これが私の生きる道

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劇団、江本純子「婦人口論」

2010年07月24日 18時32分32秒 | 演劇
ある日の夕刊で、この舞台の記事が載っていて
演出の江本純子さんのインタビューを読んで
面白そうだなぁと感じ、行くことにしました。
とりあえず「婦人口論」っていう題名が気に入って
主役が馬淵さんが好きなので
期待できそうというのも足を運んだ大きな理由です。

東京芸術劇場はドアtoドアで30分の場所にも関わらず
今まで数えるほどしか中に入ったことがありません。
広場では、フラダンスフェア開催中で屋台やらすり抜けて会場に着くと、
野田秀樹演出の「ザ・キャラクター」の出演者の顔が
貼られていました。
同時刻でそちらも開演するみたいで時間があったので
そちらの入場口にも覗いてみましたが
女性2人組が多かったです。

片やこちらは男性も女性も1人の人が多い感じで
思うにお芝居に誘うのって結構リスキーで
例えば野田秀樹や三谷幸喜とか名前の知れている人の舞台なら
有名人も出ているし、たとえ話がよく分からなくても
多少は大目にみてもらえるかなぁって気はしますけど
そんなにメジャーじゃない舞台だと
面白いか面白くないかのみが判断材料で
しかも下ネタをはじめとする過激なセリフで
こんなのを面白いと思うこちらの人間性までもが疑われる恐れもあり
これを機に絶交されることもあると思うのは考えすぎでしょうか。

小ホール1という文字通り、小さい会場で
雰囲気もあまりなくお世辞にも舞台を楽しむのに適した劇場では
なかったです。


あらすじ(他の方の日記のをパクりました。)

暗闇を体験するツアー「トラベル・イン・ザ・ダーク」。
招待券があると参加を呼びかけたユカリ(馬渕英俚可)、
ユカリの会社の後輩のユカコ(初音映莉子)、
ユカコの同僚のユカ(野村恵里)、
ユカリの友達エミ(澤田育子)、
エミの“彼氏っぽい(でも彼氏ではない)”祐一郎(津村知与支)
の5人が集まる。

まず、招待券は一枚しかなく割り勘だったことで口論が始まる…。
そして暗闇での呼び名で一悶着…。
そんな気まずいムードが充満する中、
盲目のツアーコンダクターのアッ君(ノゾエ征爾)に引率されて、
暗闇体験ツアーが開始される…。


結果からいうと、ものすごく自分好みのお話で
ここ数年の中でもかなり上位にくるほど面白かったです。
完全な暗闇の中を、盲目の人が案内するというのが
シュールでいいし、
セリフで笑わせる部分が多かったです。
盲目の人への差別的な所のブラックジョークも多少ありますけど
こういうテレビでは放送できないような部分がある方が
生の舞台で見る価値があると思います。

なんといってもキャスティングが良くて
6人全てが効果的でした。
初音さんははじめて見る女優さんでしたが
すごい美人でびっくりしました。
馬淵さんは一応主役扱いみたいでしたが
セリフも多くなくて特にそういう雰囲気が薄く
KYな所をもっと誇張して笑わせてもいいのかなぁって感じました。

今回が4回目公演とのことで過去の3作も見たかったです。
同じテイストの本谷さんは最近、
なんか高尚な方向に進んでいっているような気がして
個人的にはこういうあまり深いことは考えないで
楽しい方が好みです。
それは薄っぺらいということではなくて
難しい話はとりあえず脇に置いて、楽しみましょうよ、というか。

薄っぺらいといえば今年の26時間テレビも
ヘキサゴンファミリーが軸ということで全く見る気もありませんが
「VSネプリーグ」っていくらなんでもどうなんだろうと。
さんまと中居のコーナーも紳助が絡むようになってからは
あまり面白くないし、つまらないなぁ~。

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