おはようございます。
芸術的な表現に関連しているかいないか分かりませんが、人を説得し納得させるために、分かりやすい表現がとても役に立ちます。お偉いさんやお客様を納得させるために、情報や論旨や結論を分かりやすく表すテクニックがあります。私はそれらをひっくるめてモデルと呼んでいます。
法医学者は厚い鑑定資料を作成するようです。厚い鑑識結果の資料や他の人の鑑定資料を短時間に読み、短期間に自分の鑑定資料にまとめあげることになるようです。国語の能力や本を書くような能力が必要になるようです。
しかも、他人が書いた他のたくさんの資料に書かれたいろいろな情報や判断に少しでも矛盾があると難しい裁判になり、判決が出ても上告し裁判の審議のやり直しが起きると私は理解しました。 他人の資料を引用するわけですが、できるだけ正確に関係者が納得しやすいようにまとめなければいけません。
自分の結論はそれぞれが専門ではない領域についても言及することになります。法医学ですと医者などの他の鑑定者や裁判の判事、検事、複数の弁護士などなどです。時には世論の代表者のようなメディアの人もです。要するに鑑定や人に関する素人に納得させなければいけません。
商品企画会議資料つくりや審議を思い出してしまいます。商品企画や取締役会議に必要な資料つくりを若い時、20年近くしていた私はいろいろな表現方法を必要に駆られて使い、それらはいろいろな場面でそれぞれが有効であることをしっていました。法医学に必要な表現方法は商品企画の説明資料や取締役会の説明資料や創造性の開発によく似ていると思ったわけです。分かりやすいモデルのような表現が説得に必要なのでしょう。
今日はここまでにします。