toshiの「読書日記」

忘備録を兼ねて読んだ本の感想などを書いています。個人的な感想なので不快に思われたりすることも有るかもしれませんがご容赦。

ためらいもイエス

2011年10月22日 | 読書日記
山崎マキコという全く知らない人の作品。

可も無く不可も無くと言ったところで、今までならあえて感想を書いたりするような作品では無いんだけど、以前読んだ本のことを綺麗さっぱり忘れていたことがあり、防備録代わりに書きます。
タイトルは、文中に歌の歌詞として登場して、主人公が「どんな意味なんだ」と悩むところから付けられていると思うんだけど、たいして重要な場面ではなくそのままスルーしたまま結局明らかにされないので私にも意味が分かりません。
群ようこちっくなコミカルで読みやすい文体で登場人物もみんな面白いし、ストーリーもそれなりなんだけど、まぁそれだけの作品です。
途中、主人公が小学生の頃を回想する場面があり、それで想像するストーリー通りの結末でした。
作者としては伏線の積もりだったかもしれないけど、しっかりネタばれしてます(笑)。
登場人物の中の「青ちゃん」が良い味出してます。


文春文庫 定価657円
コメント
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