中国・北京で23日から「第12回北京国際自動車ショー」が開幕しました。
中国は自動車市場として熾烈な競争が今後も展開していく地域です。トヨタ自動車やホンダなど日本勢はハイブリッド車(HV)の技術を国内にとどめる戦略を転換し、現地開発や地元企業に供与する方針を表明しました。
トヨタ自動車は、上海市近郊の常熱市で研究開発拠点を建設中です。今回のモーターショーでは新拠点の開発部隊が設計したHVのコンセプトモデルを披露しています。
ホンダも中国でHV戦略を加速します。現在、販売しているセダン「シビック」のHVタイプに加え、専用車「インサイト」、小型車「フィットハブリッド」、スポーツ車「CR-V」のHV3車種を年内に販売する予定です。2,3年後には現地生産にも乗り出す方針です。HVの基幹技術を中国企業に供与する方針も正式に表明しています。
この動きは、国内製造業の空洞化が加速すると懸念する声もあるでしょうが、もやはこの潮流は変えられないのではないのではないでしょうか。グローバリゼーションという産業の潮流にマッチした国の産業戦略が求められていますが、妙案がないというのが現状です。
名だたる著名な専門家でも妙案がないのですから、私などのような一般人に妙案など思いつかないのも当然です。
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