国鉄フライヤーズ

目指せカネ、ヒマ、若さ

申し立て人募集だそうだ(検察を告発)

2010-09-30 01:00:00 | 官僚
検察の裏金疑惑を追及した途端に別件で逮捕されちゃった元公安部長の三井環さん。
ひどい話だ。

その三井さんが村木冤罪事件に加担したと思われる検事たちの処分を求める「審査申し立て書」を
10月1日に提出する。

検察が裁かれるのか。
賛同して共同申立人になろうと思う人を募集中。

たくさんいる方がインパクトがあるということで。
名前と簡単な職業だけでいいそうで、報復の恐れはない(笑)。

検察による小沢側近の石井議員狙い撃ち。
虚偽のシナリオが作られ、それに沿った調書を無理やり作る。
ほころびが出れば証拠隠滅だ。

今回は大阪地裁で15通の供述調書が証拠として不採用になった。
つまり裁判所の判断は下されている。
立派な公文書偽造だ。

その間に村木さんは無実の罪で半年間収監された。
検察官適格審査会なる身うちがどのような言い訳をするのか、見ものだ。

処分決定!

前田検事懲戒免職

他は.....

厳重注意、戒告、減給一カ月。


デジャブだなあ。

興味のある人はどうぞ
今回の事件のひどさがよくわかる。

他人事ではない。
あなたやあなたの家族が次の被害者かもしれない。



物証を改竄するのは犯罪だが調書をでっち上げるのはいいのか

2010-09-29 01:00:00 | 官僚
トカゲの尻尾の前田検事さん。
村木厚生局長と同様、東大卒でないとか。
前田さんは広島大学、村木さんは高知大学だ。

検察の裏金問題を追求した途端に別件で拘留された三井環は中央大学。
佐藤優は上智の神学部で所謂キャリアでもない。
高級官僚から見たら人間以下か。

今回のフロッピーディスクという物証の改竄。
ひどい話だが別に驚かないでしょ。

テレビでは仕事のプレッシャーが大きく気の毒な面もあるといったOBもいたとか。
おいおい、ストレスがあれば他人を冤罪に陥れてもいいのかい。
まあ、検察の内部では「あいつは運が悪い」という感じなのでしょう。

これは組織としての問題だ。
検察として自分達のシナリオを完結させる。
そのやり方でドジを踏んだのが「割り屋」前田検事。

何れにせよ、日本人の組織に対する忠誠心は例外的ではないかな。
戦後、終身雇用、年功賃金で来ているので労働市場は機能していない。
大企業で中途採用はまだマイノリティだ。

企業は本当は賃金の安い若者を雇用し、高賃金層を切りたいがそうもいかない。
切られたって、雇い手がいない。

しかし武士道でも殿への忠誠心とかはちょっと行きすぎではないかという気もする。
今始まった話では無いのかもしれない。

さて、この既得権を持った人達が組織を守り、既成政党などと現行秩序を守ろうとする。
大会社に採用されることは「利権」だ。

この人達が新聞や文春、新潮など週刊誌読者層だ。
選挙にも行く。

これに対して若者は新聞のお客さんではないし、投票所にも足を運ばない人が多い。
新聞や週刊誌ははどうでもいいが、投票はしたほうがいいよ。

自分の為だ。
世代間の競争で負けているこことに早く気付いたほうがいい。
お陰もあって我々「団塊」は勝ち逃げ間近だよ。

検察の話だ。
今回はハードな物証をいじってしまった。
バレれば犯罪だ。

しかし一連の国策捜査はどうだろう。
佐藤福島県知事、小沢、宗男、佐藤等々特捜部のターゲットになった人たち。

立件のために作文した数々の調書というソフト。
村木事件ではこの殆どが身内(?)である裁判所からも否定された。
ひどい話だ。

調書の作文、はっきり言って捏造、偽造。
はっきりした組織犯罪ではないのか。

その過程では参考人本人や家族の「身柄拘束」という恐喝が常套手段。
そんな面倒に巻き込まれるよりは検察に妥協したほうがいい。
被疑者には気の毒だが。

密室の恐怖は想像するだに怖い。
人格破壊をして、どんな調書にもサインしてしまう。
その状態を「割れる」といいその専門家が「割り屋」だそうだ。

こうして数々の犯罪が生産された。
クリエーターである特捜部は花形だ。

ここまで来ても、メディアは全くこれを追求する素振りもない。
もともと検察と記者クラブメディアは二人三脚だ。

やっぱり尻尾だ、前田さん。
目くらましだね。
東大卒も利権か。




るるるの歌 ~はじまり編~

2010-09-28 01:00:00 | 生活、人生、ペット
るるるの歌 ~はじまり編~


ちょっとよくないですか、これ。

名詞を羅列する歌詞ってかっこいい。
「横浜たそがれ」とか。

横浜、黄昏、ホテルの小部屋、
ブルース、口づけ、女の涙だっけ、
昔のハンガリーの詩のパロディのようだが山口洋子さんの視覚・聴覚的センスが光る。

ジャズのスタンダードでも、煙草の吸い殻とか何だとか並べて、情景を写真のスライドのように
表現している歌があったが、何だったか。

「舟歌」は文章の羅列

「お酒はぬるめの燗がいい」
「肴は炙ったイカでいい」
「女は無口なひとがいい」
「灯りはぼんやり灯りゃいい」

「店には飾りがないがいい」
「窓から港が見えりゃいい」
「はやりの歌などなくていい」
「時々霧笛が鳴ればいい」

ぐっときましたねえ、阿久悠さん。
天才だ。
はやりの歌まで否定した大流行歌。

しかし、動詞(「る」)だけで繋げるとは。
こんなのないのでは、今まで。

ゾクゾクした。
作詞マメコミ、作曲サキタハヂメ。
誰だ。

マイナーとドミナントだけの曲、絵、ピッタリですな。

NHKはニュース系は本当にどうしようもないが、いい番組もたくさんある。
特に教育テレビとか、見飽きない。

大人のファンも多い、ピタゴラスイッチとか。

「日本語で遊ぼう」もすごい。
4歳の孫は「平家物語」の一節(かなり長い)や金子みすずの詩を丸暗記している。
役に立つよ、将来。

語学番組もエンターメントとして見ていても面白い。

アラビア語講座の例文。

「あなたはライフル銃を使ったことがありますか」
「将来もあなた方と共存できますか」。

おおっ。

内部告発サイトWIKILEAK代表のスキャンダル

2010-09-27 01:00:00 | 政治外交
先々週の金曜日も書いたウィキリークの話。

小林恭子さんのツイットデ知った内部告発サイトで、イラク、アフガン戦争関連の政府機密文書を公開した。
イラクでのアッパチ・ヘリコプターによる住民襲撃動画は衝撃的だったですね。
7月29日ブログ

そして先日紹介した通りアフガン戦争の敵、タリバンを味方のはずのパキスタンが支援している、
という複雑怪奇な事情をリーク。

「戦争屋」とも言われる軍産複合体にとっては都合の悪い存在だ。
それの反対する勢力(銀行屋?多極主義者?)のトゥールなのだろうか。

ウィキリークは今後アフガンより衝撃的なリークを予告し注目を浴びている。
軍産複合体の支配下にある朝日、讀賣、産経など日本のメディアは全く伝えない。

911関連のヤバい話と言う観測もある。
今年の911記念日にひょっとしたらと期待していたが空振りだった。

そんなウィキリークの代表アサンジ氏はスエーデンに逃亡中。

このアサンジ氏にオンナ関連スキャンダルが発生した。
いつものやり口ですな。

酒かカネかオンナ。
日本でもこれで経世会系の政治家や学者が多数失脚させられた。
人格攻撃だね。

元ハッカーで物理学の博士号を持つ謎の人物。
まだ39歳のやさ男だ。

アサンジ氏の疑惑は強姦。
インターポールによる告発でスエーデン検察はアサンジ氏を指名手配した。
しかしなんと翌日「嫌疑なし」で早々と手配を取り消した。

まあ、一応やることはやりましたという言い訳だ。
スウェーデンとしては。

イギリスを除く欧州の多くは戦争屋の勢力範囲から外れつつあるとか。
インターポールもなめられたものだ。
戦争屋の勢力そのものが落ちているのか。

(アサンジが命乞いをして軍産複合体の軍門に降った可能性もありますが)。

そういば先月の21日にイラン南部のブシェール原発に核燃料が搬入された。
ボルトンを始めとするネオコンはその前にイスラエルが空爆をすべきとそそのかした。
搬入後に空爆すれば、核燃料の放射性物質が大気中に拡散、チェルノブイリ原発事故の再来になるからだ。

何も起きませんでした。
騒いだボルトンはどうやら確信犯で戦争屋ではないようだな。

アサンジ氏指名手配取り下げの話だが、これを報じた読売は「今後、スウェーデン政府への批判が高まる」と報じた。
相変わらずのCIA広報機関ぶり。
ばればれだよ、バーカ。

みかじめ料増額要求(馬鹿にされるストックホルム症候群の日本)

2010-09-24 01:00:00 | 政治外交
そら来た。
みかじめ料の増額要求だ。

騒ぎを起こしては用心棒を名乗り出る。
まあ、騒ぎを起こした証拠はないんだが、明らかに煽っている。

しかしこのボディーガード、自国民を核攻撃の危険に晒すつもりは更々無い。
つまり危険を犯してまで日本を助けるなんて有り得ない。
詐欺だよ。

日本はいつまで一本立ちを逃げるのか。




引用

産経ニュース

米政府、思いやり予算大幅増を要求へ 「対中戦略経費」と強気
2010.9.22 01:20

 米政府が在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の大幅な増額を要求する方針を固めたことが21日分かった。

複数の政府筋が明らかにした。

中国の東シナ海での活動の活発化に加え、沖縄・尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖で起きた中国漁船衝突事件での中国の強硬姿勢を受け、
米側は思いやり予算を「対中戦略経費」と位置づけ、日本の応分の負担を迫る構えだ。

 菅直人首相は22日午後に訪米し、23日(日本時間24日午前)にニューヨークでオバマ米大統領と首脳会談を予定。
前原誠司外相も同日クリントン米国務長官と会談する。

いずれの会談でも米側は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、名護市辺野古(へのこ)へ
移設する日米合意の早期履行を強く迫るとみられる。

 会談で思いやり予算には直接触れない公算が大きいが、担当者のグレグソン米国防次官補(アジア・太平洋安全保障担当)が28日に来日し、
思いやり予算の大幅増額を日本側に打診する。

これを機に日米両政府は来年3月に期限切れとなる思いやり予算に関する特別協定の改定作業を本格化させ、年末の予算編成までの合意を目指す。

 民主党は野党時代から思いやり予算削減を求めてきた経緯もあり、日本側は削減を求める方針だが、
普天間問題の影響もあり、米側は強硬に増額を求める公算が大きい。

協議難航は避けられないとみられる。

引用終わり




「俺たちを思いやれ」というヤクザも珍しい。

東西冷戦時代、同盟国(属国です、早い話)を食べさせていた米国。
親切からではない、国益です。当然。
今や往年の輝きは消え失せ、属国を食いものにすることで帝国の延命を図っている。

尖閣諸島は日本が自力で守り、米軍は出動しないことは05年の日米同盟に明記されている。
尖閣だけでなく島の防衛は日本の自衛隊の担当だ。
ここを故意に隠す外務省、防衛省。

在職中、ブッシュは韓国訪問時に竹島は韓国領だと発言した。
今回の尖閣問題でもアメリカは中立だ。

というか共和党御用新聞WSJは中国の肩を持っている。
アメリカは国債のお得意さん、中国をおおっぴらに敵視できない。

と言っても米中で日本を挟み撃ちにしているわけでもないだろう。
敢えて言ってみれば反日、反中で親米だ、アメリカは。
当たり前の話、それが国家だ。

中国だって日本と対立して何も得るところはない。
経済的にはお互い同士が持ちつ持たれつで必須の間柄。
石油の共同開発もいいアイディアだ。

日中関係がおかしくなって得をするのは誰だ。
考えれば子供でも分かる。

アーミテージは「中国は日本を試している」と言って仙石や前原を扇動。
危機回避でなく緊張を高めようとしている。

それでも、アメリカに頼っていたい。
何と言う屈折した心理だろうか。
ビョーキです、僕たちの国。

そして、米国戦争屋の機関誌産経、アサヒ、読売。

主張するところは主張する。
譲歩せざるをえないことは渋々譲歩しながら少しでも良い条件を獲得する。

粘り強い外交交渉をする愛国者の出番だ。
昔の自民党はニセ野党の社会党を利用しつつ宗主国と厳しい交渉していたようだ。

前原のような偽装愛国者(米国隷属)は早く退場してもらいたいね、国益のためだ。



ストックホルム症候群
(WIKIPEDIAより)

ストックホルム症候群(ストックホルムしょうこうぐん、Stockholm syndrome)は、精神医学用語の一つで、
犯罪被害者が、犯人と一時的に時間や場所を共有することによって、過度の同情さらには好意等の特別な依存感情を抱くことをいう。

アサヒと検察のガス抜き猿芝居

2010-09-23 01:00:00 | 日記
特捜部のエース検事逮捕、大阪地検は



郵便不正事件で、押収したフロッピーディスクのデータを改竄したとして、証拠隠滅容疑で前田恒彦主任検事が
最高検に逮捕された。

許し難い暴挙だ。
まさに犯罪は検察によって作られる。
そして共犯者はマスメディアだ。

村木裁判で検察調書のほとんどが証拠として認められなかった。
そして無罪確定。
村木さんは復職。

検察の大敗北、大恥だ。

ネットでは取り調べの全面可視化、特捜部の廃止を求める意見も多い。
しかし、マスメディアではまだ禁句だ。

そこで、だ。
ここはひとつ検察が反省した素振りを見せる必要がある。

火消し。

エース検事の逮捕申し分ないね。
トカゲの尻尾切り。

尻尾もそのうちいつの間にか再生する。
役人の得意技だ。

最高検が捜査するというが、お前らだ、問題なのは。
個人の犯罪、という問題の矮小化。
そして検察全体ではなく大阪地検の問題、という矮小化。

本件のキモはズバリ「国策捜査」と「検察リーク」。
今回の逮捕もシナリオが練られている。
そしてリーク情報を撒き散らすのがアサヒとかNHK。

一年半続いた執拗な小沢叩き。
代表戦に出馬した小沢は散った(一応。小沢一応、なんちゃって)。
村木無罪の前に宗男も片付けた。

そこでちょっと反省ごっこだ。
前田検事の件はアサヒは8月初めから知っていたらしい。
じっくりタイミングを見計らった検察との連携プレイ。

覚えてるでしょ、村木事件を大スクープとして自慢しちゃってた朝日君。
検察とはドロドロの間柄で手痛い傷を負った。

あと2,3のちんまりした「事件」がリークされるはずだ。
メディアは検察を叩きながらも「自浄機能」に注目を持って行く。
それでは、メディアの猿芝居を余裕を持って見てやろうじゃないか。

形ばかりの反省で可視化も特捜部廃止もウヤムヤに終わるのが残念だが、
一気に物事は運ばない。
これは仕方無い。

本当に大事なのは一連の西松事件捜査、村木事件、佐藤福島知事事件などの
特捜部による「国策捜査の」の検証だ。

いずれも前田検事が手掛けた。

そして共犯が記者クラブメディアであることは言うまでもないが反省の色もない。
官房機密費問題に続き、村木事件でもマスゴミは説明責任の「せ」の字もはたすつもりがない。
ひどい話だ。

ネットの声は表にはまだ届かない。

メディアの皆さん、村木さんの叫びを聞いてくれ。
そして胸に手をあてて考えてみてくれ。

「逮捕前後の乱暴な取材がつらかった。検察情報を書くなとは言わないがそれ以外何を書いてくださったか考えていただきたい」 




アーミテージに騙されるな(日中領土問題)

2010-09-22 01:00:00 | 政治外交
私のお気に入りの佐藤優がこの問題については昨日の私のブログと違う論調だ。

外交の専門家に敬意を表して紹介します。
ただし、技術論としてね。

大事な点は別にある、と思う。

いろいろ国益を守る手は打ちながら、日中政府でお互いに早く着陸点を見つけて欲しい。
でもアーミテージのような米国政府外の野蛮人が幅を利かせる仙石政権(菅か)は危なっかしなあ。

この怪物は米国海兵隊の訓練に自衛隊が参加したら、とか言ってるよ。
魂胆バレバレだ。
日本人の知性を過小評価しているらしいね。

ほら、孫崎さんもツイットしているようにアメリカの立場はやっぱり曖昧だ。
戦争屋はオバマ政権の意見をちっとも代表していない。
くれぐれも騙されないように。

前原を英雄視する低俗テレビ局も散見される。
小沢を選んでいたら、と残念だ。

引用

尖閣:9月20日米国務省プレスブリーフ。「これは日中の二国間問題。外交的手段での解決望む」。米国は同盟国日本の立場を支持すると言っていないことに要留意。尖閣問題で中立という立場はここでも示されている。

引用終わり


【佐藤優の眼光紙背】丹羽宇一郎大使を直ちに本国召還せよ

 日中関係がかつてなく緊張している。ここで中国に対して毅然たる態度をとらないと日本の国益を大きく毀損する。

 9月7日、尖閣諸島・久場島沖合で中国のトロール漁船と海上保安庁の巡視艇が衝突した。尖閣諸島は、わが国が実効支配している。当然、日本領だ。海上保安庁は、中国漁船を拿捕し、船長を逮捕した。日本は主権国家として適正な法手続を行ったにすぎない。これに対して中国政府は、あえて拳を高く振り上げることによって、尖閣問題を領土問題として日本側に認知させようとしている。

 19日、石垣簡易裁判所が、石垣海上保安部が公務執行妨害容疑で逮捕した中国人船長※(※=簷の竹かんむりを取る)其雄容疑者(41)について、那覇地方検察庁石垣支部の請求を受け、10日間の拘置延長を決定した(拘置期限は29日)。


捜査当局は、漁船側の行為は悪質性が高いとみており、全容解明には日本の刑事訴訟法で認められる拘置延長が必要と判断した。那覇地検や第11管区海上保安本部は、地検石垣支部などに検事や海上保安官を派遣し、捜査態勢を拡充した。(9月19日時事通信)

とのことであるが、当然の措置だ。本件に関しては、中国漁船が加害者で、わが海上保安庁巡視艇が被害者である。日本領内で起きた事件に対して、中国からとやかく言われる筋合いはない。

 それにもかかわらず、中国が過剰反応をしている。読売新聞の報道を引用しておく。


船長拘置延長、中国「強烈な報復措置を講じる」

 【北京=佐伯聡士】尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖の日本領海内での中国漁船衝突事件で中国人船長の拘置延長が決まったことについて、中国外務省の馬朝旭報道局長は19日、日本側に船長の即時無条件釈放を要求する談話を発表。

 その上で、「日本側が独断専行で過ちの上に過ちを重ねるなら、中国側は強烈な報復措置を講じ、その結果はすべて日本側が負うことになる」と警告した。

 中国中央テレビによると、外務省は、具体的な報復措置として、日本との間で、閣僚級以上の省庁・地方政府間の交流のほか、8月に合意したばかりの航空路線増便のための協議などを中止したことを明らかにした。

 外務省はまた、「責任は完全に日本側にある」と強く非難し、「日本側の行為は、すでに中日交流に深刻な損害をもたらした」と強調している。(9月19日読売新聞電子版)

 中国は意図的に日本を挑発しているのだ。日本と国際社会に「尖閣諸島問題は領土問題である」と認知させることが中国の目的だ。その目的を実現するために、あえて拳を高く振り上げている。領土問題とは、わが国の領土であるにもかかわらず、日本国家が実効支配できていない領域についてのみ存在する。歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島からなる北方領土はロシアによって、竹島は韓国によって、それぞれ不法占拠された状態にある。日本にとっての領土問題はこの2つだけなのである。

 これに対して、尖閣諸島をわが国は実効支配している。それだから、中国が何を言ってこようとも、「日中間に領土問題は存在しない」という原則的態度を貫かなくてはならない。中国の主張に一切耳を傾けてはならないのである。「係争問題は話し合いで解決する」などというふやけた態度をとってはならない。中国の主張を一切無視するのだ。

 外交の世界で、不快感を示すためにもっとも効果的なのが大使の本国召還である。正式に本国召還を丹羽宇一郎在中国大使に命じる必要はない。丹羽大使が、「菅直人総理と前原誠司外相から情勢説明を求められているので、至急、東京に出張する」と言えばいいだけのことだ。そうすれば中国も(口には出さないが)「まずい。軟着陸シナリオを探さなくては」と考える。

 領土は国家の礎だ。中国の不当ないいがかりに対して、一切妥協してはならない。(2010年9月20日脱稿)


中国と戦争させられないよう気をつけよう

2010-09-21 01:00:00 | 政治外交
領土問題というのは国家の争いの中でも最も先鋭化するものだ。

サッカーなら侍ブルーよりイタリアやフランスの青が好きという日本人も多いし、
実際に大分県の村では村民をあげてカメルーンを応援した。

対戦相手は日本だが、それでこの人達が非国民と言われることはない。

領土は別だ。
日露、日韓、日中の間にある小島が日本に帰属しない等とは公人としては口が裂けても言えない。
私人でも言えない。
裏切り者のレッテルだ。

政治家や、外交官等は実効支配している土地に関しては絶対に「領土問題は無い」と
言い続けるにのが決まりだ。
だから台湾生まれの蓮舫さんがうっかり「尖閣諸島の領土問題」と言っちゃって、
「あっ、やっちゃった」みたいなことになった。

北方領土はダレスが日露の間に仕掛けた魚の小骨で、「オマエラ、永遠にこれで喧嘩してろ」
みたいなことだが、日露とも政治家は絶対に妥協的なことは言えない。

それでも、何とか現実的な解決を志向した宗男さんや優さんは、誰の策略かは知らないが、
塀の向こう側に追いやられた。

そんな領土問題が今、日中でホットになっている。
中国漁船の拿捕による日中国民の興奮だ。

11月の沖縄知事選挙では米軍海兵隊の県外移転派が有利と言われている。
そんな状況下、日中或いは日朝間をホット・スポットにしたい勢力がいることは当然想定できる。

謎だらけの韓国軍艦の沈没事故も当然その文脈で考えられると思うが、
ここで日中の領土問題が勃発した。

小沢政権誕生を阻止して、対米従属、の菅・仙石(仙石菅?)政権になった途端
国交相、マエハラ某とかが張り切り始めた。
この人が新外務大臣だ。

さて、この尖閣諸島問題だが、アメリカの立場は実にビミョーだ。
要は、この問題は二国間で解決してね、ということで必ずしも日本の味方ではない。

日本を凌ぎこれからますます重要性を増す中国。
更に、同じ米国債のお得意さんでも日本と違い「物言う」お客さんだ。
時にはモンスター・クレーマーでもある。

ここが重要。
英米覇権終了後のアメリカの外交は「曖昧」路線だ。

この地域での漁業利権も曖昧なところがあって、日中とも威嚇はしつつも対立は避けるという
大人の判断をしてきた。
それが今回の拿捕で国家間の対立となった。

結果、中国は自国漁船を保護する目的で漁業監視船の派遣を決めた。
これは農業省傘下だが準軍部隊であって、海保という軍事力と直接対峙する事態となった。

今回は、日本が一歩踏み出したことによるエスカレーションとも言える。

偶発的な武力衝突がいつ起きてもおかしくない。
そう、いつもそれは「偶発的」に見える。

アメリカは沖縄知事戦を前にして極東で緊張関係を高めようとしている。
領土問題が持ち上がると政府は強硬な態度を取らざるを得なくなる。
国民が妥協を許さないからだ。

対米従属のマエハラ某は大方アメリカにそそのかされているのだろう。
永田ガセメール事件での洞察力の欠如で世間に恥を晒した薄っぺらい二枚目。
ナショナリストのポーズで首相くらいになれると思っているフシがある。

アメリカが日本を支援すると思ったら大違いだ。
現に、保守派の広報機関WSJは今回の事件で中国の肩を持つ発言をしている。
日本が中国を挑発しているという論調だ。

言わないことじゃない。
いいかげんにしておいたほうが日本のためだ。
武力衝突を起こした途端にアメリカに梯子を外されるのが最悪。

戦争屋はイランを攻撃するようイスラエルをそそのかしてきた。
お前が始めれば俺たちが支援するから、と。
孤立が深まるイスラエルはそれでも必死に堪えている。

攻撃すれば滅亡は必至だ。
攻撃しなければ自死かもしれないが時間を引き伸ばしている。

アメリカが大不況から抜け出すのはいつも戦争。
それが近代史の事実だ。

地域紛争まで至らず戦争屋に儲けさせないとしても、用心棒としての米軍に貢ぎ続け中国との
バイタルな経済関係を損なう。
喜ぶのは国賊の対米従属官僚と米国軍産複合体だけだ。

中国大使のポストを民間人に取られ焦っている害務省。
アメリカと前原の橋渡しをしていると考えるのが妥当だ。

戦後アメリカの世界戦略の一部として日本は経済成長した。
しかし状況は変わった。
30%以上だった輸出のアメリカシェアは現在10%そこそこだ。

伸びているのは圧倒的にアジア。
中国圏(中国、香港。、台湾、シンガポール)で30%以上だ。

能力の低い政治家を持つことは国民の不幸。
自業自得だとしても。

しばらくは中国の脅威が喧伝されるだろう。
国民が官報に煽られて興奮しないように自重するしかないな。

日本は美味しい(備忘録)

2010-09-20 01:00:00 | 生活、人生、ペット
新宿の「和味りん」が五周年を迎え、記念の会があった。
この店でいつも飲む「正雪」。
その神沢川酒造の利酒とコラボ。

蔵元の望月専務静岡の由比から来られ、説明してくれた。

純米大吟醸 斗瓶取り(コンテスト用の一番いいところだそうだ)
特別本醸造 山田錦(この蔵元の主力、吟醸ともいえる)
純米大吟醸 備前雄町 薄にごり生(オマチは酒用米の種類で山田錦の父親)
辛口純米 誉富士(山田錦の突然変異)
特別純米 備前雄町(いつもお店で頂く、お気に入り)
純米吟醸 山影純悦(杜氏)秋あがり(季節限定)

これだけの美味しいお酒。
飲みすぎて二日酔いにならなかった自分に感激。
成長したなあ(年取った?)

さて板長芳賀さんの精魂込めたお料理。

先付け
阿寒湖産うちだザリガニと壇ノ浦産地蛸のトマト酢和え
(京都の契約農家の完熟トマトで作った自家製の酢)

お椀
毛ガニのすり流し
結び湯葉、絹莢、振り柚子
(出汁は甘鯛らをミックス、素晴らしい出来だった)

お造り
大西洋天然生本まぐろ、下関天然ヒラメ(一日寝かして山葵醤油で)、下関赤イカ
(大西洋マグロは日本近海以上らしい。ここにも乱獲の危機が)

焼き物
甘鯛酒盗焼き(日本酒に合わせて)
松茸ころ煮、はじかみ、丸十レモン煮

温物
風呂ふき大根射こみ丸豆腐(くりぬいた大根のなかにはすっぽん)
すっぽんスープ含ませ

揚げ物
天然アワビ白扇揚げー肝ソースにてー
公孫樹丸十、青紅葉、松葉ぎんなん
(最高!)

酒菜
唐墨(いつ食べても素晴らしい芳賀さんの唐墨)、蟹みそ(たまらん)、
小樽産子持ち蝦蛄(これも最高)

お食事
鱧、松茸ごはん
ザリガニと蝦蛄出汁の赤出汁 糠漬け

デザート
洋梨の和風コンポートアイス添え
(ワインの代わりに日本酒で)

花園神社近くの隠れた名店。
値段もリーゾナブル。
あまり教えたくないが。
板長日記

正雪はつちたつ酒店で買えるらしい。

畏るべし、日本の食文化。

アニメ・アイの作り方教室、ジェニーがモデルチェンジ

2010-09-18 01:00:00 | 週末
Lady Gaga Hello kitty Anime Eyes Tutorial !


ハロー・キティーの眼はポツンとしてますが。

まあ、いいか。

正しい日本のアニメ眼メイクだ。

そういえばタカラのジェニー。
マテルのバービーの日本バージョンでスタートした、あれですね。
八頭身の。

このたび顔のモデルチェンジとか。
テーマは「眼チカラ」。

まつ毛チカラだけどね、実際は。

ショップでは着せ替えの洋服がひとつひとつハンガーに吊るしてあって、
ブティック気分とか。

ファッションも「クール系」「ポップ・カジュアル系」「姫ギャル系」「ラブカワ系」、
それに「お姉さん系」と5種類。

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ジェニー姿の深キョン登場


パキスタンのISI,タリバンとアメリカの関係(ウィキリーク続報)

2010-09-17 01:00:00 | 政治外交
(911画像(違うか)





しばらく前になるが日本のサイトがアメリカのグローバル・リサーチというサイトを紹介している。
このサイト深いし過激。

欧米のサイトにはトンデモもいっぱいあり面白い。
事情に明るいしね。

日本のブログは国際関係についてはこの辺の翻訳が多いのではないかな。
しかし、やはり日本語に訳してくれると読みやすい。

英国メディア・ウォッチャーで在英の小林恭子さんが紹介してくれたウィキリークの続報。
ウィキリークって何だ)。

暴露された事実の中に、パキスタンのISI(CIAやMI6みたいなもの)が秘密裏にアフガンのタリバン支援をしているという
ことが暴露されているらしい。

えっ、敵同士じゃないの?

しかし田中宇あたりは前からタリバンはパキスタンが生みの親と言っている。
それが裏付けられたという事か。

つまりパキスタン政権はタリバン掃討作戦に協力しながらアメリカを裏切り、敵であるタリバンを支援していたと。

またまた、それをアメリカが知らないはずがないでしょ。

引用

 しかし、その二股工作こそ、アメリカのそしてそのアメリカを牛耳るユダヤ系勢力のお家芸ではないか。
カバラン教授がその点を指摘している。

引用終わり

メディアも彼らに管理されているから普通は表ざたにならないわけだ。

結局はアメリカの軍産複合体がタリバンという敵(お客さん)を作り戦争ごっこでカネ儲けをする。
戦場に送られる若者は哀れなものだ。
そしてこのわけのわからない戦争には日本国民の税金も投入されている。

元々の構図はブレジンスキーによるソ連引っかけ工作。
冷戦下、ソ連がアフガニスタンを侵攻するように仕向け、一方で穏健派金満アラブ諸国のカネで
イスラム過激派を支援、マルキストと対峙させた。

というかソ連邦内のイスラム勢力を援助して不安定要素として鎮圧せざるを得なくする。
そしてアフガンにソ連をおびき出し山の中から出没するゲリラとの戦いに引っ張り込んだ。

最初からサウジらに資金を出させ、パキスタンに訓練させて作ったのがタリバン。
アメリカの孫だ。

思惑通りアフガンの泥沼に足を取られたソ連は崩壊してしまう。
ご用済みのイスラム武装勢力への援助は打ち切られた。

そしてこの勢力がアメリカに対し牙をむき911テロを起こした?
そう単純ではなさそうだ。

引用

9月11日同時多発テロ以降は特に、アメリカはサウジアラビア、パキスタンを、「モンスター」を生み出したということで非難し出した。
9月11日事件のレポートの中で、サウジアラビアとパキスタンは数百万ドルをこのテロ事件のハイジャッカーたちを
支援していたと疑われている慈善事業団体に流した、と非難されている。

引用終わり

ちょっと待って。
アメリカのシナリオでしょ、イスラム武装勢力利用は。
今になって自分の手下に責任を押し付けた。

引用

ところが、共和党と民主党のアメリカ政府が同じくアフガンのムジャヒディンに資金と兵站の部分で支援していたことを指摘しないし、
CIAがアフガンからソ連を追い出すために共同作戦をしていた点を無視している。

 このレポートはまた、このムジャヒディンに対する隠密の支援工作は、1980年代、超党派的な賛同を受けていたことを無視している。

そしてレーガン政権下では、イスラム勢力に対し、スティンガー対空ミサイルを含む、最も高性能な
武器のいくつかを供給していたことを無視している。

 このレポートは、ボスニアでクリントン政権がサウジを促してトルコ経由でボスニアのイスラム勢力に送る
イラン製武器の支払いをさせていたこと、アメリカ軍用機でムジャヒディンがボスニア領土に落下傘で
潜入していたことを認めていない。

引用終わり

大体、民間機を兵器として使うと言うのはアメリカのお家芸。
そして開戦のきっかけに相手から攻撃を仕掛けさせるのも南北戦争以来の常套手段だ。

元外務省、孫崎享氏の「日米同盟の正体」(とても参考になる本なのでそのうち紹介したい)によると
60年代、米国軍部は対キューバ戦争開始の世論を取り付けるためノース・ウッド作戦なるものを立案した。

米国内でのキューバ移民の殺害、公海上でのキューバ難民輸送船沈没、米国籍船舶撃沈。
キューバの仕業と見せかけようとした。
この計画を却下したのがケネディとマクナマラ。

ソ連との間に仕掛けたキューバミサイル危機とかケネディー暗殺と無関係なのだろうか。
戦争屋の親分デビッドロックフェラーはソ連は自分が育てたと自慢している。

すごいね。
このスケールの大きさには到底ついていけない。
本当だとしたら、だが。

さて、そのノース・ウッド作戦の中に既に飛行機のハイジャック計画が入っていたことだ公式に記録されているらしい。

まあ、良くも悪くも(悪いに決まっているが)賢い連中ですな。
世界にはこういう勢力が跋扈していることに目をつむっているわけにはいかない。

つい70年前、日本もパール・ハーバーにおびき出され痛い目に会った。

歴史からしか人は学べない。
というか、歴史が唯一の説得力のある教材だ。
歴史は繰り返さないが、人間のやり口は大差ないからね。



 





 

ヤクルトのユウキ投手が引退

2010-09-16 14:57:07 | 野球、その他スポーツ
オリックスを解雇され、昨年合同トライアウトでヤクルトに入団した田中祐貴投手。
古傷の右肩故障に悩み続けたプロ野球人生を今季限りで終えることにした。

31歳、通算成績118試合28勝22敗1分け。
去年、神宮で2回、その雄姿を見ました。

やれるところまで頑張った31歳。
次の人生も頑張って欲しい。
やり残しが無い人は大丈夫だと思うな。

Good luck !

去年のブログ
合同トライアウト


9回目の記念日にウィキリークのリークは無かった

2010-09-16 01:00:00 | 政治外交


例の事件で崩壊した第三のビル、WTC7号館。
通称「ソロモンズ・ブラザーズ・ビル」。

倒壊の仕方が他の二つのビルとそっくりだ。
更には6秒強という崩壊の速さ。

自由落下速度といって下に何もない状態。
原因とされている火災では説明がつかない。

最初の二つのビル。
その倒壊の仕方が航空機の衝突としては全く不自然だという話はネット以外では聞かない。

そして航空機攻撃を受けていない第三のビルは何故同様な崩壊の仕方をしたのか。

更にBBCの実況は倒壊の20分前にフライング報道してしまった。
New NEWS - BBC Video - WTC 7 - Prior Knowledge


倒壊したと言っているビルが彼女の後ろに元気に建っている。
あんたは預言者か。
それをファイナンシャル・タイムスが取り上げたのが2008年。


謎だらけのあの事件。

何処の国でもマスメディアは決して取り上げないようだ。

日本では「事件当日の被害者の中にはイスラエル国籍はいなかった」と報道したNHK記者が会社で謎の転落死。

何だったんでしょうね。
あまり追求したくない。

「私たちはこの事件について知っている事....ZERO]
が日本でも公開されている。
『ZERO:9/11の虚構』予告編01



村木局長冤罪続報(アサヒには笑った)

2010-09-15 01:00:00 | 社会、マスゴミ、教育
民主党代表選挙は菅圧勝だった。
結局「政治とカネ」にミスリードされた「党員、サポーター」。
実際には6対4位だがアメリカの大統領選のようにWINNER TAKES ALLで大差になった。

しかし、僅差とはいえ意外にも(私にとって)国会議員票でも菅が小沢を上回った。
迷える子羊たちが最後に勝ち馬に乗ったのか。
マスゴミによるインチキ世論調査のアナウンス効果があったのかも知れない。

これで政界再編成は遠のいたのだろう。
このままグダグダと衆参院のネジレが続くと日本の政治は機能停止。

来年度予算も成立させられず解散総選挙と進むのか。
いずれにせよ、国民にとっては厳しいことになりそうだ。

官報複合体の勝ち、ネットと国民の惨敗ということで既成勢力の強さが目立った。
ネットの力を過信したかな、と反省。

さて村木事件。
今回の無罪判決で検察とマスゴミがグルになって犯罪をでっちあげた構造が
明らかになった。

メディアは検察の行きすぎと言う報道をし始めたが「大阪地検特捜部」と定義を矮小化。
検察と自分の保身に余念がない。
ご苦労なことだ。

しかし、とんでもいない醜態をさらしたのが朝日新聞。
この2010年度会社案内を見ていただきたい。
間もなく隠滅されるので今のうちだ(笑)。

村木事件の摘発が「地道な調査」によるスクープであり「社会の公器」としての役割を果たしたと。
記者クラブでの検察リークが「地道な調査」とは開いた口が塞がらない。

そして、この社説では全く正反対の議論で正義の味方の復活だ。
朝日新聞を購読している人はよく検証してみた方がいいと思う。

この事件、当時小沢の側近だった石井一議員を狙い撃ちに検察が事件の構図を作り
そのシナリオに沿うように調書を作り上げた。
検察の気に入らない話は調書に乗らず、ひたすら被疑者を誘導する。

それに抵抗すると「反省の色が見られない」という一言挿入。
脅迫といういつものやり口ですな。
そして彼らのシナリオに沿った供述があるとすぐさまマスゴミにリーク。
世論と言うヌエをつくる。

しかし裁判では調書の殆どが証拠として不採用になった。
取り調べの全面可視化が求められている所以だ。

この辺の事は検察の取り調べに抵抗した結果、冤罪で512日小菅ヒルズに逗留した佐藤優が
見事に描いているのでご一読をお薦めしたい。
佐藤優の眼光紙背

この事件、裁判を通じて新たな疑惑も出てきたようだ。
石井議員からの働きかけを明言したのが村木局長の上司の塩田部長。

なんとこの人に自民党議員(厚生族の木村よしお)からカネが渡っていた。


そしてこの塩田証言メモを林谷検事が廃棄したという証拠隠滅疑惑も。

犯罪は取調室で作られる。
自分が次の被害者にならない保証はない。