お笑いコンビ「次長課長」の河本準一さん、「キングコング」の梶原雄太さんの母親の生活保護受給問題のマスコミ報道に、とてもイャーな感じがしませんでしたか?
「不正受給」でもないのに、大々的に家庭の事情、個人情報が暴露報道され、謝罪会見までさせられた挙句に、生活保護を受給しにくくする制度改悪に利用される姿は見ていられない。自民党の片山さつき・世耕弘成参議院議員らの「親族による扶養を生活保護要件にすべき」という主張、小宮山洋子厚労大臣が「法改正」検討する考えを示す、などの流れは貧困の拡大に拍車をかけるものだ。
むしろ、生活保護の対象である貧困世帯で、保護を受けない、申請が受理されていない人々が400万人以上いることのほうが問題ではないだろうか。
生活保護問題対策全国会議のブログには、「報道のあり方や生活保護制度の誤解など,さまざまな問題はありますが,なにより現に生活保護で生活されている方,保護が必要な方が,深く傷つき不安にさいなまれています。」として、DV被害者で生活保護を受けている方が「親族」である加害者に、住所がバレてしまうか心配です。保護が切られてしまうか心配です。名前とか公表されちゃうのかと心配になります。と言った声が寄せられていると書かれています。教育現場でも貧困は深刻な問題です。子どもたちや保護者が、これらの報道や政治の動きに深く傷ついているのではないかと心配になります。
(クレマチス)
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