toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「エミリの小さな包丁」 森沢明夫

2019年10月23日 | 読書日記
いつもの森沢小説と同じく良い人しか出てこない。
沙耶がちょっと毒を持ってるくらい。

お約束通り読み終わってほっこりできる。
これが味わいたくて森沢明夫を読むんだよね。

時系列的にはエピローグに続くプロローグ。
刃物を持った女性が「あの人」の住む家を訪ねていく場面。
ミステリー小説のようなプロローグだけど、こういう場面を書きなれていない森沢明夫らしく、全然臨場感が無い。
パロディにするか、もう少し研究するか、いっそ削除した方が。そもそも表紙のイラスト見ちゃうと在りえない展開だし。

鉄平さんの言葉「せっかくのんびり釣りしてるのに、このもがいちいち釣れたら面倒くさい」。
こんど釣れないときに使わせてもらおう(笑)。





角川書店
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする