創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

欲深い男

2015-03-14 04:10:28 | Weblog

 おはようございます。

 私は、欲深い男でしたし、今もでしょう。良い点数をとりほめられたいから勉強できた、勝ちたいからつらい練習をたくさんした、可愛い子供にもっとおいしいものを食べさせたいから良い仕事をしてお金がもっと欲しかった、などなど私の今に欲望は役立ったかもしれません。むしろ、欲は生きている限り人について回るし、上手く乗りこなせば役立つ心情だろうと思えるようになりました。

 でも、欲は一歩間違えると限度がありません。拒食症の一つの理由にエレベータ症候群と言うべき心の病があるでしょう。もっとスマートになり彼氏彼女に好かれたいなどは典型的な理由でしょう。勉強ができるようになり親に好かれたいので食事が満足にできなくなる事例もあるようです。もっと好かれたいは危険な感情だと加害者側や被害者側で言えそうです。

 欲が高じるとその欲を満足させられない対象に怒りが向かい、改善できないと誰かを恨むことになりかねません。親や子は身近です。彼氏彼女も夫婦の間も身近です。身近な弱い人に自分の欲を満足できない恨みの矛先が向かうこともあるでしょう。絶望すると自分や他の人の死を望みかねません。新聞でもたくさん解説されています。でも今まではここどまりと考えられていたかもしれません。通り魔もテロも。

 最近、この領域を超えた動機があると私は感じています。社会のひずみがひどくなったと言えるし、あらゆる情報や現象が子供たちの感情を茹で上げているのかもしれません。それはしてみたいからした、と言う子供の動機説明です。今までの対策は無力かもしれません。私は、世の権威すら解説できていないように思えてしまいます。ただ恐ろしいです。

 自殺や人を殺めることは建前ではできないと信じられてきたはずです。裁判も動機の解明が重要な要件でしょう。しかし、好きですると言われると動機は外からは分かりません。被害者やその周囲の人は対応不可能のように思えます。

 欲がなければ向上は難しい、しかし、欲で人を殺める人を止める手段は分からないでは立つ瀬がありません。今されんとしている道徳教育はこの領域の問題に無力かもしれません。先生は南無阿弥陀仏と唱える以外なにもできない、では創造性自慢の名折れです。ここからが勝負です。新年度に挑戦したいテーマが増えました。欲深い男です。私も困った者です。

 今日はここまでにします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする