江上剛の作品。
舞台は事実とフィクションを織り交ぜてえがかれている。
経済通はすぐにどれが何をモデルにしているのか分ると思うけど、自然科学が専門で人文系に疎い私には半分くらいしか分らなかった。
どこからどこまでも正義の金融庁検査官の兄と、保身に走る銀行の専務とその部下の弟。
勧善懲悪の時代劇みたいな設定だけど、なかなか面白い展開で最後まで一気に読める。
話の中で時間が前後して、ちょっと分りにくかったりまどろっこかったりするところが多いのが気になるけど、深く考えなくても混乱するほどでもない。
経済用語や銀行の慣習などなじみの無い部分がちょっと理解しにくいけれど、分らなくてもストーリには関係ないので気にせずに読める。
でも、その辺を素人でも理解できるように説明を入れてくれればもっと良かったのに・・
講談社文庫 714円
舞台は事実とフィクションを織り交ぜてえがかれている。
経済通はすぐにどれが何をモデルにしているのか分ると思うけど、自然科学が専門で人文系に疎い私には半分くらいしか分らなかった。
どこからどこまでも正義の金融庁検査官の兄と、保身に走る銀行の専務とその部下の弟。
勧善懲悪の時代劇みたいな設定だけど、なかなか面白い展開で最後まで一気に読める。
話の中で時間が前後して、ちょっと分りにくかったりまどろっこかったりするところが多いのが気になるけど、深く考えなくても混乱するほどでもない。
経済用語や銀行の慣習などなじみの無い部分がちょっと理解しにくいけれど、分らなくてもストーリには関係ないので気にせずに読める。
でも、その辺を素人でも理解できるように説明を入れてくれればもっと良かったのに・・
講談社文庫 714円