あの裸の大将、山下清画伯が描いた「長岡の花火」という名作があります。1949年(昭和24年)の夏、放浪中の旅ではなく、日本一の花火を見るために山下清は長岡を訪れました。その翌年、脳裏に焼き付けた記憶だけで生まれたのが、あの天才的貼絵の技法で描かれた「長岡の花火」です。夜空に描かれた大小の花火だけでなく、信濃川の水面に映る花火、ぎっしりと埋め尽くされた観衆まで描かれています。その山下清が素敵な言葉を遺しています。?「みんなが爆弾なんかつくらないできれいな花火ばかりをつくっていたらきっと戦争なんか起きなかったんだな」
「長岡花火」を通して、「平和」、「幸せ」とは何かを問いかける映画「この空の花」-長岡花火物語-(大林宣彦監督作品・6月から全国上映)のコンセプトにも「世界中の爆弾を全て花火に替えたい?二度と爆弾が空から落ちてこない、平和な世の中であってほしいから・・・」と結んでいる。
(シモツケ)
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