大晦日の「ふ～助」

お正月の買いものに出たついでに、年越しそばを食べてきた。

カウンター席について店内を見渡すと、店主と臨時のスタッフも含め５名で忙しそうに営業している。
限定メニューを見てみると冷たい蕎麦と温かい蕎麦だけで、天ぷらなどはやっていない。
駄目もとで熱燗は出来るかと尋ねたところ、出してもらえることに。さらにアテの鰊棒も

　

まずは蕎麦前をいただく。これは前に飲んだ「銀嶺 立山」とちょっと違うようだが、
上手に燗がついた酒はなんて旨いんだろう。鰊も本当に塩梅がいい



飲んでいる間にも、お客がひっきりなしに出入りし、予約注文のお持ち帰りをさばいたりして、店は大繁盛の様子。



おろしそばを注文してあったが、「もうお出ししていいでしょうか」の思いやりの一言や、

　いつもと変わらぬそばの味に妙に納得してしまう。




やはり、この店はいい　稼ぎ時とばかりに手の抜いた蕎麦を食べさせられては一年の〆にならないから。



そば湯をいただき、といってもあまりゆっくりしていてはお店の邪魔になるというもの。
お礼を言って早々に店を後にしたが、深夜（10：00～2：00）も年越し営業するそうだから、一体いつになったら休めるのか
お疲れ様。　さて、私たちは家に帰って、借りてきたDVD(LOST season1)でも観ながら、飲み始めるとするかな

大輪トキ草

友人の奥さんからいただいたアートフラワー。前回にも増して細かな細工が素晴らしい。
大掃除も無事済んだので、お正月を迎える準備として玄関に飾ることにしよう。

それでは皆さん、今年は色々ありがとうございました。　よいお年をお迎え下さい

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　トラっち。

「らーめん三吉」昭和区

大掃除に一区切りをつけ、今年の〆のラーメンを食べに行ってきた


12時を回っていたので駐車場も満車、店の外には待ち人も見える。
しばらく待って空いたところに入れ店の中に入ると、「いらっしゃいませ」の威勢のいい声に迎えられて、
カウンター席へ案内された。
カウンター以外にはベンチ席が一つあり、親子3人が微笑ましく並んで食べている


注文は新発売・冬季限定のバーニングみそ930円と、にんにくじょうゆ790円それに青じそギョウーザ450円とした。
（ランチタイムなので、ギョウーザは100円引きとなる）



「お待たせいたしました」の大きな声と同時に、バーニングみそが出てきた。



スープをまず飲んでみると、とても複雑な味わいがあり、唐辛子・にんにくも入っており、冷えた体を温めてくれる。
麺や白菜との相性もいいようで、とても美味しい。チャーシューは薄いが旨みがある。



ツレのにんにくじょうゆには、焦がしたにんにくが結構たくさん入っている。
初めての味だが、これはこれで旨い。麺はみそのものより細いものを使用している



青じそギョウーザは、チーズは入っている割りにはアッサリとして食べやすい。





メニューには定番ものからオリジナリティあふれた創作らーめんが何種類もあるので、何を選ぶか迷ってしまうほど。
それに店員の挨拶・愛想もいいので、また来ようと思う。　心から「ご馳走様でした」



さて元気を貰ったし、やる気も出たので、大掃除の続きに取り掛かることにするかな　

「一ノ蔵」

先日車で偶然店の前を通りかかって、飛び込んだのは「リカーショップ　OHTAKE」。



何か良さそうな酒をと見渡して、気になったのが宮城県産のこれ。
本当は「燗上がり」の名前がついた「一ノ蔵」がよかったのだが、限定商品と書いてあったので購入2100円。



「景虎」と比べてみると、「一ノ蔵・手作り純米酒」にはシャンパンゴールドのような色が付いている。
なにやら味も感じるが、うまく表現できない。熟成純米酒をマリアージュしたという結果からだろうか。
間違いなく飲みやすいのは明らかに「景」の方だが、こちらは濃い味の料理に合うかもしれない






本日の肴

茄子の煮浸し


辛子明太子



ところでドクターから指導を受けたので、日本酒はちょっと控えようと思っている　　（正月に大吟醸を飲んでから）

「そば八」滋賀県長浜市

先日長浜の『黒壁スクエア』へドライブに行ったときに、近くでそばを食べた。実はこちらの方が目的だったりして。


「牛まん」420円（近江牛を使用したスキ焼入り肉まん）を試食しながらガラス館などを散策していたが、時雨れてきたのでちょっと早めに店へ。

　

店内は思ったより広くて、どこへ掛けようか迷ってしまったが、年期の入った無垢のカウンターへ付いた。


「発芽そば」という見慣れない言葉を見つけて聞いてみたところ、そばの実を発芽させたもので、普通のものより香りもよくモチモチとしていると店員が教えてくれた。そこで発芽そばを使った通いそば（３枚）1400円と十六文そば1140円さらに焼鯖すし500円を注文してみることに。それに体が冷えていたので、熱燗も


お茶と共に出された「そばかりんとう」はちょっと甘くてアテになりそうもないので、「わさびみそ」を頼もうとしたところ、サービスしてくれるとか

　



さて、注文した通いそばは３枚のざるをツユ（この店ではツユを関東風と関西風が選ぶことができたので、辛めの関東風をチョイス）、辛味大根おろし、とろろ（自然薯）の３種類の味で変化が楽しめるというもの。




発芽そばはコシがまずまずあって美味しいと思うが、新そばを越えるほどの香りはなかったような。最初の一枚は普通にツユでいただき、次の一枚はとろろで、最後に辛味大根で食べたが、この辛さは尋常ではなかったので、元のツユに戻した。全体的にはボリュームもあって、まあ満足かな





ツレの十六文はわんこそば風で、かき揚げ・玉子焼き・なめこ・大根おろし・とろろが載っている。冷めたようなかき揚げだったが、エビが入っていて美味しかったようだ。５種類とはいえ、ちょっとボリューム感に欠けるかな。





意外と美味しかったのは、焼鯖すし。焼いてなかったらきっと注文もしていなかったと思うが、鯖が苦手なツレにも好評だった。


結果、観光地の蕎麦屋としては風情もあってお勧めだが、わざわざ行くほどのこともないような・・・

「七里庵」の味噌煮込み2nd

先週隣の客が食べているのをみて、どうにも堪らず食べに行ってしまった。


11：30頃に入ったが先客は3名のみ、前回と同じ席に座り味噌煮込みそばランチ800円を注文。



今度もほとんどの客が味噌煮込みそばを食べているのをみると、ここが蕎麦屋だったのを忘れてしまいそう


さて、BGMのジャズを楽しんでいるうちに、「熱いですから、お気をつけ下さい」と店主が声を掛けながら運んできた。

グツグツと煮立った土鍋からは、湯気と共にいい匂いがしてくる。
太麺を皿に取ってよくみてみると、黒っぽい蕎麦の粒が確認できる



レンゲでスープをかけモグモグと頬張る。「こっ、これは」以前より数段固くなっている。まるで山本家のもののようだ。
出汁の効いたスープも本当に美味しい。この店は味噌煮込み専門店でもやっていけるのではと思ってしまう程だ　



ツレも固めの味噌煮込みそばに感動したようで、手を止めるたびに「美味しい、美味しい」と絶賛している。
この店で蕎麦は食しても、味噌煮込みを食べたことがない人には是非試してもらいたい。絶対にお勧め　



単品で的矢カキ入り煮込みそば1250円もあったが、個人的にはエビ天入りを一半鍋で食べたい

「慈庵」のメニュー9th

店主のブログに味噌そばの案内があったので、行ってみることにした。
味噌そばは池下以来だと思うから、ちょうど一年ぶりになるかな。



開店に間に合うように行ったが、階段には先客が3名。これじゃ、お腹に入るには30分後だな



おとなしくテレビを見ながら待っていたが、その間に次々と人が入ってきて待ち席も一杯になった。
皆さんクリスマスのイブイブだというのに他へ行くところはないの。私たちもそうだけど



さて、味噌そばだが、どう表現したらいいのだろうか。自分のボキャブラリー不足を感じる



自家製かと思わせる豆味噌とトマトの酸味がとても合っていて絶妙のハーモニー。
そこに鷹の爪のピリ辛さが加わり旨さを引き立てている。それに鶏チャーシューの黒胡椒も、
いつもより柚子が効いたメンマも、さらに水菜さえも絶妙のバランスで一口一口に変化を与えてくる。
麺は平打ちが最初からチョイスされているのがうれしい。



帰るときまで客足は絶えなかったので、「ご馳走様」以外の会話もできなかったが、本当に美味しかった。

また来年もよろしく

「ラク亭」東区2nd

冬季にやっていると聞いていたタンシチューを食べに行ってみることにした。


年期の入ったドアを開けて入ってみると、先客は１家族のみ。
少し離れたテーブルに着いて、壁の貼紙を眺めてみると、新鮮カキフライ900円とあるので一品は決定。
当然もう一品はタンシチュー1600円を注文するも、また売り切れとか
そこで前にも食べたスカロップ900円（トンカツにデミグラスソースをかけたもの）として、ライス２つをオーダー。



先客のテーブルに運ばれていくオムライスを横目で見ていたら、店の奥さんが「一度食べてみて」というので、
名物のオムライス800円に変更した。

店主一人でやっているのだろうか、先客５人分の品が全て出るまでかなり時間がかかる。





やっと出てきたのはオムライス。温かいうちにと一口食べてみるが、これがとても旨い。
どこか懐かしくて、でもどこかで食べたような味でもない。確かに評判の逸品だと思う。


カキフライは揚げたてだから、不味かろうはずはない。大き目のものに自家製のタルタルソースをたっぷり付け
頬張ると、サクサクの衣の中からジューシーなエキスが口の中に溢れ出る。





スカロップは、相変わらず旨い。これもかなり大判なのでこの３皿で二人とも満腹になった。






常連と思われる家族連れ２組が入ってきたので、その注文を聞いているとオムライス、カレーライス、
果てはラーメンに、大盛りチャーハンまで多種多彩。もちろんエビフライや味噌カツも。



次は何を食べるか、それまでには決めておこう。

「大須２丁目酒場」中村区名駅

12月20日（夜）

今年12月12日にオープンしたばかりの店で知人と忘年会をやってきた。
料理は12品の忘年会コース2300円（税込）を、当然飲み放題2時間1029円（税込）付きで予約済み。
４名以上なら送迎無料となり、合計3329円はとても安い


18：30迎えのワゴンが約束通り到着していた。車外に「昭和食堂」と書かれてあり、ちょっと恥ずかしいが乗り込む。
どうやらこの店は「昭和食堂」の系列店のようだ。師走の街を30分ほど走り、お目当ての店に到着。

看板の横には古い映画のポスターを見つけ思わずシャッターを切る





店内は高さ２ｍ位の板塀のパーテーションと暖簾で個室風になっていて、気兼ねなく飲めるのはうれしい。

まずは生ビールで乾杯して、宴会の始まりだ。　


料理は運ばれてきた順に掲載。
　

　

　

　



もちろんその間にビールのお代わりを何度も呼び釦で頼んだが、愛想のいい店員がすぐに持ってきてくれる。
沢山の種類を誇る焼酎はセルフだが、好きなものどれを飲んでもいいようだ





車が遅れているとの店側の理由で10分ほど延長したが、もちろんその間も飲みっぱなし。
料理は値段相応だが、帰りは新車のアルファードでゆったりとできたし、気持ちのいい対応に大満足



「いつでも飲み放題」（ドリンク飲み放題はコース料理を注文しなくても利用可能）がキャッチコピーのこの店は、
525円出せばさらに60分の延長もできるというシステムもあり、呑兵衛にはとてもありがたい。

「遠慮せんとガンガン飲みや、どえりゃ喰いや!」

「讃岐製麺」昭和区

金山に用事があって行ったとき、偶然見つけた店へ先日行ってきた

大垣共立銀行高辻支店の東隣にあるその店の名前は、「讃岐製麺」。「讃岐うどん・丸亀製麺」の略ではない。
外観はまるで「丸亀」そのものだが、店内にはセルフの流れが誰にも分かるように丁寧な説明書きがある。


釜たま（大）380円、ツレは釜揚げ明太子うどん480円、それに鶏の天ぷら130円とちくわ天120円といか天120円を
注文した。釜揚げ関係はプレートを貰い勘定を済ませ、席についてしばらく待つと店員が運んできてくれる。


空いている席を教えてくれたり、子連れの客の盆を持ってくれたりするフロアー係がいるのが親切だ。
席も「丸亀」より広くてくつろげそう


さて、UDONが運ばれてきた。　


釜たまの玉子の溶き方がちょっと雑だが、生醤油を一回りかけてかき混ぜれば何の問題もない。
麺はコシがあるというより、モチモチとした感じかな。冷やしで食べてみれば違う印象かもしれない。





ツレの注文した釜揚げ明太子がとても旨い。言ってみれば明太子スパゲッティのうどん版だが、これはクリーンヒット





揚げたての天ぷら3品もサクサクしている。讃岐うどんの店ではいつもちくわ天を頼んでしまうのは何故だろう


ちなみに「丸亀製麺」とは全く関係ない東京の会社だそうで、中部地方の第1号店とか。


油代が高くて漁師が船を出せないとか、バイオ燃料に使われて小麦が高いとか言われて様々なものが値上がりした。
しかしガソリン代がそれ以前よりも安くなったというのに、一旦上がったラーメンなどの価格は元に戻っていない。
北風と共に不況の風が急に吹き出した今、安くて満足できるこんな店に頑張ってもらいたい。