日々是好日・スローライフ(寅さんの柴又から発信)

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バ ラ

2010年01月26日 | 文学  コラム・エッセイ

寒さに耐えて

ジーット寒さに耐えて何本かのバラが
花壇に彩を添えていました。

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今日のメモ

投稿こぼればなし     (Mさん)

NHK深夜便から

Mさんは、地方から上京して定時制高校に通いながら
新聞配達をしていた。

夕刊を配り終えると、いつも同じ場所でリヤカーを引いたオデン屋さんのおじさんに出会った。
「お兄いちゃん寒いだろう・・・。ひとつ食べて行きな」
お腹がすいていたので飛びつくようにして食べた。
「おじさん、お金・・・・・・」と言うと、
「お金は要らないよ、兄ちゃんの元気と笑顔が見られれば・・・・」
お金は受け取らなかった。

何度となくオデンをご馳走になったが、やはりお金は受け取らなかった。

定時制高校も6年かかって、やっと卒業した。
そんなある日、オデンのおじさんに今日はお金を払おうと
いつもの場所に出かけた。

おじさんが居ました。
「おじさん学校を卒業した・・よ。これが卒業証書といいながら見せた」
今日はお金払いますと言うと、

よくがんばったねぇ-と言いながら
おじさんはポケットからちり紙を取り出して、お金を包み
「これ、お兄ちゃんへの《卒業祝いだ!!》」
と言いながら・・ポケットにねじ込んでくれた。

オデン屋のおじさんには、お世話になりっぱなしで
1銭もオデン代を払っていない。

オデン屋のおじさんに元気をもらって学校を卒業したようなものです。
昔々の遠い思い出ですが、
寒い季節になると思い出すのです。
            
                              (おわり)
追  想

朝夕にいつも新聞配達の人たちとすれ違う。
この人たちなくしては、新聞が配達できないと思い↑掲載しました。

2009年度
◎ 宅配で 届くぬくもり 活字の重み

2008年度
  ◎  この新聞 読める安心 ささえる宅配


 

 

コメント
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