夢発電所

21世紀の新型燃料では、夢や想像力、開発・企画力、抱腹絶倒力、人間関係力などは新たなエネルギー資源として無尽蔵です。

1995年1月17日

2014-01-17 06:42:03 | つれづれなるままに
1月17日(金)☀

 昨日から今朝の2回に分けて、「NHKラジオ深夜便」で大阪の長田区で障害者作業所の「くららベーカリー」のご夫妻が出演していた。
 阪神淡路大震災が起きた日は、今から19年前のきょうの早朝5時46分だった。6,400人超の人々がこの震災でなくなられた。

 『男はつらいよ 寅次郎紅の花』(おとこはつらいよ とらじろうくれないのはな)は、1995年12月23日に公開された日本映画。『男はつらいよ』シリーズの最終作(第48作)。渥美清の遺作になった。

 劇中のテレビで「阪神・淡路大震災」が起こったと紹介されているが本作が制作された年(1995年)の1月17日に実際に「阪神・淡路大震災」が起こっている。そのため町の様子はほぼその当時のものである。
 この神戸ロケは現地からの要請によるものだったが、地震の記憶も未だ生々しい被災地で喜劇映画を撮るというミスマッチに脚本を逡巡していた山田監督に一通のファンレターが届く。神戸市長田区でパンの製造・販売をする障害者の作業所を運営する石倉泰三・悦子夫妻が山田監督へ送った手紙から、山田監督は「寅さんなら、たまたま立ち寄った神戸でボランティアをしていても不思議ではない」と思い脚本を書き上げた。石倉夫妻の名は、そのままパン屋の店主の役名として生かされている。

 私達の法人の原点「生活リズムセンターノーム」は1994年4月23日に、岩木山嶽温泉地区に開設しスタートしている。この震災の未曾有の阿鼻叫喚は未だに記憶に新しい。

 2011年3月11日の「東日本大震災」も、4月1日が食パン専門店と銘打った「就労継続支援A型・co na」のオープンを控えていた。
 この直前の2月に弘前大学人文学部に出かけ、李先生の依頼による講話があって、その後の李教授が指揮する「弘前大学人文学部ボランティアセンター」が組織化され、「チームオール弘前」という別称組織が生まれ、岩手県野田村へのボランティア派遣がスタートしていったのである。

 私は4月11日から野田村へのバスに乗車し、およそ30数回野田村へ通ったのだった。阪神淡路大震災、中越地震、そして東日本大震災と、震災のもたらした地域再生の市民力は、確実に国民のあるべき姿を教示してくれたのだと思う。

 きょうはそういう特別な日であることを明記し、黙祷を捧げたい。

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