すべての小中学校に配布されているアイヌ民族副読本が、編集委員に断わりもなく改ざんされた件で、東京教組も撤回するよう署名にとりくみました。
一北海道議会議員のアイヌ民族副読本問題への政治介入に同調してアイヌ文化振興・研究推進機構事務局が行った ①3月27日に全国の教育委員会に「修整・削除」文書を配布して歴史の改ざんする。 ②新たな編集委員会を選任し、来年度から全面改定した副読本を配布する。 ③今年度は副読本は発行しないの方針を決める。などに対して、全国から抗議と撤回要求が相次ぎました。
アイヌ文化振興・研究推進機構は、これらの抗議を受けて7月24日事業運営委員会・8月1日評議委員会・8月2日の理事会ですべて撤回することを決定しました。
署名に協力してくださった皆さんに、全面的に勝利したことを報告します。
このことについて、旭川アイヌ協議会会長・川村シンリツ・エオリパック・アイヌさんは「修正の必要はまったくなく、記述を改ざん・薄めることは許せなかった。今回の勝利は首都圏のアイヌが札幌にかけつけたことも大きい」
東京アイヌ協会・宇梶静江さんは「40年間、行政に勝つことができず悔しい思いをし続けてきた。今回の勝利は本当にうれしいしやはり言い続けなければならないと改めて思った」
ペウレウタリの会会長・石川洋子さんは「札幌まで会の代表として行った甲斐があった。みんなが勝利したといって喜んでくれて本当にうれしい」
レラの会代表・平田幸さん「財団はアイヌを軽んじているが、撤回させることができて本当によかった」と感想を述べています。
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