これが私の生きる道

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死が二人を別つときまで

2011年05月25日 17時18分40秒 | 思うこと
人は必ず老いていくことや死ぬことを
頭では分かっていても
もしかして自分だけは違うんじゃないかなんて
都合のいいことを考えてみたりすることも
あるものですが
最近、ショッキングな死を目の当たりにすることが多く
否がおうにもそれを感じずにはいられません。

先日、お亡くなりになられた児玉清さんは
アーティスト以外は滅多に男性を好きになることはない
自分には珍しく大好きな方で
常々歳を取ったらこういう人になりたいと思っていました。
誕生日が同じ1月1日というのも
親近感が湧いた一因ではあります。

読書家として有名ですが
ブックレビューなんかを見ていても
自分がおよそ読まないような本も読んでいて
しかもそれを深く読んでいることが
こちらにも伝わってきました。

自分でも本を読む方だとは思いますけど
実際上っ面を読んでいるだけで
心底、それを読み解いている気になることはほとんどありません。
海外の小説も原本で読んでいたようだし
本当そういうの憧れです。

俳優さんとしての活動は正直全くといっていいほど知りませんが
代名詞のアタック25でも
素人の参加者をいい意味で甘やかすことなく
ミスしたときにはしっかりそれを咎める司会ぶりが
あれだけの長寿番組に押し上げた要因ではないでしょうか。
日曜の昼間ということで、最近はほとんど見ていませんでしたが
毎週見ておけばと後悔しています。

もう一つ、上原美優の死も衝撃的でした。
特に好きなタレントではありませんでしたが
直前まで普通にテレビに出ていたし
確かに番組で見せるような底抜けに明るい人物だとは
思わなかったけど
まさか自殺するほどの悲壮感までは感じませんでした。

テレビに出る人は世論への影響を考えても
自殺するのは一種の罪だと思います。
昔、岡田有希子というアイドルが人気絶頂期に自殺して
その後、後追い自殺が何件かありましたが
間接的にでも死にいざなったともいえます。
もしどうしても自殺したいなら
芸能界をきっぱり辞めて、
その影響力を完全に無くしてからするのが
芸能人として世に出た責任であり、義務です。

彼女もこれまでに数回自殺未遂があったようですが
本当にそれを遂行できてしてしまう人は
逆説的ですが、本質的には強い人間のような気がします。
自殺しようとしても強さがないと
本能的にどこかで手を緩めたりするものでしょうし
それを完遂する強さがあれば
生きていけるような感じもするのですが。

ちょっと前には田中実という俳優さんもその命を絶ったわけで
昼ドラの「温泉に行こう」とか見ていて
奥さんもお子さんもいて
仕事だって普通にあったのに
本当にもったいないとしか言い様がありません。

それにしても、死のことは
無かったように忘れて生きていくのがいいのか
それともとことんまで追い詰めて
常に意識的に生きていくのがいいのか
よく分かりません。
今まで何兆という人間が経験したことなのに
未だにその何%も解明できていないのは不安でもあるし
解明されない方がいいのかもしれません。
されたら死が怖くて堪らなくなって
生きた心地がしなくなりそうです。

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