東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

18年ぶりの再会

2014年02月19日 | インポート

18年ぶりに教え子と会った。小学校卒業から18年なので、彼らも「三十路」である。こちらは、定年まで、あと少しというところになっている。月日のたつのは、早いものだというのを実感する。大雪になったので、こじゃれたイタリアンに長靴で行くことになったが。

「今は、こんな仕事をしています」「今度出張で、海外に行きます」「2児の父になりました」などなどの近況報告に、「みんな立派になったなあ」としみじみ感じいる。幹事が、卒業アルバムの個人写真を、会場のスクリーンに映し出すという演出をして、当時との変化の大きさや、逆にたっぷり残った面影に、大盛り上がりだった。

一人は、「あのころはやる気がしなくて、ほとんど勉強しなかったけど、高校生になったらいろいろなことに興味がわいてきた」と言う。やっぱり本人がやる気になることが大事なのだ。こうした子どもたちとの出会いは、まさに一期一会、奇跡のようなものだ。その時々に、さまざまな苦労があろうとも、子どもと向き合い、その成長に寄り添うことができるのは、教職員という仕事の宝物である。

学校は、子どもたちの日々の暮らしと成長のための「サンクチュアリ」でもあるはずだ。しかし今学校は、当時のようなしなやかさとゆとりを失いつつあるように思う。教育が「政府の考えを子どもに注入するものだ」といった考えが、恐ろしい勢いで広まっていることを危惧せずにいられない。


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