坂本光司氏の書いた「強く生きたいと願う君へ」を読みました。
坂本氏は、法政大学院教授で、ベストセラー「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者です。坂本氏は中小企業研究を専門とする学者ですが、長年、公共産業支援機関で、中小企業支援の実務に携わってきた方です。
この本は、坂本氏が6,000社に及ぶ中小企業に接して得た、自身の哲学が書かれています。その哲学とは以下の内容です。
企業の長期的な業績は、経営者やリーダーの「人間性」や「生き方」をそのまま反映する。そして、その「人間性」、「生き方」とは、社員や取引先、お客さまをはじめとする関係者を幸せにしたい、世のため人のために役に立ちたいという「利他の心」を軸にしながら、他者に依存、追随せず、自分の頭で考え、自分の足で歩き続けるものです。 坂本氏の著作「日本でいちばん大切にしたい会社」は、その「人間性」、「生きた方」を貫いている経営者の会社を取り上げています。
坂本氏の本は、「日本でいちばん大切にしたい会社」も読んでいますが、学者にありがちな難しい表現もなく、ずんずん読んでいけます。この本も現場主義に徹する学者の説得力のある本でした。
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