これが私の生きる道

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失う怖さ

2011年03月22日 21時49分53秒 | 思うこと
今さらですが、震災で亡くなられた方々は
その日に自分がそんなことになるなんて
全く想像もしていなかったし
人によっては何が何だか分からないまま
この世を旅立った方も多数いらっしゃたでしょう。
天災だけでなく交通事故でも事件に巻き込まれるでもそうですが
この予期していないことに
巻き込まれる恐怖というのは
相当ショックなものです。

いくらそれまで人一倍賢明に生きていようが
注意深く過ごそうが
社会生活を営む限り、
それに遭わない保証はどこにもありません。
ここまで生きてきたのは半ば当然のように思えるけど
実はこれはこれで相当運がいいのではないかと
捉えることもできます。

さきほどニュースで見ましたが
家が流された方は
もちろんその家は使えないし
この先、復興が進んでも同じ場所に家を建てる気には
中々なれないでしょう。
そこで土地を売るにしても
そのような場所だったら高く売れないし
現実的にとても大変な状況です。

今回の震災で、親・兄弟、果ては伴侶やお子さんを
亡くされた方も少なからずいるでしょう。
避難生活ももちろん大変でしょうが
それよりこの空いてしまった心の穴を埋める
手立てはあるのでしょうか。
もし自分が奥さんや子供がいて
いなくなってしまったら
生きる気力を無くしてしまうと思います。
間違いなく何を糧に生きていけばいいか
途方に暮れてしまいます。

そんなことを考えると
元々それらを持たない方がいいのかなぁとさえ思ってしまいます。
物やお金は取り返せても
この喪失感には敵いません。
でもそんなに大切に思えるものなのだから
持てたらどんなに素晴らしいことなのかなぁとも
逆説的に思ったりもします。

それでも日本は他の国よりは治安はよくて
完全に安全な社会というのは不可能なわけで
巨大な力に捕まることもあるかもしれないけど
何とかそれを上手くかわしながら
生きていくしか他に方法はないようです。

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