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パナソニックが三洋電機を買収?

2008-11-02 08:16:07 | 経営全般
パナソニックが三洋電機の買収に乗り出します。三洋電機が保有する太陽電池や充電池を取り込んで成長が見込める自社の環境分野をテコ入れする狙いがあります。実現すれば日本国内最大の電機メーカーが誕生します。

 パナソニックの狙いは、三洋電機が持つ太陽電池と、繰り返し使えるリチウムイオン電池です。電機各社にとって成長が見込める環境分野の製品を増やすことは緊急課題となっています。
 太陽電池は資源高を受けて需要が爆発的に伸びています。調査会社などによると、2008年の世界需要は2007年実績の2.8倍と予想されています。2020年には25倍に拡大すると予想されています。

 三洋電機は太陽光から変換効率で世界トップと抜群の技術力を誇り、2007年の生産量も世界シェアで世界7位につけています。パナソニックは買収で技術や生産能力をそっくり取りこめると見込んでいます。三洋電機の株価は10月31日には145円まで下落しており、今が買い時との判断をしています。

 金融危機をきっかけに景気後退の波は、電機業界全体に押し寄せています。大手電機幹部は「勝ち組は1社か2社。自社の経営資源だけでは生き残れないと考える企業はまだある」と今後の再編の広がりを予想しています。

 景気後退局面で、業界の再編が進みそうです。地元群馬県の三洋電機は経営状況が悪く下請けの地元中小企業のその影響を受けています。もしパナソニックの買収が実現されれば、三洋電機の大泉工場の再編がいっきょに進みそうです。下請けの地元中小企業で生き残っていけない企業がかなりでてくるのではないでしょうか。

 地元経済に、パナソニックの三洋電機の買収は大きな影響を与えそうです。

 

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