これが私の生きる道

こむずかしいことやきれいごとは
書いてありません。
読みやすさを心がけて書いています。
読んでみてください!!

貫井徳郎「悪党たちは千里を走る」を読んで

2005年12月06日 21時44分54秒 | 読書
 あまり外れのなかった貫井氏ですが
この作品はどうでしょうか。
話的には好きな感じの内容ですが
最近ありがちなドラマ化を前提にしているような感じが
気になりました。

 まず巧という小学5年生の子供が出てくるのですが
これが間違いなく神木龍之介をイメージした役で
整った容姿で、利発そうで、頭も良くて、ちょっと大人びた面も持っていてみたいな
読んでみていただければ分かってもらえると思います。
その他には園田は荒川良々、菜摘子は米倉涼子、ジョンは宇梶剛士あたりか・・・。

 それに語り口も妙に軽妙で、トリックもわかりやすく
2時間ドラマや映画向きの話になっています。
コメディタッチが嫌いなわけではないけど
こういう作風ではなかっただけに残念です。

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