TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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外食をゆさぶる中国リスク-日経ビジネス2008.10.28から-

2008-10-25 08:17:15 | 経営全般
 今週号の日経ビジネスは、外食産業のサイゼリアの特集記事と、時流超流にはサイゼリアのピザからメラニンが検出された記事がでていました。

 サイゼリアは、外食産業が不況になかにあって好調を維持している企業です。その理由は、徹底した調理方法の合理化にあります。この企業が重要視している数値に人事売上高があります。現在 6,000円だそうです。そして、セントラル工場で下ごしらえをするので、包丁のない厨房を実現しています。サイゼリアの仕事におけるキーワードは「楽」と「早さ」です。店舗での仕事は加熱と盛り付けだけです。
これによって、少ない人数でレストランを回しているのです。

 そのサイゼリアのピザ生地から有毒化学物質のメラミンが検出されました。メラニンの混入は厚生労働省から指示された自主検査を実施後に判明したものです。
 サイゼリアは1年半前から中国の金城速凍食品にピザ生地の製造を委託していました。外食産業では原価の安い中国食材を利用しなければ成り立たなくなっています。景気が冷え込み、消費者の自衛意識が高まり、メニュー価格引き上げなどとてもできない状況にあります。

 好調のサイゼリアでも今回のメラミン混入事件で売上に影響がありそうです。
 
 今は一つの問題が企業の命運を左右するような時代になってきています。リスクマネジメントが企業にとってひじょうに重要になってきています。
 


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