toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

四つの嘘

2011年10月14日 | 読書日記
大石静と言う人の作品。
紹介文によるとこの人はテレビドラマの脚本家らしい。

これは女子高の同級生だった4人のうち一人が事故死したのをきっかけに、残った3人が一緒に亡くなった一人の追悼旅行に出かけるまでの話。
誰かの視点で物語が進んで行き、今度は別の人の視点で同じ物語が繰り返されながら少しずつ先に進んでいくと言う手法は、宮部みゆきの模倣犯と同じ。
ただし、こちらは高校時代の回想が間に入るのでいくつもの出来事が同時に語られてゆく。
凝った趣向の場合、企画倒れって事が良くあるけど、これは結構しっかりしている。
流石に本職が脚本家という感じ。

これを読んで分かったことは「女性の友情や行動はすべて打算だったのね。。」


幻冬社文庫 定価686円
コメント
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