この小説は「グロテスク」「残虐記」に続き
「怖い女」シリーズの締めくくりの作品です。(作者がこんな風に言ってた)
この主人公のアイ子っていうのが次々と悪さをしていくさまを
彼女の主観で書かれているのですが
それがあまりにも浅はかなので、この小説自体も薄っぺらく感じてしまいました。
普通小説の登場人物の主観で話が進んでいくときは
その人物を好き嫌いは別にして、心の葛藤とか思いなんかを読んでいくのが楽しいのですが
アイ子は底が浅すぎて面白くありません。
でも考えてみたら凶悪犯罪者の人って、このアイ子みたいにあまり深く考えないのかもしれません。
第一、色々考えていたら殺人なんかできそうもありませんし
本能に近い部分で行動しているかと思うと、逆にリアルなお話だなと感じられます。
自分の事を例にとっても、小説の中の人みたく理路整然とものを考えているかっていったら
そうでもないし、案外適当に行動しているもんです。
12章から構成されていますが、最後の10~12章が個人的には好きでした。
ページ数268ページと少ないし、難しい表現もないので初心者には最適ですが
中身はハードなので刺激に弱い人はおすすめできません。
「怖い女」シリーズの締めくくりの作品です。(作者がこんな風に言ってた)
この主人公のアイ子っていうのが次々と悪さをしていくさまを
彼女の主観で書かれているのですが
それがあまりにも浅はかなので、この小説自体も薄っぺらく感じてしまいました。
普通小説の登場人物の主観で話が進んでいくときは
その人物を好き嫌いは別にして、心の葛藤とか思いなんかを読んでいくのが楽しいのですが
アイ子は底が浅すぎて面白くありません。
でも考えてみたら凶悪犯罪者の人って、このアイ子みたいにあまり深く考えないのかもしれません。
第一、色々考えていたら殺人なんかできそうもありませんし
本能に近い部分で行動しているかと思うと、逆にリアルなお話だなと感じられます。
自分の事を例にとっても、小説の中の人みたく理路整然とものを考えているかっていったら
そうでもないし、案外適当に行動しているもんです。
12章から構成されていますが、最後の10~12章が個人的には好きでした。
ページ数268ページと少ないし、難しい表現もないので初心者には最適ですが
中身はハードなので刺激に弱い人はおすすめできません。