toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「人形姫」 山本幸久

2021年12月25日 | 読書日記

180年続くひな人形工房を継いだ恭平の物語。

恭平は高校時代ボート競技をやっていた縁で、ボランティアで母校のボート部のコーチもやっている。
その関係でボートに関係する場面が色々登場するけれど、現役でボート競技やってる私はちょっとうれしくなる。

物語は大きなテーマがあるわけじゃなくて、後継者問題や主人公の恋愛、ボート部の顧問と弟子の恋愛、ボート部長の進路などサイドストーリ的な話がたくさん集まっているという感じ。
それが却って現実っぽい。
どの話もみんな途中で終わっていて、その後が気になる。。
続編ができるのかな?

山本幸久の中では一番良かった。

ただ、国立大学には「スポーツ推薦」って言うのは無いと思うけど・・・・(少なくとも母校にはありませんでした)。
あえて「国立」と設定する必要は無いと思うし。






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コメント
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