イーハトーブ岩手の水ブログ

岩手の渓流や三陸の海、みちのく奥州の自然にまつわる出来事や話題を伝えます。更にFM岩手「水のラジオ」の情報も掲載。

甲子川の幸福な2時間

2009年03月30日 | 釣り師の独り言
前夜、盛岡での「百物語の会」で痛飲し、その後自宅でまた
飲んだせいで少々寝坊した。
慌てて時計を見ると午前8時30分・・・これは不味い!
そうそうに釣り支度を整えて次男のハイラックスを借りて一路
釜石の甲子川を目指した。
江刺の町外れで時計を見ると9時30分を過ぎようとしていた。
曇りがちながら風も穏やかで、まさに釣り日和な日曜日。
これは一級のポイントはきっと誰かに先を越されているだろう。
そう疑心暗記しながら、釜石のとある場所に着くと・・・・
餌釣りの方が一人だけ。フライマンの姿は無い。

早速スタイルし、餌釣り師の対岸に下りて挨拶しご了解を頂き
ゆっくりと流れに入ると・・・バシャリとライズ!
時計を見ると午前11時。そこからライズの釣りにはまった。
餌釣り師は釣果がイマイチのようで、竿を置いて僕の釣りを眺め
ていた。面白いようにそこそこサイズのヤマメが釣れた。
餌釣り師は「今日は毛鉤の日だな・・・」と言い残して上流に消えた。

そこに今度は仙台ナンバーのフライマンが二人、下流に入った。
最初「挨拶もナシかよ・・・」とむっとしたが、川全体でライズして
いたのでなんとなく一緒に釣る塩梅になった。しかも対岸から遠慮
しながらフライを流しているので気の毒になった。
それにライズの釣りに夢中になって、誰が入ろうが気にならなく
なっていた。
午後1時・・・計ったようにライズが止まった。
その間2時間、久々に幸福な川の時間を堪能した。

その後は、早々にスタイルを解いて帰路についた。
その途中、遠野食肉センターでジンギスカン用の「上ラム」を購入し
本当に久しぶりに家族全員で晩飯にジンギスカンを楽しんだ。
その後、酒の肴にとキープした中型のヤマメを今シーズン初めて
塩焼きで頂いた。
これが実に美味かった。ありがとう甲子川!