元しばたの郷土館館長の日下龍生さんが10月8日、満76歳でお亡くなりになった。
しばたの郷土館館長として柴田町史・通史編2冊、資料編3冊の編纂をされた功績は
筆舌に尽くしがたいものです。町史は、今も柴田町の歴史のバイブルとなっています。
今日、お別れ会が催された。喪主の挨拶文
昭和56年9月上旬発行の季刊天文誌「星の手帖」‘81秋号に天文史研究家の斉藤国治さんの
「明治20年(1887)本邦初のコロナ観測」が掲載されました。
明治20年(1887)8月19日の皆既日食の経路に専門家、一般人の観測報告が示されています。
宮城県南部に一般人の観測地があり、柴田町ではないかと著者の斉藤さんに連絡したところ、東京天文台
の図書館で調べ、入間野村(現柴田町槻木)での観測報告が見つかり史料が送られてきた。
観測者の子孫の方、観測場所等を調べようと町役場、小学校、寺院等で聞き取りをしていました。
柴田町の町史編纂室の日下龍生係長を訪ねるようアドバイスを受け、昭和56年12月16日(水)昼頃
役場のプレハブ小屋風の編纂室に伺いました。
それ以来のお付き合いです。
明治20年の日食については、柴田町史・通史編の一節に掲載されています。
その後、管理人の趣味の地図コレクションで明治初期の柴田町周辺の地図(迅速測図、正式測図)等
を入手、しばたの郷土館へ持参し地図を見ながら柴田町の歴史を教わりました。
これがきっかけで柴田の歴史にどっぷりとつかりました。
日下さんが文化財保護委員を辞める、後任は管理人と指名し、現在も続いています。
最近は、年数回しばたの郷土館で会っていて、体調のことなど聞いていました。
未だ未だ伺いたい事が沢山あり、残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
合掌