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随時随所楽しまざるなし

大先生の処方薬

2015-03-24 03:32:26 | Weblog

 おはようございます。

 大先生は私のことをkodera先生と呼びます。教えていることなど何もなく、ただ単に私をリトマス試験紙のように見ているとしか思えないのにです。自分の説明法の確認と創造性の発揮のために説明しているのだと思っています。

  先生と呼ぶのはやめてほしいとお願いしてもダメなのです。自分で「先生と呼ばれるほどのバカで無し」と言っていた人なのにです。だから私は「何故私を先生と言うのですか。人並みにぼけて、私を父と誤解しているのですか」と聞きました。何と答えたか、分かりますか。「先生と言われるとみんな喜ぶからだ、ボケたわけではない。」と言いました。二人で笑いました。

 大先生はすでに80歳半ばになったのに1時間も電車に乗って私の最寄り駅まで来て、喫茶店で面談しにきます。膝も痛いのにです。昨年足を骨折もしています。そして2,3日で、持参した資料の一部を改善した案を郵送してきます。送られてきたまとめに対する私の感想を聞くために電話をしてきます。物凄く慎重です。具体的な説明資料を作り質問してくるわけです。

 それだけ慎重で自分の結論に対し強い責任感があると思える人なのに、若い時の大学での診療時に処方していただいた薬に関してはかなり大胆なお方だと実は私は思っていました。事実学内でもギリギリの処方をする先生だと噂されてもいたようです。

 以前書いたように肥厚性鼻炎だと町医者から言われていた私の鼻の穴を覗き込み、こりゃだめだ、マキロンでも塗っておけと冗談のようにいいました。そして今治験中の新薬があるが試すか、と言いました。

 当然私はぜひお願いしますと言いました。長い針金のような耳鼻科の道具に脱脂綿をつけ、小瓶の液体に浸し、私の両方の鼻に差し込んで液体を鼻の粘膜につけました。いや痛いのなんの、私はいろいろ怪我をして痛いことも経験したのですが、この時の痛さが人生で一番だったかもしれません。

 不思議なことに、その治療で数年私は肥厚性鼻炎に悩まされず、大学生活を送れました。なお、当時は花粉症は騒がれておらず、肥厚性鼻炎として私の症状はお医者さんが説明してくれていたのかもしれません。

 会社員となりまた鼻炎が復活して、近所の耳鼻科に通いました。とてもうまい先生だと評判でした。1週間に2度ほど鼻に薬を吸入する治療を1か月ほど続け、少し症状が軽くなったと思っても、すぐに悪化し始め、きちんと再発していました。情けなかったです。

 そこで先生に以前大学の診療所で鼻に塗ったしみる薬が効いたけど、治験中と言っていたので今ならないでしょうか、と質問しました。ないと言われ、別の耳鼻科に行きました。そこでも全く同じ症状と治療法でした。今は花粉症がありますが、鼻にワセリンを塗り、花粉症の目薬で何とかしのいでいます。

 今日はここまでにします。

 

 

コメント
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