国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

済州島日記(後半)

2010-02-16 01:00:00 | 日記
リーさんが用意してくれたコンドミニアム・ホテルに宿泊。
ハコは立派だがなんかサービスがイマイチかな。

あまり愛想がないようですねこの国の人たち(特に男)。

広い吹き抜けのロビーにはクリスマス・ツリー。
2月ですけど。
日本だったらそれって事件でしょう。


リーさんの「明日の天気は大丈夫」宣言を嘲笑うような大嵐。
することもないのでビュッフェ・ブレックファーストでゆったりとお喋り。

どこに行こうか。


この島に一台というリーさんのCLKで出発。
まだ輸入車には高い関税をかけているので韓国車ばかり。
一度HONDAがすごいスピードで走りぬけて行ったのと運転手つきのセルシオが一台かな、気付いたのは。

洞窟の島でもある済州島名物窟内カフェで韓国茶をいただく。


オオタニさんとリーさん(右)。
二人とも敏腕石油トレーダーとして鳴らし、早々と引退して自分の好きなことをしている。
資産の運用もシンガポールでとても上手にされているいみたいです。

成功する人に共通する気質の一つに嫉妬心がないっていうのがある気がします。
この人たちもそう。
他人の成功を素直に喜ぶ。

「吾もよかれ、人もよかれ。吾は人よりもうちょっとよかれ」でしたっけ。
よく相場をする人が引用する言葉ですね。
嫉妬の鬼、正義の味方地検特捜部は多分知らないでしょう。
「人を呪わば穴二つ」っていうのもあるよ。

この島はもともと本土とは違う民族で古代から日本との交流もある。
地理的にも長崎県の西にあたる。
今でも多くの人が「親戚は日本に住んでいます」みたいな感じらしいです。


100年間ほど元、すなわち蒙古の支配化にあった済州島。
元寇の日本攻撃の前進基地ですね。
先兵として対島とかを攻撃させられたのかな。

そしてこの島の人が他人を攻撃する時の最低のフレーズは「ナ・モンゴ・サラン・ガタ」。
「てめい、蒙古人みたいなツラしやがって」だそうです。
日本人の蔑称「チョッパリ」より悪い!

因みにチョッパリとは豚の足。
日本人が下駄を履いている姿を下等動物に譬えたものとオオタニさんが解説してくれた。

そういえば在日朝鮮人のことは「半チョッパリ」だったか。
厳しいねえ。
ともかく、この島では蒙古人よりはいいということでブービー賞です、日本人。
抗日博物館はちゃんとありますけど。

まあ、こんなことをゲラゲラ笑いながら話せる間柄です。

オオタニさんによると蒙古班、日本人はほとんどありますが中国や韓国ではそうとも限らないらしい。
とすると原日本人は大陸と陸続きの頃マンモスを追いかけて歩いて来たのでしょうか。
唐、天竺の先進文明は半島経由ですが。


豚と言えば済州島の黒毛豚はご当地名物だとか。
放牧で育てられたしっかりした肉質は味が濃い。
昼に豚シャブをいただいたのがPODOホテル。

オシャレでしょ。
日本の建築家、伊丹潤さんの作品です。
敷地内には海を見下ろす綺麗なPINXゴルフ・クラブもあり、再訪したい所です。
韓国としては初めて世界100大クラブに選ばれたそうです。

(PINXゴルフ・クラブのクラブ・ハウスは安藤忠雄さんの設計とか)

リーさんのPOLOクラブも伊丹潤さんの設計です。
完成が待ち遠しい。


近くの競走馬生産牧場でイングランディーレと対面したオオタニさん。
2004年春の天皇賞優勝馬とか。
オーナーのシャダイ・ファームが種馬として韓国競馬協会に寄贈した。

タイガー・ウッズも第二の人生、種虎もありか。

オオタニさんは北海道日高で競走馬の生産牧場を経営していてシャダイ・ファームとも親しい。
リーさんもオオタニさんも馬が心底好きなんですねえ。

生憎の悪天候でしたが楽しかったなあ。、男同士の旅。
またどこか行こうね、ということで成田で北海道に向かうオオタニさんとお別れ。

こっちも家までが遠いんだなあ。
東アジア共同体を掲げる鳩山さん。
是非東アジアそしてASEAN諸国へは羽田から行けるようにするべきだと思います。
弾みがつきますよ。