TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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「繁盛店は作らない」-日経ビジネス2011.8.1-

2011-08-01 20:45:01 | 経営全般

 今週号の日経ビジネスは、すごい制度100という特集で、すごい、ユニークすぎる方策で、抜きんでる企業を取り上げています。

 そのなかで、私は「西松屋チェーン」の記事を読んでおもしろいと思いました。以下、その引用です。

 繁盛店は作らない-客の希望はガラガラ店舗-:来店客で賑わう売り場に、行列の続くレジ、BGMや店員かけ声で活気あふれる店内。一般的な小売業ではまさに理想の繁盛店だが、子供服専門店、西松屋チェーンでは、こうした店舗は「問題店」と認識される。

 人のいない店内に無骨なレイアウト、BGMも流れず、レジには係員が1人ぽつんと立つ。そんな味も素っ気もない閑散とした店こそ、同社が目指す店舗だ。狙いは、主要顧客である子ども連れの利便性の追求にある。子育てと家事に忙しい子連れ客にとって、店内の混雑やレジの長蛇の列はストレスにしかならない。このため、出店立地も、来店客が混み合わない場所をあえて選ぶ。仮に店が繁盛し始めれば、近くに新たな店を構えて、混雑の分散化を図る徹底ぶりだ。

 子連れ客から見れば、ベビーカーが通りにくい複雑なレイアウトもありがた迷惑。そのため同社は、店舗の簡素化を追求。無駄な装飾をなくし、ベビーカーでも買い物しやすいように通路はなるべく広く設計するのが基本だ。シンプルな店作りを心がければ、その分、安さを追求することもできる。

 日本一の子供服チェーンの原動力は、反常識の店作りにある。

 このような小売業として、「ドンキホーテ」、「しまむら」「コメリ」などがあります。立地場所、陳列のしかた等小売業のセオリーがありますが、そのセオリーに反して顧客に人気ある店は魅力的です。

 西松屋に行ったことがないのですが、今度ぜひ自分の目で見てみたいと思います。

 

 


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