toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「花咲小路三丁目北角のすばるちゃん」 小路幸也

2019年12月07日 | 読書日記
子どもの頃、土曜の午後に「母さんは28年型」って言うアメリカのドラマをやっていた。
学校から帰って、昼ご飯を食べながら見た記憶が有る。
内容は良く覚えてないけど、設定は亡くなった母親が車になっていて、息子と繰り広げるドタバタだったような。。。

この本の主人公のすばるの父親も亡くなって車になっていて、高校を卒業したすばるはその車に住んでいるという設定。
だからすぐに「母さんは28年型」を連想した。

読み始めてすぐ、このシリーズもマンネリか?と思ったけれど、読んでいくとやっぱりそうでもなくて安心。
でも一つだけ気になったことか・・。
私は本条克紀と同じ境遇なんだけど、父親が探し当てて何も言わなければかかわることがなかったと言ってるけど、そんなことはありません。
父親が亡くなると相続の手続きのため嫌でもわかります。
私の場合は、父が生きている間は全く知らなかったけど亡くなった後に存在すら知らなかった妹が相続の手続きのために私を探したことによって、はじめて巡り合いました。
だからこの兄妹も父親が生きてるうちに何もしなかったとしても、巡り合っていたはずです。






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