米国での新型天然ガスの「シェールガス」の増産が進み、回り回ってアジア、日本のガソリン価格が下がっています。
シェールガスと同時に生産される液化石油ガスのプロパンが米国から欧州市場に流入しており、欧州で余った石油製品がアジア市場に流れ込んでいます。
日本でも、この影響で価格の安い韓国製のガソリン輸入量は高水準で推移し、最近の原油価格の急落と重なって国内ガソリン価格の下落を加速させています。
資源エネルギー庁が6日発表した4日時点のレギュラーガソリン店頭価格(全国平均)は1リットル145.8円と前週比で1.6円下落しました。値下げは9週連続で、約3カ月ぶりの安値をつけています。
地元群馬県では、130円台の価格が一般的になっています。1カ月前には、150円の価格だったの急速な値下げとなっています。小売価格は、石油備蓄量に関係なく、市場相場で決定するとのことですが、自動車が必需の群馬県人にとっては、価格が高かろうが、安かろうが、購入しなくてはなりません。
そして、疑問の一つに、原発全停止でどれほどの火力電力が稼働していて、その燃料にどれくらい石油が使われているかです。この消費量がガソリン価格に影響を与えないのか、このような、流通機構、価格決定の仕組みなどわからないことばかりです。
電力料金の値上げの理由、ガソリンの価格決定のしくみ、今、デフレと言われていますが、なぜ価格が下落しているのか理屈を説明されてもほんとうには理解できません。そして、消費税増税について、その景気に対する影響を憂慮する学者もいますし、限定的だと主張する学者もいます。ただ、日本の財政はかなり危機的な状況にあることは確かなのではないでしょうか。
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