僕はこの10年間で髪の毛が相当後退し、薄くなったと自覚している。施設でいつも僕と食事をするダウン症のH君は「じいちゃん、ハゲ」と指さして繰り返す。ま、言われてもしかたないかと諦めている。パン工房には40歳くらいのダウン症の通所者でA君も、前頭部から頭頂部にかけてしっかりとはげている。これはもう薄毛ではなく、きちんとはげている。そのA君はわたしが行くと必ずキャップをとって礼をして、その見事な禿頭を披露してくれる。彼も私を同類だと思っている節があって、僕の頭をなでていく。「ドンパン節」にハゲとハゲとがけんかして、どちらもけが無くよかったな・・・」という下りがあるから、できるだけ彼とは仲良くしようと思っている。周囲からは「まるで兄弟みたい」という声がかかるので、サービス精神旺盛な私はつい「ライト兄弟です」なんてくだらないしゃれを言って笑われている。ぼくはカツラを使おうなど考えたこともないし、自然でいいんだと思っている。母方に似るとことごとく禿げてしまっている。父方は薄くはなるけれども、どちらかといえば白髪である。私はどちらも受け継いでいるのか、最近白髪もありの、禿げありのになってきた。作家の五木寛之氏はあの年齢で髪はふさふさしている。そして雑誌か何かで読んだのだが、彼はほとんど髪を洗わないらしい。里見浩太郎という俳優は、シャンプーを20分近くやっているという。行きつけの床屋さんは、僕の年齢よりも10歳以上若いがかなり薄くて、それもあるのか僕の頭を洗ってくれるときには5分以上もマッサージしてくれる。気持ちがよいのだが、少し申し訳ない気がする。
ユルブリンナーという役者はつるっぱげだったが、あそこまで僕は剃りを入れたくないなと思う。つまるところ、髪の毛は自然のままでいいのだというのが、きょうのぼくの言いたいことなのだ。でもデリケートな禿げ親父の気持ちも理解して欲しいと思う。話しながら僕の頭をちらちら眺められると、気になって話にならなくなる。「ツルハドラッグ」とか「励ましの言葉」とかなんだか気になってしまうのだから、重症だろうか?ちなみに写真の蝶々は、神戸市の道路にとまったアゲハである。
ユルブリンナーという役者はつるっぱげだったが、あそこまで僕は剃りを入れたくないなと思う。つまるところ、髪の毛は自然のままでいいのだというのが、きょうのぼくの言いたいことなのだ。でもデリケートな禿げ親父の気持ちも理解して欲しいと思う。話しながら僕の頭をちらちら眺められると、気になって話にならなくなる。「ツルハドラッグ」とか「励ましの言葉」とかなんだか気になってしまうのだから、重症だろうか?ちなみに写真の蝶々は、神戸市の道路にとまったアゲハである。
松山千春も剃っちゃっているし、個性をいかしながら髪型を決めているんですね。今、高校三年生になったアスペちゃんが、支援の先生のテカった頭を見て、「ハゲの歌」を歌っていました。「アナターは禿げますか、禿げますか、禿げ、禿げ~♪」という替え歌で、アスペちゃんが言うには、テカテカしているのが不思議なそうですよ。
気になる、ならないというよりも、
初めてお会いする、なりたさんの人格から受ける印象が深いので頭髪は気にならなかった。と言うことでしょうか。
年齢相応の貫禄と思いました。
私は日ごとに白くなっていく髪になす術がありませんが、
整髪料は使わずに自然に任せています。
アンチエイジングには組みしないでいます。