安打達成。嬉しすぎる。

2012-05-02 01:00:00 | 野球、その他スポーツ


ヤクルトと日ハム(東映)の両方にに在籍した選手で特に印象深いのが大杉勝男と稲葉篤紀だ。
まだ39歳、あと500本行ってみようぜ。


野村さん
「とにかくまじめで努力家。稲葉、宮本、真中の3人は24時間バットを振っている印象だった。彼はヤクルト球団にいいものを残した」。
「内角に強いという印象を相手バッテリーに植え付けることが、この世界で長く生きていく条件。内角が強ければ、自然と配球は外角中心になる。常に外角を意識した打撃なら肩も開くことなくフォームが良くなる好循環を呼ぶ」。


 ▼ヤクルト・真中2軍監督 稲葉より2年前に俺が入団したんだけど、強烈なヤツが入ってきたと思った。こいつに勝たないと飯食えんなと。入団当初から走るのは全力だった。稲葉と(宮本)慎也と3人の中で俺だけ1人取り残されたね。

 ▼ヤクルト・小川監督(稲葉の担当スカウト)当時ヤクルトには法大からあまり入団していなかったから、うれしかった。大学では一番の評価だった。入団してから右肘を故障して、動かないように装具を着けながら打撃練習をしていた。肘が曲がらないから伸びたまま打っててね。(漫画・巨人の星に登場する)オズマみたいな打ち方で印象に残っている。おめでとうという言葉以外ないよ。

 ▼片岡宏雄氏(元ヤクルトスカウト部長)打撃センスがあって力があるのは分かっていた。ただ、当時のヤクルトは左の野手は外国人に頼っていた。ドラフトのときは、稲葉を評価していた近鉄に“2位までに来なければ、ウチが行くよ”と言っていた。でも、同じ94年ドラフトの宮本とともに、ここまで打つとは思ってなかった。

 ▼若松勉氏 95年の2軍監督時代に野村監督から「頼むぞ」と言って預けられた当時は、体の線も細かったし「大丈夫かな?」というのが第一印象。スイングもいわゆるドアスイングで、内角球を苦手にしていました。まさか2000安打とはね。しかし、今や内角打ちは球界屈指。稲葉といえば「努力」という言葉しか浮かんでこない。これに満足することなく、さらなる高みを目指してほしいですね。

 ▼トレイ・ヒルマン(現ドジャースベンチコーチ) 監督人生の中で素晴らしい選手にたくさん出会ってきたが稲葉が一番。最高のプロフェッショナルだと思っている。だから、2000安打については全く驚くことではない。日本ハムで私と一緒に野球をする前に、彼がメジャー挑戦を考えていたのを知っていたので、実は、私が(08年に)ロイヤルズの監督になった時、球団で彼について話し合った。しかし当時、外野にはデービッド・デへススのような左打者がいて、右打者のホセ・ギーエンと契約したばかり。タイミングが悪かった。これからも連絡は取り合いたいし、また日本で会えればと思っている。

 ▼梨田昌孝氏 チームにとって打順が何番であろうが対応できる打者であり、チームを引っ張るという意味でも2000本どころかそれ以上の貢献度、存在価値のある選手。今のファイターズの好調さも稲葉の2000安打効果が出ていると思います。まだまだこの先も力の続く限り、ファンの皆さんの声援に応え続けてください。

 ▼山中正竹氏(稲葉が法大4年時の監督)大学1年の時に初めて見たときは将来、日本を背負って立つ選手になると思ったけど3年間は鳴かず飛ばずだった。性格の優しさが邪魔していたのかな。でも今ではその性格がプラスに働いている。毎年、12月に稲葉ら当時の選手たちとゴルフをしているけど、私も含めみんなの誇りです。



内角球に強い(と思われている)ことが大きなアドバンテージだったようだ。
加えて言うならば守備力と皆を引っ張っていく力。
途中で交代させられる選手では大卒で2000本は無理だ。

さていよいよ慎也さん(宮本)だ。
この人は稲葉と同期のヤクルトドラフトだが、同志社を出てから2年間プリンス・ホテルでノンプロを経験している。
つまり2歳年上。
これも価値があるなあ。
先日見に行った中日戦でもファインプレーの連続。
打力だけでは2000本安打は無理。
総合力だ。
同じ境遇で2000本達成は今のところ古田敦也だけらしい。