東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

マインドコントロール

2014年02月26日 | インポート

新聞報道によると、安倍首相は「教育基本法の改正に長く手を付けなかったのは、マインドコントロールにかかっていたからだ。」と、国会審議の中で述べたらしい。このところ、「前のめり」な発言が目立っているが、ほんとうにこんな人が首相でいいんだろうか?

マインドコントロールというなら、戦前の「軍国主義教育」こそ、マインドコントロールの最たるものではないか?私たちの先輩の北村小夜さんは、青年部との対談の中で、「鬼畜米英」のポスターを描いた話をしてくれた。家の台所で、肉ひききを見た小夜さんは、アメリカとイギリスの兵隊を肉ひききにかけるという絵をポスターにして、意気揚々と先生に提出したそうだ。「いいポスターだ」と褒められることを期待しながら。10才をこえたばかりの少女に、そんな絵を描かせたのは紛れもなく「軍国主義教育」だろう。

おりしも、今日は2月26日。226事件の日である。いうまでもなく「昭和維新断行、尊皇討奸」を掲げた青年将校が起こしたクーデター未遂事件だ。未遂とはいえ、多くの政治家が殺害され、この事件以後、軍部の暴走が止まらなくなっていく。

今の日本に、また「軍靴の足音」が近づいているのだろうか?そんなことは、あってはならない。


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