これが私の生きる道

こむずかしいことやきれいごとは
書いてありません。
読みやすさを心がけて書いています。
読んでみてください!!

音楽鈍感

2010年08月29日 19時35分15秒 | 音楽
会社の取引先で、働きながら
インディーズでバンド活動をしている人がいて
たまに話すことがあったのですが
あのアーティストはイマイチだとか
あのバンドは演奏が下手だとか
言っていました。

である日、その人が組んでいるバンドのライブ映像があるというので
見せてもらったら、これがまた散々な出来で・・・
市販で売られているライブDVDは
そりゃ音響面やら録画技術とか雲泥の差で
見た目の差があるのは分かりますが
それにしてもこれでよく批判が出来るなぁと。

ロックな曲が多いのですが、ぶつぶつつぶやいているか
叫んでいるかのどっちかで
ほとんどどれも同じ曲に聴こえてしまう始末でした。
本人的には会心の出来だったらしく
どや顔をされてしまったのですが
よくこれを面識ある人に見せようと思ったなぁというのが
正直な感想でした。
(もちろん本人にはそんなことは言いません)

自分で演奏したことも曲を作ったこともありませんが
プロになるのならば、いわゆる売れ線の曲が
どんなのか分かって、しかも認めていかないといけないと思うんですよね。
シングルっぽい曲を悪魔に身を捧げる的な捉え方をする人がいますが
それならそもそもプロになって、多くの人に聞いてもらおうなんて
しなければいいんですよね。
とやかく言うなら一曲位、売れる曲作ってみてよ、と。

たぶん音楽に関して自分はものすごく鈍感だと思います。
だから細かい演奏テクニックは全く分からないし
例えば、今日はあの曲のキーが下がってましたね、って
ライブ感想の書き込みを見ても
えぇ~そうだったんだ、っていう位のレベルです。
コード進行も分からないし、詩の深読みもしませんし。
でもそのお陰で、単純に音楽そのものを楽しめるところは
間違いなくあります。

そもそもライブでは演奏そのものの上手さより
演出の出来とセットリストの方がよっぽど気になる質です。
もっとぶっちゃけると、バンドメンバーって
問題なく演奏してくれるレベルならば
できるだけ知っている人が出ていた方が嬉しいです。
歌詞を忘れたり、歌い間違えたりすると
プロ意識が足りないとか批判する人がいますけど
逆に人間らしくてライブ中ならばどちらかというと嬉しい位です。
さすがに撮影が入っているときは
本人の為にも間違えるとドキドキしてしまいますが。

音楽的に繊細な人だと、自分が全く気にしない部分で
おそらくストレスを感じてしまうだろうし
単純に楽しみづらい気がするんですよね。

これって人生にも似ていて
鈍感な方が生きやすいんだなぁって。
結局、事実がどうだろうと
自分が気にしなければ全然関係ないんですよね。
人間関係だと周りの人に迷惑が掛かるけど
音楽ならばそれもないわけで
音楽鈍感で本当に良かったなぁと。
一つの指標として、モーニング娘。のラブマシーンを
楽しんで聞ける人は鈍感な人だと思いますが、どうでしょうか。

投票ボタン

blogram投票ボタン