おはようございます。
大先生の教えだった、副作用のない薬はないと私は小さい時から考えていましたので、大人になって管理職をして、副作用のない指導はないと容易に推測してしまいました。相性で厳しい扱いになり、ますます担当者は力を発揮できなくなります。
精神的に担当者が追い込まれないように、またいろいろな部門を経験させるために、会社は担当者の異動申請を真面目に検討する仕組みがあります。大会社や銀行では、癒着を避ける意味からも3年で移動するのが基本であり、優秀な部下を引き抜かれないようにいろいろ新しい仕事も企画することにもなりました。おまけに各種の緊急プロジェクトの仕組みも各社ごとに名称は違えど、大手企業はそれぞれに適した仕組みがあると私は見ています。
定年後10年経ち、会社に疎くなりました。私の情報はネットだけですし、経験論は古くなりましたが、先生へのアドバイスは現業になりました。集中して考えられています。いろいろな先生の教えや指導を勉強していると、学校でも副作用は大きいと考えられるようになりました。一人を叱るだけで、褒めるだけで個々の生徒さんに良い影響と良くない影響もあると考えています。指導した一人だけでなく、周囲の人、さらに噂を聞いた先生や他のクラスの人にもいろいろな影響があるのだと考えています。極めて複雑性の高い系なのでしょう。
人の噂は75日と言いますが、長いようで短いし、短いようで長く噂が語られることになります。やはり長いと私は考えています。それだけの日数畳み込まれるのだから、噂は怖いです。噂はめぐり巡ってされた本人にも最初にした本人にも影響があるでしょう。レッテルを貼る人にも、貼られた人にもデメリットは下手をすると一生ついて回ります。噂を面白おかしく一回でも語った人の頭脳に、噂話をする可塑性の特性が埋め込まれることにもなります。貼られた人は被害者意識が抜けません。
大先生は講師と助教授時代に大学で診療所の担当医もしていたことがあります。1か月に一回程度だったかもしれませんが。私は先生がしている日を狙って耳鼻科の診療をお願いしに行きました。私は小さい時から鼻づまりになりやすく、肥厚性鼻炎だと言われ、ステロイド系の治療薬を頂いたこともあります。先生にその話をしたら、やめた方が良い、一時は良いが、だんだん効かなくなり、どんどん量が増え、最後は全く効かなくなるだけだ、と言われたことがありました。
大先生は法医学が専門なのに、歯科だろうと耳鼻科だろうと皮膚科、内科、泌尿器科、外科などなどなんでも凄い知識があり、正しい診察をしていたと子供の時から信じていました。先生は実践したことと見たことしか信じていないのに凄かったのです。長くなりましたので、その理由に関する先生の説明は後にします。
今日はここまでにします。