創造性の開発 新規商品を企画しよう

新規商品企画の成功学
求むる所第一義
随時随所楽しまざるなし

要件の見落とし

2015-03-07 04:01:37 | Weblog

 法医学者の先生は何故重要な要件を見落とすか本の最初にまとめて簡単に言及しています。それは凝り固まった信念から生じることがあり、雑多な周辺事実のものを切り捨て、誤った結論へとつじつまを合わしてしまうと言っています。会社の提案書ならこれで必要十分条件を満たしているような気がしますので、だから私はこうすると続けることになるでしょうが、教育がテーマですので、法医学者の先生のありがたい言葉を少し解析してみたいと思います。トヨタの品質管理のように何故、何故とやってみましょう。一部の人には蛇足でしょうが。

 凝り固まった信念は何故生まれるかと上司に問われたとします。私なら、次のように答えます。法医学者はまず男性です。しかもありがたい大学の教授クラスの人が多いでしょう。給料は安い上に臭い、汚い、危険な3K職場の長でしょう。もともと正義感に溢れた信念を持っている人なのでしょう。そのような人は自信がありすぎになりがちで不思議ではありません。

 何故周辺に存在する重要なものを見落とすか、です。法医学者の先生は日本に少ないのでしょう。3K職場を目指す学生など金の卵ならぬ希土類の人です。教授になったらその大学のその分野のお山の大将です。お山の大将に異論をはさむ人は周囲にはいません。自分の感性や判断はいつも大学内で正しいため、周囲に目を光らせる必要はなく、周囲を見る能力が衰えているのでしょう。目だけではなく目から入った情報がどこかで消えてなくなってしまうのでしょう。

 誤った結論判断に何故まっしぐらに行くのか、それは知識がありすぎてその知識に振り回されて、都合の良い知識が綿あめのように、一つの仮説の周りにまとわりついて立派な論を展開できるのでしょう。このような状態の人にアドバイスするのは大変です。ここはケセラセラです。そのお偉いさんに綿あめだと言って、心棒から反論して、もし納得してくれたら良いし、納得しなけらば三十六計逃げるに如かずです。私は子供の時から今までこれで逃げ足が速かったのだと納得できました。逃げ足は一番大事です。

 今日はここまでにします。

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