東芝は、今年夏に、米IBMからスーパーなど流通業向けの情報管理システム事業を買収します。
買収額は500億円超。現在IBMは商品の販売情報を管理する店舗用端末で世界首位です。東芝が買収するにはレジなどのPOS端末事業です。東証1部上場の子会社である東芝テックが買収します。
東芝はPOSシステムを軸にネットでつながる様々な端末を世界規模で抑え、クラウド事業を強化していく方針です。一方、IBMはソフト・サービス業へ経営資源を集中する「脱ハード戦略」を進めており、POS端末事業の売却もその一環です。
この買収・売却がどちらの企業に恩恵をもたらすかは正直分かりません。それぞれの企業が自社の経営戦略に添っての行動です。今後、このような世界規模の買収・売却がますます増加してくるのではないでしょうか。
グローバリゼーションとは、まさにこのような事象のことなのでしょう。
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