TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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失業率、7月5.7%となり雇用悪化さらに進む

2009-08-29 15:31:47 | 経営全般
7月の完全失業率が5.7%となりました。バブル経済崩壊後に記録した5.5%を超えて過去最高の数値となりました。有効求人倍率も0.42倍と過去最低を記録しました。失業者は359万人で、昨年秋からの金融危機が深刻して100万人も増えました。

 年齢別に失業率を見ると、25~34歳の失業率が7.1%と高い数値となっています。35~44歳の失業率も4.9%と高い数値となっています。「雇用調整助成金」の対象者は243万人の数値となっています。

 地元群馬県の7月の有効求人倍率は、0.45倍と前月と比較して0.03ポイント赤k氏しました。都道府県では17位となっています。1年前は1.41倍で全国2位だったことを考えると、ここ1年で雇用環境が急速に悪化したことになります。

 1年前の有効求人倍率の数値にみるように、群馬県の有効求人倍率は、常に高い数値で全国上位にいました。そのことから、群馬県の雇用環境はよいと言われたものです。しかし、その実態は、全国一の家電量販店の求人が数値を押し上げていたと言われていました。今の群馬県の数値が、本当の実態ではないでしょうか。

 有効求人倍率が全国2位だか、企業立地件数3位だとか、数値が全国上位だとそれで「よし」とすることに数字の怖さがあります。実態をみると、ある企業の求人が数値を押し上げていたりという実態があったりします。

 統計数値を分析しただけではわからないことが、実際は多いのではないでしょうか。実態を見るためには、現場での実態をしっかり把握することが求められるのではないでしょうか。

 業績の良い企業の経営者は、よく現場を把握していると言われます。雇用環境は悪化しているのは事実ですが、その実態を詳細に把握しているのは、ハローワークの求職相談員であったり、求職者だったりします。

 実態を把握するためには、現場へ現場へといくことが一番です。雇用対策も現場へ現場へと近づき、どんな状況になっているのか、肌で感じることでよい方策が生まれるのではないかと私は思います。



 

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