toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

「シュレーダーの階段」 小島達矢

2014年02月03日 | 読書日記
全く関係ない物語AとBが少しずつ交互に語られるという私が嫌いなパターンの作品。

物語Aは、誘拐されてしまった女性が監禁先で何とか脱出をしようとする話で、Bはある高校でのいじめの話。
両方とも理不尽で読むのが辛くなるような展開。
お約束で、最後に二つの物語が一緒になるわけだけど、Bのいじめの話は単なる前振りで、本題はこの最後の部分だけ。今までのむかつくいじめの話は何だったの??

しかも、実はBはAの一年後の話で、Bの最後の場面の原因となる話。
物語が交互に語られるのは、Bの話の次にAが続くとどうなるのか・・・と言うところで「実は1年のずれが有りました」と言うオチのため。

技巧に走りすぎです。



双葉社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする