東京教組(東京都公立学校教職員組合)

教職員のセーフティーネット“東京教組”

アメリカ人監督による原爆ドキュメンタリー

2013年08月02日 | インポート

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8月16日まで岩波ホールで、アメリカ人監督による広島・長崎のドキュメンタリー映画が上映されている。

ひとつは、「ひろしま-石内都・遺されものたち-Things Left Behind」(リンダ・ホーグランド監督)
カナダ・バンクーバーで開催された、広島で被爆した少女たちの遺品を撮影し続ける石内都さんの写真展。写真を通じて石内さんとカナダの人々がヒロシマと向き合う。「なぜヒロシマを撮るのか」「カナダ先住民と原爆の接点」「祖父が原爆製造にかかわっていたと告白する人」など写真に触発された人々の思いを1年間にわたり密着したドキュメンタリーだ。

もうひとつは、「ヒロシマ・ナガサキ―WHITE LIGHT/BLACK RAIN―」(スティーブン・オカザキ監督)
500人以上の被爆者に会い取材を重ね、25年の歳月をかけて14人の被爆者と原爆投下に関与した4人のアメリカ人の証言をドキュメンタリー映画として完成させた。
オカザキ監督は、「原爆投下が戦争を早期に終わらせ、日米両国民の生命を救った」という認識が強いアメリカで、原爆被害の事実と核の脅威を知らせることが自分の役目と考える。
想像を絶する苦悩の体験を語り、人間の尊厳をかけて生きる被爆者から、原子力nuclear(原爆と原発)の非人間性を鋭くつきつけられる。
上映期間中ロビーで「世界ヒバクシャ展」も開催している。

岩波ホールhttp://www.iwanami-hall.com/contents/top.html