10月7日(月)
きょうは代休日。家内と午前中は釣りの準備と買い物で、出遅れてしまいました。
そしてきょうは初めて、鰺ヶ沢の七里長浜漁港岸壁にやって来ました。県の岸壁工事がおどろおどろしくやられていて、入っていっていいのかなという雰囲気の中を奥へ進むと、岸壁にはすでに場所取りをしている人たちが、盛んに竿を出して釣っていました。
午後から天気が悪くなって、雨具をつけての釣りです。
隣のおじちゃんに釣果を聞くとまずまずの答え。お隣に入らさせていただきたいと挨拶を入れて、釣り始めました。おじちゃんはバンバン魚のカーテン状態、でも我々はなかなか釣れません。家内がサバを釣り、私は初めがカレイでした。
皆さんの釣りを見ていると、大きなウキ釣り。私も続けと、大きなオレンジのウキ釣りサビキに変更。岸壁から海水面が高く、外海なので海流が強いのです。自分の道糸がどこにあるのかわからないと、お隣さんとオマツリしてしまうほか、魚がグッと引く状態が見えません。派手な色の浮きをつけると、その引き込みがすぐに分かって上げ時がわかります。
1時間ほどして、おじちゃんの隣のおじちゃんがおしっこにやってきて、「何号で釣っているんだば?」と尋ねられて「6号」というと、「4合でねばまね(ダメ)べ!。ホラこれ使え」そういってサビキ針をくれました。
そして4号で釣り始めると、なんと次々に釣れ始めました。隣のおじちゃんが「ほれ見ろ、カーテンだ!」と自慢そうに何度も魚の5匹釣りを見せつけられて、悔しい思いをして「こっちはカーテンレールです・・・」と自嘲気味。

そして私達の竿にもアタリが遂に来ました。「4匹のアジとサバの一応カーテン」で、にんまり。「おじちゃん、ありがとね!!」
欲を出して少し我慢の子を決めたら、たちまちおマツリをしてハリスが絡まってしまいました。風が強いとこのオマツリをしたいとは、ほどくのが容易でありません。
おじちゃんの隣のおじちゃんがまたまたおしっこにやってきて、「あんまり辛抱して待たねで、浮きが沈んだら直ぐと上げるんだね!サバは群れてかかってくるハンデ(から)、上げねばすぐからまってまる(しまう)ね」とネイティブな語り。
「あー達人の一言一言に納得の一日でした。結局隣のおじちゃんと最後まで粘って夕陽が沈んでしまいました。「夕陽のフィッシャーマン」
「今はもう秋・・・」という実感。PM5時30分を過ぎるとあっという間に真っ暗。ヘッドランプが欠かせません。後片付けが暗いと出来ません。
そうこうしているうちに、車がどんどん押しかけてきました。こちらさんたちは、夜釣りのようです。
なんだかんだと言っても、釣果は100匹を超えていました。やはり外海は釣れる量が半端じゃないなというのが印象です。帰宅後遅い夕食。
その後、家内がAM1時に「魚の下ごしらえ終了」とのこと。お疲れ様!
今夜はこの魚でイッパイ行けそう。楽しみです。
実は今回の私の密かなプランでは、「カニ釣り」の計画でした。ワタリガニを釣るためのざいりょうを100均で買ってきたのですが、件のおじちゃんたちのパワーで、すっかりサビキ釣りにのめり込んでしまって、次回の楽しみにとっておきました。
買ったのは、キュウリネット、みかんネット、選択紐、30号のおもり、イカ、たこ紐。以上が私の準備したカニ釣り材料です。
蟹の味噌汁が美味しいなあと、前回釣った後の味が忘れられないのでした。
食卓の豊さが俄然違ってきて、楽しい代休日を終えました。